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『否定はしないよ』
『そうなんだ‥‥ということは』
『女神はハルツールを━━』
・・・・・
・・・
「グース隊長、準備は整いました」
ライカ・ダーモンの弟で、俺の部下になるレンダル・ダーモンが奇麗な姿勢で報告してきた。
敵の侵入を許してしまい、約1月の間ガッチの町付近での索敵に当たっていたが、後続の部隊にそれを託し我々竜騎士隊は前線に上がる事になっていた
「ん? あ、ああ、そうか。ご苦労さま」
「大丈夫ですか? 何か考えごとでしょうか? 少し心ここにあらずといった感じでしたが」
「ちょっとね、考え事を‥‥」
「すみませんでした、考え中に」
「問題ないから気にしないで‥‥大したことではないから。俺も準備が整い次第出発するからそのつもりでいてね」
「了解しました」
敬礼をすると、フィギュアスケーターのようにクルッと奇麗に反転し、レンダルは去って行った
兄も真面目だったが、その弟はそれに輪を掛けたように真面目な男だった。動作一つ、歩き方一つを見ても分かる。
ただそれも、何か信じるものがあるからだろう。信じるものがあるからあそこまで一直線になれる。だから強くなれるし、頑張ることが出来る
頑張って勉強して良い学校に入り、いい会社へ━━そうすればいい生活が出来る
もっと自分を磨いて、奇麗に美しく━━そうすればいい伴侶と出会える
軍人として敵を薙ぎ払い、我が身を捨ててまで敵を倒し続ければ━━そうすればこの国は━━
『女神はハルツールを消そうとしているよ』
半月前の事、5年ぶりに俺の前に姿を見せた天使はそう言った。依然とは違い短かった銀髪の髪を長く伸ばし、俺が買った服を着てその姿を現した。
そして俺の質問には嘘をつくことも無く、はぐらかすことも無く、沈黙も無く、全て正直に話してくれた。
全てを‥‥
自分を信じ、相手を信じ、故郷を信じ、そして1人1人が頑張る事で結果、大きな枠組みである国家が成り立っている。
それが欲が原動で動いていたにしても、努力には変わらない。
信じて、努力する事で社会は出来ている
でも‥‥その信じていた者に、裏切られたとしたら?
人はどうなるだろうか?
この世界の人々は女神、そして天使を崇拝している。
実際に存在する神がいるせいなのか、ハルツール、マシェルモビア共に犯罪はかなり少ない。
目に見えるからこそ、存在するからこそ、信じて、人は清く正しく生きようとする者が多い
その崇拝している者が
『女神はハルツールを消そうとしているよ』
それが女神の意志であるならば、それを聞いた人はどう思うだろうか? 間違いなく心が折れるだろう。
勉強しても良い生活は出来ない 無駄な努力
奇麗になっても相手は絶対に振り向かない 無駄な努力
いくら自分が犠牲になってもこの国は亡びる 無駄な犠牲
何をしても無駄‥‥
姿を消す魔道具、召喚者殺し、人に従うオーガ、簡易的な移転門。
その全て、女神がマシェルモビアにもたらした物だった。この事は誰も話せない、例えタクティアにでも話すことは出来ない、もし話そうものなら‥‥アイツは終わるだろう。心が完全に折れるだろう
だからこの事は誰も話すことが出来ない、自分から聞いといてアレだけど、何故自分がその事を抱えなければならないのか? 聞かなければ良かったと思う気持ちもあるし、真実が知れたという思いもある。どちらが良いのか聞いた後でも判断が付かない
もう何をしても無駄なのだろうか?
女神が敵に付いたという負け確定の戦いに意味はあるのだろうか?
ハルツールとマシェルモビアの歴史からして、領土を一部切り取り戦争は終わるという事は無い。どちらかが完全に消滅するまで続くだろう。
数年、数十年続いた戦いではなく、数千年単位で戦争をしている両国だからこそお互いに理解はもう出来ない、不可能だと思う。
多分‥‥ハルツールは負ける。このまま領土を全て奪われるだろう
流石に国民全て『皆殺し』などは無いと思うが、それでも本国マシェルモビアとの生活の格差は出て来ると思う。
中間に緩衝地帯という壁があるから間違いなくそうなる
俺が命を懸けて6万の兵士と戦ったのも、皆が命を掛けて戦っているのも全て無意味だったのだろうか?
「っ━━っと、俺もそろそろ準備しないと」
竜騎士隊の皆を待たせる訳にはいかない、俺一人がどうこう考えてもそれは無駄な事。
全て無駄だ
・・・・
・・・
「タウローン、おーいタウローン」
ドンドンドン!
ニーアがトイレのドアをノックし続けるが、タウロンはトイレから出てこない
「いい加減に諦めなよ! ハヤトが行くんだからさ、早く出てこい!」
ドンドンドンドンドン!!!!
ドアを叩く音が大きくなる
『な、中々出て来なくて、私の事は構わずどうか行ってください!』
タウロンがトイレの中から叫ぶ
「出てくんのはアンタの方だよ!」
ついにしびれを切らしたニーアが武器を取り出し
「いい加減に観念しろ!」
トイレのドアに切りつけた
スパン!
