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見知らぬ人間がぞろぞろと集まって来て、村の集会所に入っていく。
マレーヌはずいぶん遠くの村にまで声をかけたらしく、普段年寄りの多いうちの村が、たくさんの若者で溢れかえっていた。
酒とつまみを持って集会所に入ると、すでに熱気ムンムンで、盛り上がって踊っている者が見えた。
マレーヌが企画した若者交流会の日が来てしまった。こういった世界でも出会いの場というのは少なく、昨今、結婚しない若者が増えているというのが問題になっていた。
各村に声をかけると、やろうやろうという話が大きくなって、予想を超える人数が集まっていた。
俺は主役だからなんて言われていたが、主催する村の人間なので、結局裏方として酒や食事を運んで、誰かと話すことなく動き続けていた。
会場の中心で、若い男女に囲まれているのはパラディだった。
帝都から来た若い神父、それだけでみんなの期待は爆上がりで、実際のイケメンっぷりはその倍をいく始末で、みんな目をハートにした状態で話しかけていた。
パラディはマレーヌに引っ張って連れて来られた状態で、いつもの愛想のかけらもない真顔で座って酒を飲んでいた。
その様子を見ながら、俺は小さくため息をついた。
どうしても意識してしまう。忘れようとしたのに忘れられない。あの夜のキスはまるで幻だったかのようだ。
なぜ俺にあんなことをしたのか、そのことだけでも言ってもらえれば冗談やノリで済ますこともできるのに。
そう思いながら、チラチラとみんなに囲まれるパラディの様子を見ていた。
「お兄さん、運んでばかりいるけど、ちゃんと飲んでる?」
飲み終わったカップを片付けていたら、背中に声をかけられた。
若い男だったが、もう色んな村の人がいて、どこの誰だか全く分からない。
「さっきからいいなって思ってて。ほら、酒飲みなよ。これ、この葡萄酒は美味いよ」
男が自分の席にあった葡萄酒の入ったカップを俺に渡して来た。
葡萄酒は高級品で貴族が飲むものなので、当然今日は用意していない。持参したのかなと思いながら受け取ろうとしたら、伸びて来た手がカップを掴んで俺から遠ざけてしまった。
「こら、給仕係が飲んでどうする。それに、安物の葡萄酒は悪酔いするからやめておけ。飲むなら、こっちだ」
「パラディ神父っっ」
伸びてきた手はパラディ神父だった。
いつの間にか俺の背後に立っていて、腰を掴んで引き寄せられた。
世話人がべろべろになったら困るからか、葡萄酒は男の元に戻されてしまった。代わりにこの村で作っている米を発酵させたお酒を手渡された。
「これ……子供が飲むくらい弱いやつですけど」
「お前にはこれがちょうどいい。それと、足りないものがあるんだ倉庫へ来てくれ」
「はい、わ……分かりました」
いつも冷静沈着な様子のパラディがどこか気が立っているように見えた。
俺は葡萄酒を勧めてくれた人に楽しんでくれと頭を下げてから、パラディの後を追って倉庫へ向かった。
「フォーク? お皿ですか? 必要なものは会場に出してますから、ここには……」
「ラン……」
この時間倉庫は誰もいない。
地下の冷んやりとした空気に少し身震いしていたら、腕を掴まれて気がついたらパラディの胸の中にすっぽり包まれていた。
「なっ……何を!? なに? どうしたんですか?」
「お前は人の気も知らないでふらふらと……」
「へ? なに? なんの話?」
思わず軽く抵抗して胸を押してみたが、力強い腕は太くてビクともしなかった。
倉庫内の棚の奥に押しやられて、背中が壁になって逃げ場がなくなってしまった。
どうしていいのか途方に暮れていたら、パラディの手は俺の背中を這って、ゆっくりと下に降りてきてしまった。
「ぁぁ……んっっ、な……なに?」
背中を這われる感覚でゾクゾクっとしてしまったが、その手は俺の尻を掴んでゆっくりと揉み込むように撫でてきた。
「パラディ……しん……何を……やめてくださ……」
「しっ、静かに」
「んんっっ」
抗議しようとしたら、顎を掴まれて唇を塞がれてしまった。あの夜の優しいキスとは違う、何もかも飲み込まれるような深いキスに声も思考も奪われた。
程なくしてドカドカと足音が聞こえてきた。
誰か倉庫に来たのかと思ったが、小さく舌打ちの音が聞こえてきて、今度は足音が遠ざかっていった。
人の気配がなくなってから、パラディの唇はそっと離れていった。
「しっ……神父! 急に何をするんですか!?」
「しばらくここにいろ、鐘が鳴ったら会場に戻れ」
「はい!? なっ、え? ちょっと!!」
質問には答えず、耳元で訳の分からない指示を出して、パラディは颯爽と倉庫から出て行ってしまった。
残された俺は口元を手で押さえて、ズルズルとその場に座り込んだ。
信じられない。
なんであんなことを……
戯れや冗談にしては、真剣な顔つきだった。
もしかして、神父は俺が好き?
