聖女の力を姉に譲渡し国を出て行った元聖女は実は賢者でした~隣国の後宮で自重せずに生きていこうと思います~

高井繭来

文字の大きさ
152 / 297
そして全能神は愉快犯となった

【閑話・メタ発言あり】

しおりを挟む
「さぁメタな発言を今日はしようじゃないか」

 サロンでマロンの淹れた紅茶と手作りの菓子を堪能しながら、サイヒが「今日の夕飯何にする?」くらいの軽い感覚で話題を振った。

「メタ的発言とは、何を話すんだサイヒ」

 コテリ、と小首を傾げるルーク。
 今日も安定して可愛らしい。
 サイヒは大満足である。

「うむ、書き手がな『主人公神になっちゃったけど題名詐欺じゃないか?』と最近考えているらしい」

「確かに、お前は賢者の設定だったな題名的に」

「その通りだクオン。で、良い題名がないか思案中とのことだ」

「つまり『誰かいいアドバイスくれませんか(土下座)』て事ですかお兄様?」

「そう言う事だ。何せ書き手は題名を考えるセンスが無いからな」

 サイヒがカップを手に取り紅茶を口に含む。
 コクリ、と喉が上下するのが何故か色っぽい。
 もうこの全能神、何をやっても放送コードに引っかかること間違いないしだ。
 コンプライアンスが無い世界に生きていて良かったことだ誑し全能神。

「1番の目標だった”ざまぁ”もまさかお母様が神相手にする事になるなんて思ってもみてなかったんですよね?」

「そうなのだよドラジュ。本当は宦官だと思って馬鹿にしてきた奴らや皇太子妃、元婚約者を”美しく才能に溢れた素晴らしい皇妃になりました”なざまぁを行う予定だったらしい」

「全然話違ってないサイヒちゃん?」

 ユラが冷や汗を垂らす。
 親友の子孫が好き勝手してると思ったら、全てその場のノリであったなんて、と。
 そして自分が今、窮地に陥っているのも書き手のノリである事に気付いてしまったのだ。

「正直ユラさんが出てる方の話とはリンクしない予定だったんですが、【全知全能】が神だったら面白いな~と思った書き手が『それならミヤハルの血縁にした方が面白いな!』とこれまたノリでやらかしました。
ユラさんが現在ドラジュに猛烈なアピールによって窮地に陥っているのは、全て書き手のその場のノリのせいです」

「私が胸小さいのも書き手のノリのせいなのね……(#^ω^)」

「yes、sir」

「僕はユラさんなら胸があろうがなかろうが好きですよ?証拠、見せましょうかユラさん」

 ドラジュが隣の席のユラのテーブルに置かれていた手を、己の手で包み込んだ。
 そして指先でユラの手をなぞる。
 ゆっくり、でも逃げられない程度の力を籠めて。

「どどどどどどドラジュ君?今はそう言う話をする場合では!?」

「ドラジュがこうなったのも書き手のノリです。諦めて受け入れちゃいましょう」

「サイヒちゃん見捨てないでーーーっ!!」

 顔を真っ赤にしてユラが叫んだ。
 勿論サイヒはニッコリと笑顔を浮かべるだけで何も返さない。
 それが答えと言う訳だ。
 つまりは、あ・き・ら・め・ろ、のサインだ。

「まぁそう言う訳なんで題名に対して思うところがある方は是非コメントして貰えないだろうか。書き手の土下座の準備はもうすませているので」

「メタ発言失礼いたしました読み手の皆様。ですがもし良い案ありましたら是非コメントをいただけると有難いです。このままでも良いんじゃないか、でも構いません。
ただ書き手は豆腐メンタルなので言葉で殴るのだけはお止め下さると助かります」

「うむ、クオンが〆てくれたし茶会を引き続き楽しもう。もうすぐトワの焼いたスイートポテトが出来るだろうからな」

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 メタ発言失礼いたしました。
 気分を害された方は無かったことにして下さい。
 これからは出来るだけ先を見据えて題名考えたいと思います(*- -)(*_ _)ペコリ
しおりを挟む
感想 1,137

あなたにおすすめの小説

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。 国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。 悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる

みおな
恋愛
聖女。 女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。 本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。 愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。 記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?

浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。 「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」 ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

お前のような地味な女は不要だと婚約破棄されたので、持て余していた聖女の力で隣国のクールな皇子様を救ったら、ベタ惚れされました

夏見ナイ
恋愛
伯爵令嬢リリアーナは、強大すぎる聖女の力を隠し「地味で無能」と虐げられてきた。婚約者の第二王子からも疎まれ、ついに夜会で「お前のような地味な女は不要だ!」と衆人の前で婚約破棄を突きつけられる。 全てを失い、あてもなく国を出た彼女が森で出会ったのは、邪悪な呪いに蝕まれ死にかけていた一人の美しい男性。彼こそが隣国エルミート帝国が誇る「氷の皇子」アシュレイだった。 持て余していた聖女の力で彼を救ったリリアーナは、「お前の力がいる」と帝国へ迎えられる。クールで無愛想なはずの皇子様が、なぜか私にだけは不器用な優しさを見せてきて、次第にその愛は甘く重い執着へと変わっていき……? これは、不要とされた令嬢が、最高の愛を見つけて世界で一番幸せになる物語。

処理中です...