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その後
騎士団長だって本気の恋をする9
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「うわぁ…俺クルージングデートは初めてなんよ…アムカさん、ロマンチックすぎ………」
「最高に良い夜にしたかったからな」
オウマの手を取り、エスコートする。
普段エスコートされる側のオウマは若干ギクシャクする。
女の子扱いは慣れていないのだ。
だからと言って嫌な訳ではない。
ただドキドキが止まらないから少し困るだけなのだ。
名前を告げただけで席に案内される。
特別扱いみたいで擽ったい。
アムカは進行方向向きにオウマを座らせた。
今日は1から100までオウマをエスコートする気でいるのだアムカの方も。
きっと今日、デートに期待をしていたのはアムカの方が強いかも知れない。
出来る限りのデートプランを考えた。
オウマの育ての親に少々助言を貰いながら。
船なので出港する前からキャンドルの明かりが揺らめいているのがロマンチックだ。
少し薄暗いのが逆に雰囲気を作っている。
席にに料理が運ばれてくる。
・季節の前菜盛り合わせ
・鮑と蟹肉入り雲呑 トリュフソース
・金目鯛とツブ貝の炒め VXO醤添え
・牛ほほ肉の煮込み 仁淀川山椒の香り
・イセエビとスモークダックの炒飯 金華ハムスープとともに
・ココナッツミルク風味の杏仁豆腐・クワイの揚げ餅
の全6品のお料理とデザートが提供される。
☆季節の前菜盛り合わせ
キラキラと輝く、まるで氷のようなガラスのプレートにのって提供される前菜の盛り合わせ。
プレートの真ん中を飾るのが、杏露酒のジュレをまとったチェリートマト。
ツルッとした口当たりと、甘酸っぱい味が食欲を促してくれる。
ツリーや雪をかたどった飾りも、クリスマス気分を盛り上げてくれる
甘酸っぱさがほどよいシシャモの南蛮。
紹興酒に漬けられた大根と一緒にいただく。
細長くカットされた干し豆腐と、香り高い春菊の和え物。
干し豆腐の独特の食感が楽しい一品だ。
自家製のチャーシュー。
シナモンがほんのり香り、豚肉の旨味を引き立ててくれる。
皮の部分がパリッと焼かれた、鶏肉のクリスピー焼き。
梅ソースがさっぱりとした味わいだ。
黒胡椒がふわっと香る豚トロ。
胡椒のピリッとした風味がお肉全体の味をまとめてくれる。
柔らかな牛肉のタタキ。
一皿で牛、豚、鶏と3種類のお肉が楽しめる、贅沢な前菜プレートとなっている。
「うわぁ、俺ってば前菜だけでこんなに楽しめたの初めてなんよ」
「喜んで貰えて嬉しいよ。まだまだ料理が出てくるから楽しんで食べてくれ」
「アムカさん、綺麗に食べるんね~俺、綺麗に食べれてる?」
「大丈夫、可愛いよ」
「~~~~質問と答えがあってないんよ!」
頬を染めたオウマが手でパタパタと顔を仰ぐ。
熱くて堪らない。
空調は良く効いているはずなのだが。
「それも俺が美味しく仕上がるための仕込みの言葉?」
「秘密」
「~~~~アムカさんてミヤハル様と仲いいだけあって、本当に誑し……」
「男といる時に他の者の名前を出すのは頂けないなオウマ」
「ミヤハル様男ちゃうから!」
思わず突っ込んでしまった。
甘い雰囲気が吹き飛びそうになる。
悪いのはアムカか誑しの塊ミヤハルなのか?