他の男に声をかけられているのを見て、思い余って倉庫に連れ込んだのか……?
「いや……まさか、そんな……」
思えばパラディによく見られていると感じることはあった。熱烈な視線というより、上司として部下の働きぶりを見るといった感じなので気にはしていなかった。
しかしそう考えると、愛情表現にしてはどうもサッパリとしているし、普段の無愛想ぶりは変わりない。好かれたいと思うなら、もっと優しくとかするべきだろう……
「……って、何考えたんだ、俺。これじゃ……優しくされたいみたいじゃないか……」
自分の考えに顔が熱くなって、足の力が抜けてしまった。パラディに言われた通り、すぐに会場には戻れずに、その場でうずくまった。
終わりを知らせる鐘が鳴った頃にようやく動くことができた。
会場に戻ると、帰る人もいたがまだ飲み足りないと騒いでいる連中も残っていた。
どっと疲れが押し寄せてきて、机に手をついていたら、ぷりぷり怒った顔のマレーヌが近づいてきた。
「ラン! どこにいたのよー。お勧めの羊飼いのジョンは帰っちゃったわ。紹介しようと思っていたのに」
「ごめんなさい。ちょっと疲れて休んでて……」
「確かに、ちょっと顔色が悪いわね。今残ってるのは、相手がいるやつがほとんどだし、片付けは任せて先に帰って」
「ありがとうございます。そういえば……さっき倉庫に誰か行きました? 何か探し物でもあったのかな」
「倉庫? そんなところ誰が行くのよ。飲んでたやつがトイレと間違えたんじゃない?」
パラディとキスをしている時に、誰かが来たような気がしたが、迷い込んだ人だったのだろう。
気にすることもないなと思いながら、残っている皿だけはまとめて帰ろうとテーブルに向かった。
「おい、ザニ村の話を聞いたか? あそこは下流だから、少し前から何度かあるらしいぞ……」
「身元は分からないらしいが、どう見たって余所モンだよ。帝国から流れてきた罪人だろう。まったく迷惑なもんだ」
残った連中が何やらヒソヒソと話をしていた。罪人という言葉に耳が反応してしまったが、俺のことを言っている様子はなさそうだった。
何か事件でも起きたのだろうかと、片付けをしながら耳を傾けた。
「それが見たところ目立った外傷がないらしくて、こりゃ素人の喧嘩じゃなさそうだって。駐屯所に連絡したけど、村で処理しておけって指示で誰も来ないらしい」
「ひどい話だ。帝都の揉め事はそっちでやって欲しいな。ましてや死体の処理なんて……」
ガシャン。
衝撃的な言葉が耳に入ってきて、思わず手が滑ってしまった。幸い皿は割れなかったが、派手な音が出てしまった。
話をしていた村人達もこっちに注目しているので、慌てて頭を下げてから集会所から逃げるように外に出た。
こんなのどかな所で変死体だなんて、何が起きているんだろう。
心臓がバクバクと鳴って不安が体を包んでいく。
俺の知らないところで、何か起きているのだろうか。
考えを巡らせてみたが、今俺がいるのは物語のその後の世界だ。
主人公と皇子が結ばれてハッピーエンド、二人は末永く幸せになりました、おしまい。
描かれたのはそれたけで、物騒な事件など何一つ知らない。
「もしかして、殺人鬼が村を襲いに……、そんなホラーな話ありかよ……」
ガサっと音がして、驚いた俺はひぃぃと掠れた声を上げた。
恐る恐る集会所の建物の影を見ると、そこからヌッと出てきたのはパラディだった。
「な……なっ、驚かさないで……こんな所で何を……」
「散歩だ」
「さ……散歩」
「帰るぞ。今日は遅いから、ランの家に泊まってもいいか?」
「いいですけど……変なことしないでくださいよ」
先ほどのこともあり警戒の目を向けると、フッと笑ったパラディは俺の頭を撫でてきた。
最近自然な微笑みをよく見せるようになって、その度にドキッとしてしまう。
「それは、誘っているのか?」
「なっっ!? エロ神父!」
「はははっ、そう言われると期待に応えなければ」
「いっ……いいですからっ、もう!」
こんな冗談を言うタイプではなかったはずだ。やっと打ち解けてくれたのかもしれないが、打ち解けすぎだろうと頭を抱えた。
近隣の村で起きた恐ろしい事件に怯えていたが、パラディの変なキャラ変のおかげで、そのことは頭の端に追いやられた。
俺の相手を見つけようとマレーヌが企画してくれた交流会だったが、俺以外のカップルはたくさん誕生して大盛況で終わったらしい。
