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その後
騎士団長だって本気の恋をする10
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☆金目鯛とツブ貝の炒め VXO醤添え
「金目鯛とツブ貝、アスパラ、黄ニラ、エリンギを一緒に炒め合わせてんのね。美味しそう」
オウマはニコニコ笑う。
屈託のない笑顔。
幼いころ魔王と宰相の面倒見の係をしていた筈だが、面倒を見ていた兄弟2人に比べてあまりにオウマは擦れていない。
寧ろこんなに無邪気で大丈夫かとアムカは少し心配になった。
食べ物を与える時は人のいないところに連れ出そうと決心した。
この笑顔が見れるのは自分だけで良い。
最初はオウマの処女を貰うだけの話だったのに、デートをしているうちにアムカの中でオウマの存在が随分と大きくなっていた。
大好き、と笑顔が、声が、仕草が示している。
コレを見て何も思わずにいれる者があろうか?
少なくともアムカには無理だった。
こんな年下の子供に夢中になるなんて、アムカ自身が1番驚いている。
「ピリ辛のトマトチリソースと、マイルドなほうれん草&グリーンピースのソースがお皿に彩りを添えてるね。一緒に提供されるVXO醤はも美味し」
「干し椎茸などの旨味がたっぷりと詰まっていて、魚介類の旨味をさらにアップさせているな」
「アムカさん食レポ美味いんね」
「自分で自炊もするからだろうな」
「うん、俺アムカさんのご飯大好きよ」
「ソレは嬉しいな」
好意の言葉も歯に衣を着せずに言い放つ。
そこがまた子供っぽいのだが、男からすれば最高に可愛い女である。
男は何だかんだと言って強い女よりか弱い女を連れ合いにしたくなる傾向がある。
弱いものだからこそ護りたいと、そう思うのだ。
その点で言ったらオウマは最高に可愛い彼女と言う事になるだろう。
ただ無邪気すぎて皆に愛想を振りまくため、自分は特別なのか疑ってしまう。
処女を貰って欲しいと言うのだから特別な位置にいるとは思うのだが。
(オウマが好きなのは俺の作る料理と俺自身とどっちなんだろうな)
スラムでの炊き出しがオウマにとって家庭の味だと言っていた。
そう大したものを作った覚えはない(何せ量より質が大切なのだ)のだが、オウマの好きはこの炊き出しにおける刷り込みでは無いだろうか?
(好意が欲しい、なんて軽い気持ちで抱くつもりだったのに俺の方がオウマに執着をしてきているじゃないか……オウマは未来の王女の伴侶になる運命だと言うのに………)
目の前のオウマはアムカの苦悩も知らず頬を緩めて美味しそうに食事を食べている。
意外と所作が綺麗だ。
育ての親に躾けられたのだろう。
「牛ほほ肉の煮込み 仁淀川山椒の香り」
「イセエビとスモークダックの炒飯 金華ハムスープとともに」
2つのメインを味わったところでラストにデザート「ココナッツミルク風味の杏仁豆腐 クワイの揚げ餅」が出される。
☆ココナッツミルク風味の杏仁豆腐・クワイの揚げ餅
澄んだ夜空のようなデザートプレートには、優しい甘さの杏仁豆腐と、シャキシャキとした食感が楽しいクワイの揚げ餅が。
ラングドシャで作られたリボンが、この料理が特別なものと言うプレゼントの雰囲気を演出している。
ふんわりとした食べ心地の杏仁豆腐には、モチモチ食感のタピオカやすっきりとした味わいのフルーツがたっぷり。
それらをココナッツミルクが優しくまとめてくれている。
クワイを練って揚げたお餅は、口にするとハチミツの風味がふわっと広がる。
表面のサクサク、中のもっちり、そしてクワイのシャキシャキといった様々な食感を楽しむことができる。
「ふわぁ、美味しかったぁ♡」
満足そうなオウマの顔にアムカは初デートのディナーとしては上出来と評価する。
「オウマ、このクルージングの上のフロアの部屋を取ってある。どうする、逃げ出すなら今のうちだぞ?」
「アムカさん俺を食べる気なくしちゃった?」
「いや、美味しいものをしっかり食べてトロトロに蕩けた顔をしている。仕込みは最高に出来たよ。今凄くお前が美味しそうに見えるよオウマ……」
耳に吹き込むように囁かれ、オウマは顔に熱が集まるのを感じた。
「だったら、最後まで美味しく食べてよ………」
「じゃぁ行こうか」
クルーズ内のレストランを出て、2人は手を繋いだまま上のフロアにある部屋へと向かうのだった。
「金目鯛とツブ貝、アスパラ、黄ニラ、エリンギを一緒に炒め合わせてんのね。美味しそう」
オウマはニコニコ笑う。
屈託のない笑顔。
幼いころ魔王と宰相の面倒見の係をしていた筈だが、面倒を見ていた兄弟2人に比べてあまりにオウマは擦れていない。
寧ろこんなに無邪気で大丈夫かとアムカは少し心配になった。
食べ物を与える時は人のいないところに連れ出そうと決心した。
この笑顔が見れるのは自分だけで良い。
最初はオウマの処女を貰うだけの話だったのに、デートをしているうちにアムカの中でオウマの存在が随分と大きくなっていた。
大好き、と笑顔が、声が、仕草が示している。
コレを見て何も思わずにいれる者があろうか?