と切られたドアが真っ二つに割れ、中からフランスパンの形をした天然魔石を抱えるタウロンの姿が現れた
「ひっ!!」
まさかドアを切り破られるとは思って無かったのか、タウロンが短い悲鳴をあげる
そしてそのまま自慢のロン毛をニーアにひっつかまれ、引きずり出された。飲むと五月蠅いニーア、飲んでなくても五月蠅いが、今までニーアが怒った場面は見たことが無い。
どちらかと言えば温厚な性格だったと思っていたが、怒るとかなり荒い性格になるらしい。
「痛い痛い!」
と地面に這いつくばり、悲鳴をあげるタウロンをお構いなしにトイレから引きずり出し
「ほら! 早くハヤトに返せ!」
とそのままロン毛を掴んだまま無理やり立ち上げさせる、片方女だし、片方ロン毛だからなんだか女子プロレスを思い出させる
一見可哀そうに見えるが、それもこれも自業自得。
俺が『探知』の範囲拡大の為に渡した天然の魔石、それを返したくなくてトイレに立てこもっていたからだ
「ほら観念しろ!」
そのままグッと俺の前に突き出して来た」
「ちっ、違うんですハヤト! 返したくないとかそう言うのじゃなくて!」
うん、みんなそう言うよね犯罪者とかさ、「違うんです」とか
「いいから早く!」
容赦のないニーアの言葉に
「ぐっ‥‥」
堪えるような声を出し、そろそろと魔石を渡そうとする」
差し出されたから魔石を受け取ろうと手を掛けると、少しだけタウロンは手を引っこめるが、周りの皆のジトっとした目に当てられたのか、戻した手をまた差し出して来た。
だから魔石を取ろうとしたが、タウロンは魔石から手を離さなかった。力を入れ取られるのを阻止している
魔石を引っ張る俺と、取られまいと力を入れるタウロン。両方の手を境に魔石がプルプルと震えていた
「タウロン‥‥」
「‥‥タウロン」
俺とニーアの冷たい声が彼に当てられると、思い出したかのようにパッと手を離した
「そ、そうじゃないんです」
そして言い訳が続く
「こ、この、この手が! この手が悪いんです! 私の意思に反してこの手が。くっっ! 何か私の腕に取り憑いてっっ! し、静まれ我が右手っ!!」
「じゃあ切り落としてやろうか?」
ニーアが武器を振り構えるが
「あっ、大丈夫です治りました」
何かに取りつかれた腕はどうやら元に戻ったらしい、良かったね。多分腕ではなく頭に何かが憑いていると思うよ
それでようやく魔石を取り戻した
「ごめんねハヤト」
謝るニーアと
「すみませんでした‥‥」
まだ未練があるようなタウロン
そんな不思議な男の子、タウロンを始めて見たウチの部隊員であるケンタ君は
『あ~』
と何かを察し
コトンは
『‥‥』
目を閉じ、こちらも何かを察している様だった
さて、取る物も取ったし
「じゃあうちらは先に前線に行っているからね」
そして二人と別れる事になった
軍用車に乗り込み、これから最前線であるブレドリアの奪還に向かう
さてこの軍用車、一応車であり戦車の副砲が入ったならこの軍用車も入るのでは? そう思いラグナの『収納』に入れてみようとしたが
「無理でした旦那様」
ラグナに入らないと言われてしまった
戦車の副砲は車のパーツとして入ったが、どうも『軍用』というのが弾かれたらしい。ならば俺の愛車のバギーは乗るのだろうか? 帰ったら試してみたい。
ちなみにこの軍用車両は、前にハヤト隊として貰い、速攻で俺がぶつけた車でもある。あれからどの部隊にも渡らず取って置かれたらしい
そして乗り込む際にケンタ君がレンダルと何かを話していたのだが、何を話していたのだろう? ちょっと遠くで話をしていたが、レンダルが『なるほど』みたいな顔をして乗り込んできたけど
そしてケンタ君がまた運転をし、レンダルがその助手席に、俺は後ろの席に乗りコトンが左側に座ってきた。
12人乗りの車なので別に広く使えばいいのだけれど‥‥。隣に座ったコトンは少し機嫌がよかった
「所でグース隊長」
後ろを振り向きレンダルが訪ねて来る
「なんでしょう」
「先ほどの方は大丈夫なのですか? 何かに取り憑かれたと言っていましたが?」
どうやらレンダルはタウロンの言葉を本気で受け取った様だ。本当に真面目で素直な子でだと思う
「そうねぇ‥‥彼は、大丈夫じゃないよ」
頭が
「最初に会った時からそうだったし、もう治らないと思うよ」
いつもああだから嫁と子に逃げられたのだろう、自分は普通だと思っているから尚更質が悪い
でも傍から見ていると面白い所もある
『そうなんだ‥‥ということは』
『女神はハルツールを━━』
・・・・・
・・・
「グース隊長、準備は整いました」
ライカ・ダーモンの弟で、俺の部下になるレンダル・ダーモンが奇麗な姿勢で報告してきた。
敵の侵入を許してしまい、約1月の間ガッチの町付近での索敵に当たっていたが、後続の部隊にそれを託し我々竜騎士隊は前線に上がる事になっていた