不穏な色を静かに隠したまま、またいつもの日常に戻った。
しかし、俺とパラディの関係は明らかに違うものになった。
「早く、ここも拭いてくれ。沐浴は世話人の大切な仕事だろう」
「そ……それは、そうですけど……」
毎朝の沐浴、神父の寝汗を拭うのは確かに世話人の仕事だが、ソコはお世話しないと言ったはずだ。
ベッドに座ったパラディは長下着しか身につけていないが、その下半身には勇ましい男のソレが勃ち上がっていた。
というか、沐浴を始める前からそうなっていて、目を逸らすこともできない。
沐浴の時間は俺がパラディを弄って遊ぶくらいの勢いだったのに、最近はすっかり形勢逆転で、俺が真っ赤になって慌てるのをパラディは楽しんでいるように見える。
「そこを……あんまり、大きくしないでください。目のやり場に困るんです」
「ああ、男なら分かるだろう。朝はこうなる」
「それは……分かりますけど、収めてください」
「無理だな。可愛いランが、甲斐甲斐しく俺に触れてくるんだから、興奮しないわけがない」
「なっ……何をっっ、変な冗談は……あっ、わわっ」
いつも下着の中は軽く手を入れて簡単に拭って終わりなのに、パラディが変なことを言ってきたので、動揺して下着を引っ張って下ろしてしまった。
おかげで、ぼろんとパラディの立派な剛直が姿を現してしまった。
「すみませ……ぅぅ、いま、中にしまって……」
「このまま、触れてくれないか……、痛いくらいなんだ」
パラディのソレは、大きくて反り返って腹につきそうなくらいになっていた。
他人のモノを見る機会なんてないし、自分のモノとこんなに違うんだと思うと、唾が溢れてきてごくりと飲み込んでしまった。
「す……少し、だけなら……」
軽く手で触れてみたら、驚くほど硬くてまるで岩のようだった。
太い血管が浮き出てきて、触れるとどくどくと血が流れている感触があった。
「くっっ……ラン……」
興奮して荒い呼吸をしているパラディの口から、とんでもなくセクシーな声が漏れた。
自分の手でパラディがこんなに乱れた姿を見せるなんてと、俺の胸も熱くなって心臓が壊れそうになっていた。
親指で亀頭を刺激しながら、擦っていたらトロリと先走りが溢れてきた。
それを手に絡めて強く握り込んで擦れば、ソコはどんどん硬くなってびくびくと揺れ出した。
「気持ちいい……ですか?」
「ああ……たまらない……っっ……はぁ……」
パラディが切ない息を吐きながら感じている姿を見るだけで、俺の興奮も高まってしまった。
男のモノを触るなんて嫌悪感は少しもない。もっと感じて、もっと気持ち良くなって欲しいという欲が溢れてきた。
「パラディ神父……」
「オランジュだ」
「え……?」
「オランジュと呼んでくれ」
親密な恋人同士は幼名など、特別な名前で呼び合うと聞いた方がある。そして、それを教えるのは親愛の証なのだと……。
俺だけ、俺だけ許された特別なものだと思ったら、嬉しくてたまらなくなった。
そして目の前で切なげに揺れる赤い唇に吸い寄せられるように、俺から唇を重ねた。
「はっ……ん……っっ……んっ……」
重ねた唇の間からぬるりと柔らかいものが入ってきた。茹で上がった頭でそれが舌だと分かった時には、俺の舌と絡んで口内を縦横無尽に舐められていた。
特に上顎の歯列の奥を舐められたら、ゾクゾクとした快感でぶるりと震えてしまった。
「名前を……呼んでくれないのか?」
「お……オランジュ……」
「そうだ……ランに呼ばれるとたまらない。もう一度……」
「オランジュ……」
「……はぁ……はぁ……ランっっ」
いつしか俺の手に自分の手を重ねて、パラディは自分のモノを擦っていた。
ひときわ激しく擦った後、深く息を吐いたパラディはどくどくと白濁を放ってきた。
真っ白でどろっとした濃いものが、飛び散って俺の頬まで飛んできた。
「ああ……たくさん出てしまった。すまない」
「い……いえ、んっ……」
パラディは濡らした布で俺の頬を拭った後、そこに唇を当ててチュッと音を鳴らして吸ってきた。
「飯にしよう。スープはあるか?」
「……あります」
「良かった。俺の大好物だ」
反則だ。
こんな無茶苦茶なことをされて放心状態なのに、そんな嬉しそうな顔で笑うなんて……
