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【67話】
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「それではモリリン、他のどの国に悪魔が散ったかを教えて貰おうか?」
「な、なぜ私がモリリンなど…」
「消えるかモリリン?」
「はい!答えるであります!1人はフレイムアーチャの司教に、1人はフォクウンの宰相に、1人はジャクタル王国の前国王に!この3名他傍仕えに1人づつが国を内部から破滅させようとしてます!」
「ふむ、ディノートは上層部がただの馬鹿だっただけか…フレイムアーチャは予想通り。ジャクタル王国の聖女は中々の法力を持っているから内部でも対処出来るだろう。
手を貸すのはフレイムアーチャとフォクウンか…法力国家が悪魔に牛耳られるなど名前負けだな法力国家フォクウンも」
今サイヒは四つん這いになっている男に座って長い脚を組んでいる。
四つん這いの男の名はモリリン。
ついさっきまでは『モーリガーナ・チコー』と言う名のマーガレットに巣食っていた悪魔である。
ちなみに高位悪魔だ。
それをサイヒはれいの鎖で一気に引きはがしルークの命名の元、真名を上書きした。
モリリンの名前の由来は「蝙蝠の様な羽があるから」だそうだ。
相変わらずルークのネーミングセンスが爆発している。
サイヒはルークのそんなところも可愛いと思っているので、好んでルークに名づけをさせてやる。
大陸の悪魔がペットの様な名前で占められる日も近そうだ。
「それにしても牛妃、ステルマ国に悪魔が居ないのが驚きだ…アンドュを苦しめた罪に問うてやろうと思っていたが、本当に怖いのは人間と言う奴だな」
そうアンドュアイスを長きに苦しめたステルマ王国の女王と王女には悪魔は一切関わり合いが無かった。
人間の方がやることがエゲツナイ事もあるのだ。
そちらは後に対処することとする。
世界の1大事だ。
まずは悪魔をどうにかせねばならない。
そして悪魔たちが何処に存在しているのかも分からない魔王。
神が気紛れでサイヒを作ったのだ。
間違いなく魔王は存在するだろう。
魔王が魔王たる理由。
それはただ単に魔力が強いだけではない。
魔王は周囲の悪魔・魔族・魔物などの力と凶暴性を高める。
おいそれと放置するわけにはいかない。
「だが、魔王が何処に居るのか…それすら悪魔も居場所は分からない。これも神様の遊びの1つだろうな。忌々しい事この上ない…嫌な予感が外れるのを祈るばかりだな……」
「嫌な予感?」
「あぁ今は気にしなくて良い。お前は可愛く笑っていればそれでいいルーク」
「サイヒ…」
ルークの頬が薔薇色に染まりエメラルドの瞳が潤む。
それでだけでルークは他者を魅了する色香を放つ。
ちなみにクオンは胃を抑えて5本目のポーションを飲んでいた。
何と言うか展開についていけない。
ちなみにルークは四つん這いのカー君に座っている。
膝をつけてすわる様は少女のように可憐だ。
相変わらずサイヒとルークの性別が間違っているように感じて仕方がないクオンだった。
その後破邪結界をサイヒが簡単に書き換えた。
これで悪魔の侵入も防げるだろう。
少しばかり手を加えたのでもう簡単に入れないはずだ。
その時に破邪結界の術式の構築もしっかり頭に入れておいた。
今後役に立つ時が来るかもしれない。
カカンと同じ魔石を使った破邪結界を張り直せば聖女は国に縛られることも無くなる。
だいたい1人の少女に神の加護を宿させて国を守るなど、誰が悪趣味なこのシステムを考えたのやら。
サイヒは大聖女とその伴侶の”知識”は受け継いだが、記憶を受け継いだ訳ではない。
空白の1000年の歴史までは知ってはいないのだ。
知識として史伝的なものは読み漁ったが。
:::
「さて帝国に帰るか。知りたいことはもう分かった。モリリンとカー君は姉上たちを守れ。何か命を出すときは【伝心】の魔術を使う」
