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【閑話・小話詰め9】
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【小話12】
クオンは迷っていた。
執務室の扉の前にして、この扉を開けるか否かを。
いやもともとこの部屋に用があって、さらに詳しく言うなら扉の向こうの部屋に居る上司に対して用があってきたのだけども。
扉越しに聞こえてくる会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
「ほらルーク、もっと近くに来て良く見てよ」
「ちょ、まって。いきなり顔のそばに近づけないで下さい!」
「凄いでしょコレ、こんなに硬くて反り返って。ほら触るとピクピクするんだよ。ルークも触って見てよ」
「落ち着いてください兄さん!確かに凄いが私はあまりそういうのは好きじゃないんです!」
「えー、こんなに可愛いのに」
「ちょ、裏を見せないで下さい!筋が、筋が気持ち悪いんです」
「気持ち悪いなんて失礼だな。よく見てよ。見てるとだんだんいとおしくなってくるから、ほらほらほらほら」
「うわぁ、やめー」
「大丈夫ですかルーク様!!」
バタンッ!!
大きな音を立てて扉が開いた。
とてもじゃないがほおっておけなくなったクオンが扉を蹴破ったのだ。
外開きのはずの扉が内側に開いてしまっているが修理費などのことは考えないようにした。
「アンドュ様、ルーク様が嫌がっています。お2人ががナニを見せ合うどんな関係か知りませんが、嫌がることを無理強いするのはよくないです!!」
「いやクオン、何かとてつもない勘違いをしていないか?」
「いえ気にしないで下さい。二人がアレな仲でも俺は今まで通り部下として付き合いは続けますから!」
「いやだから私の話を…」
「ねー、クオンも見てよほらコレ!」
ルークの影になってクオンのほうから見えなかったアンドュアイスがひょっこり顔を出した。
その右手に収まっているのは、黒光りした硬そうな男のシンボルを反り返らせて裏筋をピクピクと動かしている…カブト虫が一匹。
「カブト、虫ですか…てっきり俺はあっちのほうかと……うっ!」
クオンが懐から取り出したハンカチを口元に当てて咳き込む。
綺麗な紅白のハンカチの出来上がりだ。
「だから私の話を聞けと言っただろうが!」
「ほらほらクオンも良く見て見て、こんなに大きいだよ。凄いでしょ」
「ちょ、うわっ、いきなり顔の近くに近づけないで下さい!!」
「えー何でこの可愛さ二人にはわからないのかなぁ」
「「いや、いきなりそんな物顔の前に持ってこられたら誰だって気持ち悪いから」」
ルークとクオンの台詞がハモった。
「よーし二人にコレの良さを知ってもらうまで、頑張っちゃうんだからね僕!」
「だから顔の前に持って来ないで下さいー!!」
何時までたっても終わりそうにない会話は破られた扉のせいで外まで喧噪が響いていて、執務室の前に来た文官がやはり内容を勘違いして執務室に入るか否かを迷っていたりする。
結局文官は係わらないことにし、その日は書類を己の手で片付けた名も無き文官が、次の日ルークの執務室に行くのを異常なくらい嫌がっていたのは後の話である。
【小話13】
クオンは迷っていた。
執務室の扉の前にして、この扉を開けるか否かを。
いやもともとこの部屋に用があって、さらに詳しく言うなら扉の向こうの部屋に居る上司に対して用があってきたのだけども。
扉越しに聞こえてくる会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
扉越しに聞こえてくる二人の会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
「怖いよー。やっぱりルークがやってよぉ」
「駄目です、自分の事なんだから自分でして下さい」
「だって、ルークはもう剥けてるからいいけど僕の全然剥けてないんだよ。て言うか一回も剥こうとしたことさえなかったんだから。お願いだよールークー」
「みんな自分でやっている事なんだから自分で何とかして下さい」
「やだよー絶対痛いよー痛いのはやだよー(´;ω;`)」
「そんな事言いながら私のほうへ寄って来ないで下さい。皮くらい自分で剥いて下さい!ちょ、顔に押し付けないで下さい!」
「大丈夫ですかルーク様!!」
バタンッ!!