パラディの笑顔はもう誰が見ても分かるくらい、眩しくて輝いて見えた。
戸惑いしかなかった俺の心は、いつしかすっかりパラディの色に染まって、抵抗する気持ちなどなくなっていることに気がついた。
困ったことに濃厚な時間は朝だけではなく、二人きりになるとパラディは俺に手を出してきた。
「ちょっ……いま、だめですって」
「今日の礼拝は終わりだ。掃除するほど汚れていない」
「あっ……誰が来たら……しかもここ、祭壇の前……」
午後の祈りの時間が終わって村人が帰り、礼拝堂は静かになった。これで今日の予定は終わりで、誰も来ることはないが、遊んでいいわけではない。
神父の黒い服を着たまま、パラディは俺を後ろから抱きしめてきた。
「別にいいだろう。神にも見せてやれ」
「さ……最低、本当に神父ですか?」
「朝はすっかり世話になったからな。今度は俺が世話をしてやる」
「結構です! ちょっ……待って、そこは……だめっ」
パラディの手はするりとズボンの中に入ってしまい、下着の上から俺の股間をゆるゆると揉んできた。
俺だって健全な男子なので欲があるのは当然だ。この生活でほとんど自慰はしていなくて、しっかりと溜まっていたので、刺激されたら簡単に反応してしまった。
下着を下ろされて直に触れられたら、それだけで達しそうになった。
パラディがそこを擦るだけで、くちゅくちゅと卑猥な音が漏れ聞こえてきた。
「ほう……、こんなところも可愛らしい。大きくなってきた……、お綺麗な顔をして、ここは立派な男だ。たまらないな……」
「い……いや、パラディ……神父」
「オランジュだ。そうか……嫌なら、ここでやめよう」
俺のソコは先走りですっかりと濡れていて、ガチガチになっていた。
こんなところで放置されたらたまらないと、俺はパラディの腕にしがみついた。
「や……オランジュ、やだ……」
「どうして欲しい?」
「ちゃんと……イキた……」
クスリと笑ったパラディは俺を窓辺の壁に押しつけて、自分のズボンを下ろして下着をくつろげた。
パラディのソコもガチガチに勃ち上がっていて、俺のモノと重ね合わせて一緒に擦ってきた。
「な……なんだ……コレ、やば……気持ちいい……おかしくな……」
「ああ、一人でシコるのとは違うな。ランの顔を見ながらなんて最高だ」
「あふっ……神聖な場所で……こんな……」
「ああ、背徳感がたまらないな」
「やっぱりエロ神父……んぁぁっっ!」
パラディは先っぽをぎゅっと摘むようにして掴んできたので、痛気持ちいい刺激に全身が痺れてしまった。
気持ち良くて声を抑えられない。喘ぎながら尻の奥がやけに熱くて、腰を揺らしてしまった。
「オランジュ……オランジュ……イキたい」
その時細めた視界で、パラディが手で払うような動きをしたのが分かった。
何をしたのかと目線を送ると、パラディはフッと微笑んでから唇を重ねてきた。
「羽虫がいた。払ったから大丈夫だ」
「んっ……虫くらい……いいのに」
「邪魔されるのは嫌いなんだ。ほら、イキたいんだろう? もっと口を開けろ」
「あっ……んんっ」
言われた通りに口を開けると、そこにパラディの長い舌がねじ込んできた。
うねる様に口内を蹂躙されて、息を吐く暇もない。
上も下も巧みに弄られて、込み上げてきた快感に俺は全てを手放した。
もう余計なことなど考えられなかった。
頭の中が気持ち良くてたまらなくて、欲しくて、もっともっと欲しくて、胸が痛くなるほど俺はパラディを求めていることに気がついてしまった。
激しく、時に優しく、熱を持って触れてこられたら、もう気がつかないフリなんてできなかった。
他の誰かなんて絶対に嫌だけど、パラディなら……、パラディとならもっと……
火のついた欲望は際限を知らない。
パラディが何を思って俺に触れてきたのか分からないが、気がついた時には、俺はもうすっかりパラディという男にハマっていた。
全て許してもいいと思えるほど、パラディのことしか考えられなくなっていった。
マレーヌはずいぶん遠くの村にまで声をかけたらしく、普段年寄りの多いうちの村が、たくさんの若者で溢れかえっていた。
酒とつまみを持って集会所に入ると、すでに熱気ムンムンで、盛り上がって踊っている者が見えた。
マレーヌが企画した若者交流会の日が来てしまった。こういった世界でも出会いの場というのは少なく、昨今、結婚しない若者が増えているというのが問題になっていた。
