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銀の鳥籠SS
002 ハゲ?■
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■105火の鳥の羽根で、ベニとクレナイが羽根を毟り取ったことでハゲが出来ました。そのハゲ部分を見たユエの疑問です。
ユエがやたらとジーって見詰めてくるんだよな。本当に凝視って言葉がぴったりな感じでさ。
「あのさ。訊いていいのか悩んだんだけど。スッキリさせたいから」
なんだ?
「ベニのその腹の辺り、なんでハゲてんの?」
「ハゲ?」
なんのことだって思ったんだけどさ、思い出した。あれだ。羽根を使いたいから燃やさないでほしいって言ったらさ返事してくれたんだ。でもさ、そのあとの行動に唖然だよ。
「これ、自分で毟ったんだよ」
「は? なんで?」
「あいつの封印強化に火の鳥の羽根が必要でさ。ほしいって言ったらさ、ブチッて」
「わあ、痛そう」
「痛いとは思うけどさ、クレナイと二羽して平然としてんだよ」
「クレナイも?」
「そう。必要だったからさ」
ユエでも詳しく教えるわけにはいかねぇからな。あいつの今の状況は、トップシークレットだ。
「地肌見えてんだけど。生えてくんの?」
「生えてくんじゃねぇの? 躊躇いなく毟ったんだし。たださ。自然に落ちるのとはわけ違うし。時間がかかるんじゃね?」
「クレナイもハゲてんの?」
「ハゲてる。クレナイの場合、必死で毛繕いしてるけど」
「ベニは寝てるじゃん」
「気にしてねぇんじゃね? そういうとこ、こだわらなさそうだし」
「主と同じ」
今、何気に失礼なこと言わなかったか?
「サクヤも気にしなさそう。で、会長は気にしそう」
いや、否定はしねぇけど。オレに関するユエの認識があんまりすぎんじゃねえの。今更だけどさ。
■おまけ■
「ユエがサクヤに訊いてるけど、本当のこと?」
ライカがそう訊いてきた。まあ、気になるよね。結構、ハゲてるし。
「本当だよ。ほら、火の鳥って生え変わった羽根を無意識に燃やして処理してしまうでしょう?」
「魔法の媒介になるからね」
「そう。どうしてもその羽根が必要で、燃やさないで使わせて欲しいって言ったら、二羽して引き抜いたんだよ。乱暴だよね」
ライカの表情が若干、おかしい。
「無謀な主そっくりなんだね」
「無謀って……」
「そうでしょう? ルイにしろ、サクヤにしろ、無鉄砲なんだからね」
……ライカが毒舌なのは今に始まったことじゃないけど、ユエと二人でそっくりだね。私達を微妙に貶してるあたりが。でも、否定はできないね。
終わり。
ユエがやたらとジーって見詰めてくるんだよな。本当に凝視って言葉がぴったりな感じでさ。
「あのさ。訊いていいのか悩んだんだけど。スッキリさせたいから」
なんだ?
「ベニのその腹の辺り、なんでハゲてんの?」
「ハゲ?」
なんのことだって思ったんだけどさ、思い出した。あれだ。羽根を使いたいから燃やさないでほしいって言ったらさ返事してくれたんだ。でもさ、そのあとの行動に唖然だよ。
「これ、自分で毟ったんだよ」
「は? なんで?」
「あいつの封印強化に火の鳥の羽根が必要でさ。ほしいって言ったらさ、ブチッて」
「わあ、痛そう」
「痛いとは思うけどさ、クレナイと二羽して平然としてんだよ」
「クレナイも?」
「そう。必要だったからさ」
ユエでも詳しく教えるわけにはいかねぇからな。あいつの今の状況は、トップシークレットだ。
「地肌見えてんだけど。生えてくんの?」
「生えてくんじゃねぇの? 躊躇いなく毟ったんだし。たださ。自然に落ちるのとはわけ違うし。時間がかかるんじゃね?」
「クレナイもハゲてんの?」
「ハゲてる。クレナイの場合、必死で毛繕いしてるけど」
「ベニは寝てるじゃん」
「気にしてねぇんじゃね? そういうとこ、こだわらなさそうだし」
「主と同じ」
今、何気に失礼なこと言わなかったか?
「サクヤも気にしなさそう。で、会長は気にしそう」
いや、否定はしねぇけど。オレに関するユエの認識があんまりすぎんじゃねえの。今更だけどさ。
■おまけ■
「ユエがサクヤに訊いてるけど、本当のこと?」
ライカがそう訊いてきた。まあ、気になるよね。結構、ハゲてるし。
「本当だよ。ほら、火の鳥って生え変わった羽根を無意識に燃やして処理してしまうでしょう?」
「魔法の媒介になるからね」
「そう。どうしてもその羽根が必要で、燃やさないで使わせて欲しいって言ったら、二羽して引き抜いたんだよ。乱暴だよね」
ライカの表情が若干、おかしい。
「無謀な主そっくりなんだね」
「無謀って……」
「そうでしょう? ルイにしろ、サクヤにしろ、無鉄砲なんだからね」
……ライカが毒舌なのは今に始まったことじゃないけど、ユエと二人でそっくりだね。私達を微妙に貶してるあたりが。でも、否定はできないね。
終わり。
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