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#2 金剛級昇格試験
#2ー6 透明なテケテケ
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会長から依頼を受け取った翌日、俺は飛行機に乗る為に、いつもより早く朝のルーティーンを済ませ、事務所を出る事にした。
先生も、得意ではない早起きをして手伝ってくれた上、どうやら見送りもしてくれるらしい。
「なるべく早く帰って来ておくれよ?いくら実家に泊まると言っても、君が居ないと少し寂しい」
おお、あの先生が、いつも花より団子な先生が、こんなにしょんぼりしている!出張すげえ!
なんて事言ったら、間違い無く帰る場所が無くなってしまうので、真面目に返す事にしよう。
「分かりましたよ先生。今日か明日の昼には帰って来ますから、そんな今生の別れみたいな顔しないで下さい」
「うん……木村陽太の魂を回収した暁には、私の実家でもてなす事を約束しよう」
おっ、それは楽しみだ。正直わざと遅れて帰る事も考えていたが、これでは本気でやるしか無いな。
そして俺は、先生に「行ってきます」と言って、『岩戸探偵事務所』を後にした。
飛行機で仮眠をとる事一時間、福岡空港に着いた俺は、欠伸をしながら空港を出た。
「よし!福岡初上陸!」
俺は一番早いバスで最寄りの博多駅に向かった。
取り敢えず、電車で『透明なテケテケ』が出ると噂の町に向かおう。そこを散策しながら目標を探そう。
目的の町に着いたので、怪異が集まり易い学校や廃病院、墓地なんかを見て回る事から始めよう。
しかし、流石『存在感を消す』事を覚えた怪異だ。ただでさえ移動が速い怪異だが、手掛かりすら見つからないとは思わなかった。
「仕方無い、移動するか」
こう言って駅に向かおうと立ち上がった俺は、道路に人が居る事に気付いた。それも一組の男女……カップルだなお幸せに。
「ねえ、約束覚えてる?」
「あ~はいはい。覚えてる覚えてる。今日の夜中、『透明なテケテケ』探しに学校な」
「覚えてるならよ~し!」
へえ、珍しく博多弁じゃない。大方引っ越して来た都会の子だろう……じゃない! 今、『透明なテケテケ』と言ったという事は、まだこの町を出るのは早いらしい。
「ねえ、そこのお二人!」
「うわっ!何あんた!?」
「たっちゃん!警察!」
「待って待って!」
ああ、まあそうなるよね……
そして、俺はこの二人の誤解を解くため、たっぷり十分かけてから、本題に入った。
「……では、先ずは自己紹介を。私は八幡凛太郎、小説家です。実は次の小説のネタ出しに行き詰ってしまいまして……それで気分転換とネタ探しを兼ねた旅行にと思い、福岡に来たという次第です」
「そうですか、俺の名前は……」
「ああ! 待って下さい。話しかけておいて何ですが、知らない人に名前を言うのは褒められた事ではないですよ?」
取り敢えず、俺は小説を投稿する際のペンネームを言って、それっぽい理由を付けて受け答えし、二人に話を聞く事にしてみるが、どうやら男の子の方はまだ俺を怪しんでいるらしい。最近の学校は防犯意識が高いようで感心するよ……
「それで何で私達に話かけたんですか?」
「次はホラーを書こうと思っていまして。それで面白そうな話をしていたお二人に話しかけたのです」
「面白そうな話?」
「たっちゃん、もしかして『透明なテケテケ』の事じゃない?」
おっ、ずっと黙っていた女の子の方が話し始めた。その話が聞きたかったんだよ俺は!
兎に角、その話は詳しく聞かねばなるまい。
「それについて知っている事、最近起きた事を教えて下さい。あ、ついでにその他の何か心霊系の噂もあったら聞かせて下さい」
「ええと……『基本はテケテケと同じだけど、姿が見えない』だったかな?」
「私達、そいつを探しに行く為に、今日の夜に学校に忍び込むんです!」
不味い事が聞こえたぞ?面白半分で神秘に手を出すと、どんな事が起きるか分からない。最悪、死んでしまう事もある。この間の『ひとりかくれんぼ』の案件も、後一時間遅れれば、美由紀さんが死んでしまうのはもちろんだが、それだけではなく、美由紀さんと血、又はそれ以上の繋がりを持つ人間全てにに影響を及ぼす可能性が有る程の案件だった。
だが、そんな事を言える訳が無い。兎に角、止めるだけ止めてみるか。
「やるのは自由ですが、なるべく止めておいた方が良いですよ。危ないですから」
「おい、もう行こうぜ」
「あっ!待ってよたっちゃん!小説家さん、さようなら」
そう言って、二人は行ってしまった。大事にならなければ良いんだが、あの調子では『透明なテケテケ探し』は決行するだろう。しかし、学校に忍び込もうにも、どうせ先生に見つかって終わりだ。
まあ俺は、あの二人が実際に何かの神秘と接触しない事を祈るばかりだ。
辺りは、もう暗くなっていた。
コンビニで弁当を買った俺は、公園でそれを食べてから、夜の見回りを始めた。
夜は最も神秘の活動が活発になる時間帯だ。過去には真夜中の運動会を目撃したなんて言う退魔師もいたぐらいなのだし、きっと見つかるだろう。
「先生と約束したし、今夜中に終わらせたいな」
すると、『透明なテケテケ』の残り香と括り付けておいた札に、反応があった。