各村に声をかけると、やろうやろうという話が大きくなって、予想を超える人数が集まっていた。
俺は主役だからなんて言われていたが、主催する村の人間なので、結局裏方として酒や食事を運んで、誰かと話すことなく動き続けていた。
会場の中心で、若い男女に囲まれているのはパラディだった。
帝都から来た若い神父、それだけでみんなの期待は爆上がりで、実際のイケメンっぷりはその倍をいく始末で、みんな目をハートにした状態で話しかけていた。
パラディはマレーヌに引っ張って連れて来られた状態で、いつもの愛想のかけらもない真顔で座って酒を飲んでいた。
その様子を見ながら、俺は小さくため息をついた。
どうしても意識してしまう。忘れようとしたのに忘れられない。あの夜のキスはまるで幻だったかのようだ。
なぜ俺にあんなことをしたのか、そのことだけでも言ってもらえれば冗談やノリで済ますこともできるのに。
そう思いながら、チラチラとみんなに囲まれるパラディの様子を見ていた。
「お兄さん、運んでばかりいるけど、ちゃんと飲んでる?」
飲み終わったカップを片付けていたら、背中に声をかけられた。
若い男だったが、もう色んな村の人がいて、どこの誰だか全く分からない。
「さっきからいいなって思ってて。ほら、酒飲みなよ。これ、この葡萄酒は美味いよ」
男が自分の席にあった葡萄酒の入ったカップを俺に渡して来た。
葡萄酒は高級品で貴族が飲むものなので、当然今日は用意していない。持参したのかなと思いながら受け取ろうとしたら、伸びて来た手がカップを掴んで俺から遠ざけてしまった。
「こら、給仕係が飲んでどうする。それに、安物の葡萄酒は悪酔いするからやめておけ。飲むなら、こっちだ」
「パラディ神父っっ」
伸びてきた手はパラディ神父だった。
いつの間にか俺の背後に立っていて、腰を掴んで引き寄せられた。
世話人がべろべろになったら困るからか、葡萄酒は男の元に戻されてしまった。代わりにこの村で作っている米を発酵させたお酒を手渡された。
「これ……子供が飲むくらい弱いやつですけど」
「お前にはこれがちょうどいい。それと、足りないものがあるんだ倉庫へ来てくれ」
「はい、わ……分かりました」
いつも冷静沈着な様子のパラディがどこか気が立っているように見えた。
俺は葡萄酒を勧めてくれた人に楽しんでくれと頭を下げてから、パラディの後を追って倉庫へ向かった。
「フォーク? お皿ですか? 必要なものは会場に出してますから、ここには……」
「ラン……」
この時間倉庫は誰もいない。
地下の冷んやりとした空気に少し身震いしていたら、腕を掴まれて気がついたらパラディの胸の中にすっぽり包まれていた。
「なっ……何を!? なに? どうしたんですか?」
「お前は人の気も知らないでふらふらと……」
「へ? なに? なんの話?」
思わず軽く抵抗して胸を押してみたが、力強い腕は太くてビクともしなかった。
倉庫内の棚の奥に押しやられて、背中が壁になって逃げ場がなくなってしまった。
どうしていいのか途方に暮れていたら、パラディの手は俺の背中を這って、ゆっくりと下に降りてきてしまった。
「ぁぁ……んっっ、な……なに?」
背中を這われる感覚でゾクゾクっとしてしまったが、その手は俺の尻を掴んでゆっくりと揉み込むように撫でてきた。
「パラディ……しん……何を……やめてくださ……」
「しっ、静かに」
「んんっっ」
抗議しようとしたら、顎を掴まれて唇を塞がれてしまった。あの夜の優しいキスとは違う、何もかも飲み込まれるような深いキスに声も思考も奪われた。
程なくしてドカドカと足音が聞こえてきた。
誰か倉庫に来たのかと思ったが、小さく舌打ちの音が聞こえてきて、今度は足音が遠ざかっていった。
人の気配がなくなってから、パラディの唇はそっと離れていった。
「しっ……神父! 急に何をするんですか!?」
「しばらくここにいろ、鐘が鳴ったら会場に戻れ」
「はい!? なっ、え? ちょっと!!」
質問には答えず、耳元で訳の分からない指示を出して、パラディは颯爽と倉庫から出て行ってしまった。
残された俺は口元を手で押さえて、ズルズルとその場に座り込んだ。
信じられない。
なんであんなことを……
戯れや冗談にしては、真剣な顔つきだった。
もしかして、神父は俺が好き?
