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第六章 家族と暮らす
120 五月の誕生日会 成人
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「五月の誕生日の人は、村次と東那、茉璃と見可です。おめでとう!」
「おめでとう!」
「おめでとう!」
俺が紹介すると、おめでとうの声と拍手が響いた。
「ありがとうー!!俺、七歳になったよ!」
うちに着いたときから、嬉しくて堪らないって顔をしてた見可が、大きな声でお返事をして、皆、ますますにこにこになった。
「おお、大きくなったなあ。見可さま、これは九条のじいじからのプレゼントじゃ」
「わあ、ありがとう。大きい飴だ!兄上、一口もくれなかったから、俺も欲しかったんだ。利胤さま、ありがとう」
「おお。お礼も言えて偉い。見可さまはええ子じゃなあ」
じいじが、大きな渦巻きの棒付き飴を見可に渡して頭を撫でた。見可は喜び過ぎてぴょんぴょん跳んだ。
灯可、先月もらったプレゼントの飴、一口もあげなかったんだなあ。見可が、欲しい欲しいってたくさん言ったらあげちゃうかと思ってた。
「まあ、すみません、利胤さま。皆様も。うちの子達がお世話になっております。私までこのように祝って頂いて、ありがとうございます」
茉璃がゆったりと頭を下げる。
「母上も五月が誕生日だよって、成人さまに教えてあげたんだ」
「教えてくれてありがとね、見可」
朱可と茉璃も誕生日会に誘ったって緋色が言ってたから、先に分かって良かった。
この前、灯可と一緒に俺の部屋に遊びに来た見可が、たくさんお話して帰ったんだよね。いっぱいいっぱいお話してたなあ。灯可と二人で、うんうん、うんうんって頷いてたら、あっという間にお別れの時間だった。見可はいつも元気一杯だ。
「これ、俺からプレゼント」
「やったー。兄上とおんなじ。成人さま、ありがとう!」
灯可にあげたのとおんなじに見えるけど、柄が違うんだよ。間違えないように、違う柄にしたオルゴールの宝箱。見可は、灯可のこと大好きだから、おんなじの欲しいもんね。上等だから大事にしてね。
「茉璃もおめでとう」
「まあ、私まで?成人さま、ありがとうございます」
茉璃には、いい匂いの髪の毛の美容液。大きいのは高いから小さいお試しサイズだけど、ちょびっとでよくのびるから、使ってみてね。
「東那、おめでとう」
「あいがとうごじゃいましゅ、成人しゃま」
顔を見て、口を大きく開けてしゃべる。
東那は、あまり耳が聞こえないらしい。大きくなってから、少しずつ聞こえなくなっていったんだって。でも、口の形を読んでこちらの言ってることは分かってくれるし、東那の言ってることも分かるから問題ない。うちに来たときは全然しゃべらなかったけど、何言ってるか分かるよって言ったら、だいぶしゃべってくれるようになった。嬉しい。
一ノ瀬に生まれて訓練してたから気配も読めるけど、一ノ瀬の仕事はやっぱり難しかったから、四月からうちの使用人になった。十六歳だから、俺より年下。たまに一緒に掃除してる。
お昼ご飯の時やおやつの時に自分の湯飲みを持ってなかったから、金魚の柄の湯飲みをあげた。
「村次、おめでとう」
「うん。ありがとう、成人。やっとだ。やっと十八だ」
「うん、うん!」
十八歳だ。調理師免許が取れる!ずっと頑張ってたから、村次ならきっと受かる。
俺はプレゼントを渡しながら、うんうんと頷いた。
「手拭い?金魚が泳いでるな」
「そう」
「これ、試験の時に持っとくな」
「うん」
今日も皆、にこにこで嬉しい。今月も誕生日会ができて良かった!
「おめでとう!」
「おめでとう!」
俺が紹介すると、おめでとうの声と拍手が響いた。
「ありがとうー!!俺、七歳になったよ!」
うちに着いたときから、嬉しくて堪らないって顔をしてた見可が、大きな声でお返事をして、皆、ますますにこにこになった。
「おお、大きくなったなあ。見可さま、これは九条のじいじからのプレゼントじゃ」
「わあ、ありがとう。大きい飴だ!兄上、一口もくれなかったから、俺も欲しかったんだ。利胤さま、ありがとう」
「おお。お礼も言えて偉い。見可さまはええ子じゃなあ」
じいじが、大きな渦巻きの棒付き飴を見可に渡して頭を撫でた。見可は喜び過ぎてぴょんぴょん跳んだ。
灯可、先月もらったプレゼントの飴、一口もあげなかったんだなあ。見可が、欲しい欲しいってたくさん言ったらあげちゃうかと思ってた。
「まあ、すみません、利胤さま。皆様も。うちの子達がお世話になっております。私までこのように祝って頂いて、ありがとうございます」
茉璃がゆったりと頭を下げる。
「母上も五月が誕生日だよって、成人さまに教えてあげたんだ」
「教えてくれてありがとね、見可」
朱可と茉璃も誕生日会に誘ったって緋色が言ってたから、先に分かって良かった。
この前、灯可と一緒に俺の部屋に遊びに来た見可が、たくさんお話して帰ったんだよね。いっぱいいっぱいお話してたなあ。灯可と二人で、うんうん、うんうんって頷いてたら、あっという間にお別れの時間だった。見可はいつも元気一杯だ。
「これ、俺からプレゼント」
「やったー。兄上とおんなじ。成人さま、ありがとう!」
灯可にあげたのとおんなじに見えるけど、柄が違うんだよ。間違えないように、違う柄にしたオルゴールの宝箱。見可は、灯可のこと大好きだから、おんなじの欲しいもんね。上等だから大事にしてね。
「茉璃もおめでとう」
「まあ、私まで?成人さま、ありがとうございます」
茉璃には、いい匂いの髪の毛の美容液。大きいのは高いから小さいお試しサイズだけど、ちょびっとでよくのびるから、使ってみてね。
「東那、おめでとう」
「あいがとうごじゃいましゅ、成人しゃま」
顔を見て、口を大きく開けてしゃべる。
東那は、あまり耳が聞こえないらしい。大きくなってから、少しずつ聞こえなくなっていったんだって。でも、口の形を読んでこちらの言ってることは分かってくれるし、東那の言ってることも分かるから問題ない。うちに来たときは全然しゃべらなかったけど、何言ってるか分かるよって言ったら、だいぶしゃべってくれるようになった。嬉しい。
一ノ瀬に生まれて訓練してたから気配も読めるけど、一ノ瀬の仕事はやっぱり難しかったから、四月からうちの使用人になった。十六歳だから、俺より年下。たまに一緒に掃除してる。
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「うん。ありがとう、成人。やっとだ。やっと十八だ」
「うん、うん!」
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俺はプレゼントを渡しながら、うんうんと頷いた。
「手拭い?金魚が泳いでるな」
「そう」
「これ、試験の時に持っとくな」
「うん」
今日も皆、にこにこで嬉しい。今月も誕生日会ができて良かった!
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