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天敵
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『運命の出会い』というものがある。
それは偶然なのか? それとも必然だったのか? それは男女の場合もあるしそうでない場合もある
そして、運命に導かれた二人がこの場で顔を合わせることになる。
一人は歓喜に震え
「ぎゃははははぁぁ! 会いたかったぜぇ!」
「‥‥‥‥チッ」
一人は静かに舌打ちをした
◆◇◆
「ん、んがぁー」
意識が覚醒し、固まってしまった体をほぐす為に伸びをする、ただ体の左側には柔らかく温かい物が覆いかぶさっており、満足に伸びる事が出来なかった。
フロルドはその温もりを感じる左半身に目をやると、そこにはまだ寝息を立てている一人の女性がいた
マシェルモビア軍所属の元召喚者、ルイバ・フロルドは、グラースオルグに親友であるティンパーを殺され、復讐を誓う。
彼は自身の召喚獣を犠牲にし、召喚者殺しを手に入れグラースオルグに挑んだ
結果、彼は見事にグラースオルグを撃退し、軍でも注目を集めるようになる。
彼は復讐の為、所属していた軍団を離れ、最もグラースオルグと接触できるであろう、別の前線の部隊へと配属を願った
その願いは軍に受け入れられ、グラースオルグがいると言われる地域の部隊の所属になる
殺された親友の仇を打つためだけに生きるフロルドだったが、彼はそこで運命の出会いをする、同じ部隊に所属する女性兵士のアンナ
復讐に燃えるあまり、彼の心は荒れ、周りから見てそれはとても危うい物に見えた。
それはフロルド自身も感じていたが、自分一人ではどうしようもない事だった
そんな彼の心に安らぎを与え、その優しさで包み込んでくれたのがアンナ、荒んでいた彼の心はアンナのおかげで和らぎ、以前のフロルドに戻る事が出来るようになった
フロルドはまだ目を覚まさないアンナを見つめ、顔を綻ばせる
「ん‥‥あ、おはようルイバ」
フロルドの視線に気づいたのか、アンナが丁度目を覚ます
「おお、おはよう」
「‥‥今朝食作るから」
のそりとベットから起き上がろうとするアンナに
「いいって、今日は俺がやるからよぉ、アンナはもう少し休んどけ」
「んー? そう、ならお願いするね‥‥」
そう言ってアンナは再び目を閉じる
フロルドはアンナを気遣い、そっとベッドから起き上がった
◆◇◆
休暇が終わり、心身ともに万全の状態でフロルドは任務に付く、彼の隣にはアンナが常にいた
「ルイバ、小隊長が午後から出発するってさ」
「ああ? 何だよぉ、こっちはもう準備万端だってゆーのによぉ」
「そんな怒んない、他の皆も休暇明けで調子が戻って無いんだからさ」
「ったくよぉ‥‥」
少しだけ悪態をついてみたものの、フロルド自身、以前の自分もそうだったので本気で怒っているわけではない
「まぁ、午後からなんだしゆっくりしようじゃない、別に任務は逃げないんだからさ」
「よいしょ」とアンナは隣に座る
フロルドはこういったアンナと過ごす時間も嫌いではない、むしろ好ましいと言える、理由は、少しの間だけグースの事、そしてティンパ―の事を一時でも忘れる事が出来るからだ
「ねぇねぇルイバ、今度の休暇でさ、前に行きたいって言ってた場所に連れてってよ」
「はぁ? 休暇が終わったばっかりなのに、もう次の話かよ」
「別にいいじゃない、何? 嫌なの?」
「んーな訳ねえだろう」
「じゃあ決まりね」
「あー、わーったよ」
◆◇
フロルドの所属する小隊は午後になり出発し、今回の任務地である砦へと向かう事となった。
砦までの道のりはマシェルモビアの領域内であり、道もキレイでは無いが舗装され、軍用車で移動が可能になっている事で、安全に移動する事が可能であった。