「それでも、俺の前で他の者の名前を出すのは禁止だオウマ…今日は俺の彼女なんだろう?」
「~~~はぃ………」
10万年生きていれば2千歳の小僧など取るに足らない。
手を握って甘く囁けばオウマは再び赤くなる。
「ちゃんと美味しくしてね、アムカさん………」
オウマの言葉にアムカはクスリと笑って笑みで返した。
「最高に良い夜にしたかったからな」
オウマの手を取り、エスコートする。
普段エスコートされる側のオウマは若干ギクシャクする。
女の子扱いは慣れていないのだ。
だからと言って嫌な訳ではない。
ただドキドキが止まらないから少し困るだけなのだ。
名前を告げただけで席に案内される。
特別扱いみたいで擽ったい。
アムカは進行方向向きにオウマを座らせた。
今日は1から100までオウマをエスコートする気でいるのだアムカの方も。
きっと今日、デートに期待をしていたのはアムカの方が強いかも知れない。
出来る限りのデートプランを考えた。
オウマの育ての親に少々助言を貰いながら。
船なので出港する前からキャンドルの明かりが揺らめいているのがロマンチックだ。
少し薄暗いのが逆に雰囲気を作っている。
席にに料理が運ばれてくる。
・季節の前菜盛り合わせ
・鮑と蟹肉入り雲呑 トリュフソース
・金目鯛とツブ貝の炒め VXO醤添え
・牛ほほ肉の煮込み 仁淀川山椒の香り
・イセエビとスモークダックの炒飯 金華ハムスープとともに
・ココナッツミルク風味の杏仁豆腐・クワイの揚げ餅
の全6品のお料理とデザートが提供される。
☆季節の前菜盛り合わせ
キラキラと輝く、まるで氷のようなガラスのプレートにのって提供される前菜の盛り合わせ。
プレートの真ん中を飾るのが、杏露酒のジュレをまとったチェリートマト。
ツルッとした口当たりと、甘酸っぱい味が食欲を促してくれる。
ツリーや雪をかたどった飾りも、クリスマス気分を盛り上げてくれる
甘酸っぱさがほどよいシシャモの南蛮。
紹興酒に漬けられた大根と一緒にいただく。
細長くカットされた干し豆腐と、香り高い春菊の和え物。
干し豆腐の独特の食感が楽しい一品だ。
自家製のチャーシュー。
シナモンがほんのり香り、豚肉の旨味を引き立ててくれる。
皮の部分がパリッと焼かれた、鶏肉のクリスピー焼き。
梅ソースがさっぱりとした味わいだ。
黒胡椒がふわっと香る豚トロ。
胡椒のピリッとした風味がお肉全体の味をまとめてくれる。
柔らかな牛肉のタタキ。
一皿で牛、豚、鶏と3種類のお肉が楽しめる、贅沢な前菜プレートとなっている。
「うわぁ、俺ってば前菜だけでこんなに楽しめたの初めてなんよ」
「喜んで貰えて嬉しいよ。まだまだ料理が出てくるから楽しんで食べてくれ」
「アムカさん、綺麗に食べるんね~俺、綺麗に食べれてる?」
「大丈夫、可愛いよ」
「~~~~質問と答えがあってないんよ!」
頬を染めたオウマが手でパタパタと顔を仰ぐ。
熱くて堪らない。
空調は良く効いているはずなのだが。
「それも俺が美味しく仕上がるための仕込みの言葉?」
「秘密」
「~~~~アムカさんてミヤハル様と仲いいだけあって、本当に誑し……」
「男といる時に他の者の名前を出すのは頂けないなオウマ」
「ミヤハル様男ちゃうから!」
思わず突っ込んでしまった。
甘い雰囲気が吹き飛びそうになる。
悪いのはアムカか誑しの塊ミヤハルなのか?
「それでも、俺の前で他の者の名前を出すのは禁止だオウマ…今日は俺の彼女なんだろう?」
「~~~はぃ………」
10万年生きていれば2千歳の小僧など取るに足らない。
手を握って甘く囁けばオウマは再び赤くなる。
「ちゃんと美味しくしてね、アムカさん………」
オウマの言葉にアムカはクスリと笑って笑みで返した。
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