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第二章・和の国
宴の後の膝枕
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歓迎の宴は深夜まで続き、男性達はべろんべろんに酔っ払い、女性達は呆れて先に寝てしまいました。私は空いた食器を洗い場で片付けて、ナタリーと一緒に酔って寝てしまった方々に布団をかけていました。
「ユーリア様、私達も離れに戻って休みましょう。きっともうすぐ女性達も起きてきますよ」
「そうね。さすがに眠いわ、行きましょうか」
初めて見た藤堂様の酔った姿は新鮮で、身内だけに見せる素の彼は年相応にはしゃいだりふざけたり、それはそれは楽しそうでした。畳の上で皆とごろ寝する姿をもう一度見て、襖を閉めました。
離れは渡り廊下で繋がっています。しかし壁が無いので外に居るのと同じです。
「さすがに寒いわね。ハァー、息が白いわ……」
冷えた手を息で暖めながら離れの部屋に入ると、ほんのり温まっていて、布団も敷いてありました。
「誰かが気を使って準備してくれたのね。もう火は消えかけているけど火鉢が置いてあるわ」
「暖炉が無いのでどうやって温まるのかと思いましたけど、これだけで十分温かいですね」
畳の上に薄い敷布団と綿の入った着物のみという寝床には船での二ヶ月で慣れたけれど、母国から持ち込んだ毛布が無ければ寒くて寝られなかったかもしれません。これはお父様の経験から持たされた物です。それに枕も。初めは何故こんな物をと思いましたが、実物を見て納得です。首がおかしくなりそうな木の枕。お父様はこの部屋でご苦労なさったのでしょうね。
翌朝目覚めるとナタリーはすでに起きて準備していました。
「おはようございます、お嬢様。もう少し寝ていてはどうですか?」
「そうは行かないわ。早く支度して皆さんのお手伝いをしなくては」
動き易い服に着替えて台所に行くと、もう皆さん朝食の準備を終わらせていました。
「おはよう、ユリ様。昨夜は眠れましたか? 酔っ払いの世話なんかしなくても良かったのに。片付けまでしてくれたのですね」
「おはようございます、セツ様。大した事はしていません。それよりも朝のお手伝いが出来なくてすみませんでした」
「まだお客様だもの。お手伝いはしなくて良いのです。兄上と祝言を挙げてからビシビシ鍛えますよ。フフフ。兄上達を起こしてきてくれますか? 朝食にしましょう」
昨夜宴会を開いた部屋ではまだ皆様寝ていました。藤堂様もぐっすり眠っていて、いけないと思いつつも横に座って寝顔を眺めてしまいました。
こんなに無防備な姿、中々見られないわ。どんな夢を見ているのかしら、少し笑っているみたい。なんだか可愛い……え? 藤堂様?
藤堂様は枕を探して手をさまよわせ、私の膝に触れると躊躇い無く頭を乗せてきました。ナタリーはその様子を見て笑っています。そこにセツ様が来てこの様子を見て嬉しそうに台所に戻って行きました。
「ナタリー、どうしたら良いの? 起こしてしまって良いかしら」
私は膝がくすぐったくて、この状況が恥ずかしくて、もぞもぞ動く藤堂様の頭をどうして良いかわかりません。そのうち手が伸びてきて私の足を撫で始めます。どうやら自分の頭の下にある物を確認しているようです。
「……夢かと思ったら、これは現実か?」
藤堂様は目を開けて上を向き、私の顔を確認しました。
「おはようございます、藤堂様。朝食の用意ができていますよ」
「……ユーリア殿、私はいつからこの状態で寝ていたのだ? すまん、足が痺れてしまっただろう」
ガバッと起き上がり、私の顔と足を交互に見て心配そうな表情になったので教えて差し上げました。
「ほんの少しの時間ですから、何でもありませんよ。さぁ、顔を洗って、朝食にしましょう。皆さんも起きて下さい!」
朝食の席はとても賑やかでした。藤堂様が今朝の膝枕の事をセツ様にからかわれ、皆に知れるところとなってしまいました。私はこんなに楽しい家族の一員になれることを幸運に思いました。
「ユリ様、ちょっとこちらへ。ナタリーも一緒に私の部屋に来て下さい」
セツ様に呼ばれてお部屋に行くと、そこには薄い水色に模様が入った綺麗な着物が用意されていました。
「お館様の所に呼ばれたのですから、身形を整えましょうね。これ、母上の若い頃の着物です。ユリ様に差し上げるのですって。私が着付けてあげるから、ナタリーも覚えて下さいね」