「やっとだ!一日中歩き回った甲斐もある!」
やっと反応があったが、喜んではいられない。存在感を消せる怪異の反応がある時は、決まって何か、又は誰かを襲っている時だからだ。
反応があった場所は、多分誰もが行った場所であり、恐らく今一番反応があったら不味い場所だった。
お札は、確かに学校を指していた。
「はあ……はあ……何でこんな事に……」
私達は、『透明なテケテケ』を探す為に、夜の学校に忍び込んで、探索をしていた。
最初は何も起こらなかった。たっちゃんが「もう分かっただろ?テケテケは居ない。もう帰るぞ」と言って振り返った時、『何か』がそこに居た。
たっちゃんは、『それ』から私を庇って、腕を切り裂かれた。大きく切り傷がついた腕からは、血が溢れている。
私は、たっちゃんを引きずって、すぐ横にあった教室に駆け込んで、机や椅子でバリケードを作った。
「たっちゃん!ねえたっちゃん!しっかりしてよう!」
私がそう言葉を投げ掛けても、たっちゃんは「うう……」と呻き声を上げるだけで、返事は帰って来ない。
不意に、教室の扉が叩かれた。その音は、段々大きく、間隔も早くなっていった。
怖くなった私は、「きゃあああああ!」と叫んだが、次第に扉の向こうに居る『それ』も、声を上げた。
「足……私の足……」
しかし、その言葉を聞き取る事が出来ず、私はたっちゃんにしがみつきながら、今まで体験した事が無い程の恐怖に震えていた。
扉は直ぐに壊れ、机と椅子のバリケードも崩され、『それ』は私達に近づいてきた。
「やだ……来ないで」
そんな言葉を聞く耳など持っていないのだろう。『それ』は、大きく腕を振り上げ、私達に向かって振り下ろした。
私は、以外にも冷静だった。さっきまでの恐怖は、嘘の様に無くなっている。
私は、静かに瞼を閉じ、これから来るであろう痛みから、少しでも目を背けようとした。
しかし、その痛みが私に届く事は無かった。
目を開けた私の目の前に、もう『それ』の姿は無く、代わりに、一人の男の人が立っている。
「こうなるから『止めておいた方が良い』と言ったんだ……お二人さん、まだ生きているかい?」
そこに立っていたのは、昼間に会った、『自称小説家』だった。
先生も、得意ではない早起きをして手伝ってくれた上、どうやら見送りもしてくれるらしい。
「なるべく早く帰って来ておくれよ?いくら実家に泊まると言っても、君が居ないと少し寂しい」
おお、あの先生が、いつも花より団子な先生が、こんなにしょんぼりしている!出張すげえ!
なんて事言ったら、間違い無く帰る場所が無くなってしまうので、真面目に返す事にしよう。
「分かりましたよ先生。今日か明日の昼には帰って来ますから、そんな今生の別れみたいな顔しないで下さい」
「うん……木村陽太の魂を回収した暁には、私の実家でもてなす事を約束しよう」
おっ、それは楽しみだ。正直わざと遅れて帰る事も考えていたが、これでは本気でやるしか無いな。
そして俺は、先生に「行ってきます」と言って、『岩戸探偵事務所』を後にした。
飛行機で仮眠をとる事一時間、福岡空港に着いた俺は、欠伸をしながら空港を出た。
「よし!福岡初上陸!」
俺は一番早いバスで最寄りの博多駅に向かった。
取り敢えず、電車で『透明なテケテケ』が出ると噂の町に向かおう。そこを散策しながら目標を探そう。
目的の町に着いたので、怪異が集まり易い学校や廃病院、墓地なんかを見て回る事から始めよう。
しかし、流石『存在感を消す』事を覚えた怪異だ。ただでさえ移動が速い怪異だが、手掛かりすら見つからないとは思わなかった。
「仕方無い、移動するか」
こう言って駅に向かおうと立ち上がった俺は、道路に人が居る事に気付いた。それも一組の男女……カップルだなお幸せに。
「ねえ、約束覚えてる?」
「あ~はいはい。覚えてる覚えてる。今日の夜中、『透明なテケテケ』探しに学校な」
「覚えてるならよ~し!」
へえ、珍しく博多弁じゃない。大方引っ越して来た都会の子だろう……じゃない! 今、『透明なテケテケ』と言ったという事は、まだこの町を出るのは早いらしい。
「ねえ、そこのお二人!」
「うわっ!何あんた!?」
「たっちゃん!警察!」
「待って待って!」
ああ、まあそうなるよね……
そして、俺はこの二人の誤解を解くため、たっぷり十分かけてから、本題に入った。
「……では、先ずは自己紹介を。私は八幡凛太郎、小説家です。実は次の小説のネタ出しに行き詰ってしまいまして……それで気分転換とネタ探しを兼ねた旅行にと思い、福岡に来たという次第です」
「そうですか、俺の名前は……」
「ああ! 待って下さい。話しかけておいて何ですが、知らない人に名前を言うのは褒められた事ではないですよ?」
取り敢えず、俺は小説を投稿する際のペンネームを言って、それっぽい理由を付けて受け答えし、二人に話を聞く事にしてみるが、どうやら男の子の方はまだ俺を怪しんでいるらしい。最近の学校は防犯意識が高いようで感心するよ……
「それで何で私達に話かけたんですか?」
「次はホラーを書こうと思っていまして。それで面白そうな話をしていたお二人に話しかけたのです」
「面白そうな話?」
「たっちゃん、もしかして『透明なテケテケ』の事じゃない?」
おっ、ずっと黙っていた女の子の方が話し始めた。その話が聞きたかったんだよ俺は!