今回は物資の輸送も含めての移動だったので、10台ほどの軍用車の列が連なっていた。安全圏とはいえ、敵の竜翼機がしばしば入ってくるので、竜翼機での輸送ではなく地上からの輸送になる
小隊はその砦まで輸送体の護衛に着いた後、そのまま砦周囲の哨戒任務に当たる事となる、その場所は最前線からは少し外れており、最前線によく出没するというグースと出会う機会が無い事に、フロルドは少し不満を抱いていた。
最前線から外れていると言っても戦闘が無いわけではない、ハルツールの軍は攻めてくるし、哨戒任務中に鉢合わせする事もある、その中でフロルドはかなりの戦果を上げていた
召喚者に対しては召喚殺しがあり、通常の兵士に関しては、彼の魔法の特殊な使い方によって敵を封じ込めることに成功している、そして何よりも彼の槍捌きは群を抜いていた。
元々才能があった彼は、親友が死亡したことにより、自身の力の無さを悔やみ血の滲むような努力をして来た。
その事で彼の才能は開花し、今ではマシェルもビアでもトップクラスの実力を身につけている、性格に少々難がある彼だが、その実力は部隊の仲間の間でも信頼され頼りにされていた
砦に移動を開始し、野営を挟みながら3日が経った時の事だった
フロルドが軍用車の助手席の窓から外を見ていた時、上空に一羽の鳥が飛んでいるのが見えた。
空に鳥が飛んでいるのは当然の事であり、フロルドは何気なくその鳥の姿を目で追っていたが、その鳥の足から何かがこぼれ地面に向けて落下していった
無意識に「餌でも落としたか?」と思ったフロルドが、落ちていった物を目で追っていると‥‥
ドン!
落ちた場所にいた車両真上で爆発した
「どうした!」
同じ部隊の隊員が叫ぶが、それよりも早くフロルドは車両から飛び降りていた
あれは間違いなく人工魔石での爆発、たまたまそれを拾った鳥が落とした訳じゃねぇ、普通そんな狙ったように人工魔石を落とせる訳はねぇ、でもそんな鳥を召喚出来る奴を俺っちは知っている!
「ははは、嘘だろう? 本当にお前がいるのか?」
フロルドの顔が期待で歪む、アンナといる事で穏やかな日々を送っていたフロルドだったが、もうその顔は彼女と一緒に居る時の様な穏やかな顔では無かった
爆発が起きた事で、一斉に車両から降りてくる補給部隊の兵士達、その内の一人がフロルドの前に飛び出して来たが
「どけぇ!」
呼び出した『召喚者殺し』で殴り飛ばす
「おい! お前!」
別の補給部隊の隊員が叫ぶが、フロルドにはどうでも良い事、アイツがいるかもしれないという可能性に既に歓喜し、体が震えていた
そして‥‥‥
チカ チカ
光ったと同時に飛び出してくる数々の魔法、それは完全にマシェルモビアの領域だと安心していた兵士達を、混乱に陥れるには十分な物だった。
『探知』魔法外からの魔法攻撃に、フロルドは確信した。
さっきの鳥は間違いなく奴の召喚獣であり、最初の爆発は自分達のいる場所の目印で、それを目掛けて魔法を放ってきたと‥‥
「おい! お前ら敵襲だ! 頭抑えている場合じゃねぇんだよ!」
降り注ぐ魔法に対し、身を守る事を優先にしている補給兵に激を飛ばし、自身の魔法を発動させる、するとフロルドがいる一帯は魔法が届く事が無く、途中で爆発を起こしていた
「今すぐ体勢を立て直せ、補給兵でもそれ位は出来んだろうよ!」
頭を抑え、身を低くしている補給兵を無理やり立たせる
「は、はい!」
一度は混乱していた部隊も、体勢を立て直し、徐々に飛んでくる魔法を迎撃し始めた。
そして‥‥
木々の間から動く物の姿が見えた時、フロルドはその場に向けて走り出した
「まってルイバ!」
後ろで女性の声が聞こえるが、その声はフロルドにはもう届いていない、目の前に映った人影に意識が向いている
人影に走り向かうフロルドにはいくつもの魔法が飛んでくるが、フロルドには届かず手前で全て爆発を起こす、そして爆発で出来た煙を『召喚者殺し』を持った手で払うと、目の前には一人のハルツール軍の兵士が両目を見開いていた
「ぎゃははははぁぁ! 会いたかったぜぇ!」