「「御意に」」
サイヒとルークに座られた体制のまま、2人の悪魔は恭しい声で承諾の言葉を放った。
「な、なぜ私がモリリンなど…」
「消えるかモリリン?」
「はい!答えるであります!1人はフレイムアーチャの司教に、1人はフォクウンの宰相に、1人はジャクタル王国の前国王に!この3名他傍仕えに1人づつが国を内部から破滅させようとしてます!」
「ふむ、ディノートは上層部がただの馬鹿だっただけか…フレイムアーチャは予想通り。ジャクタル王国の聖女は中々の法力を持っているから内部でも対処出来るだろう。
手を貸すのはフレイムアーチャとフォクウンか…法力国家が悪魔に牛耳られるなど名前負けだな法力国家フォクウンも」
今サイヒは四つん這いになっている男に座って長い脚を組んでいる。
四つん這いの男の名はモリリン。
ついさっきまでは『モーリガーナ・チコー』と言う名のマーガレットに巣食っていた悪魔である。
ちなみに高位悪魔だ。
それをサイヒはれいの鎖で一気に引きはがしルークの命名の元、真名を上書きした。
モリリンの名前の由来は「蝙蝠の様な羽があるから」だそうだ。
相変わらずルークのネーミングセンスが爆発している。
サイヒはルークのそんなところも可愛いと思っているので、好んでルークに名づけをさせてやる。
大陸の悪魔がペットの様な名前で占められる日も近そうだ。
「それにしても牛妃、ステルマ国に悪魔が居ないのが驚きだ…アンドュを苦しめた罪に問うてやろうと思っていたが、本当に怖いのは人間と言う奴だな」
そうアンドュアイスを長きに苦しめたステルマ王国の女王と王女には悪魔は一切関わり合いが無かった。
人間の方がやることがエゲツナイ事もあるのだ。
そちらは後に対処することとする。
世界の1大事だ。
まずは悪魔をどうにかせねばならない。
そして悪魔たちが何処に存在しているのかも分からない魔王。
神が気紛れでサイヒを作ったのだ。
間違いなく魔王は存在するだろう。
魔王が魔王たる理由。
それはただ単に魔力が強いだけではない。
魔王は周囲の悪魔・魔族・魔物などの力と凶暴性を高める。
おいそれと放置するわけにはいかない。
「だが、魔王が何処に居るのか…それすら悪魔も居場所は分からない。これも神様の遊びの1つだろうな。忌々しい事この上ない…嫌な予感が外れるのを祈るばかりだな……」
「嫌な予感?」
「あぁ今は気にしなくて良い。お前は可愛く笑っていればそれでいいルーク」
「サイヒ…」
ルークの頬が薔薇色に染まりエメラルドの瞳が潤む。
それでだけでルークは他者を魅了する色香を放つ。
ちなみにクオンは胃を抑えて5本目のポーションを飲んでいた。
何と言うか展開についていけない。
ちなみにルークは四つん這いのカー君に座っている。
膝をつけてすわる様は少女のように可憐だ。
相変わらずサイヒとルークの性別が間違っているように感じて仕方がないクオンだった。
その後破邪結界をサイヒが簡単に書き換えた。
これで悪魔の侵入も防げるだろう。
少しばかり手を加えたのでもう簡単に入れないはずだ。
その時に破邪結界の術式の構築もしっかり頭に入れておいた。
今後役に立つ時が来るかもしれない。
カカンと同じ魔石を使った破邪結界を張り直せば聖女は国に縛られることも無くなる。
だいたい1人の少女に神の加護を宿させて国を守るなど、誰が悪趣味なこのシステムを考えたのやら。
サイヒは大聖女とその伴侶の”知識”は受け継いだが、記憶を受け継いだ訳ではない。
空白の1000年の歴史までは知ってはいないのだ。
知識として史伝的なものは読み漁ったが。
:::
「さて帝国に帰るか。知りたいことはもう分かった。モリリンとカー君は姉上たちを守れ。何か命を出すときは【伝心】の魔術を使う」
「「御意に」」
サイヒとルークに座られた体制のまま、2人の悪魔は恭しい声で承諾の言葉を放った。
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