異世界陸軍活動記

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とある日のカナル隊

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「失礼しました」
 一礼する
 
 カナル隊の隊長、カナル・ウェーバは軍本部に呼び出され、そして、ある人物が新しく部隊に配属されたと言い渡された。

 カナルは神妙な顔つきでその部屋を出る
「ふぅぅぅぅー」
 深く長い息を付き、そして‥‥‥‥

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」
 両腕を天に上げ、腹の底から叫んだ

「はぁーはははははーぁ!」
 この場所がどこかも気にもせず、いや、もうその事は頭の隅にも置いてはいない、とにかく叫ばないと自分が抑えられなかった。
 もう既に叫んでいる時点で抑えられてはいないが

 バタン!
「うるさいぞ! ここをどこだと思っている! わきまえろ!」
 急に今カナルが出て来たドアが開き、怒声が響く、そこには軍の幹部が額に血管を浮かばせ、物凄い形相で怒鳴ってきた。

「す、すみませんでしたー!」
 急に怒鳴られたカナルは飛ぶようにその場から走り去った。

 今さっきまで凄い形相でカナルを睨んでいた軍幹部だったが、そのカナルのはしゃぎようを見て、思わず顔を綻ばせた。
「ふっ‥」
 少しだけ口から息が漏れ、ゆっくりとドアを閉めた。



 ・・・・・

 ・・・・・

「なあー俺らが呼び出されるのってさぁ、何が原因かな?」

 カナル隊隊長、カナル・ウェーバが本部に呼び出されると同じく、カナル隊の隊員達も本部に呼び出されており、とある部屋の一室で待機をしていた。

 自分達が何かしでかしたのではないか? そう疑う隊員の一人のブライ、本人は前回の休暇の際、夜の街で自分が何かしでかしたのではないか? と考えていた。
 ブライは特に何かをしでかした記憶が無いので、酔っぱらっていた時何かしていたのではないか考えていた。
 彼は今ままでの自分の行いを考え、本部に呼び出された原因に気が気では無かった。

「さぁ? 別に大したこと無いんじゃない、もしかしたらさ、『よく国の為に頑張ってくれているな、これは特別手当だ』とか言ってお酒とか奢ってもらえるかもよ」
 
 この部屋にいるカナル隊の中で、唯一笑顔でいる女性兵士のニーア、彼女はもう既にこの後皆で飲みに行く事しか考えておらず、本部に呼び出されたという事実はもう頭には無かった。
 この隊で酒が入ると一番問題行動を起こす人物で、警察の厄介になる事がしばしばあった。

「流石にそれは無いと思うのですが‥‥でも何かしらの厄介な事でしょうね‥‥」
 
 任務は確実にこなしているから部隊が問題なわけではない、自分は問題行動を起こしてはいないし、だとすると、今回呼び出されたのはブライかニーアだろうと内心思っている男性兵士のタウロン、『探知』魔法を使用し、カナル隊長が戻ってくるのを見張っていた。

「どちらにせよ、隊長が戻ってくるまではここで討論してもしょうがないがな!!」
 廊下まで聞こえるような大声で話をするオリバー、彼は別に大声を出している訳ではなく、コレが通常である、この部隊に所属する人間は彼の声にもう慣れてしまったので、あまり彼の声の大きさには突っ込むことは無くなってしまった。

 パラ‥‥パラ
 心ここにあらずといった感じで雑誌を読みふける女性兵士のミラ、彼女は前髪が両目を覆うほど伸びきっており、同じ女性隊員であるニーアと比べ、容姿に対してほぼ無頓着だった。
 他の隊員達の話が盛り上がっているなか、その話の輪に入らず一人で本を読んでいる事が多かった。

 不安と楽観が入り混じる空気の中

「どうやら隊長らしき人が来たようです」
 『探知』魔法を使用していたタウロンが、隊長らしき人物が部屋に近づいているのを皆に教える

「お、おお、やっとか‥‥」
 不安が収まらないブライは少し緊張した面持ちになる

 ・・・・・・・

 ・・・・

「ねえタウロン、来ないじゃないの」

「いますよ、ドアの前にいるのですが、どうしたんでしょうか?」

「なあ‥‥おい、何やってるんだよ」
 ブライが少し焦り出した時、そのドアがゆっくりと開かれた。

「待たせたな」
 ドアから部隊長であるカナルがその姿を現すと、ブライの緊張が一気に高まる

「少し遅かったですな隊長!! そんなに重大な話だったのですか!!」

「ああ、重大な話を貰った」

 重大‥‥その言葉で楽観していたニーアまでブライの様に緊張が走った。
 ニーアだけではない、タウロンもそしてオリバーも‥‥‥だがミラだけは特に反応するわけでもなくそのまま本を読んでいた。

