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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
158 真相は……。
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ベニにオレの魔力を喰べるように言って、屋敷の奥に向かって歩き出す。気のせいか、若干、湿度と温度が上がったような気がする。息がしにくいっていうか。
廊下を歩いていると、そこかしこに、さっきの部屋のように人骨を目にする。結界というより、封印されてたんだろうな。空気そのものも密閉状態だったんだと思う。纏わり付くような空気が不快だ。
「爺さんはついて来る気か?」
ウィル オ ウィプスに鋭い視線を投げかけて、リッカが毒付く。爺さんって。オレでも遠慮して言ってねぇのに。
『決まっているだろう』
「だいたい、付いて来ても、何一つ利益がないと思うが」
『そんなことはないぞ。お前達は面白い。特に儂はお前が気に入った』
リッカの眉間に皺が寄って、こめかみに血管が浮き上がってる。かなり怒ってるよな。その感情の起伏に、ウィル オ ウィプスが面白がってる、と思う。
「変わった者に気に入られたね」
ルイは相変わらずのほほんだな。
「僕としては、害がないなら付いて来ても問題ないけどね」
コウガも相変わらず。
突き当たりまで歩いて、目の前にある地下へと続く階段を視界に収める。ここに来るまでにかなりの部屋数があったから、その部屋の中にたくさんの骨があるんだろうな。必要な魂を捉えたら、この屋敷を浄化しねぇと。御霊送りはウィル オ ウィプスの爺ちゃんに任せればいいしさ。
「灯りがないからさすがに暗いね」
地下へと続く階段を降りた先で、ルイがポツリと呟く。
『ほれ、この鬼火で十分だろう』
「……あまり、嬉しくないが」
リッカは嫌そうに顔を顰めてボソリと言葉を吐き出す。でもさ、ウィルの爺ちゃんは素知らぬ風だ。ちなみに、正式名称が長いから、ウィルの爺ちゃんで俺は通す! 心の中だし。
地下にも複数の部屋。生暖かったはずの空気が冷たさを含む。これは地下だからの空気の冷たさじゃねぇ。悪寒だ。
「本当に自殺したっていうのは嘘だったみたいだね」
『そう言っただろう』
「一族の人達は?」
『利用された。あの哀れな子が暴れだすとどうもおかしいと言う話になったらしいな。当然、追及もされた』
後悔で自殺したんじゃなくて、追求逃れに親戚を使ったってことか?
『少なくとも、近いし者は実験で作り出した卵のせいだと分かっていた。魔法省に知らせるにも時期が遅すぎた。とった方法が、まあ、短絡的だな』
短絡的にとった方法。それって……。
『儂がここに来た理由はな、哀れな魂が不自然に増えた場所だったからだ。放っておいてはどうなるか分からん。特に魔法使いの魂は、魂そのものがマナを摂取する。力を溜め込むからな』
じゃあ、魂を送ってる間に閉じ込められたのかよ?