少なくともアムカには無理だった。
こんな年下の子供に夢中になるなんて、アムカ自身が1番驚いている。
「ピリ辛のトマトチリソースと、マイルドなほうれん草&グリーンピースのソースがお皿に彩りを添えてるね。一緒に提供されるVXO醤はも美味し」
「干し椎茸などの旨味がたっぷりと詰まっていて、魚介類の旨味をさらにアップさせているな」
「アムカさん食レポ美味いんね」
「自分で自炊もするからだろうな」
「うん、俺アムカさんのご飯大好きよ」
「ソレは嬉しいな」
好意の言葉も歯に衣を着せずに言い放つ。
そこがまた子供っぽいのだが、男からすれば最高に可愛い女である。
男は何だかんだと言って強い女よりか弱い女を連れ合いにしたくなる傾向がある。
弱いものだからこそ護りたいと、そう思うのだ。
その点で言ったらオウマは最高に可愛い彼女と言う事になるだろう。
ただ無邪気すぎて皆に愛想を振りまくため、自分は特別なのか疑ってしまう。
処女を貰って欲しいと言うのだから特別な位置にいるとは思うのだが。
(オウマが好きなのは俺の作る料理と俺自身とどっちなんだろうな)
スラムでの炊き出しがオウマにとって家庭の味だと言っていた。
そう大したものを作った覚えはない(何せ量より質が大切なのだ)のだが、オウマの好きはこの炊き出しにおける刷り込みでは無いだろうか?
(好意が欲しい、なんて軽い気持ちで抱くつもりだったのに俺の方がオウマに執着をしてきているじゃないか……オウマは未来の王女の伴侶になる運命だと言うのに………)
目の前のオウマはアムカの苦悩も知らず頬を緩めて美味しそうに食事を食べている。
意外と所作が綺麗だ。
育ての親に躾けられたのだろう。
「牛ほほ肉の煮込み 仁淀川山椒の香り」
「イセエビとスモークダックの炒飯 金華ハムスープとともに」
2つのメインを味わったところでラストにデザート「ココナッツミルク風味の杏仁豆腐 クワイの揚げ餅」が出される。
☆ココナッツミルク風味の杏仁豆腐・クワイの揚げ餅
澄んだ夜空のようなデザートプレートには、優しい甘さの杏仁豆腐と、シャキシャキとした食感が楽しいクワイの揚げ餅が。
ラングドシャで作られたリボンが、この料理が特別なものと言うプレゼントの雰囲気を演出している。
ふんわりとした食べ心地の杏仁豆腐には、モチモチ食感のタピオカやすっきりとした味わいのフルーツがたっぷり。
それらをココナッツミルクが優しくまとめてくれている。
クワイを練って揚げたお餅は、口にするとハチミツの風味がふわっと広がる。
表面のサクサク、中のもっちり、そしてクワイのシャキシャキといった様々な食感を楽しむことができる。
「ふわぁ、美味しかったぁ♡」
満足そうなオウマの顔にアムカは初デートのディナーとしては上出来と評価する。
「オウマ、このクルージングの上のフロアの部屋を取ってある。どうする、逃げ出すなら今のうちだぞ?」
「アムカさん俺を食べる気なくしちゃった?」
「いや、美味しいものをしっかり食べてトロトロに蕩けた顔をしている。仕込みは最高に出来たよ。今凄くお前が美味しそうに見えるよオウマ……」
耳に吹き込むように囁かれ、オウマは顔に熱が集まるのを感じた。
「だったら、最後まで美味しく食べてよ………」
「じゃぁ行こうか」
クルーズ内のレストランを出て、2人は手を繋いだまま上のフロアにある部屋へと向かうのだった。
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