124 / 297
そして全能神は愉快犯となった
【102話】
しおりを挟む
女子2人と幼児2人でクッキーをポリポリ。
さすがフレイムアーチャ―の名産だけあって美味しいぞ”シスターハナクッキー”。
幼児2人はチョコチップは抜きで。
まだ生後3ヵ月。
甘いものを食べるのに制限がある。
その辺りは厳しいマロンなのである。
「はぁ~お茶が美味しい」
「お口に合ったみたいで良かったです」
ニコリとマロンに微笑まれる。
華奢な体だが出るところ出て引っ込むところは引っ込んでいる。
派手じゃないが上品なドレスが良く似合っている。
幼児2人をあやす包容力。
美味しいお茶に心もほっこり。
そして大陸中に支店を構えるスクワラル商会のポーションの発案者。
これで同じ16歳。
ちょっぴりルーシュは凹んだ。
マロンならアンドュアイスの隣に並んでも皇太子妃として上手くやっていくだろう。
アンドゥアイスも本来の性質を隠していないし、マロンに良く懐いている。
自分…背が高く筋肉質。
胸も微乳。
政に係るスキルは一切ない。
出来る事、戦闘。
負けている。
女として確実に負けている。
これではサイヒに揶揄われるのも仕方ない気がしてきた。
ちゃんと家で淑女のマナー学ぼう。
ルーシュは心の中で決心した。
「どうしたルーシュ、マロンと自分を比べて落ち込んでいるのか?」
「帰って来てそうそう人の心見透かすの止めよーね!んで当たってる分傷ついちゃうよ私!!」
「お疲れさまですお兄様、皆さまも」
ソコは婚約者じゃなくてサイヒの名前を呼ぶのか、とルーシュは戦慄した。
継続的に誑かされるとサイヒ至上主義になるらしい。
サイヒとクオンが争ったら確実にマロンはサイヒの味方をする。
恐ろしい…ルーシュは自分が誑かされない体質で良かったと思った。
堕ちてしまった方が楽な気もするが…。
ちなみに書き手はゾンビものなどを見て、自分なら生き足掻かずに即ゾンビになるのを選ぶタイプである。
噛まれたばかりの凶暴化していないゾンビ予備軍に指先をちょっと噛んで貰う。
そして痛く無くのんびりゾンビになる。
ゾンビに囲まれてデッドorアライブするくらいなら早々とゾンビになった方がマシだ。
食料に困る必要性も無さそうだし。
トイレにも困ること無さそうだし。
常備薬無くなったら詰みだし。
クスリの事考えたら薬局か病院以外に籠れる場所がない。
うん、早々ゾンビになろう。
皆、ゾンビ生活も悪くないと思わないかい?
閑話休題
「ルーシュ、待たせてゴメンね」
ニッコリアンドュアイスが微笑む。
癒しオーラが凄い。
何なら幼児たちより癒しオーラが凄い。
これがアニマルセラピーと言うヤツか!?
いや、そこは惚れた弱みだと自覚を持った方が良いんじゃないだろうか。
ルーシュは自分に乙女心など皆無だ思っているから、アンドュアイスへの感情への名前が恋心に結びつかないらしい。
端から見ればベタ惚れなのは一目瞭然なのだが。
「叔父上、こちらの席をどうぞ」
カマラがルーシュの隣の席を開けた。
ルーシュよりよっぽど情緒が発達した生後3ヵ月である。
「ふふ、ルーシュのお隣だぁ」
ニッコー
笑顔が眩しい。
その舌足らずな甘いテノールの声を何とかしてくれ。
声に属性が多すぎる。
そして腰にクル。
「流石は叔父上です」
「うむ、アンドュアイスが愛らしくて私は鼻が高いぞ」
何故サイヒの鼻が高いのか分からないが、サイヒが言うならばそうなのだろうと思わせる辺りサイヒの存在感は問題があり過ぎる。
ルークもうんうん、と頷いているし誰も突っ込む者が居ない。
いや、突っ込み属性は2人いるのだが今は保護k…アンドュアイスの笑顔にやられているので突っ込み逃したのが正解だ。
「ドラジュはルーシュの膝から退かなくて大丈夫なのか?」
コテリ、と小首を傾げてルークがサイヒに問う。
そう言う仕種がサイヒの欲望を擽るのだと、何時まで経ってもルークは覚えない。
これだから父様は、とカマラは思った。
「疑似家族っぽくて良いではないか。カマラと違ってドラジュは子供らしいからな」
「母様、私は母様によく似ていると言われますが?」
「ちゃんとお前も可愛い我が子だぞカマラ」
サイヒが流し目を送り口角を上げて微笑む。
やたら色気がある。
流石にカマラも口を紡ぐ。
年季の差と言うヤツだ。
「ドラジュ、ルーシュの抱っこはどうだ?」
「うんとね、頭がらくー。お母様みたいに邪魔なお肉が無いよ」
子供と言うのは時に残酷である。