フロルドは歓喜した。
「さあ! ティンパーの仇は取らせてもらうぜ、腐れグースがぁ!」
フロルドはそのまま接近し、槍を突きだした
それは偶然なのか? それとも必然だったのか? それは男女の場合もあるしそうでない場合もある
そして、運命に導かれた二人がこの場で顔を合わせることになる。
一人は歓喜に震え
「ぎゃははははぁぁ! 会いたかったぜぇ!」
「‥‥‥‥チッ」
一人は静かに舌打ちをした
◆◇◆
「ん、んがぁー」
意識が覚醒し、固まってしまった体をほぐす為に伸びをする、ただ体の左側には柔らかく温かい物が覆いかぶさっており、満足に伸びる事が出来なかった。
フロルドはその温もりを感じる左半身に目をやると、そこにはまだ寝息を立てている一人の女性がいた
マシェルモビア軍所属の元召喚者、ルイバ・フロルドは、グラースオルグに親友であるティンパーを殺され、復讐を誓う。
彼は自身の召喚獣を犠牲にし、召喚者殺しを手に入れグラースオルグに挑んだ
結果、彼は見事にグラースオルグを撃退し、軍でも注目を集めるようになる。
彼は復讐の為、所属していた軍団を離れ、最もグラースオルグと接触できるであろう、別の前線の部隊へと配属を願った
その願いは軍に受け入れられ、グラースオルグがいると言われる地域の部隊の所属になる
殺された親友の仇を打つためだけに生きるフロルドだったが、彼はそこで運命の出会いをする、同じ部隊に所属する女性兵士のアンナ
復讐に燃えるあまり、彼の心は荒れ、周りから見てそれはとても危うい物に見えた。
それはフロルド自身も感じていたが、自分一人ではどうしようもない事だった
そんな彼の心に安らぎを与え、その優しさで包み込んでくれたのがアンナ、荒んでいた彼の心はアンナのおかげで和らぎ、以前のフロルドに戻る事が出来るようになった
フロルドはまだ目を覚まさないアンナを見つめ、顔を綻ばせる
「ん‥‥あ、おはようルイバ」
フロルドの視線に気づいたのか、アンナが丁度目を覚ます
「おお、おはよう」
「‥‥今朝食作るから」
のそりとベットから起き上がろうとするアンナに
「いいって、今日は俺がやるからよぉ、アンナはもう少し休んどけ」
「んー? そう、ならお願いするね‥‥」
そう言ってアンナは再び目を閉じる
フロルドはアンナを気遣い、そっとベッドから起き上がった
◆◇◆
休暇が終わり、心身ともに万全の状態でフロルドは任務に付く、彼の隣にはアンナが常にいた
「ルイバ、小隊長が午後から出発するってさ」
「ああ? 何だよぉ、こっちはもう準備万端だってゆーのによぉ」
「そんな怒んない、他の皆も休暇明けで調子が戻って無いんだからさ」
「ったくよぉ‥‥」
少しだけ悪態をついてみたものの、フロルド自身、以前の自分もそうだったので本気で怒っているわけではない
「まぁ、午後からなんだしゆっくりしようじゃない、別に任務は逃げないんだからさ」
「よいしょ」とアンナは隣に座る
フロルドはこういったアンナと過ごす時間も嫌いではない、むしろ好ましいと言える、理由は、少しの間だけグースの事、そしてティンパ―の事を一時でも忘れる事が出来るからだ
「ねぇねぇルイバ、今度の休暇でさ、前に行きたいって言ってた場所に連れてってよ」
「はぁ? 休暇が終わったばっかりなのに、もう次の話かよ」
「別にいいじゃない、何? 嫌なの?」
「んーな訳ねえだろう」
「じゃあ決まりね」
「あー、わーったよ」
◆◇
フロルドの所属する小隊は午後になり出発し、今回の任務地である砦へと向かう事となった。
砦までの道のりはマシェルモビアの領域内であり、道もキレイでは無いが舗装され、軍用車で移動が可能になっている事で、安全に移動する事が可能であった。
今回は物資の輸送も含めての移動だったので、10台ほどの軍用車の列が連なっていた。安全圏とはいえ、敵の竜翼機がしばしば入ってくるので、竜翼機での輸送ではなく地上からの輸送になる
