異世界陸軍活動記

ニボシサービス

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お出かけ中の人と、お出かけをしようとする二人、そしてお出かけを邪魔された人

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 足元の悪い地面で荷車を引く一人の男、出来るだけ荷車が進めるよう少しでも馴らされた場所を歩く。
 その男の年齢は30歳だが顔には深いシワが刻まれ、シミが多く、実際には更に年齢が上に見える。
 そしてその男の最も大きな特徴が、その膨れ上がるような大きな頭だった


 ヴァンギエル族の純粋な血を引く男は、『天使の隠れ家』内にあるヴァンギエル族の集落を離れ、狩りをする為ここまで来ていた。
 ハルツールやマシェルモビアにいる血の薄まったヴァンギエル族とは違い、男の集落にいる同胞はヴァンギエル族の源流ともいえる者達が住んでいる

 ヴァンギエル族は集落の中で、少しの野菜と香辛料を育て、そして狩りをしてその命を繋いでいる。グラースオルグの出現により、魔物が出現した時からその場に留まった者達は今でも大陸深部で生活していた。
 大陸深部が出来た事で周りとの交わりは途絶え、ヴァンギエル族は独自の文化を持つ事となった。
 女子供は集落で常に腹を空かし、男は12歳になると集落で取れた香辛料を持ち狩りに出る

 大陸深部は強力な力を持つ魔物が徘徊しているが、彼らヴァンギエル族には関係ない、それは、魔物は本能的にヴァンギエル族を恐れ、近づいては来ないから。
 故に彼らの存在は深部においての支配者だった。荷車だけを引き、武器は持たず、ほとんど裸の状態でも身の危険は無かった。
 だがかなり前の事、一人のヴァンギエル族が大地に散らばる大量の武器や防具を発見、それどころか人と思える死体や魔物の死骸に彼らは歓喜する。
 道具や食料・・がこれほど見つかる事は今までなかった事だった。これにより彼らの使う道具や食料を大量に確保でき、集落は何もかも満ちることが出来た。
 そのおかげか男の腰には一本の剣がぶら下がっている。体にも柔らかい服を着て、頭には兜を身に着ける。しかし、それまでずっと裸同然だった男からしたら少し鬱陶しくも感じていた。
 歩くたびにブラブラと揺れる剣が男の尻を叩き、男はそれを気にしながらも大地に目を向ける、死んでいる魔物がいないかどうかを

 彼らの狩りとは生きている生物を捕まえる訳ではない、既に死んでいる魔物を見つけるのが彼らの狩りなのだ。
 ヴァンギエル族は魔物を食す。それが彼らヴァンギエル族が生きながらえる為に取った決断だった。普通は食べることが出来ない程臭く不味い魔物だが、ヴァンギエル族は香辛料を使い、その匂いと味を誤魔化して食べていた。
 それ以外に生け捕りに出来るなら生きている小動物も食す、感覚でヴァンギエル族を避ける魔物とは違い、動物はそのような能力も無い、あっさり捕まえる事も出来るが、ほとんどは失敗に終わる。
 だがその動物でもヒュケイと呼ばれる大鳥は別だった。捕まえようとしても不可能に近いが、卵を産んだ母鳥は、子が飛べるようになるまで逃げずその場に留まり、近づく者を威嚇する。
 動かない鳥など恐れる事は無い、集団で襲いその卵か雛、そしてヴァンギエル族が最も好むヒュケイの足を切り取り持ち帰る。
 ヒュケイの足の力強さには敵うものが無く、その爪は何よりも鋭い。足の肉は煮て食べるとヒュケイの力を取り込めると昔から言われていた。
 そして爪はヴァンギエル族が使う道具へ、残った骨は自分達が取り込んだ強さの象徴として飾られる事になる

 とは言ってもヒュケイを食せるなどほぼ無いに等しい、上空にはたまにいるが攻撃が届くはずも無く、それに卵を守る母鳥などまず見つからない。
 だからヴァンギエル族の男は空ではなく大地に目を落とし、死んだ魔物の死骸を探している