未だ成長中の未発達なルーシュと、年が2つしか離れていないが2児の母であるサイヒの胸を比べては可哀想と言うモノだ。
ちなみにサイヒは元々Gカップあったが産後に胸が残ったため現在Iカップある。
ルークは幸せ者である。
このサイヒの爆乳は今はルークの1人占めであるのだから。
幼児2人はすでに離乳食に移っているため、もう母乳は飲まないのだ。
母乳プr…いや、何でもない。
取り合えずルークが幸せであると言う事を此処に記そう。
「皆様の分のお茶とお菓子を用意しますわね」
マロンが立ち上がる。
「私も手伝うよマロンちゃん」
「ルーシュ様は客人なのだからゆっくりして下さい。それにルーシュ様が居るとお兄様が嬉しそうですから」
「え、そうなんの……?」
ルーシュがポカンと口を開く。
「心友が遊びに来てくれたのだ。嬉しくない訳なかろう?」
「んじゃもっと喜んでるの前に出してよね!私ばっかりテンション上がってたら恥ずかしいでしょーが!」
「うむ、やはりお前が居ると騒がしくて楽しいな」
「楽しいならもっと言葉選ぼーね!!」
サイヒはクッキーを口にしながら通常運転だ。
通常運転に見える。
が、見る者が見ればサイヒが機嫌が良いのは分かる。
「クオン、ルーシュが来るとサイヒが嬉しそうなのだが、私は浮気されているのだろうか?」
「ルーク様…それは見当違いかと………」
ルークの見当違いの心配と、ルーシュのサイヒに振り回されている状況と、ソレを見て普段は自分があのように振り回されているのだと思うと、クオンの胃はマッハで痛くなってきた。
もうすぐ色々察知したマロンが皆が好きな飲み物を個々に合わせて持ってくるだろう。
是非ティーポーションで胃痛を沈めて頂きたい。
そしてクッキー以外のマロンの手作りお菓子が出てきて、幼児たちとアンドゥアイスは大層よろこんだそうだ。
ソレを見て、ルーシュが菓子作りを頑張ろうと心の中で決心したのは秘密なのである。
PS
オグリとルインはデートで天界の空を飛び回っております(*´▽`*)
さすがフレイムアーチャ―の名産だけあって美味しいぞ”シスターハナクッキー”。
幼児2人はチョコチップは抜きで。
まだ生後3ヵ月。
甘いものを食べるのに制限がある。
その辺りは厳しいマロンなのである。
「はぁ~お茶が美味しい」
「お口に合ったみたいで良かったです」
ニコリとマロンに微笑まれる。
華奢な体だが出るところ出て引っ込むところは引っ込んでいる。
派手じゃないが上品なドレスが良く似合っている。
幼児2人をあやす包容力。
美味しいお茶に心もほっこり。
そして大陸中に支店を構えるスクワラル商会のポーションの発案者。
これで同じ16歳。
ちょっぴりルーシュは凹んだ。
マロンならアンドュアイスの隣に並んでも皇太子妃として上手くやっていくだろう。
アンドゥアイスも本来の性質を隠していないし、マロンに良く懐いている。
自分…背が高く筋肉質。
胸も微乳。
政に係るスキルは一切ない。
出来る事、戦闘。
負けている。
女として確実に負けている。
これではサイヒに揶揄われるのも仕方ない気がしてきた。
ちゃんと家で淑女のマナー学ぼう。
ルーシュは心の中で決心した。
「どうしたルーシュ、マロンと自分を比べて落ち込んでいるのか?」
「帰って来てそうそう人の心見透かすの止めよーね!んで当たってる分傷ついちゃうよ私!!」
「お疲れさまですお兄様、皆さまも」
ソコは婚約者じゃなくてサイヒの名前を呼ぶのか、とルーシュは戦慄した。
継続的に誑かされるとサイヒ至上主義になるらしい。
サイヒとクオンが争ったら確実にマロンはサイヒの味方をする。
恐ろしい…ルーシュは自分が誑かされない体質で良かったと思った。
堕ちてしまった方が楽な気もするが…。
ちなみに書き手はゾンビものなどを見て、自分なら生き足掻かずに即ゾンビになるのを選ぶタイプである。
噛まれたばかりの凶暴化していないゾンビ予備軍に指先をちょっと噛んで貰う。
そして痛く無くのんびりゾンビになる。
ゾンビに囲まれてデッドorアライブするくらいなら早々とゾンビになった方がマシだ。
食料に困る必要性も無さそうだし。
トイレにも困ること無さそうだし。
常備薬無くなったら詰みだし。
クスリの事考えたら薬局か病院以外に籠れる場所がない。
うん、早々ゾンビになろう。
皆、ゾンビ生活も悪くないと思わないかい?
閑話休題
「ルーシュ、待たせてゴメンね」
ニッコリアンドュアイスが微笑む。
癒しオーラが凄い。
何なら幼児たちより癒しオーラが凄い。
これがアニマルセラピーと言うヤツか!?