大きな音を立てて扉が開いた。
とてもじゃないがほおっておけなくなったクオンが扉を蹴破ったのだ。
外開きのはずの扉が内側に開いてしまっているが修理費などのことはクオンは考えないようにした。
「アンドュアイス様、ルーク様が嫌がっています!二人がナニを見せ合うどんな関係か知りませんが、嫌がることを無理強いするのは止めて下さい!」
「いやクオン、何かとてつもない勘違いをしていないか?」
「気にしないで下さいルーク様。お2人がアレな仲でも俺は今まで部下としてお付き合いは続けれますから」
「いやだから私の話を…」
「クオンー、クオンも見てよほらコレ!」
ルークの影になってクオンのほうから見えなかったアンドュアイスがひょっこり顔を出した。
「クオンー、ルークが僕の皮剥いてくれないんだよ。僕、自分じゃ怖くて向けないよークオンが変わりに剥いてよー( ノД`)シクシク…」
泣きべそで言うアンドュアイスの手には、リンゴとナイフ。
「あ、果物ですか?俺はてっきりあっちの方かと」
「だから私の話を聞けと言っただろうが!」
「ほらほらクオンも良く見て見て、ナイフこんなに尖ってるんだよ。僕こんなの使いこなせないよー(´;ω;`)ウッ…」
「ちょ、うわっ、いきなり顔の近くに近づけないで下さい!!」
「クオンも冷たいー(´;ω;`)ウゥゥ」
「「いや、いきなりナイフを顔の前に持ってこられたら誰だって引くから」」
ルークとクオンの台詞がハモった。
「よーし二人に僕のやつの皮剥いてくれるまで頑張っちゃうんだからね(`・ω・´)」
「「だから顔の前に持って来ないで下さい!!」」
何時までたっても終わりそうにない会話は破られた扉のせいで外まで喧噪が響いていて、執務室の前に来た文官がやはり内容を勘違いして執務室に入るか否かを迷っていたりする。
結局文官は係わらないことにし、その日は書類を己の手で片付けた名も無き文官が、次の日ルークの執務室に行くのを異常なくらい嫌がっていたのは後の話である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほのぼの従兄弟と不憫な近衛兵の話し。
山無しオチ無し意味無しです。
何だか今日は疲れたよ…パ〇ラッシュ……_( _´ω`)_ペショ
クオンは迷っていた。
執務室の扉の前にして、この扉を開けるか否かを。
いやもともとこの部屋に用があって、さらに詳しく言うなら扉の向こうの部屋に居る上司に対して用があってきたのだけども。
扉越しに聞こえてくる会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
「ほらルーク、もっと近くに来て良く見てよ」
「ちょ、まって。いきなり顔のそばに近づけないで下さい!」
「凄いでしょコレ、こんなに硬くて反り返って。ほら触るとピクピクするんだよ。ルークも触って見てよ」
「落ち着いてください兄さん!確かに凄いが私はあまりそういうのは好きじゃないんです!」
「えー、こんなに可愛いのに」
「ちょ、裏を見せないで下さい!筋が、筋が気持ち悪いんです」
「気持ち悪いなんて失礼だな。よく見てよ。見てるとだんだんいとおしくなってくるから、ほらほらほらほら」
「うわぁ、やめー」
「大丈夫ですかルーク様!!」
バタンッ!!
大きな音を立てて扉が開いた。
とてもじゃないがほおっておけなくなったクオンが扉を蹴破ったのだ。
外開きのはずの扉が内側に開いてしまっているが修理費などのことは考えないようにした。
「アンドュ様、ルーク様が嫌がっています。お2人ががナニを見せ合うどんな関係か知りませんが、嫌がることを無理強いするのはよくないです!!」
「いやクオン、何かとてつもない勘違いをしていないか?」
「いえ気にしないで下さい。二人がアレな仲でも俺は今まで通り部下として付き合いは続けますから!」
「いやだから私の話を…」
「ねー、クオンも見てよほらコレ!」
ルークの影になってクオンのほうから見えなかったアンドュアイスがひょっこり顔を出した。
その右手に収まっているのは、黒光りした硬そうな男のシンボルを反り返らせて裏筋をピクピクと動かしている…カブト虫が一匹。
「カブト、虫ですか…てっきり俺はあっちのほうかと……うっ!」
クオンが懐から取り出したハンカチを口元に当てて咳き込む。
綺麗な紅白のハンカチの出来上がりだ。
「だから私の話を聞けと言っただろうが!」
「ほらほらクオンも良く見て見て、こんなに大きいだよ。凄いでしょ」
「ちょ、うわっ、いきなり顔の近くに近づけないで下さい!!」
「えー何でこの可愛さ二人にはわからないのかなぁ」
「「いや、いきなりそんな物顔の前に持ってこられたら誰だって気持ち悪いから」」
ルークとクオンの台詞がハモった。
「よーし二人にコレの良さを知ってもらうまで、頑張っちゃうんだからね僕!」
「だから顔の前に持って来ないで下さいー!!」
何時までたっても終わりそうにない会話は破られた扉のせいで外まで喧噪が響いていて、執務室の前に来た文官がやはり内容を勘違いして執務室に入るか否かを迷っていたりする。
結局文官は係わらないことにし、その日は書類を己の手で片付けた名も無き文官が、次の日ルークの執務室に行くのを異常なくらい嫌がっていたのは後の話である。
【小話13】
クオンは迷っていた。
執務室の扉の前にして、この扉を開けるか否かを。
いやもともとこの部屋に用があって、さらに詳しく言うなら扉の向こうの部屋に居る上司に対して用があってきたのだけども。
扉越しに聞こえてくる会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
扉越しに聞こえてくる二人の会話に、果たして自分はこの扉を開けてよいのか、かれこれ5分ほど自問自答しているのである。
「怖いよー。やっぱりルークがやってよぉ」
「駄目です、自分の事なんだから自分でして下さい」
「だって、ルークはもう剥けてるからいいけど僕の全然剥けてないんだよ。て言うか一回も剥こうとしたことさえなかったんだから。お願いだよールークー」
「みんな自分でやっている事なんだから自分で何とかして下さい」
「やだよー絶対痛いよー痛いのはやだよー(´;ω;`)」
「そんな事言いながら私のほうへ寄って来ないで下さい。皮くらい自分で剥いて下さい!ちょ、顔に押し付けないで下さい!」
「大丈夫ですかルーク様!!」
バタンッ!!
大きな音を立てて扉が開いた。
とてもじゃないがほおっておけなくなったクオンが扉を蹴破ったのだ。
外開きのはずの扉が内側に開いてしまっているが修理費などのことはクオンは考えないようにした。
「アンドュアイス様、ルーク様が嫌がっています!二人がナニを見せ合うどんな関係か知りませんが、嫌がることを無理強いするのは止めて下さい!」
「いやクオン、何かとてつもない勘違いをしていないか?」
「気にしないで下さいルーク様。お2人がアレな仲でも俺は今まで部下としてお付き合いは続けれますから」
「いやだから私の話を…」
「クオンー、クオンも見てよほらコレ!」
ルークの影になってクオンのほうから見えなかったアンドュアイスがひょっこり顔を出した。
「クオンー、ルークが僕の皮剥いてくれないんだよ。僕、自分じゃ怖くて向けないよークオンが変わりに剥いてよー( ノД`)シクシク…」
泣きべそで言うアンドュアイスの手には、リンゴとナイフ。
「あ、果物ですか?俺はてっきりあっちの方かと」
「だから私の話を聞けと言っただろうが!」
「ほらほらクオンも良く見て見て、ナイフこんなに尖ってるんだよ。僕こんなの使いこなせないよー(´;ω;`)ウッ…」
「ちょ、うわっ、いきなり顔の近くに近づけないで下さい!!」
「クオンも冷たいー(´;ω;`)ウゥゥ」
「「いや、いきなりナイフを顔の前に持ってこられたら誰だって引くから」」
ルークとクオンの台詞がハモった。
「よーし二人に僕のやつの皮剥いてくれるまで頑張っちゃうんだからね(`・ω・´)」
「「だから顔の前に持って来ないで下さい!!」」
何時までたっても終わりそうにない会話は破られた扉のせいで外まで喧噪が響いていて、執務室の前に来た文官がやはり内容を勘違いして執務室に入るか否かを迷っていたりする。
結局文官は係わらないことにし、その日は書類を己の手で片付けた名も無き文官が、次の日ルークの執務室に行くのを異常なくらい嫌がっていたのは後の話である。
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ほのぼの従兄弟と不憫な近衛兵の話し。
山無しオチ無し意味無しです。
何だか今日は疲れたよ…パ〇ラッシュ……_( _´ω`)_ペショ
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