兎に角、その話は詳しく聞かねばなるまい。
「それについて知っている事、最近起きた事を教えて下さい。あ、ついでにその他の何か心霊系の噂もあったら聞かせて下さい」
「ええと……『基本はテケテケと同じだけど、姿が見えない』だったかな?」
「私達、そいつを探しに行く為に、今日の夜に学校に忍び込むんです!」
不味い事が聞こえたぞ?面白半分で神秘に手を出すと、どんな事が起きるか分からない。最悪、死んでしまう事もある。この間の『ひとりかくれんぼ』の案件も、後一時間遅れれば、美由紀さんが死んでしまうのはもちろんだが、それだけではなく、美由紀さんと血、又はそれ以上の繋がりを持つ人間全てにに影響を及ぼす可能性が有る程の案件だった。
だが、そんな事を言える訳が無い。兎に角、止めるだけ止めてみるか。
「やるのは自由ですが、なるべく止めておいた方が良いですよ。危ないですから」
「おい、もう行こうぜ」
「あっ!待ってよたっちゃん!小説家さん、さようなら」
そう言って、二人は行ってしまった。大事にならなければ良いんだが、あの調子では『透明なテケテケ探し』は決行するだろう。しかし、学校に忍び込もうにも、どうせ先生に見つかって終わりだ。
まあ俺は、あの二人が実際に何かの神秘と接触しない事を祈るばかりだ。
辺りは、もう暗くなっていた。
コンビニで弁当を買った俺は、公園でそれを食べてから、夜の見回りを始めた。
夜は最も神秘の活動が活発になる時間帯だ。過去には真夜中の運動会を目撃したなんて言う退魔師もいたぐらいなのだし、きっと見つかるだろう。
「先生と約束したし、今夜中に終わらせたいな」
すると、『透明なテケテケ』の残り香と括り付けておいた札に、反応があった。
「やっとだ!一日中歩き回った甲斐もある!」
やっと反応があったが、喜んではいられない。存在感を消せる怪異の反応がある時は、決まって何か、又は誰かを襲っている時だからだ。
反応があった場所は、多分誰もが行った場所であり、恐らく今一番反応があったら不味い場所だった。
お札は、確かに学校を指していた。
「はあ……はあ……何でこんな事に……」
私達は、『透明なテケテケ』を探す為に、夜の学校に忍び込んで、探索をしていた。
最初は何も起こらなかった。たっちゃんが「もう分かっただろ?テケテケは居ない。もう帰るぞ」と言って振り返った時、『何か』がそこに居た。
たっちゃんは、『それ』から私を庇って、腕を切り裂かれた。大きく切り傷がついた腕からは、血が溢れている。
私は、たっちゃんを引きずって、すぐ横にあった教室に駆け込んで、机や椅子でバリケードを作った。
「たっちゃん!ねえたっちゃん!しっかりしてよう!」
私がそう言葉を投げ掛けても、たっちゃんは「うう……」と呻き声を上げるだけで、返事は帰って来ない。
不意に、教室の扉が叩かれた。その音は、段々大きく、間隔も早くなっていった。
怖くなった私は、「きゃあああああ!」と叫んだが、次第に扉の向こうに居る『それ』も、声を上げた。
「足……私の足……」
しかし、その言葉を聞き取る事が出来ず、私はたっちゃんにしがみつきながら、今まで体験した事が無い程の恐怖に震えていた。
扉は直ぐに壊れ、机と椅子のバリケードも崩され、『それ』は私達に近づいてきた。
「やだ……来ないで」
そんな言葉を聞く耳など持っていないのだろう。『それ』は、大きく腕を振り上げ、私達に向かって振り下ろした。
私は、以外にも冷静だった。さっきまでの恐怖は、嘘の様に無くなっている。
私は、静かに瞼を閉じ、これから来るであろう痛みから、少しでも目を背けようとした。
しかし、その痛みが私に届く事は無かった。
目を開けた私の目の前に、もう『それ』の姿は無く、代わりに、一人の男の人が立っている。
「こうなるから『止めておいた方が良い』と言ったんだ……お二人さん、まだ生きているかい?」
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2026/2/20:『くりかえし』の章を追加。2026/2/27の朝頃より公開開始予定。
2026/2/19:『おとしもの』の章を追加。2026/2/26の朝頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
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