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綻び
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「対象、我が軍に接近」
えっ‥‥前に出てくる?
高威力の雷魔法を使い、こちらの魔法攻撃が止まったことで彼は我が軍との距離を詰めて来た。普通ならこの数の兵士に対し『蛮勇』『無謀』となるだろう。
それもそのはず、彼が進む前にはこちらの召喚獣の集団がある。そこに突っ込もうとするのだから私もそう感じた
「小型の召喚獣2体を前に出しています、あれはオルトロスでしょう」
オルトロス‥‥
彼の持つ喋る召喚獣、深部を抜ける際にかなり活躍をしていた。自身の体の一部が肥大化したような頭や足を虚空に呼び出し、噛みつき、叩きつけ、魔物を殺していたっけ
「あの召喚獣はとても可愛いんですよ、私にも良く懐いてくれてました」
独り言のように話すトルリに周りの士官達は返事をしないものの、その心中を察していた。
皆、軍団長であるトルリ・シルベがどういった経緯で深部を通過したかを知っている。その為いくら敵国の兵士とはいえ、長い事一緒に協力していれば情が湧くだろうと‥‥‥
そしてそのオルトロスがマシェルモビアの召喚獣と衝突、その瞬間
マシェルモビアの召喚獣が上空に打ち上げられた
「え?」
◆
「ナーイス! オルトロス! 空中の奴らにがっつり当てろよノーム!」
「ういっすぅ!」
空中に打ち上げられた敵召喚獣に向かい、ノームは両手に銃火器を持ち撃ちまくる。
俺自身も『土』魔法で作ったボーリングの玉の大きさの塊に、『硬化』を付与し、更に『放出』を使い散弾銃のようにとにかく撃ちまくった。
狙いなんかどうでもいい、撃てばどれかに当たるだろう、空中に飛ばされた敵召喚獣に攻撃を加えながら更に敵本隊に接近する
そしてマシェルモビアの敵兵フロルドが考えたこの『水』魔法は特に素晴らしい、自分が魔法を放つ箇所だけ一時的に解除し、こちらから攻撃を仕掛けることも出来るし、相手側から魔法攻撃が飛んできた場合は直ぐに『水』魔法を展開すれば相手の魔法攻撃など無いに等しい、属性魔法に対する防御としては最強なのでは無いだろうか?
だが、魔法が効かないと相手が悟ってしまったらそれも終わりになる、相手が気づく前に‥‥‥
「場所取りは大事だからな、いい場所を確保するぞ!」
空中に打ち上げられた召喚獣よりも、そこから落ちてくる召喚獣は少ない、見事に攻撃が通っているようだ。
召喚獣が消されるとその召喚主に負担が掛かる、消された召喚獣を持つ主はごっそりと魔力を奪われただろう、要は戦闘でもう使い物にならないはず。
もちろん個人差はあるが
オル&トロスが接近し、敵の召喚獣が上空へと打ち上げられた原因は、オルの口に咥えて運ばれた召喚獣のニュートンだった。
地上と空の引力が逆転する『重力』魔法『天地逆転』(命名は俺)を使い、敵召喚獣を空に飛ばした。『天地逆転』の有効範囲は、そこそこ広く、オルトロスに集中攻撃を加えようとしていた敵召喚獣を根こそぎ吹き飛ばす事に成功した
オルトロスとニュートンの相性は良く、悪魔系ビジュアルの執事召喚獣のラグナによると、たまにオルトロスの部屋にニュートンがお邪魔をして仲良く遊んでいるらしい。
ただ、俺が思うに、ボールみたいなまん丸の姿のニュートンがボール代わりに遊ばれているだけなんじゃないかと思う。
それとニュートンがオルトロスの部屋にお邪魔しているんじゃなくて、多分オルトロスに拉致されたんじゃないかと考えている。
ボール遊びがしたくて
オルトロスとニュートンが協力して敵を上空に打ち上げ、打ち上げられた敵を俺とノームで狙い撃ちにする。自由を奪われた敵召喚獣は防御も出来ないまま蜂の巣にされる。
打ち上げられた召喚獣を攻撃しながら敵本隊に接近していると、更にまた敵が空に撃ちあがる、今度は召喚獣ではなく兵士だ
オル&トロスの2匹がニュートンを咥えて敵に接近し、ニュートンが『天地逆転』を使う、その時オル&トロスはニュートンに噛みつき、魔法が効いている間は上空に打ち上げられるのを耐える。
だがニュートンは『天地逆転を』使うと、暫くその場から動けなくなるというクールタイムが存在する。そうすると敵に狙われるのでオルかトロスが咥えて移動させている
周りに味方が存在しないため、ニュートンの魔法を乱発出来る、打ち上げられる敵を見ていると、昔やっていたゾンビゲームを思い出す、あんなゲームあったっけ
「しゃあ! この場所にするぞ!」
ニュートンが2度目に敵を吹き飛ばした場所に陣取り、ノームも少し遅れてやってくる
「あいさー!」
ブレスレッドに魔力を送り込み、錠剤を口にした
◇
「対象は召喚獣オロチを再び呼び出しました」
トルリはその光景を見て自身の目を疑う
「い、今、何体の召喚獣を呼び出していますか?」
「ノーム、オルトロス、オロチ、そして先ほどの攻撃は多分ニュートンでしょう、どうやらオルトロスが運んでいるようです、つまり計4種類の召喚獣を呼び出しています」
「4種類‥‥それを1度に」
通常は多重召喚と言えども2体までが精々、それを一度に4体‥‥4種類も。ハルツールで行われた軍主催の大会ではほぼ全ての召喚獣を出している。結果としては召喚出来なかったが、それを今ここで成功させている
「軍団長、魔法攻撃が止まっているのですが」
「なんですって? 誰が止めろと言いましたか、続けるように指示をしなさい」
目の前で起こっている事に兵士が混乱している?