他の男に声をかけられているのを見て、思い余って倉庫に連れ込んだのか……?
「いや……まさか、そんな……」
思えばパラディによく見られていると感じることはあった。熱烈な視線というより、上司として部下の働きぶりを見るといった感じなので気にはしていなかった。
しかしそう考えると、愛情表現にしてはどうもサッパリとしているし、普段の無愛想ぶりは変わりない。好かれたいと思うなら、もっと優しくとかするべきだろう……
「……って、何考えたんだ、俺。これじゃ……優しくされたいみたいじゃないか……」
自分の考えに顔が熱くなって、足の力が抜けてしまった。パラディに言われた通り、すぐに会場には戻れずに、その場でうずくまった。
終わりを知らせる鐘が鳴った頃にようやく動くことができた。
会場に戻ると、帰る人もいたがまだ飲み足りないと騒いでいる連中も残っていた。
どっと疲れが押し寄せてきて、机に手をついていたら、ぷりぷり怒った顔のマレーヌが近づいてきた。
「ラン! どこにいたのよー。お勧めの羊飼いのジョンは帰っちゃったわ。紹介しようと思っていたのに」
「ごめんなさい。ちょっと疲れて休んでて……」
「確かに、ちょっと顔色が悪いわね。今残ってるのは、相手がいるやつがほとんどだし、片付けは任せて先に帰って」
「ありがとうございます。そういえば……さっき倉庫に誰か行きました? 何か探し物でもあったのかな」
「倉庫? そんなところ誰が行くのよ。飲んでたやつがトイレと間違えたんじゃない?」
パラディとキスをしている時に、誰かが来たような気がしたが、迷い込んだ人だったのだろう。
気にすることもないなと思いながら、残っている皿だけはまとめて帰ろうとテーブルに向かった。
「おい、ザニ村の話を聞いたか? あそこは下流だから、少し前から何度かあるらしいぞ……」
「身元は分からないらしいが、どう見たって余所モンだよ。帝国から流れてきた罪人だろう。まったく迷惑なもんだ」
残った連中が何やらヒソヒソと話をしていた。罪人という言葉に耳が反応してしまったが、俺のことを言っている様子はなさそうだった。
何か事件でも起きたのだろうかと、片付けをしながら耳を傾けた。
「それが見たところ目立った外傷がないらしくて、こりゃ素人の喧嘩じゃなさそうだって。駐屯所に連絡したけど、村で処理しておけって指示で誰も来ないらしい」
「ひどい話だ。帝都の揉め事はそっちでやって欲しいな。ましてや死体の処理なんて……」
ガシャン。
衝撃的な言葉が耳に入ってきて、思わず手が滑ってしまった。幸い皿は割れなかったが、派手な音が出てしまった。
話をしていた村人達もこっちに注目しているので、慌てて頭を下げてから集会所から逃げるように外に出た。
こんなのどかな所で変死体だなんて、何が起きているんだろう。
心臓がバクバクと鳴って不安が体を包んでいく。
俺の知らないところで、何か起きているのだろうか。
考えを巡らせてみたが、今俺がいるのは物語のその後の世界だ。
主人公と皇子が結ばれてハッピーエンド、二人は末永く幸せになりました、おしまい。
描かれたのはそれたけで、物騒な事件など何一つ知らない。
「もしかして、殺人鬼が村を襲いに……、そんなホラーな話ありかよ……」
ガサっと音がして、驚いた俺はひぃぃと掠れた声を上げた。
恐る恐る集会所の建物の影を見ると、そこからヌッと出てきたのはパラディだった。
「な……なっ、驚かさないで……こんな所で何を……」
「散歩だ」
「さ……散歩」
「帰るぞ。今日は遅いから、ランの家に泊まってもいいか?」
「いいですけど……変なことしないでくださいよ」
先ほどのこともあり警戒の目を向けると、フッと笑ったパラディは俺の頭を撫でてきた。
最近自然な微笑みをよく見せるようになって、その度にドキッとしてしまう。
「それは、誘っているのか?」
「なっっ!? エロ神父!」
「はははっ、そう言われると期待に応えなければ」
「いっ……いいですからっ、もう!」
こんな冗談を言うタイプではなかったはずだ。やっと打ち解けてくれたのかもしれないが、打ち解けすぎだろうと頭を抱えた。
近隣の村で起きた恐ろしい事件に怯えていたが、パラディの変なキャラ変のおかげで、そのことは頭の端に追いやられた。