 そんな男の見る景色が『ふっ』と一瞬だけ暗くなる、太陽と男の間に何かが遮ったせいだ。
 男は不意に視線を空に向けると、そこには普通ではない大きなヒュケイが飛んでいた


 アレを捕まえられれば集落でも英雄になれるのに‥‥


 そう思いながらまた大地に視線を戻そうとして━━

「‥‥マイナ、マイナ!」
 男は再び空を見上げた

 ヴァンギエル族には古い言い伝えがあった

 巨鳥ヒュケイ、『マイナ』とヴァンギエル族が名付けたそのヒュケイは、どのヒュケイよりも巨大で、この大地の真の支配者として君臨する。
 そのヒュケイの足を取り込んだ者は圧倒的な強さを手に入れることが出来る

 男の祖父が人生で一度だけ見たことがあると言っていたマイナ。男は老人の戯言だろうと気にしては無いかった。そんなものはいないと‥‥。
 現にその後、ヴァンギエル族は一斉に捜索に当たったが、影すら掴む事も無かった。そもそもいないのだマイナなど、ただの伝説だ。
 だが目の先にはその伝説のマイナがいる

「マイナ‥‥マイナ‥‥」
 男は興奮し
「ほーっほっほほほほほーぉ!」
 歓喜し

 持っていた物をすべて捨て、ヴァンギエル族の、同胞がいる集落へと走った
 

 

 


 ◆◇



「戻ったよー」
 ヒュケイの姿から人の姿になったマイナはそのまま俺に抱きついてくる、マイナが着地した場所には小さな動物が置かれていた。それをラグナが拾い、そのまま自身の『収納』の中で捌く為持って行く、今日の夕食辺りに肉の料理が出てくるだろう

「おかえり、何も変な事無かったよね」

「特にはねー、んーチュッ」

「ちょっと待ってよ、こっちは今仕事中なんだからさ」

 戻って来てご機嫌なマイナはそのまま俺の頬にキスをする、ちょっと待ってよと言った俺だが、いつものごとくキスをしやすいように頬を出す。もっとしてくれてもいいんだよ?

 
 マイナは調理された肉が気に入ったようで、ほとんど毎日狩りに出かけ獲物を捕らえてくる。そのおかげか肉で困った事は無い

 この新しく移り住んだ『天使の隠れ家』には川が流れ、そこに魚もいる。それを取れば魚も食卓に並ぶのだろうが、取ったとしても捌くことが出来ない、3枚おろしという言葉は知っているし、3枚に捌いた後の状態も知っている。
 でもこの星の魚には3枚おろしという技術は通用しなかった。この川の魚がそうなだけかもしれないが、普通は両方の身と骨の3枚に分ける‥‥だったはず、でもこの川の魚は横にも骨が出ていた。
 つまり顔の方から見てみると『+』こんな感じで骨がある。
 コレだと3枚どころか5枚おろしにしなくてはならないのだろうか?

 なんて考えているうちにめんどくさくなって諦めた。実際食べてみると期待外れでそんなに美味しい魚ではなかったし、やっぱり魚は海に限ると思った 

 それと畑も出来上がり食料のほうは不便する事は無い

 それでマイナが狩りに出かけている時、俺は? というと、D・I・Yをしている。建付けの悪い扉を治したり、無駄なドアノブを取ったり、ベッドや棚、新しい机と椅子などを作っている

 D・I・Yというと俺の父親が、日曜大工と称して庭で椅子とかテーブルとか修理したり色々作っていたが、その父が俺が高校入った頃辺りに、日曜大工からD・I・Yと言い換えていた。
 その時、まだ子供ながらに自分の父親が、世間の波に負けてしまったと悲しくなったものだ

 
 そんな作業中の俺に抱きついてくるマイナは一向に離れようとしない、そんな彼女を見ていると心が満たされる様な気持ちが溢れてくる。
 マイナが夜に尋ねて来たあの日、俺は無意識のうちに胸に付けてあったはずのペンダントに触れようとしていた。
 それはミラの形見であるペンダント、受け取ったあの日から肌身離さずつけていた。でもあの戦いでそのペンダントも失われてしまった。
 その事に気付いた時、ようやく心の踏ん切りがついたのだと思う、だからあの日マイナを受け入れた