いや、そこは惚れた弱みだと自覚を持った方が良いんじゃないだろうか。
ルーシュは自分に乙女心など皆無だ思っているから、アンドュアイスへの感情への名前が恋心に結びつかないらしい。
端から見ればベタ惚れなのは一目瞭然なのだが。
「叔父上、こちらの席をどうぞ」
カマラがルーシュの隣の席を開けた。
ルーシュよりよっぽど情緒が発達した生後3ヵ月である。
「ふふ、ルーシュのお隣だぁ」
ニッコー
笑顔が眩しい。
その舌足らずな甘いテノールの声を何とかしてくれ。
声に属性が多すぎる。
そして腰にクル。
「流石は叔父上です」
「うむ、アンドュアイスが愛らしくて私は鼻が高いぞ」
何故サイヒの鼻が高いのか分からないが、サイヒが言うならばそうなのだろうと思わせる辺りサイヒの存在感は問題があり過ぎる。
ルークもうんうん、と頷いているし誰も突っ込む者が居ない。
いや、突っ込み属性は2人いるのだが今は保護k…アンドュアイスの笑顔にやられているので突っ込み逃したのが正解だ。
「ドラジュはルーシュの膝から退かなくて大丈夫なのか?」
コテリ、と小首を傾げてルークがサイヒに問う。
そう言う仕種がサイヒの欲望を擽るのだと、何時まで経ってもルークは覚えない。
これだから父様は、とカマラは思った。
「疑似家族っぽくて良いではないか。カマラと違ってドラジュは子供らしいからな」
「母様、私は母様によく似ていると言われますが?」
「ちゃんとお前も可愛い我が子だぞカマラ」
サイヒが流し目を送り口角を上げて微笑む。
やたら色気がある。
流石にカマラも口を紡ぐ。
年季の差と言うヤツだ。
「ドラジュ、ルーシュの抱っこはどうだ?」
「うんとね、頭がらくー。お母様みたいに邪魔なお肉が無いよ」
子供と言うのは時に残酷である。
未だ成長中の未発達なルーシュと、年が2つしか離れていないが2児の母であるサイヒの胸を比べては可哀想と言うモノだ。
ちなみにサイヒは元々Gカップあったが産後に胸が残ったため現在Iカップある。
ルークは幸せ者である。
このサイヒの爆乳は今はルークの1人占めであるのだから。
幼児2人はすでに離乳食に移っているため、もう母乳は飲まないのだ。
母乳プr…いや、何でもない。
取り合えずルークが幸せであると言う事を此処に記そう。
「皆様の分のお茶とお菓子を用意しますわね」
マロンが立ち上がる。
「私も手伝うよマロンちゃん」
「ルーシュ様は客人なのだからゆっくりして下さい。それにルーシュ様が居るとお兄様が嬉しそうですから」
「え、そうなんの……?」
ルーシュがポカンと口を開く。
「心友が遊びに来てくれたのだ。嬉しくない訳なかろう?」
「んじゃもっと喜んでるの前に出してよね!私ばっかりテンション上がってたら恥ずかしいでしょーが!」
「うむ、やはりお前が居ると騒がしくて楽しいな」
「楽しいならもっと言葉選ぼーね!!」
サイヒはクッキーを口にしながら通常運転だ。
通常運転に見える。
が、見る者が見ればサイヒが機嫌が良いのは分かる。
「クオン、ルーシュが来るとサイヒが嬉しそうなのだが、私は浮気されているのだろうか?」
「ルーク様…それは見当違いかと………」
ルークの見当違いの心配と、ルーシュのサイヒに振り回されている状況と、ソレを見て普段は自分があのように振り回されているのだと思うと、クオンの胃はマッハで痛くなってきた。
もうすぐ色々察知したマロンが皆が好きな飲み物を個々に合わせて持ってくるだろう。
是非ティーポーションで胃痛を沈めて頂きたい。
そしてクッキー以外のマロンの手作りお菓子が出てきて、幼児たちとアンドゥアイスは大層よろこんだそうだ。
ソレを見て、ルーシュが菓子作りを頑張ろうと心の中で決心したのは秘密なのである。
PS
オグリとルインはデートで天界の空を飛び回っております(*´▽`*)
13
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お前のような地味な女は不要だと婚約破棄されたので、持て余していた聖女の力で隣国のクールな皇子様を救ったら、ベタ惚れされました
夏見ナイ
恋愛
伯爵令嬢リリアーナは、強大すぎる聖女の力を隠し「地味で無能」と虐げられてきた。婚約者の第二王子からも疎まれ、ついに夜会で「お前のような地味な女は不要だ!」と衆人の前で婚約破棄を突きつけられる。
全てを失い、あてもなく国を出た彼女が森で出会ったのは、邪悪な呪いに蝕まれ死にかけていた一人の美しい男性。彼こそが隣国エルミート帝国が誇る「氷の皇子」アシュレイだった。
持て余していた聖女の力で彼を救ったリリアーナは、「お前の力がいる」と帝国へ迎えられる。クールで無愛想なはずの皇子様が、なぜか私にだけは不器用な優しさを見せてきて、次第にその愛は甘く重い執着へと変わっていき……?
これは、不要とされた令嬢が、最高の愛を見つけて世界で一番幸せになる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる