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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
170 誰が着る?
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「疑問を口に出していいか?」
「なに?」
「その、手の中のカタログはどう見ても女物のドレスだよな?」
「そうだけど」
「どうして女物なんだ!」
「サクヤが着るドレスだからだよ。それに、女物に見えるかもしれないけど、モデルは男だからね」
待てよ。じゃあ、この店って……。
「男物専門、ウェディングドレスの専門店だよ。まあ、そんなに需要があるわけじゃないから、他の服も取り扱ってるよ。あとでそっちも見て数点購入していこう」
「いや、高そうじゃねぇか……」
「なに言ってるの。今のサクヤだったら、ここの店の服は安い方だと思うよ」
安いって。オレさ、確かに給料が支払われてるみてぇだけど、実感ないんだって。なんせ、目の前にお金を提示されてるわけじゃねぇし。それに、ドレス着るのがオレに決定していることに疑問を感じんだけど?
「ルイが着るって選択肢はないのかよ?」
「なにを?」
「ドレス」
ルイが驚いたように目を見開いた。なんで驚くんだよ?
「みんな、楽しみにしてるって私に言ってきたけど」
「なにが?」
「サクヤのドレス姿」
どっちもタキシードって選択肢は?!
「オレも男物がいい!」
「結婚式って言っても、イベントだから楽しくないとが学校のモットー。両家のも多分、サクヤが着るのはドレスだと思うよ」
「両家のは楽しむ必要ないだろう?! それに、どうしてオレなんだよ!」
「言いにくいんだけど、身長の、関係もあるから」
その言葉に崩れ落ちた。身長……、そこを言われるとなにも言えねぇ! 結局、あんまり伸びなかったんだよ。逆にルイは更にスクスク伸びやがったし! オレの身長、ルイの肩までしかねぇんだよ。
「それに童顔だから、綺麗にメイクしたら可愛いと思うよ」
「待てよ。化粧までするのかよ!」
「当たり前でしょう。ちゃんと、その道のプロにライカと一緒に頼んであるから楽しみにしてて」
二人で結託しやがったな。
「ユエのドレスは?!」
「先週、サクヤがだだこねて一緒に行けなかったでしょう。ユエは素直にライカに従ってたよ」
ユエの場合、副会長の反撃が怖いんだよ。素直に従わないと、後で大変だって言ってたからな。
「一回しか使わねぇのに、オーダーかよ」
「そうだけど。ああ、このページ。コウガが写ってるよ」
はいぃぃ?! 恐る恐る覗き込むと確かにコウガの姿。コウガって色が独特だからな。そして、なんでカタログに写ってんだよ?
「このデザイン。使いたいって人がいるかもね。シンプルだけど、体の線が綺麗に出るし」
女みたいにメリハリある体じゃねぇだろうよ。って、コウガの腰細!
「ここカタログのモデルって、実は顧客なんだよ。その人用に作るからね」
「オレはここに写る予定はねぇぞ」
「決めるのは店の人だからね」
「断固拒否!」
ルイの顔がある意味怖いんだけど。なんだよ、その笑みは。
「注文は最高級の素材で、サクヤに合うようにレースやオーガンジーは惜しみなく。ふんわりした妖精みたいなドレスで。って注文してあるんだよ。カタログの中にないようなデザイン。魔法使いは可愛い容姿の人が少ないからね」
それってもしかしなくても……。
「お店の人はノリノリで、できてもいないのにカタログに載せたいって言ってきたんだけど?」
「……だから拒否だって」
「快諾しておいたから」
「勝手なことすんな!」
オレ、絶叫! でも、ルイはどこ吹く風で鼻歌交じりにカタログのページを捲ってる。
「そうそう。カタログ用の写真、ドレスができたら撮りに行くからね」
「だから! 嫌だって言ってんだろぉ!」
魔法使いって、ありえねぇ。
「なに?」
「その、手の中のカタログはどう見ても女物のドレスだよな?」
「そうだけど」
「どうして女物なんだ!」
「サクヤが着るドレスだからだよ。それに、女物に見えるかもしれないけど、モデルは男だからね」
待てよ。じゃあ、この店って……。
「男物専門、ウェディングドレスの専門店だよ。まあ、そんなに需要があるわけじゃないから、他の服も取り扱ってるよ。あとでそっちも見て数点購入していこう」
「いや、高そうじゃねぇか……」
「なに言ってるの。今のサクヤだったら、ここの店の服は安い方だと思うよ」
安いって。オレさ、確かに給料が支払われてるみてぇだけど、実感ないんだって。なんせ、目の前にお金を提示されてるわけじゃねぇし。それに、ドレス着るのがオレに決定していることに疑問を感じんだけど?
「ルイが着るって選択肢はないのかよ?」
「なにを?」
「ドレス」
ルイが驚いたように目を見開いた。なんで驚くんだよ?
「みんな、楽しみにしてるって私に言ってきたけど」
「なにが?」
「サクヤのドレス姿」
どっちもタキシードって選択肢は?!
「オレも男物がいい!」
「結婚式って言っても、イベントだから楽しくないとが学校のモットー。両家のも多分、サクヤが着るのはドレスだと思うよ」
「両家のは楽しむ必要ないだろう?! それに、どうしてオレなんだよ!」
「言いにくいんだけど、身長の、関係もあるから」
その言葉に崩れ落ちた。身長……、そこを言われるとなにも言えねぇ! 結局、あんまり伸びなかったんだよ。逆にルイは更にスクスク伸びやがったし! オレの身長、ルイの肩までしかねぇんだよ。
「それに童顔だから、綺麗にメイクしたら可愛いと思うよ」
「待てよ。化粧までするのかよ!」
「当たり前でしょう。ちゃんと、その道のプロにライカと一緒に頼んであるから楽しみにしてて」
二人で結託しやがったな。
「ユエのドレスは?!」
「先週、サクヤがだだこねて一緒に行けなかったでしょう。ユエは素直にライカに従ってたよ」
ユエの場合、副会長の反撃が怖いんだよ。素直に従わないと、後で大変だって言ってたからな。
「一回しか使わねぇのに、オーダーかよ」
「そうだけど。ああ、このページ。コウガが写ってるよ」
はいぃぃ?! 恐る恐る覗き込むと確かにコウガの姿。コウガって色が独特だからな。そして、なんでカタログに写ってんだよ?
「このデザイン。使いたいって人がいるかもね。シンプルだけど、体の線が綺麗に出るし」
女みたいにメリハリある体じゃねぇだろうよ。って、コウガの腰細!
「ここカタログのモデルって、実は顧客なんだよ。その人用に作るからね」
「オレはここに写る予定はねぇぞ」
「決めるのは店の人だからね」
「断固拒否!」
ルイの顔がある意味怖いんだけど。なんだよ、その笑みは。
「注文は最高級の素材で、サクヤに合うようにレースやオーガンジーは惜しみなく。ふんわりした妖精みたいなドレスで。って注文してあるんだよ。カタログの中にないようなデザイン。魔法使いは可愛い容姿の人が少ないからね」
それってもしかしなくても……。
「お店の人はノリノリで、できてもいないのにカタログに載せたいって言ってきたんだけど?」
「……だから拒否だって」
「快諾しておいたから」
「勝手なことすんな!」
オレ、絶叫! でも、ルイはどこ吹く風で鼻歌交じりにカタログのページを捲ってる。
「そうそう。カタログ用の写真、ドレスができたら撮りに行くからね」
「だから! 嫌だって言ってんだろぉ!」
魔法使いって、ありえねぇ。
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