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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
062 職業は空気清浄機?!
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「禁書庫には司書なんか必要ないでしょう?!」
副会長の言葉に、オレは首を傾げた。禁書ってくらいだし、管理する奴がいないとダメなんじゃねぇの?
「あそこは絶対の禁制。何重にも厳重に鍵が掛けられてる。ありとあらゆる方法で!」
へ?!
「私の頭の中が、禁書庫より禁書だらけだからだよ」
ルイの言葉に、みんなが呆然。言ってる意味が分かんねぇ?!
「私の役目は、禁書を読んで、間違えてる箇所がある書物を書き直すことなんだよ」
「それは……!」
「禁書庫は昔は読んでも理解できる人がいたかもしれないけど、今は皆無に近いでしょう? 間違ったまま、放置されてるものも多数あって、そのままなのは都合が悪いらしくてね」
「どれだけの書物があると思ってるんだ?! 魔法省の地下三階から独房のある地下の間が全て禁書庫だ!」
吠えたのは風紀委員長。そんなに膨大な量なのかよ?
「一生かかっても終わらないかもね。まあ、私は魔力が強いから、寿命は他の人より長いと思うけど」
いや、そういう問題じゃねぇよな?
「頭が禁書って、どういうことだよ?」
「魔力が集めてくる情報は、普通の物ばかりじゃないよ。危険で邪悪と判断された知識も、魔力は容赦なく吸収する。私も極力使わないようにしてはいるけど、無意識に使っている場合もあるんだ」
ルイは架空に視線を向けたんだ。その視線の先にはなにが映ってんだろうな。
「勉強なんかしなくても、知識だけは魔力が集めてきた。目が見えなくても、言葉が分からなくても。文字の認識がなくても。それに気が付いた研究員が、私にキツく言ったんだよ。良い悪いの判断は難しいかもしれないけど、知識は人を狂わせる。決して、人前で、ましてや幼いときにひけらかすのは感心しないってね。そのときの私には感情なんてなかったから、ただ、頭の中身を口にしただけだったんだけどね」
小さい子供が分かるわけねぇよな?
「しばらくして、初等部への入学が決まってすぐ、将来の職業を決められたんだよ。頭の中に詰まっている情報に禁書が含まれているのなら、ってね」
「そういうことだったの?」
副会長が小さく息を吐き出した。
「いつでも理不尽な扱いを受けていると思っていたよ」
「理不尽……、仕方ないでしょう。私が危険人物であることは誕生時から分かっていたことだし。持って生まれたモノだから、捨てることもできないしね」
「禁書庫に一人でか?」
風紀委員長、まだ、納得してないみてぇだな。
「そうだと思うけど?」
「こいつは連れて行かないのか?」
どうしてオレに視線を向けんだよ。オレが司書官なんかなれるわけねぇだろう。そんな頭なんか持ち合わせてねぇし、ルイと同等の魔力を持ってたってさ、俺の魔力は情報なんか集めてこねぇもん。
「そんな話は聞いてないけど」
「一人でなんて行かせられるか! 禁書庫にあるのは本だけじゃない! ありとあらゆる負のモノが集まって淀んでるんだ! ルイなんかが一人で禁書庫に行ってみろよ。確実に呑まれるだろうが!」
へ? 本だけじゃないのかよ?!
「こいつは空気清浄機みたいなもんだろう?! これだけ強い癒しと浄化作用のある魔力なんか、お目にかかったことないわ! 本人の意思なんか御構い無しに、その辺を浄化しまくってんだからな」
空気清浄機って。その言い方もどうよ。
「凄い表現だね」
ルイさ、その、のほほんとした感じ、納得できねぇ! って待て、オレの職業も決められるのかよ?! みんなしてオレを注視すんのやめてくんねぇかな?!
副会長の言葉に、オレは首を傾げた。禁書ってくらいだし、管理する奴がいないとダメなんじゃねぇの?
「あそこは絶対の禁制。何重にも厳重に鍵が掛けられてる。ありとあらゆる方法で!」
へ?!
「私の頭の中が、禁書庫より禁書だらけだからだよ」
ルイの言葉に、みんなが呆然。言ってる意味が分かんねぇ?!
「私の役目は、禁書を読んで、間違えてる箇所がある書物を書き直すことなんだよ」
「それは……!」
「禁書庫は昔は読んでも理解できる人がいたかもしれないけど、今は皆無に近いでしょう? 間違ったまま、放置されてるものも多数あって、そのままなのは都合が悪いらしくてね」
「どれだけの書物があると思ってるんだ?! 魔法省の地下三階から独房のある地下の間が全て禁書庫だ!」
吠えたのは風紀委員長。そんなに膨大な量なのかよ?
「一生かかっても終わらないかもね。まあ、私は魔力が強いから、寿命は他の人より長いと思うけど」
いや、そういう問題じゃねぇよな?
「頭が禁書って、どういうことだよ?」
「魔力が集めてくる情報は、普通の物ばかりじゃないよ。危険で邪悪と判断された知識も、魔力は容赦なく吸収する。私も極力使わないようにしてはいるけど、無意識に使っている場合もあるんだ」
ルイは架空に視線を向けたんだ。その視線の先にはなにが映ってんだろうな。
「勉強なんかしなくても、知識だけは魔力が集めてきた。目が見えなくても、言葉が分からなくても。文字の認識がなくても。それに気が付いた研究員が、私にキツく言ったんだよ。良い悪いの判断は難しいかもしれないけど、知識は人を狂わせる。決して、人前で、ましてや幼いときにひけらかすのは感心しないってね。そのときの私には感情なんてなかったから、ただ、頭の中身を口にしただけだったんだけどね」
小さい子供が分かるわけねぇよな?
「しばらくして、初等部への入学が決まってすぐ、将来の職業を決められたんだよ。頭の中に詰まっている情報に禁書が含まれているのなら、ってね」
「そういうことだったの?」
副会長が小さく息を吐き出した。
「いつでも理不尽な扱いを受けていると思っていたよ」
「理不尽……、仕方ないでしょう。私が危険人物であることは誕生時から分かっていたことだし。持って生まれたモノだから、捨てることもできないしね」
「禁書庫に一人でか?」
風紀委員長、まだ、納得してないみてぇだな。
「そうだと思うけど?」
「こいつは連れて行かないのか?」
どうしてオレに視線を向けんだよ。オレが司書官なんかなれるわけねぇだろう。そんな頭なんか持ち合わせてねぇし、ルイと同等の魔力を持ってたってさ、俺の魔力は情報なんか集めてこねぇもん。
「そんな話は聞いてないけど」
「一人でなんて行かせられるか! 禁書庫にあるのは本だけじゃない! ありとあらゆる負のモノが集まって淀んでるんだ! ルイなんかが一人で禁書庫に行ってみろよ。確実に呑まれるだろうが!」
へ? 本だけじゃないのかよ?!
「こいつは空気清浄機みたいなもんだろう?! これだけ強い癒しと浄化作用のある魔力なんか、お目にかかったことないわ! 本人の意思なんか御構い無しに、その辺を浄化しまくってんだからな」
空気清浄機って。その言い方もどうよ。
「凄い表現だね」
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