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「はあ!?ここが乙女ゲーの世界!?んなあほな」
「見たことある部屋やなーって思ってたら攻略対象そっくりな人出てきたんよ!絶対そうだって!」
「…チカがそう言うならそうかもやけどさ…」
あの白い部屋を出て、長い長い廊下を歩く。青年を前に姉妹は後ろを歩く。
妹がそういうならそうなのだろう、とシスコン気味の姉折れる。
ひそひそと小声で話すが青年には丸聞こえである。しかし青年は気にせず歩く。
「で、私たちどこに連れて行かれるん?」
「確か王様のところだよ。ここお城だから」
「は!?なして!?」
「一応は聖女様として召喚されたから王様に紹介されるの」
「なんや、聖女様ってそんな凄いん」
なんで?と姉が首を傾げる。
すると青年がいきなり足を止めた。妹の方を見ていた姉はぎゃっと青年の背中にぶつかる。それを見た妹がいいなあと呟く。
「ごめんね、大丈夫?」
「え、うん。なんで止まったの?」
「なあ、そいつが聖女様か?アレン」
アレンと呼ばれた青年が「うん、多分ね」と声音は柔らかく言う。
彼の目の前に金髪と後ろの長い髪を一つにまとめている真面目そうな男がいた。赤い目が姉妹を映す。
きゃー!とハートを飛ばす妹を見て、姉はああこいつも攻略対象か、と納得する。
「フィルは何か聞いてる?」
「二人召喚されるなんて聞いたこともないな。聖女様は一人だろう」
「そうだよね。取り敢えず…牢屋に閉じ込めちゃおうかなって」
「「!?」」
王様のところじゃないの!?と姉妹な目を丸めた。「な、なんで?」と妹は青ざめて姉にしがみつく。
アレンはくすりと微笑んで姉妹に話しかけた。
「さっきの君たちの話聞いてたよ。王様のところだと思った?ごめんね、聞いてた状況と違うから一旦牢屋に入ってもらうよ」
「な、なんで私たち何も悪いことしてない…」
「うん、そうかもね」
涙目の妹が震える声で言い返すが、アレンは悪びれる様子もなく、近づく。
しかし、姉が妹を背中に隠して守る。その様子を見たアレンはスッと冷たい目線を送るがすぐににこりと微笑んだ。
「君たちの姉妹愛は素晴らしいね。緑の髪の君、お姉ちゃんだよね」
「?そうだけど、何?」
「別に。いくつかな」
「…18」
「妹は?」
「16」
「じゃあ立派な大人だ。この世界はわからないことばかりだろうから一つ教えてあげる。ここでは16になったら皆大人扱いなんだ。責任も何もかも自分で背負わないといけない」
「…妹はまだ子供だよ」
「君から見ればね。姉から見た妹なんて特に子供でしょう」
「…」
緑色のボブの髪にサイドの髪が長い姉はきっとアレンを睨む。
「でも俺も鬼ではないからね。機会をあげよう」とアレンは言う。おい、とフィルは止めるように彼の名前を呼ぶ。しかしアレンはそれを無視した。
「君の妹はまだ16だ。全ての責任を負うのはまだ早いだろうと流石の俺も思うよ」
「…」
「選択させてあげる、お姉ちゃん。これから降りかかる責任を君が背負うのなら妹の方は牢屋に入れない。断るのなら姉妹揃って牢屋行きだよ」
さあどっちがいい?とアレンはにこりと微笑む。
「見たことある部屋やなーって思ってたら攻略対象そっくりな人出てきたんよ!絶対そうだって!」
「…チカがそう言うならそうかもやけどさ…」
あの白い部屋を出て、長い長い廊下を歩く。青年を前に姉妹は後ろを歩く。
妹がそういうならそうなのだろう、とシスコン気味の姉折れる。
ひそひそと小声で話すが青年には丸聞こえである。しかし青年は気にせず歩く。
「で、私たちどこに連れて行かれるん?」
「確か王様のところだよ。ここお城だから」
「は!?なして!?」
「一応は聖女様として召喚されたから王様に紹介されるの」
「なんや、聖女様ってそんな凄いん」
なんで?と姉が首を傾げる。
すると青年がいきなり足を止めた。妹の方を見ていた姉はぎゃっと青年の背中にぶつかる。それを見た妹がいいなあと呟く。
「ごめんね、大丈夫?」
「え、うん。なんで止まったの?」
「なあ、そいつが聖女様か?アレン」
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きゃー!とハートを飛ばす妹を見て、姉はああこいつも攻略対象か、と納得する。
「フィルは何か聞いてる?」
「二人召喚されるなんて聞いたこともないな。聖女様は一人だろう」
「そうだよね。取り敢えず…牢屋に閉じ込めちゃおうかなって」
「「!?」」
王様のところじゃないの!?と姉妹な目を丸めた。「な、なんで?」と妹は青ざめて姉にしがみつく。
アレンはくすりと微笑んで姉妹に話しかけた。
「さっきの君たちの話聞いてたよ。王様のところだと思った?ごめんね、聞いてた状況と違うから一旦牢屋に入ってもらうよ」
「な、なんで私たち何も悪いことしてない…」
「うん、そうかもね」
涙目の妹が震える声で言い返すが、アレンは悪びれる様子もなく、近づく。
しかし、姉が妹を背中に隠して守る。その様子を見たアレンはスッと冷たい目線を送るがすぐににこりと微笑んだ。
「君たちの姉妹愛は素晴らしいね。緑の髪の君、お姉ちゃんだよね」
「?そうだけど、何?」
「別に。いくつかな」
「…18」
「妹は?」
「16」
「じゃあ立派な大人だ。この世界はわからないことばかりだろうから一つ教えてあげる。ここでは16になったら皆大人扱いなんだ。責任も何もかも自分で背負わないといけない」
「…妹はまだ子供だよ」
「君から見ればね。姉から見た妹なんて特に子供でしょう」
「…」
緑色のボブの髪にサイドの髪が長い姉はきっとアレンを睨む。
「でも俺も鬼ではないからね。機会をあげよう」とアレンは言う。おい、とフィルは止めるように彼の名前を呼ぶ。しかしアレンはそれを無視した。
「君の妹はまだ16だ。全ての責任を負うのはまだ早いだろうと流石の俺も思うよ」
「…」
「選択させてあげる、お姉ちゃん。これから降りかかる責任を君が背負うのなら妹の方は牢屋に入れない。断るのなら姉妹揃って牢屋行きだよ」
さあどっちがいい?とアレンはにこりと微笑む。
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