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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
065 お相手は?
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オレ、言っちゃいけないこと言ったのか?
「私の両親は、闇の魔法使いを捕獲する仕事をしてるんだよ」
いきなり、話し出したルイに困惑するんだけど。
「もし、サクヤが私の側に来てくれなかったら、幽閉されることは決まっていたし、まかり間違えて私が闇に染まれば、両親に狩られたかもしれないんだよ」
「……え?」
「もちろん、両親だけではなくてその友人や、魔法省の人達も、どんな仕事をしているのか隠してくれてはいたよ。でもね。私の魔力は貪欲なまでに情報や知識を吸収する。隠し事が隠し事にならないんだよ。だからかな。本当の両親なのに、苦手意識を持ってしまったんだ」
ルイは破壊の衝動が強い魔力なんだよな。魔法省の監視のもと育ってて、ずっと、干渉され続けてた。
「あいつが学校に現れたときにいた、魔法省の奴等と同じなのか?」
「地下の?」
「そう」
「違うよ。地下の番人は余程じゃないと動かないから。彼等があそこに現れたのはあの人だったからだよ。番人も一歩間違えれば闇の者だからね」
それって、魔法省っていう後ろ盾があるから闇の魔法使いじゃないってことか? 枠から外れたら闇の魔法使い認定になるのか?
「何を考えてるのか分かるけど」
ルイが苦笑いを浮かべる。
「彼の名前ははシロガネ(白銀)さん。旦那様がクチバ(朽葉)さんで。二人も両親と一緒に魔法省に会いに来てくれてて……」
勢いよく飛び込んで来た二人に、ルイは口を閉ざした。
「ダーリン! この子よ。この子がルイ君のお相手」
女言葉のおっさん、もとい! シロガネさん、ダーリンって?! 一緒に入って来た男の人。シロガネさんがダーリン発言したんだから、今、ルイが言ってたクチバさんだよな。シロガネさんが一言で言うと暑苦しいのに対して、クチバさんは物静かな感じだ。
「解放されたのか?」
ルイをじっと見詰めて、一言。うん、渋い。
「サクヤのおかげで」
「そうか。あいつらも安心だな」
ルイは少し躊躇ったあと、小さく頷いた。
「これが頼まれてたお菓子だ。それとこっちは、俺達からだ」
二つ目の前に出された箱。一つは細長くて、一つは正方形に近い。
「ダーリン、淡白過ぎるわ。もう少し、明るく祝ってあげてちょうだい」
「お前が姦し過ぎるんだ」
なんか、バランス取れてるかも。
「気になってるんだが、その相手の頭の上のは火の鳥か?」
「キュウ!」
ベニ、お前に聞いてないんだぞ。
「クレナイの多分、子供。火の鳥が卵を産むって知らなかったし」
「いや、俺も知らないが」
「どうもサクヤの使い魔になる気らしくて。梟を寄せ付けないから」
「キュウキュウ!」
ややこしくなるから、返事するんじゃねぇよ。
「孵化したばかりか?」
「かなり経つんだけど、頭の上が気に入ってるみたいで、サイズが変わらないんだ。ただ、大量に魔力を摂取して急激に成長できるから、伸縮自在なのかもしれない」
ルイの言葉に二人が固まった。そうだろう! ベニがおかしいんだって!
「ルイ君だけじゃなくて、お相手も特殊なのね」
シロガネさん、その発言! 失礼極まりない!
「火の鳥の主は火の鳥自身が決めるからな。魔法で縛ってないんだろう?」
「してないよ。それに、これだけ魔力が強いと受け付けないから」
シロガネさんとクチバさんは納得したように頷くし。
「じゃあ、近いうちに結婚式ね。もちろん、出席させてもらうわよ。ね?」
シロガネさんがクチバさんに訊くと、クチバさんが当たり前のように頷いた。おい、結婚式って。
「学校とは別に行う結婚式だよ」
ルイが俺の疑問を察したように言ってきやがった! やっぱりかよ!
