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第七章 冠婚葬祭
92 衣装合わせ 成人
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「きゃあ。成人さま!とてもお可愛……んん。素敵です!」
衣装室の仲良しの祈里が、にこにこと俺に言う。
ん。そお?
うん。
ちゃんとした服なのに着やすいし、赤色が薄く裾の方に入ってて、俺もこれ、好き。好きなんだけど、何で俺、結婚式の衣装みたいなの着てるの?
「うん。いいな」
緋色も格好良いね?いつも格好良いけど、もっと格好良いね!緋色のは、俺みたいに裾が長くなくて、腕の所に赤色が薄く入っている。全体の色は白で、何か綺麗な白のきらきらする刺繍が入ってて、結婚式って感じがする。
うん。なんで?
「緋椀さま。とてもお綺麗です。もう少し、この腰の辺りを摘んで裾が広がるようにしてもよろしいでしょうか」
「いや。このままでいい」
「そう言うな、緋椀。専門家がそちらの方が似合うと言うのだから、してもらったらどうだ?」
「……だって、作治さん。このデザインも何だか女性っぽいのに、そんなことしたらますます……」
「そんな事は無い。俺の伴侶は、いつだってとても凛々しい」
「そ、そんなことで、誤魔化されるとでも……」
「少しだけ。少しだけ、どうなるか見てみるのはどうだ?」
むー、とした顔の緋椀の腰を、作治がぐって抱いた。緋椀の服は、俺よりもっと裾が長くて、その裾がふわりとして見えた。綺麗。とても緋椀に似合う。そして二人がくっ付いたら、刺繍やほんの少し入ってる薄い桃色が、何だか良い感じに重なってる。
おお?お揃い?いいなあ。いいなあ!
俺も、緋色のとこにぴたりとくっ付いてみた。んー?赤色、重ならないね。
「どうした?」
緋色が俺を抱っこする。
おお?
おおお!
緋色の腕の色と、俺の緋椀より短めの裾の色が重なった。
俺のお揃い、あったー!
ふふ。ふふふふ。
「ん?なんだ?」
「緋椀と作治、お揃い」
「おお」
緋色も、くっ付いてる二人を見て、にやって笑った。
「涼乃絵、見事」
「ふふふ。気付かれましたか?この子達が様々な意見を出してくれましてね。もう、楽しくて楽しくて」
衣装室の室長、五条涼乃絵が、ころころと笑う。涼乃絵ののんびりした話し方、とっても好き。のんびりして見えるのに、仕事はとても早いんだよねえ。不思議。
「俺たちもお揃い!」
「ん?」
俺が下を向いてるから、緋色もそっちを見て。
首を傾げてから、鏡の前に移動した。
「ははっ。これはいい」
ね?いいでしょ!
衣装室の仲良しの祈里が、にこにこと俺に言う。
ん。そお?
うん。
ちゃんとした服なのに着やすいし、赤色が薄く裾の方に入ってて、俺もこれ、好き。好きなんだけど、何で俺、結婚式の衣装みたいなの着てるの?
「うん。いいな」
緋色も格好良いね?いつも格好良いけど、もっと格好良いね!緋色のは、俺みたいに裾が長くなくて、腕の所に赤色が薄く入っている。全体の色は白で、何か綺麗な白のきらきらする刺繍が入ってて、結婚式って感じがする。
うん。なんで?
「緋椀さま。とてもお綺麗です。もう少し、この腰の辺りを摘んで裾が広がるようにしてもよろしいでしょうか」
「いや。このままでいい」
「そう言うな、緋椀。専門家がそちらの方が似合うと言うのだから、してもらったらどうだ?」
「……だって、作治さん。このデザインも何だか女性っぽいのに、そんなことしたらますます……」
「そんな事は無い。俺の伴侶は、いつだってとても凛々しい」
「そ、そんなことで、誤魔化されるとでも……」
「少しだけ。少しだけ、どうなるか見てみるのはどうだ?」
むー、とした顔の緋椀の腰を、作治がぐって抱いた。緋椀の服は、俺よりもっと裾が長くて、その裾がふわりとして見えた。綺麗。とても緋椀に似合う。そして二人がくっ付いたら、刺繍やほんの少し入ってる薄い桃色が、何だか良い感じに重なってる。
おお?お揃い?いいなあ。いいなあ!
俺も、緋色のとこにぴたりとくっ付いてみた。んー?赤色、重ならないね。
「どうした?」
緋色が俺を抱っこする。
おお?
おおお!
緋色の腕の色と、俺の緋椀より短めの裾の色が重なった。
俺のお揃い、あったー!
ふふ。ふふふふ。
「ん?なんだ?」
「緋椀と作治、お揃い」
「おお」
緋色も、くっ付いてる二人を見て、にやって笑った。
「涼乃絵、見事」
「ふふふ。気付かれましたか?この子達が様々な意見を出してくれましてね。もう、楽しくて楽しくて」
衣装室の室長、五条涼乃絵が、ころころと笑う。涼乃絵ののんびりした話し方、とっても好き。のんびりして見えるのに、仕事はとても早いんだよねえ。不思議。
「俺たちもお揃い!」
「ん?」
俺が下を向いてるから、緋色もそっちを見て。
首を傾げてから、鏡の前に移動した。
「ははっ。これはいい」
ね?いいでしょ!
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