俺の相手を見つけようとマレーヌが企画してくれた交流会だったが、俺以外のカップルはたくさん誕生して大盛況で終わったらしい。
不穏な色を静かに隠したまま、またいつもの日常に戻った。
しかし、俺とパラディの関係は明らかに違うものになった。
「早く、ここも拭いてくれ。沐浴は世話人の大切な仕事だろう」
「そ……それは、そうですけど……」
毎朝の沐浴、神父の寝汗を拭うのは確かに世話人の仕事だが、ソコはお世話しないと言ったはずだ。
ベッドに座ったパラディは長下着しか身につけていないが、その下半身には勇ましい男のソレが勃ち上がっていた。
というか、沐浴を始める前からそうなっていて、目を逸らすこともできない。
沐浴の時間は俺がパラディを弄って遊ぶくらいの勢いだったのに、最近はすっかり形勢逆転で、俺が真っ赤になって慌てるのをパラディは楽しんでいるように見える。
「そこを……あんまり、大きくしないでください。目のやり場に困るんです」
「ああ、男なら分かるだろう。朝はこうなる」
「それは……分かりますけど、収めてください」
「無理だな。可愛いランが、甲斐甲斐しく俺に触れてくるんだから、興奮しないわけがない」
「なっ……何をっっ、変な冗談は……あっ、わわっ」
いつも下着の中は軽く手を入れて簡単に拭って終わりなのに、パラディが変なことを言ってきたので、動揺して下着を引っ張って下ろしてしまった。
おかげで、ぼろんとパラディの立派な剛直が姿を現してしまった。
「すみませ……ぅぅ、いま、中にしまって……」
「このまま、触れてくれないか……、痛いくらいなんだ」
パラディのソレは、大きくて反り返って腹につきそうなくらいになっていた。
他人のモノを見る機会なんてないし、自分のモノとこんなに違うんだと思うと、唾が溢れてきてごくりと飲み込んでしまった。
「す……少し、だけなら……」
軽く手で触れてみたら、驚くほど硬くてまるで岩のようだった。
太い血管が浮き出てきて、触れるとどくどくと血が流れている感触があった。
「くっっ……ラン……」
興奮して荒い呼吸をしているパラディの口から、とんでもなくセクシーな声が漏れた。
自分の手でパラディがこんなに乱れた姿を見せるなんてと、俺の胸も熱くなって心臓が壊れそうになっていた。
親指で亀頭を刺激しながら、擦っていたらトロリと先走りが溢れてきた。
それを手に絡めて強く握り込んで擦れば、ソコはどんどん硬くなってびくびくと揺れ出した。
「気持ちいい……ですか?」
「ああ……たまらない……っっ……はぁ……」
パラディが切ない息を吐きながら感じている姿を見るだけで、俺の興奮も高まってしまった。
男のモノを触るなんて嫌悪感は少しもない。もっと感じて、もっと気持ち良くなって欲しいという欲が溢れてきた。
「パラディ神父……」
「オランジュだ」
「え……?」
「オランジュと呼んでくれ」
親密な恋人同士は幼名など、特別な名前で呼び合うと聞いた方がある。そして、それを教えるのは親愛の証なのだと……。
俺だけ、俺だけ許された特別なものだと思ったら、嬉しくてたまらなくなった。
そして目の前で切なげに揺れる赤い唇に吸い寄せられるように、俺から唇を重ねた。
「はっ……ん……っっ……んっ……」
重ねた唇の間からぬるりと柔らかいものが入ってきた。茹で上がった頭でそれが舌だと分かった時には、俺の舌と絡んで口内を縦横無尽に舐められていた。
特に上顎の歯列の奥を舐められたら、ゾクゾクとした快感でぶるりと震えてしまった。
「名前を……呼んでくれないのか?」
「お……オランジュ……」
「そうだ……ランに呼ばれるとたまらない。もう一度……」
「オランジュ……」
「……はぁ……はぁ……ランっっ」
いつしか俺の手に自分の手を重ねて、パラディは自分のモノを擦っていた。
ひときわ激しく擦った後、深く息を吐いたパラディはどくどくと白濁を放ってきた。
真っ白でどろっとした濃いものが、飛び散って俺の頬まで飛んできた。
「ああ……たくさん出てしまった。すまない」
「い……いえ、んっ……」
パラディは濡らした布で俺の頬を拭った後、そこに唇を当ててチュッと音を鳴らして吸ってきた。
「飯にしよう。スープはあるか?」
「……あります」