「あー隊長? 何で顔が少し赤いの?」
 カナルの顔が少し赤く、よく見ると肩が少し早く上下している事に気付いたニーアが指摘する

 そのニーアの指摘に、ミラを外した他の隊員達も一体何があったのか? と色々な考えを巡らせる

「ん? そうか」 
 カナルはニーアの指摘に対し、右手で顔を撫でるように抑える、実はカナルはここまで走って来たので顔が赤く少し息が上がっていた。
 それを自覚していたのでドアの前で少し体と気持ちを落ち着かせていたのだ。

 一刻も早く隊員達に‥‥と

 カナルは姿勢をピンと正し
「実はな‥‥」

 そのカナルの様子に、自然とミラ以外の隊員達の姿勢も伸びる

「‥‥我が部隊に‥‥召喚者が入る事になった」

「「‥‥‥え?」」
 一同ポカンとなる中

「マジかぁぁ!」
 ブライがいち早くその言葉を理解した

「え? え、召喚者? マジなの隊長!」
 ニーアが驚きの声を上げ

「本当ですか! ならカナル隊は召喚者が所属する部隊になるんですね!」
 普段あまり感情を出さないタウロンさえ驚きの声を上げ

「うっ!‥‥‥うぅ‥この部隊にも、遂に召喚者が!!‥‥‥」
 オリバーは泣いた

 いるだけでその部隊の生存率が格段に上昇するとされる召喚者、召喚獣の契約が出来る者は少なく、召喚者自体が貴重とされている、なので、その部隊の質を強化するため、召喚者が所属する部隊の武器や防具は質の良い物に変えられ軍からの待遇も格段に上がる。
 ハルツール軍に存在する部隊の殆どが召喚者の入隊を希望するが、召喚者の数が少ないのでこればかりはどうしようもなかった。

 隊員達は自分達の部隊に召喚者が入る事で、任務の成功率と待遇の強化に喜んだ
 
 だが
 
 パラ‥‥‥
 ミラは無関心とばかりにページをめくっていた。

「やったぜ! 給料が増える!」

「飲むよね! この後飲みにいくよね! めでたいからパーッといこうよ」

「いいですね、今日は私もたくさん飲みますよ‥‥オリバー? 大丈夫ですか?」

「うっ‥‥うっ‥‥だ、大丈夫だ!!」

 そんな中、隊長のカナルは‥‥
「おっとと、忘れていた」
 わざとらしく注意を引くような事を言った後‥‥

「入隊予定時期は来年、軍学校3年の仮入隊者だ」

「何だよ! 来年か、仮入隊って事はまだ学生かよ、しゃーないな俺が来年鍛えてやるか!」

「おっ! 初心な新人かぁー、入隊したらアタシがベロンベロンになるまで飲ませて上げないとね! 取りあえず今日は祝杯だね」

 ブライとニーアが興奮状態の中、「来年の仮入隊」という言葉にタウロンが「はっ!」とする

「た、隊長‥‥来年の仮入隊の生徒って、たしか一人しかいませんでしたよね‥‥‥」

「っ!!」
 オリバーもその言葉で気づき、一瞬で泣き止んだ

 カナルは少し言葉を溜めて
「‥‥‥‥来年仮入隊する者は‥‥こう呼ばれている『竜騎士』と‥‥」

「なっ!」
「っ!」

 今や軍どころか、一般でも話題になっている竜騎士、遥か昔に存在していたと言われる伝説の騎士達、空を駆ける竜に乗り数々の戦果を上げたとされる、その活躍は現代でも未だに語り継がれる。
 
 その竜騎士の再来と噂される召喚者が、同じ部隊に配属される‥‥
 余りの衝撃に皆、声を出す事も出来ないでいた。

 それまで全く反応が無かったミラだが、竜騎士の言葉で本から視線を外し、天井を少しの間見上げていたが‥‥‥

 バン!
「竜騎士!?」
 持っていた本を机に叩きつけ、普段出さないような大きな声をあげ立ち上がった


 ・・・・
 
 ・・・・

「マジかよ! マジ竜騎士? 隊長は軍の幹部に賄賂でも送ったのかよ!」

「ははは! そんな事忘れたなぁーあー愉快愉快!」

 その日、カナル隊はそのまま全員で飲みに行き、開始30分で既に皆酔いが回る程ハイペースで飲み続け、既に2時間が経っていた。

「ちょっとお姉さん! お酒足りないからもっと頂戴! ケース! ケースごと持って来て!」
 
 カナル隊がいる個室には酒の瓶が散乱しており、床は足の踏み場もないほどだった。

「すみません、つまみがもう無いのですがすぐに追加してください、え? 大丈夫食べられれば何でもいいので早めにお願いします、皿が無い? だったらこの皿に入れて下さい、洗わなくてもいいですから、どうせお腹に入るんです」