 形見として受け取ったもう一つにミラの日記がある。その最後のページには俺に対する遺書が書かれていた。
 もし私が先に死んでも、ハヤトはいい女性が見つかったらその人と幸せになって欲しいと。
 ようやくそのミラの遺言どおりになった訳だが、もしミラの魂がこの世に漂っているのなら、『いつまで私に操を立てているの』と笑われていたのかもしれない



 夜‥‥

 マイナは俺と同じベッドにいた。
 足を絡め、抱きついてくるマイナ。そんな彼女には少しばかり悲しげな表情でいた。そしてその悲しげな表情で

「ハヤトはどこかに行ったりしないよね‥‥」

「行くというか、行くところが無いんだよ、あるけども」

「だったらずっと僕の側に居てね」

「いいよ」

「ずっとだよ? 僕が死ぬまでいて、僕より先に死んだら駄目だからね」

「ああ、いい‥‥いや無理だろ、俺は後90年くらいしか生きられないし、どう考えても俺が先に死ぬ」

「駄目ぇ、お願いだから僕より先に死なないで、逆に僕を看取って欲しいな」

 「無理だ」と言うとマイナは強く抱きついて来た

「分かったよ善処するよ」

「ふふ‥‥嬉しい」

 さて、看取るは無理として長生きしろと言われてもねぇ、ワライダケを食べるのを少し控えめにしようか? あれ多分危ないお薬的な奴だし、でも美味しいんだよね

「ハヤトが僕を看取ってくれる代わりに、僕はハヤトの子を産んであげるよ」

「子供?」

「そう、僕とハヤトの可愛い子供だよ?」

 子供好きじゃないんだけどな‥‥とは言えず
「ありがとう」
 とだけ言っておく

「ぶふっふふふ‥‥」
 暫くマイナは変な笑い方をしていたが、その声も少しずつ小さくなり、その内に寝息を立てて眠ってしまった

 その俺も、子供が生まれたら卵で生まれるのだろうか? 生まれたら生まれたでどんな姿をしているのだろうか? 人面鳥的な? 逆に顔が鳥で体が人もあり得る。だとしたら生まれた子供を愛せるだろうか? 多分無理だと思う。
 ペット的な感覚なら多分いけるかもしれないけど‥‥

 そう考えているうちに、柔らかなマイナの体の感触を感じながらいつの間にか俺の意識も遠のいて行った
 
 





 翌朝

 二人とも椅子に座った所で丁度ラグナが朝食を運んできた。昨日マイナが取ってきた肉は夕食には出てこなかったので、朝食に出てくるだろうと思っていたが、やはり出て来た

「うーん、美味しそぉー」
 食事の時はいつも嬉しそうなマイナ、そしていつもはそれと同じく嬉しそうな顔をするはずのラグナ、だが今日のラグナは表情が硬い、そのラグナが

「旦那様、奥様、申し訳ございませんがこれが最後の料理になります」

「ん?」
「へぇ?」
 俺とマイナが訳が分からないと頭の上に疑問符を上げていると

「この食事が調味料を使った最後の料理です、申し訳ございません」
 ラグナは深々と頭を下げる、顔は見えないがその声はとても悔しそうだった

「でも沢山食べる物があるじゃない、どうして最後なの?」
 マイナは知らない、いつもラグナは自身の『収納』の中で調理をしていたので、どうやって作っているのかを、だから調味料の存在など全く知らなかった


 ああーなるほど、そんな問題があったね

 この『天使の隠れ家』で暮らすに当たって、どうしても外から補充しないと解決できない物がある。その中でも調味料は複雑な工程を経て作られる為ここでは調達できない。
 塩一粒でさえ作る事も出来ず、手に入れる為には人の住む場所に行かなければならない

 ただ、簡単な解決方法がある




「じゃあ買いに行こうか?」

 




