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第六章 家族と暮らす
95 おやつはみんなで食べるもの 成人
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「ミルクプリン、残りの三つはこちらで味見していいんですか?」
お盆にミルクプリンを三つと一口カステラが山盛りのお皿、お茶を三つ乗せた広末が言った。
「え、あ、もちろん。私はいつでも食べられるので、成人さまの分だけ……え?三つ?」
「昭午の」
「え?俺?」
「うん」
「え、いや、あの、俺は護衛なので」
「知ってる」
あれ?さっき護衛ですって名前を教えてくれたよね。俺、ちゃんと聞いてるよ?
「あの、護衛も一緒におやつを食べるのですか?」
灯可がびっくりしてるけど、なんで?
「だって、おやついるでしょ」
「あ、はい。おやついります」
だよね。みんな、お腹空くのは一緒だし。
じゃあ行こう、とお盆を持とうとしたら、昭午がさっと手に持った。
「あの、お持ちしますけど、その、本当に俺の分もあるんですか」
「何でないの?」
ぶふ、と村次の笑う音。
「護衛が一緒におやつ食べてるのは、うちの家くらいのもんなんだよ」
「ええ?」
「護衛が、護衛対象と一緒におやつ食べてお茶飲んでほっこりしてる間に襲われたら、護衛できないだろ」
うーん、そう?おやつ食べてても、護れたらいいんだからいいんじゃない?
「あれ、納得してない感じ?城では常陸丸や力丸も一緒に食べてないだろ」
「緋色のアイスクリーム、常陸丸が食べてた」
「食べてんのかよ」
「うん」
「うーん。まあいいや。あ、灯可さまの護衛の人、そんな訳で食べてってください」
「…………」
昭午が灯可を見る。灯可がうんと頷いた。
「ありがたく頂戴致します」
昭午が頭を下げて、
「あ、でもミルクプリンはたくさんの方に味見してもらったら……」
と、灯可がミルクプリンを一つ置いていこうとする。
「じゃあ、緋色に渡して行こ」
「殿下には甘いんじゃないか?」
「常陸丸と乙羽が食べるよ」
「結局、常陸丸が食べるのかよ」
「ほら、おやつの時間が遅すぎると夜ご飯が入らなくなるから早く行け。俺たちもミルクプリンを頂くから」
広末に促されて厨房を出た。先に緋色の執務室に行こうね。
「ご挨拶をしなくてはならないので、是非ご案内をお願いします」
うんうん。
灯可は礼儀正しいなあ。偉いなあ。
灯可来たよって緋色にお知らせしに行こう。一緒におやつ休憩しなかったから、ちょっとお顔を見に行けるのは嬉しい。
お盆にミルクプリンを三つと一口カステラが山盛りのお皿、お茶を三つ乗せた広末が言った。
「え、あ、もちろん。私はいつでも食べられるので、成人さまの分だけ……え?三つ?」
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「え?俺?」
「うん」
「え、いや、あの、俺は護衛なので」
「知ってる」
あれ?さっき護衛ですって名前を教えてくれたよね。俺、ちゃんと聞いてるよ?
「あの、護衛も一緒におやつを食べるのですか?」
灯可がびっくりしてるけど、なんで?
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「あ、はい。おやついります」
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うーん、そう?おやつ食べてても、護れたらいいんだからいいんじゃない?
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「食べてんのかよ」
「うん」
「うーん。まあいいや。あ、灯可さまの護衛の人、そんな訳で食べてってください」
「…………」
昭午が灯可を見る。灯可がうんと頷いた。
「ありがたく頂戴致します」
昭午が頭を下げて、
「あ、でもミルクプリンはたくさんの方に味見してもらったら……」
と、灯可がミルクプリンを一つ置いていこうとする。
「じゃあ、緋色に渡して行こ」
「殿下には甘いんじゃないか?」
「常陸丸と乙羽が食べるよ」
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「ほら、おやつの時間が遅すぎると夜ご飯が入らなくなるから早く行け。俺たちもミルクプリンを頂くから」
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