小隊はその砦まで輸送体の護衛に着いた後、そのまま砦周囲の哨戒任務に当たる事となる、その場所は最前線からは少し外れており、最前線によく出没するというグースと出会う機会が無い事に、フロルドは少し不満を抱いていた。
最前線から外れていると言っても戦闘が無いわけではない、ハルツールの軍は攻めてくるし、哨戒任務中に鉢合わせする事もある、その中でフロルドはかなりの戦果を上げていた
召喚者に対しては召喚殺しがあり、通常の兵士に関しては、彼の魔法の特殊な使い方によって敵を封じ込めることに成功している、そして何よりも彼の槍捌きは群を抜いていた。
元々才能があった彼は、親友が死亡したことにより、自身の力の無さを悔やみ血の滲むような努力をして来た。
その事で彼の才能は開花し、今ではマシェルもビアでもトップクラスの実力を身につけている、性格に少々難がある彼だが、その実力は部隊の仲間の間でも信頼され頼りにされていた
砦に移動を開始し、野営を挟みながら3日が経った時の事だった
フロルドが軍用車の助手席の窓から外を見ていた時、上空に一羽の鳥が飛んでいるのが見えた。
空に鳥が飛んでいるのは当然の事であり、フロルドは何気なくその鳥の姿を目で追っていたが、その鳥の足から何かがこぼれ地面に向けて落下していった
無意識に「餌でも落としたか?」と思ったフロルドが、落ちていった物を目で追っていると‥‥
ドン!
落ちた場所にいた車両真上で爆発した
「どうした!」
同じ部隊の隊員が叫ぶが、それよりも早くフロルドは車両から飛び降りていた
あれは間違いなく人工魔石での爆発、たまたまそれを拾った鳥が落とした訳じゃねぇ、普通そんな狙ったように人工魔石を落とせる訳はねぇ、でもそんな鳥を召喚出来る奴を俺っちは知っている!
「ははは、嘘だろう? 本当にお前がいるのか?」
フロルドの顔が期待で歪む、アンナといる事で穏やかな日々を送っていたフロルドだったが、もうその顔は彼女と一緒に居る時の様な穏やかな顔では無かった
爆発が起きた事で、一斉に車両から降りてくる補給部隊の兵士達、その内の一人がフロルドの前に飛び出して来たが
「どけぇ!」
呼び出した『召喚者殺し』で殴り飛ばす
「おい! お前!」
別の補給部隊の隊員が叫ぶが、フロルドにはどうでも良い事、アイツがいるかもしれないという可能性に既に歓喜し、体が震えていた
そして‥‥‥
チカ チカ
光ったと同時に飛び出してくる数々の魔法、それは完全にマシェルモビアの領域だと安心していた兵士達を、混乱に陥れるには十分な物だった。
『探知』魔法外からの魔法攻撃に、フロルドは確信した。
さっきの鳥は間違いなく奴の召喚獣であり、最初の爆発は自分達のいる場所の目印で、それを目掛けて魔法を放ってきたと‥‥
「おい! お前ら敵襲だ! 頭抑えている場合じゃねぇんだよ!」
降り注ぐ魔法に対し、身を守る事を優先にしている補給兵に激を飛ばし、自身の魔法を発動させる、するとフロルドがいる一帯は魔法が届く事が無く、途中で爆発を起こしていた
「今すぐ体勢を立て直せ、補給兵でもそれ位は出来んだろうよ!」
頭を抑え、身を低くしている補給兵を無理やり立たせる
「は、はい!」
一度は混乱していた部隊も、体勢を立て直し、徐々に飛んでくる魔法を迎撃し始めた。
そして‥‥
木々の間から動く物の姿が見えた時、フロルドはその場に向けて走り出した
「まってルイバ!」
後ろで女性の声が聞こえるが、その声はフロルドにはもう届いていない、目の前に映った人影に意識が向いている
人影に走り向かうフロルドにはいくつもの魔法が飛んでくるが、フロルドには届かず手前で全て爆発を起こす、そして爆発で出来た煙を『召喚者殺し』を持った手で払うと、目の前には一人のハルツール軍の兵士が両目を見開いていた
「ぎゃははははぁぁ! 会いたかったぜぇ!」
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