 ◆◇

「行ってらっしゃい、ゆっくり楽しんできていいからね」

「うん、何かあったらすぐに連絡してね」
 よそ行きの服装を着たトルリ・シルベは、自分の子供のほっぺたを触りながら夫に確認する

「分かったよ、ほら、ママに行ってらっしゃーいって」
 トルリの夫は抱っこしている子供の手を取り、左右に子供の手を振った

 それにトルリも応え笑顔で手を振る
「行ってきます」





 マシェルモビア軍の軍団長を務めた事もあるトルリ・シルベは、あの時の戦いの後、婚約者と結婚し、そして子供が生まれていた。
 子供も1歳を迎え少し言葉を覚えて来た

 結婚を機にトルリは軍を辞める事にしたが、軍はその退役を保留とした。いまマシェルモビアはハルツールを追い詰めるチャンスであるがために、能力も経験もあるトルリの退役をよしとしなかった。それにトルリはマシェルモビアの内部を知り過ぎてしまった為に難しかったというのもある。
 本来なら今トルリは戦場に居ただろう、だが結婚して直ぐに妊娠をしたため、流石に軍も妊婦を戦場には出せないと一応休暇扱いになっている。
 トルリはその内、退役出来るだろうと簡単に考えていたが、軍の考えは違っていた


 そのトルリは連休に入った夫が、育児に少し疲れてきたトルリに気を使い、羽を伸ばしに行ってきなさいと外に遊びに行く事を進めてくれた。
 そんな訳で子を夫に任せ、久々にキレイな服を着て遊びに出かけたのである

「今日は~あのお店で食事をして~、新しい服も欲しいな~」

 育児の疲れも何のその、ひとたび外に出て来た途端その疲れは全て吹き飛んだ。出来れば今日は夫からの連絡が無いように、何の問題も無く買い物を出来ますようにとウキウキ気分で出かけた。
 しかし、どうせ出かけたのだからついでに食材の買い足しもしておきたいと思う、子供を連れての買い物は結構しんどい。
 だったら先に食材を買い、その後にゆっくりと楽しもうと考えた

 という事で最寄りのスーパーへ足を運ぶ、よそ行きのキレイな服装のままスーパーに行くトルリは、少し周りと浮いている感じがするが、まあいいだろうと気にせず入口にある買い物かごを取りスーパーに入った

「えーっと、ダイモと‥‥」
 など口にして考えていた時


「えっ!? どうして使えないんですか?」
 男性の声が聞こえ、トルリは反射的にそっちを見てしまった。買い物カートに大量に商品を積んでいるお客がレジで支払いが出来ないようで、その一組の男女がどうやら困っている様だった。男性の方は驚いた様子で、女性の方は男性の腕にぴったりとくっついていた

 チラリとトラブルが起きているレジを尻目に、トルリは今日買う予定の野菜コーナーに向かい‥‥

「って! ええっっつ!?」
 久々に大きい声を出したと思う、たまたま近くに居たおばあさんがビックリしてその後トルリを睨む。
 だがトルリにしてみたら見知らぬおばあさんなどどうでもいい、問題は━━いや大問題が!


「そのレジがおかしいんじゃないんですか?」

「いえ、レジは正常です、お客様の『財布』の問題じゃないのでしょうか?」

「そんな事は無いでしょう、今まで一度も問題なんか無かったのに」


 中々に食い下がるその男性客に向かってトルリは走った、全力で走った。
 そんな長い距離でもなかったのにも関わらず、男性の腕を掴んだトルリの息は上がっていた

 いきなりトルリに腕を掴まれた男性はビックリしたが、トルリの顔を見て「あれ‥‥?」となり、その男性が次の言葉を言う前に

「ここは私が払います!!」
 レジに向かって自分の『財布』を使い、その男性が買ったカート一杯に積み上げた商品を自分の『収納』に入れると、無理やりその男性の手を引き、スーパーの外へと逃げるように出て行った。女性はその男性に引っ付いたまま一緒に出てくる

 引きずられる男性は
「ドジっ子じゃない、どうしたのこんな所で、奇遇だね」
 にこやかな顔でほんの軽い挨拶のように話しかけてくる

 それを
「いいから黙って来てください!」
 問答無用で二人を連れ去った
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