相手側からは魔法攻撃を受けているのに関わらず、味方部隊は魔法による攻撃を一切止めていた。
魔法を使おうと思っていても魔法を放った瞬間に爆発してしまうのだ
トルリは知らない、それどころかこの場にいるマシェルモビアの兵士は誰も気付いていない、マシェルモビアで勇者の称号を持つ男ルイバ・フロルド、その勇者が使用している『水』魔法を。
そもそも魔法とは、契約が出来たらそれを自分の好きなように改良する、中には改良した魔法を他に公開する者もいるが、ほとんどの契約者はそれを秘密にする。
フロルドはグラースオルグ討伐の事しか頭になく、尚且つ公開などに興味は無かった。
そしてその『水』魔法はフロルドが偶然に編み出した方法であり、自身でもよく分かっていない
過去にはこの方法を実際に会得した者もいたが、それは過去であって今では無い。今この世界において、この魔法が使えるのはルイバ・フロルドと、その理論を理解しているウエタケ・ハヤト以外には存在していない
直ぐに終わると思っていたこの一方的な戦いも、兵士に被害が出始め当初の計画とは違ったものになっていた。
そして気づいた時には味方の軍が布陣する内部にまで入り込んだ対象が、8本の首を持つ召喚獣オロチを鎮座し近づく者を次々と吹き飛ばす、その周りを3体の人型召喚獣ノームが守るように周りを固め、さながら砦のようになっていた
召喚獣で作られた砦には魔法が通用せず、反対にその砦からは有りえない量の魔法が逆に飛んでくる、そして小さな3体の召喚獣が周りを駆け巡り、味方の兵士が上空に打ち上げられていた。
もしそのまま落下したのなら重傷、あるいは死を免れないだろう。もし『風』が使え、落下の速度を落とす事が出来ても、その分相手からはいい的になるだけ、つまり打ち上げられたら最後、無事ではすまない
本来の予定と違い、次々と犠牲になる味方の姿に冷静さを少し失っていたトルリ・シルベだが、兵士としての能力は三流でも、指揮官としての能力は一流でありだからこそ今の地位にいる。その場の決断力と判断力でいえばマシェルモビアでも5本の指に入る程
魔法が届かないなら接近させるか‥‥、一気に攻めれば仕留める事が出来るけれど、それじゃダメ、あの人は必ず何かしてくる
トルリが双眼鏡で戦闘状況を確認していると、ある事に気が付いた。こちら側が放っている魔法だが、とある場所までは通用している、そこから先は全く魔法を放てていなかった。
それは不自然なほどに奇麗に分かれていた。つまり一定の距離に入ると魔法を放てていない、そしてその魔法の届かない範囲外をオルトロスは走り抜け我が軍の兵士を上空に打ち上げている
こちらの魔法が防がれる範囲が決められている? だったら━━
「‥‥対象に対する魔法による攻撃を一時停止しなさい」
「はい」
軍団長補佐は直ぐに停止の命令を伝達する
「対象と召喚獣ノーム、オロチに対する攻撃を銃火器に変更、距離を保ちつつ攻撃。召喚獣オルトロス・ニュートンに対しては接近をして来た時に魔法攻撃を集中させなさい。
ニュートンの上空に打ち上げる攻撃も範囲が決められているはず、まずはこちらの召喚獣を前に出し壁‥‥もとい餌にしなさい。
上空に打ち上げる攻撃は連発は出来ないでしょうから、味方の召喚獣が打ち上げられた瞬間を狙う事、オルトロスの足を魔法で止め、接近し、『召喚者殺し』を持つ者でオルトロス及びニュートンを攻撃」
「了解しました」
トルリの指示は直ぐに全ての部隊長へと伝わった
◆
「大将! 奴ら銃火器を使ってきやしたぜ!」
ノーム1号が叫ぶ、どうやら2号が被弾したようだ。召喚獣ゆえに死にはしないがそのダメージを癒すには一旦魔法陣に戻さないといけない、だがそんな暇は当然ない
「まだやれるな! やれなくてもやってもらうぞ!」
2号は首を縦に振り魔石砲を撃ち続ける、そろそろ魔石砲の弾も無くなる頃だろう、もし弾が無くなったらあとは銃しかない、そうなったら完全に押される事になるだろう。
でも今これだけ持ちこたえられている方が信じられないくらいで、自分でもこんなに耐えられるとは思っていなかった
「あっしらの場所だけ大将が使っている魔法止めてもらいませんかね!」
「おう!」
なにやらクレームが来たけど、不快だった?