『だがな。儂は魂を導きはするが、縛られてしまっていては手も足も出ん。儂が来てから命を奪われた者は縛られる前に送ることは出来た。来る前の者はそのままだ』
地下の廊下を歩きながらウィルの爺ちゃんの話を聞く。つまり、異常に気が付くまでにかなりの時間があったってことだよな。人骨の数が半端じゃねぇし。
「首謀者は殺されたの?」
ルイは杖を持つ手に力を込めつつ、質問を投げかけた。
『そのようだな。ただ、手にかけた者達は魂となったあ奴に取り殺された。呆気なかっただろうな。おかしいことに気が付いた親戚連中も、この屋敷につくと地下に引きずり込まれて、同じ運命を辿った』
「なんで知ってるんだよ?」
『ネズミがな……』
いや、確かにネズミの姿を何度も目撃してっけどさ。ネズミはやつにしたら眼中外ってことかよ。
『あ奴も地下にお前達が来たことに気が付いてるだろう。話を聞くなどど考えないことだ』
手に持つ杖に力が入る。目の前に迫った扉に、自ずと足の歩みが止まった。
廊下を歩いていると、そこかしこに、さっきの部屋のように人骨を目にする。結界というより、封印されてたんだろうな。空気そのものも密閉状態だったんだと思う。纏わり付くような空気が不快だ。
「爺さんはついて来る気か?」
ウィル オ ウィプスに鋭い視線を投げかけて、リッカが毒付く。爺さんって。オレでも遠慮して言ってねぇのに。
『決まっているだろう』
「だいたい、付いて来ても、何一つ利益がないと思うが」
『そんなことはないぞ。お前達は面白い。特に儂はお前が気に入った』
リッカの眉間に皺が寄って、こめかみに血管が浮き上がってる。かなり怒ってるよな。その感情の起伏に、ウィル オ ウィプスが面白がってる、と思う。
「変わった者に気に入られたね」
ルイは相変わらずのほほんだな。
「僕としては、害がないなら付いて来ても問題ないけどね」
コウガも相変わらず。
突き当たりまで歩いて、目の前にある地下へと続く階段を視界に収める。ここに来るまでにかなりの部屋数があったから、その部屋の中にたくさんの骨があるんだろうな。必要な魂を捉えたら、この屋敷を浄化しねぇと。御霊送りはウィル オ ウィプスの爺ちゃんに任せればいいしさ。
「灯りがないからさすがに暗いね」
地下へと続く階段を降りた先で、ルイがポツリと呟く。
『ほれ、この鬼火で十分だろう』
「……あまり、嬉しくないが」
リッカは嫌そうに顔を顰めてボソリと言葉を吐き出す。でもさ、ウィルの爺ちゃんは素知らぬ風だ。ちなみに、正式名称が長いから、ウィルの爺ちゃんで俺は通す! 心の中だし。
地下にも複数の部屋。生暖かったはずの空気が冷たさを含む。これは地下だからの空気の冷たさじゃねぇ。悪寒だ。
「本当に自殺したっていうのは嘘だったみたいだね」
『そう言っただろう』
「一族の人達は?」
『利用された。あの哀れな子が暴れだすとどうもおかしいと言う話になったらしいな。当然、追及もされた』
後悔で自殺したんじゃなくて、追求逃れに親戚を使ったってことか?
『少なくとも、近いし者は実験で作り出した卵のせいだと分かっていた。魔法省に知らせるにも時期が遅すぎた。とった方法が、まあ、短絡的だな』
短絡的にとった方法。それって……。
『儂がここに来た理由はな、哀れな魂が不自然に増えた場所だったからだ。放っておいてはどうなるか分からん。特に魔法使いの魂は、魂そのものがマナを摂取する。力を溜め込むからな』
じゃあ、魂を送ってる間に閉じ込められたのかよ?
『だがな。儂は魂を導きはするが、縛られてしまっていては手も足も出ん。儂が来てから命を奪われた者は縛られる前に送ることは出来た。来る前の者はそのままだ』
地下の廊下を歩きながらウィルの爺ちゃんの話を聞く。つまり、異常に気が付くまでにかなりの時間があったってことだよな。人骨の数が半端じゃねぇし。
「首謀者は殺されたの?」
ルイは杖を持つ手に力を込めつつ、質問を投げかけた。
『そのようだな。ただ、手にかけた者達は魂となったあ奴に取り殺された。呆気なかっただろうな。おかしいことに気が付いた親戚連中も、この屋敷につくと地下に引きずり込まれて、同じ運命を辿った』
「なんで知ってるんだよ?」
『ネズミがな……』
いや、確かにネズミの姿を何度も目撃してっけどさ。ネズミはやつにしたら眼中外ってことかよ。
『あ奴も地下にお前達が来たことに気が付いてるだろう。話を聞くなどど考えないことだ』
手に持つ杖に力が入る。目の前に迫った扉に、自ずと足の歩みが止まった。
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