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銀の鳥籠SS
020 今更の疑問
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■サクヤとルイの出会いの場面。魔法使いの知識がほとんどなかったサクヤが、なぜ魔力の循環方法を知っていたのか?
「今更だけど、サクヤはどうして魔力の循環方法を知っていたの?」
「は?」
魔法学校を卒業し、仕事に慣れ始めた頃、休憩中にルイが訊いてきた。
「どうして今更……」
「訊こうにも、あの後、大変だったでしょう? 勉強の関係もあったけどね」
「そうだけどさ」
「ほとんど魔法使いの知識がなかったのに、どうしてその部分だけ知っていたのか疑問で」
確かに普通に考えておかしいよな。
「ほら、入学式と言う校長、教頭、教師との顔合わせの時、教えられたんだよな」
今思えば、教えておかなければいけないと思ったんだろうけど、中途半端に教えられたって言う。
「親もいきなり言われて吃驚だったしさ。それまで、男同士って感覚なかったし」
「一般的な人ではあまりその思考にならないからね」
「多分、そう言う趣味のやつはいたとは思うけど。オレは普通の感覚だっだからな」
オレがそう言えば、ルイがいきなり笑い出した。
「なんだよ」
「だからだったんだって。思いっきり拒絶したでしょう? 魔法学校に初等部から居る子達なら、喜んで受けてくれるからね」
まあ、あの悲鳴は耳に来たよな。耳鳴りの次元だったよな。
「それにも驚いたけどよ。ルイの相手がいなかったら魔法省の地下に監禁、も吃驚だったけどさ」
「仕方ないよ。持って生まれたもののことだし。カイトさんが必死で調べていたことは知っていたけどね。生まれつきのものを捻じ曲げるのは容易じゃないよ」
オレが諦めた理由がそれだしな。それに、ルイって放って置けなかったと言うか。
「まさか、私がサクヤに求愛することで、あそこまで大騒ぎになるなんて考えてもいなかったしね」
「あの事件を大騒ぎで片付けるルイもどうかと思うけどな」
「表現のしようがないでしょう?」
「一応、魔法界が大騒ぎだったんじゃねぇの」
「そうなんだけどね」
今更だけどな。それにあいつは魔法省の地下で、魔法省で消費されるエネルギーを供給し続けてる。あいつの命が続く限り永遠に終わらない。それは、あいつを捉え続けてるあの場所から逃げ出さないためでもあるからな。溢れ出す魔力を奪い続けないと、逃げ出すことになりかねない。キンとギンが言っていたしな。
「話を戻すけど、つまり、入学時、学校側から求愛されると循環相手としてそう言う行為を行うって、その部分だけを教えられたってことだよね?」
「なんだよな。まさか、循環させないと破壊の魔力を持つ者の精神そのものに問題が生じるって知らなかったし。教えるなら、そこまで教えるのが普通なんじゃねぇの?」
「どうかな?」
「どう言うことだよ」
「サクヤは魔法使いの知識に乏しかったし、学校側としては教える必要にかられていても、詳しく話すことを躊躇ったんだと思うよ」
何も知らずにその部分だけを教えられても理解はできないよな。今はそれなりに知識はあるし、必要だって思えるけどさ。あの時は、疑問しか持たなかったよな。
「ずっと疑問だったんだよ」
「魔力は収集してこなかったのかよ?」
「すると思ってるの? 興味がないと収集しないと教えたし、あえて、サクヤ関係は拾ってこなかったんだと思うしね」
そうだった。あの時の衝撃は半端じゃなかったしな。それに、あの時はこんな未来が待ってるなんて思ってもなかったしさ。
終わり。
「今更だけど、サクヤはどうして魔力の循環方法を知っていたの?」
「は?」
魔法学校を卒業し、仕事に慣れ始めた頃、休憩中にルイが訊いてきた。
「どうして今更……」
「訊こうにも、あの後、大変だったでしょう? 勉強の関係もあったけどね」
「そうだけどさ」
「ほとんど魔法使いの知識がなかったのに、どうしてその部分だけ知っていたのか疑問で」
確かに普通に考えておかしいよな。
「ほら、入学式と言う校長、教頭、教師との顔合わせの時、教えられたんだよな」
今思えば、教えておかなければいけないと思ったんだろうけど、中途半端に教えられたって言う。
「親もいきなり言われて吃驚だったしさ。それまで、男同士って感覚なかったし」
「一般的な人ではあまりその思考にならないからね」
「多分、そう言う趣味のやつはいたとは思うけど。オレは普通の感覚だっだからな」
オレがそう言えば、ルイがいきなり笑い出した。
「なんだよ」
「だからだったんだって。思いっきり拒絶したでしょう? 魔法学校に初等部から居る子達なら、喜んで受けてくれるからね」
まあ、あの悲鳴は耳に来たよな。耳鳴りの次元だったよな。
「それにも驚いたけどよ。ルイの相手がいなかったら魔法省の地下に監禁、も吃驚だったけどさ」
「仕方ないよ。持って生まれたもののことだし。カイトさんが必死で調べていたことは知っていたけどね。生まれつきのものを捻じ曲げるのは容易じゃないよ」
オレが諦めた理由がそれだしな。それに、ルイって放って置けなかったと言うか。
「まさか、私がサクヤに求愛することで、あそこまで大騒ぎになるなんて考えてもいなかったしね」
「あの事件を大騒ぎで片付けるルイもどうかと思うけどな」
「表現のしようがないでしょう?」
「一応、魔法界が大騒ぎだったんじゃねぇの」
「そうなんだけどね」
今更だけどな。それにあいつは魔法省の地下で、魔法省で消費されるエネルギーを供給し続けてる。あいつの命が続く限り永遠に終わらない。それは、あいつを捉え続けてるあの場所から逃げ出さないためでもあるからな。溢れ出す魔力を奪い続けないと、逃げ出すことになりかねない。キンとギンが言っていたしな。
「話を戻すけど、つまり、入学時、学校側から求愛されると循環相手としてそう言う行為を行うって、その部分だけを教えられたってことだよね?」
「なんだよな。まさか、循環させないと破壊の魔力を持つ者の精神そのものに問題が生じるって知らなかったし。教えるなら、そこまで教えるのが普通なんじゃねぇの?」
「どうかな?」
「どう言うことだよ」
「サクヤは魔法使いの知識に乏しかったし、学校側としては教える必要にかられていても、詳しく話すことを躊躇ったんだと思うよ」
何も知らずにその部分だけを教えられても理解はできないよな。今はそれなりに知識はあるし、必要だって思えるけどさ。あの時は、疑問しか持たなかったよな。
「ずっと疑問だったんだよ」
「魔力は収集してこなかったのかよ?」
「すると思ってるの? 興味がないと収集しないと教えたし、あえて、サクヤ関係は拾ってこなかったんだと思うしね」
そうだった。あの時の衝撃は半端じゃなかったしな。それに、あの時はこんな未来が待ってるなんて思ってもなかったしさ。
終わり。
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