「良かった。俺の大好物だ」
反則だ。
こんな無茶苦茶なことをされて放心状態なのに、そんな嬉しそうな顔で笑うなんて……
パラディの笑顔はもう誰が見ても分かるくらい、眩しくて輝いて見えた。
戸惑いしかなかった俺の心は、いつしかすっかりパラディの色に染まって、抵抗する気持ちなどなくなっていることに気がついた。
困ったことに濃厚な時間は朝だけではなく、二人きりになるとパラディは俺に手を出してきた。
「ちょっ……いま、だめですって」
「今日の礼拝は終わりだ。掃除するほど汚れていない」
「あっ……誰が来たら……しかもここ、祭壇の前……」
午後の祈りの時間が終わって村人が帰り、礼拝堂は静かになった。これで今日の予定は終わりで、誰も来ることはないが、遊んでいいわけではない。
神父の黒い服を着たまま、パラディは俺を後ろから抱きしめてきた。
「別にいいだろう。神にも見せてやれ」
「さ……最低、本当に神父ですか?」
「朝はすっかり世話になったからな。今度は俺が世話をしてやる」
「結構です! ちょっ……待って、そこは……だめっ」
パラディの手はするりとズボンの中に入ってしまい、下着の上から俺の股間をゆるゆると揉んできた。
俺だって健全な男子なので欲があるのは当然だ。この生活でほとんど自慰はしていなくて、しっかりと溜まっていたので、刺激されたら簡単に反応してしまった。
下着を下ろされて直に触れられたら、それだけで達しそうになった。
パラディがそこを擦るだけで、くちゅくちゅと卑猥な音が漏れ聞こえてきた。
「ほう……、こんなところも可愛らしい。大きくなってきた……、お綺麗な顔をして、ここは立派な男だ。たまらないな……」
「い……いや、パラディ……神父」
「オランジュだ。そうか……嫌なら、ここでやめよう」
俺のソコは先走りですっかりと濡れていて、ガチガチになっていた。
こんなところで放置されたらたまらないと、俺はパラディの腕にしがみついた。
「や……オランジュ、やだ……」
「どうして欲しい?」
「ちゃんと……イキた……」
クスリと笑ったパラディは俺を窓辺の壁に押しつけて、自分のズボンを下ろして下着をくつろげた。
パラディのソコもガチガチに勃ち上がっていて、俺のモノと重ね合わせて一緒に擦ってきた。
「な……なんだ……コレ、やば……気持ちいい……おかしくな……」
「ああ、一人でシコるのとは違うな。ランの顔を見ながらなんて最高だ」
「あふっ……神聖な場所で……こんな……」
「ああ、背徳感がたまらないな」
「やっぱりエロ神父……んぁぁっっ!」
パラディは先っぽをぎゅっと摘むようにして掴んできたので、痛気持ちいい刺激に全身が痺れてしまった。
気持ち良くて声を抑えられない。喘ぎながら尻の奥がやけに熱くて、腰を揺らしてしまった。
「オランジュ……オランジュ……イキたい」
その時細めた視界で、パラディが手で払うような動きをしたのが分かった。
何をしたのかと目線を送ると、パラディはフッと微笑んでから唇を重ねてきた。
「羽虫がいた。払ったから大丈夫だ」
「んっ……虫くらい……いいのに」
「邪魔されるのは嫌いなんだ。ほら、イキたいんだろう? もっと口を開けろ」
「あっ……んんっ」
言われた通りに口を開けると、そこにパラディの長い舌がねじ込んできた。
うねる様に口内を蹂躙されて、息を吐く暇もない。
上も下も巧みに弄られて、込み上げてきた快感に俺は全てを手放した。
もう余計なことなど考えられなかった。
頭の中が気持ち良くてたまらなくて、欲しくて、もっともっと欲しくて、胸が痛くなるほど俺はパラディを求めていることに気がついてしまった。
激しく、時に優しく、熱を持って触れてこられたら、もう気がつかないフリなんてできなかった。
他の誰かなんて絶対に嫌だけど、パラディなら……、パラディとならもっと……
火のついた欲望は際限を知らない。
パラディが何を思って俺に触れてきたのか分からないが、気がついた時には、俺はもうすっかりパラディという男にハマっていた。
全て許してもいいと思えるほど、パラディのことしか考えられなくなっていった。
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