 料理の皿が塔の様に積み重ねられ、新しく料理が来ても一瞬で無くなってしまう

「私のコップはどこに行った!! 無いぞ!!」

「うっさいぞオリバー、ミラみたいに直接瓶で飲んだらいいじゃん」

「おお!! そうだな!! コップを使わなければこの店の従業員も洗わずに済むだろうな!!」

 余りのカナル隊の騒がしさに、他のお客達は早々と帰って行ったが、カナル隊だけは閉店までその店で飲んでいた。

 
 翌朝

 目を覚ましたカナル隊の隊員達は、何故か全員魔法の使用を制限された檻の中にいた。

 その日、全員路上で寝ていた所を警察に保護されたカナル隊は、軍から厳しく注意を受けた。

 

 ◆◇

「あぁ゛ー、また任務か、めんどくせぇなぁ」

「我慢しましょう、数カ月我慢したらまた休暇ですから」
 ダレているブライを、タウロンが諭す

 大陸中央の緩衝地帯に一番近い移転門で待ち合わせをし、そこから持ち場となる大陸中央の緩衝地帯に赴き、魔物の間引きに向かう事になっている、もう隊員達は集まっており、残るはあと一人、女性隊員のミラだけになっていた。

「それにしてもミラはおそいねぇ、何かあったのかな? アタシちょっと連絡してこようか?」

「そうだな‥‥頼めるかニーア」
 カナルがそう言った時だった

「おっ? ‥‥なあ、あれってここらじゃ見ねぇ顔だな」

「むっ!! そうだな!! 新しく中央緩衝地帯に配属になったんだろうな!!」

 長い事同じ場所で任務に付いていると、いつも同じ移転門を使い待ち合わせをするが、大体待ち合わせする移転門が他の部隊も同じになり、何となく顔を覚えてしまう。
 ブライとオリバーが見つけた女性兵士は、ここらでは見ない顔だった。

「んー結構いい女じゃねぇ? ちょっと声かけてくるかな?」

「ははは!! ブライが声を掛けても無駄だろう!!」

「なにぃ!」

 ブライの言葉にオリバーが茶化すが‥‥
 ブライが声を掛けようとした女性は、何故かそのままカナル隊の所を目指して歩いてきた。

「お、おい、こっちに来たぞ」

「う、うむ!!」

 ブライとオリバー、そしてその女性が近寄ってくるのが気づいた他の3人も固唾を見守る。
 この場にいる全員がこう思っていた。

 何だろうこの女の人‥‥‥

 誰かの知り合いかな? と互いに目配せするが、近寄ってきた女性はカナル隊がいる場所まで来てこう言った。

「お待たせ」

 全員無言のまま、その視線は隊長であるカナルに向けられる、カナルはその視線を受け‥‥
「‥‥済まないが、君はどこの部隊の所属兵士だろうか?」

「え? 私ミラだけど?」

「「「え?」」」

 そこにいたのは皆が知っているミラではなく、全くの別人に変わったミラがいた。

「髪を切ってみたんだけど、どうかな?」




 ◆◇

 時は過ぎ、今日竜騎士と言われる召喚者が仮入隊する日が来た。

 召喚者の場合、軍学校まで迎えに行くというのが習わしとなっている、守るべき対象の一人として丁寧にお迎えにあがるのだ。

「とうとうこの日が来たな」
 感慨深げに軍学校を見つめるカナル

「ええ、どんな召喚者なのか、楽しみですね」
 この数カ月で姿も性格も別人になったミラが相槌をする

「今日はさ、顔見せだけなんだからこの後飲み会だよね?」
 既に酒の事しか考えていないニーア

「そうだな!! 我らが召喚者と熱く語らいたいものだな!!」
 オリバーも同意し、軍学校の校舎に足を踏み入れた時

「なぁ、思ったんだけどさぁ、竜みたいな召喚獣ってさ、俺らにも乗せてくれないかな?」
 そのブライの言葉で皆の足が止まる

「あ、あー、乗せて‥‥くれちゃったりするんじゃない?」

「そう、だな!! もしかしたら‥‥‥」

 ブライとニーア、オリバー3人が互いに顔を見合わせ‥‥

 一斉に走り出した
「俺が先に乗せてもらうんだ!」
「アタシだよ、女のアタシが先に乗るんだ!」
「そこは年長者である私が先だろう!!」

 我先にと走り出した3人を止めようと、タウロンが制止するが‥‥
「待ちなさい3人共! ああっ! 隊長まで!」
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