フロルドの湿気魔法は、その中にいるとその名前の通り湿度が異常に高くなる、要は暑い。ノームに暑さなど関係ないはずだし、汗もかかないから武器が滑るとか無いはずだけど‥‥
俺がノームの場所だけ魔法を解除すると、ノーム3体は同時に魔石を自身の目の前に投げる、その投げた魔石はそのまま地面に触れるとその場の土を掘り下げ、その土が前方に盛り上がる。
一瞬でノーム達の前に即席の塹壕が出来上がった
「あー、昔そんなの作ったな」
あれこれと武器や防具作りにいそしんでいた頃に作った失敗作。あの時はよく考えずに色々と作っていた。ノームが使ったのはその内の一つ。
『土』魔法を魔石に付与し、一瞬で塹壕を作るという物で、その時は我ながら素晴らしいと思ったが、実際の所は塹壕は魔法で出来ているので、もしそれに同じ属性の『土』魔法が当たると一瞬で消えてしまうし、別の属性が当たると爆発する。
要するにただのデカい起爆装置でしかない。つまり結局のところ、即席の墓以外のなにものでもない
だが今のこの状況は俺の『水』魔法で周りからの魔法攻撃を防いでいるし、敵は魔法攻撃を止めて銃火器を使用しているとなるとこの失敗作も有効となる
「言われた通りに全部使ってますよ!」
サムズアップしニカッと笑うノーム
ここまでは順調な戦いだが、元々は初めから負けが決定している戦いだった。本物の雷を落とし、敵の出鼻をくじいたものの、召喚獣がいるとはいえたった一人での戦い。
数で勝る敵に当然ながら押されてくる、分かりきっていた結果だった。
まず最初にその姿を消したのは、犬型の召喚獣でメスのトロスだった
バチンと頭を叩かれたような衝撃が走り、その後来る魔力の喪失
「うっ‥‥!」
なんだ? 変な痛みが‥‥‥
「トロスがやられたぞ大将! 『召喚者殺し』を持った奴だ!」
召喚者殺し‥‥俺が最も危惧していた敵の持つ武器。
その黄色に輝く穂先で突かれた召喚獣は消滅する、その武器によりトロスは消滅をしてしまった。本来ダメージを受けすぎやられてしまった召喚獣は召喚主の中に帰る、それが今俺の中には感じられない
「トロス‥‥」
オルと互いに競い合うように玩具を取り合っていた光景が脳裏に蘇る
なら元々同じ種類だったオルも‥‥、ん? いるぞ
「オルがまだいるのか?」
「ニュートンを咥えて走ってまさあ!」
確かにオルがいるという感覚は俺の中にある、しかもそのままだったらいい的でしかないニュートンも存在している。
以前ノームの元となった、腕が6本の召喚獣モルフトが召喚者殺しに消された時、腕の一つが突かれただけで消滅したと欧米ズは言っていた。
俺の召喚獣は複数の個体に分離している、例えばオルトロスもそうだが、ノームやデュラハンなど。
一度に全ての個体が消滅すると思っていたが実際はそうでは無かったようだ
だが、オルは無事だったとはいえもうトロスを召喚出来る事は叶わなくなってしまった。しかし感傷に浸っている時間は無い
「ポッポ出てこい」
マシェルモビアは俺とノームオロチがいる場所と、自軍の中に食いんでくるオルとニュートンに意識が割かれている
俺の背後から黄色の召喚魔法陣が煌めき、ゆっくりと出て来たポッポはそのまま俺の肩に乗る
「ポッポ、敵の総大将を見つけろ、お前の最も安全な場所から、最も得意とする高度からその目で敵の親玉を探し当てろ、胸にそれを示す印が付いているはずだ」
肩に乗っていたポッポは一つ鳴くと一旦後方に向けて飛び去っていった
攪乱するように敵中央に切り込んでいたオルとトロス、だがトロスがやられた事により、その攻撃はニュートンを咥えて走るオルに集中することになる。
そして魔法は届かないが、それ以外は通用すると気づいてしまったマシェルモビア軍はオロチが鎮座する場所に接近を始める。
ここまでは上手く行っていたが、トロスの消滅を機に徐々に綻び始めて来た
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