「私の両親は、闇の魔法使いを捕獲する仕事をしてるんだよ」
いきなり、話し出したルイに困惑するんだけど。
「もし、サクヤが私の側に来てくれなかったら、幽閉されることは決まっていたし、まかり間違えて私が闇に染まれば、両親に狩られたかもしれないんだよ」
「……え?」
「もちろん、両親だけではなくてその友人や、魔法省の人達も、どんな仕事をしているのか隠してくれてはいたよ。でもね。私の魔力は貪欲なまでに情報や知識を吸収する。隠し事が隠し事にならないんだよ。だからかな。本当の両親なのに、苦手意識を持ってしまったんだ」
ルイは破壊の衝動が強い魔力なんだよな。魔法省の監視のもと育ってて、ずっと、干渉され続けてた。
「あいつが学校に現れたときにいた、魔法省の奴等と同じなのか?」
「地下の?」
「そう」
「違うよ。地下の番人は余程じゃないと動かないから。彼等があそこに現れたのはあの人だったからだよ。番人も一歩間違えれば闇の者だからね」
それって、魔法省っていう後ろ盾があるから闇の魔法使いじゃないってことか? 枠から外れたら闇の魔法使い認定になるのか?
「何を考えてるのか分かるけど」
ルイが苦笑いを浮かべる。
「彼の名前ははシロガネ(白銀)さん。旦那様がクチバ(朽葉)さんで。二人も両親と一緒に魔法省に会いに来てくれてて……」
勢いよく飛び込んで来た二人に、ルイは口を閉ざした。
「ダーリン! この子よ。この子がルイ君のお相手」
女言葉のおっさん、もとい! シロガネさん、ダーリンって?! 一緒に入って来た男の人。シロガネさんがダーリン発言したんだから、今、ルイが言ってたクチバさんだよな。シロガネさんが一言で言うと暑苦しいのに対して、クチバさんは物静かな感じだ。
「解放されたのか?」
ルイをじっと見詰めて、一言。うん、渋い。
「サクヤのおかげで」
「そうか。あいつらも安心だな」
ルイは少し躊躇ったあと、小さく頷いた。
「これが頼まれてたお菓子だ。それとこっちは、俺達からだ」
二つ目の前に出された箱。一つは細長くて、一つは正方形に近い。
「ダーリン、淡白過ぎるわ。もう少し、明るく祝ってあげてちょうだい」
「お前が姦し過ぎるんだ」
なんか、バランス取れてるかも。
「気になってるんだが、その相手の頭の上のは火の鳥か?」
「キュウ!」
ベニ、お前に聞いてないんだぞ。
「クレナイの多分、子供。火の鳥が卵を産むって知らなかったし」
「いや、俺も知らないが」
「どうもサクヤの使い魔になる気らしくて。梟を寄せ付けないから」
「キュウキュウ!」
ややこしくなるから、返事するんじゃねぇよ。
「孵化したばかりか?」
「かなり経つんだけど、頭の上が気に入ってるみたいで、サイズが変わらないんだ。ただ、大量に魔力を摂取して急激に成長できるから、伸縮自在なのかもしれない」
ルイの言葉に二人が固まった。そうだろう! ベニがおかしいんだって!
「ルイ君だけじゃなくて、お相手も特殊なのね」
シロガネさん、その発言! 失礼極まりない!
「火の鳥の主は火の鳥自身が決めるからな。魔法で縛ってないんだろう?」
「してないよ。それに、これだけ魔力が強いと受け付けないから」
シロガネさんとクチバさんは納得したように頷くし。
「じゃあ、近いうちに結婚式ね。もちろん、出席させてもらうわよ。ね?」
シロガネさんがクチバさんに訊くと、クチバさんが当たり前のように頷いた。おい、結婚式って。
「学校とは別に行う結婚式だよ」
ルイが俺の疑問を察したように言ってきやがった! やっぱりかよ!
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