暖められた部屋で下着まで全て脱がされ着物に着替えさせられました。女性は皆こうなのですか? 股のあたりが心もとないです。でもこれが普通と言うならば、慣れなければなりませんね。
「良く似合いますよ、ユリ様。兄上が驚くでしょうね、ふふふふ、ではお披露目しましょうか」
歩き出そうとしても裾が邪魔して足が思ったように開かず、思わずよろけてしまいました。
「あ……着物は歩くのが難しいのですね。慣れるまでその辺で練習してきます」
「ふふふ、ならば兄上に付き合ってもらえば良いではありませんか。良いから見せに行きますよ」
セツ様に背中を押されパタパタと小さな歩幅で廊下を進み、藤堂様のお部屋の前へ着きました。私は深呼吸してそこに座り、声をかけます。
「藤堂様、ユーリアです」
「ああ、どうしたのだ?」
藤堂様も着替えていたようでスッと障子が開かれ、見上げると彼は我が家に来た時のような着物を着ていました。私は初対面の日の事を思い出し、その姿に見惚れてしまいました。
「…………」
「…………」
お互い無言で固まっていると、後ろにいたセツ様が笑い始めました。
「クスクスクス、なぁに? 二人して。兄上、ユリ様が綺麗だから見惚れてしまったでしょう? 顔が赤いですよ。兄上、着物に慣れないユリ様と少し散歩してきて下さい。歩く練習をしたいのですって」
「あ、ああ。わかった。ではユーリア殿、参ろうか」
「は、はい」
ぎこちなく立ち上がり、藤堂様の後をついて歩くけれど歩幅が違って置いていかれてしまいます。それに気が付いて手を引いてゆっくり歩いて下さり、家の周りを散歩しながら他愛も無い話をします。
家にいる皆様は初々しい二人の姿を微笑ましいものを見る目で見ていました。
城へは馬で向いました。着物で乗るのは難しく、横乗りに慣れない私は藤堂様に必死に掴まってしまいました。胸に抱かれる形での乗馬は恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、城までの道のりは楽しく過ぎました。
「ユーリア様、私達も離れに戻って休みましょう。きっともうすぐ女性達も起きてきますよ」
「そうね。さすがに眠いわ、行きましょうか」
初めて見た藤堂様の酔った姿は新鮮で、身内だけに見せる素の彼は年相応にはしゃいだりふざけたり、それはそれは楽しそうでした。畳の上で皆とごろ寝する姿をもう一度見て、襖を閉めました。
離れは渡り廊下で繋がっています。しかし壁が無いので外に居るのと同じです。
「さすがに寒いわね。ハァー、息が白いわ……」
冷えた手を息で暖めながら離れの部屋に入ると、ほんのり温まっていて、布団も敷いてありました。
「誰かが気を使って準備してくれたのね。もう火は消えかけているけど火鉢が置いてあるわ」
「暖炉が無いのでどうやって温まるのかと思いましたけど、これだけで十分温かいですね」
畳の上に薄い敷布団と綿の入った着物のみという寝床には船での二ヶ月で慣れたけれど、母国から持ち込んだ毛布が無ければ寒くて寝られなかったかもしれません。これはお父様の経験から持たされた物です。それに枕も。初めは何故こんな物をと思いましたが、実物を見て納得です。首がおかしくなりそうな木の枕。お父様はこの部屋でご苦労なさったのでしょうね。
翌朝目覚めるとナタリーはすでに起きて準備していました。
「おはようございます、お嬢様。もう少し寝ていてはどうですか?」
「そうは行かないわ。早く支度して皆さんのお手伝いをしなくては」
動き易い服に着替えて台所に行くと、もう皆さん朝食の準備を終わらせていました。
「おはよう、ユリ様。昨夜は眠れましたか? 酔っ払いの世話なんかしなくても良かったのに。片付けまでしてくれたのですね」
「おはようございます、セツ様。大した事はしていません。それよりも朝のお手伝いが出来なくてすみませんでした」
「まだお客様だもの。お手伝いはしなくて良いのです。兄上と祝言を挙げてからビシビシ鍛えますよ。フフフ。兄上達を起こしてきてくれますか? 朝食にしましょう」
昨夜宴会を開いた部屋ではまだ皆様寝ていました。藤堂様もぐっすり眠っていて、いけないと思いつつも横に座って寝顔を眺めてしまいました。
こんなに無防備な姿、中々見られないわ。どんな夢を見ているのかしら、少し笑っているみたい。なんだか可愛い……え? 藤堂様?
藤堂様は枕を探して手をさまよわせ、私の膝に触れると躊躇い無く頭を乗せてきました。ナタリーはその様子を見て笑っています。そこにセツ様が来てこの様子を見て嬉しそうに台所に戻って行きました。
「ナタリー、どうしたら良いの? 起こしてしまって良いかしら」
私は膝がくすぐったくて、この状況が恥ずかしくて、もぞもぞ動く藤堂様の頭をどうして良いかわかりません。そのうち手が伸びてきて私の足を撫で始めます。どうやら自分の頭の下にある物を確認しているようです。
「……夢かと思ったら、これは現実か?」
藤堂様は目を開けて上を向き、私の顔を確認しました。
「おはようございます、藤堂様。朝食の用意ができていますよ」
「……ユーリア殿、私はいつからこの状態で寝ていたのだ? すまん、足が痺れてしまっただろう」
ガバッと起き上がり、私の顔と足を交互に見て心配そうな表情になったので教えて差し上げました。
「ほんの少しの時間ですから、何でもありませんよ。さぁ、顔を洗って、朝食にしましょう。皆さんも起きて下さい!」
朝食の席はとても賑やかでした。藤堂様が今朝の膝枕の事をセツ様にからかわれ、皆に知れるところとなってしまいました。私はこんなに楽しい家族の一員になれることを幸運に思いました。
「ユリ様、ちょっとこちらへ。ナタリーも一緒に私の部屋に来て下さい」
セツ様に呼ばれてお部屋に行くと、そこには薄い水色に模様が入った綺麗な着物が用意されていました。
「お館様の所に呼ばれたのですから、身形を整えましょうね。これ、母上の若い頃の着物です。ユリ様に差し上げるのですって。私が着付けてあげるから、ナタリーも覚えて下さいね」
暖められた部屋で下着まで全て脱がされ着物に着替えさせられました。女性は皆こうなのですか? 股のあたりが心もとないです。でもこれが普通と言うならば、慣れなければなりませんね。
「良く似合いますよ、ユリ様。兄上が驚くでしょうね、ふふふふ、ではお披露目しましょうか」
歩き出そうとしても裾が邪魔して足が思ったように開かず、思わずよろけてしまいました。
「あ……着物は歩くのが難しいのですね。慣れるまでその辺で練習してきます」
「ふふふ、ならば兄上に付き合ってもらえば良いではありませんか。良いから見せに行きますよ」
セツ様に背中を押されパタパタと小さな歩幅で廊下を進み、藤堂様のお部屋の前へ着きました。私は深呼吸してそこに座り、声をかけます。
「藤堂様、ユーリアです」
「ああ、どうしたのだ?」
藤堂様も着替えていたようでスッと障子が開かれ、見上げると彼は我が家に来た時のような着物を着ていました。私は初対面の日の事を思い出し、その姿に見惚れてしまいました。
「…………」
「…………」
お互い無言で固まっていると、後ろにいたセツ様が笑い始めました。
「クスクスクス、なぁに? 二人して。兄上、ユリ様が綺麗だから見惚れてしまったでしょう? 顔が赤いですよ。兄上、着物に慣れないユリ様と少し散歩してきて下さい。歩く練習をしたいのですって」
「あ、ああ。わかった。ではユーリア殿、参ろうか」
「は、はい」
ぎこちなく立ち上がり、藤堂様の後をついて歩くけれど歩幅が違って置いていかれてしまいます。それに気が付いて手を引いてゆっくり歩いて下さり、家の周りを散歩しながら他愛も無い話をします。
家にいる皆様は初々しい二人の姿を微笑ましいものを見る目で見ていました。
城へは馬で向いました。着物で乗るのは難しく、横乗りに慣れない私は藤堂様に必死に掴まってしまいました。胸に抱かれる形での乗馬は恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、城までの道のりは楽しく過ぎました。
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