「ん? あ、ああ、そうか。ご苦労さま」
「大丈夫ですか? 何か考えごとでしょうか? 少し心ここにあらずといった感じでしたが」
「ちょっとね、考え事を‥‥」
「すみませんでした、考え中に」
「問題ないから気にしないで‥‥大したことではないから。俺も準備が整い次第出発するからそのつもりでいてね」
「了解しました」
敬礼をすると、フィギュアスケーターのようにクルッと奇麗に反転し、レンダルは去って行った
兄も真面目だったが、その弟はそれに輪を掛けたように真面目な男だった。動作一つ、歩き方一つを見ても分かる。
ただそれも、何か信じるものがあるからだろう。信じるものがあるからあそこまで一直線になれる。だから強くなれるし、頑張ることが出来る
頑張って勉強して良い学校に入り、いい会社へ━━そうすればいい生活が出来る
もっと自分を磨いて、奇麗に美しく━━そうすればいい伴侶と出会える
軍人として敵を薙ぎ払い、我が身を捨ててまで敵を倒し続ければ━━そうすればこの国は━━
『女神はハルツールを消そうとしているよ』
半月前の事、5年ぶりに俺の前に姿を見せた天使はそう言った。依然とは違い短かった銀髪の髪を長く伸ばし、俺が買った服を着てその姿を現した。
そして俺の質問には嘘をつくことも無く、はぐらかすことも無く、沈黙も無く、全て正直に話してくれた。
全てを‥‥
自分を信じ、相手を信じ、故郷を信じ、そして1人1人が頑張る事で結果、大きな枠組みである国家が成り立っている。
それが欲が原動で動いていたにしても、努力には変わらない。
信じて、努力する事で社会は出来ている
でも‥‥その信じていた者に、裏切られたとしたら?
人はどうなるだろうか?
この世界の人々は女神、そして天使を崇拝している。
実際に存在する神がいるせいなのか、ハルツール、マシェルモビア共に犯罪はかなり少ない。
目に見えるからこそ、存在するからこそ、信じて、人は清く正しく生きようとする者が多い
その崇拝している者が
『女神はハルツールを消そうとしているよ』
それが女神の意志であるならば、それを聞いた人はどう思うだろうか? 間違いなく心が折れるだろう。
勉強しても良い生活は出来ない 無駄な努力
奇麗になっても相手は絶対に振り向かない 無駄な努力
いくら自分が犠牲になってもこの国は亡びる 無駄な犠牲
何をしても無駄‥‥
姿を消す魔道具、召喚者殺し、人に従うオーガ、簡易的な移転門。
その全て、女神がマシェルモビアにもたらした物だった。この事は誰も話せない、例えタクティアにでも話すことは出来ない、もし話そうものなら‥‥アイツは終わるだろう。心が完全に折れるだろう
だからこの事は誰も話すことが出来ない、自分から聞いといてアレだけど、何故自分がその事を抱えなければならないのか? 聞かなければ良かったと思う気持ちもあるし、真実が知れたという思いもある。どちらが良いのか聞いた後でも判断が付かない
もう何をしても無駄なのだろうか?
女神が敵に付いたという負け確定の戦いに意味はあるのだろうか?
ハルツールとマシェルモビアの歴史からして、領土を一部切り取り戦争は終わるという事は無い。どちらかが完全に消滅するまで続くだろう。
数年、数十年続いた戦いではなく、数千年単位で戦争をしている両国だからこそお互いに理解はもう出来ない、不可能だと思う。
多分‥‥ハルツールは負ける。このまま領土を全て奪われるだろう
流石に国民全て『皆殺し』などは無いと思うが、それでも本国マシェルモビアとの生活の格差は出て来ると思う。
中間に緩衝地帯という壁があるから間違いなくそうなる
俺が命を懸けて6万の兵士と戦ったのも、皆が命を掛けて戦っているのも全て無意味だったのだろうか?
「っ━━っと、俺もそろそろ準備しないと」
竜騎士隊の皆を待たせる訳にはいかない、俺一人がどうこう考えてもそれは無駄な事。
全て無駄だ
・・・・
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「タウローン、おーいタウローン」
ドンドンドン!
ニーアがトイレのドアをノックし続けるが、タウロンはトイレから出てこない
「いい加減に諦めなよ! ハヤトが行くんだからさ、早く出てこい!」
ドンドンドンドンドン!!!!
ドアを叩く音が大きくなる
『な、中々出て来なくて、私の事は構わずどうか行ってください!』
タウロンがトイレの中から叫ぶ
「出てくんのはアンタの方だよ!」
ついにしびれを切らしたニーアが武器を取り出し
「いい加減に観念しろ!」
トイレのドアに切りつけた
スパン!
と切られたドアが真っ二つに割れ、中からフランスパンの形をした天然魔石を抱えるタウロンの姿が現れた
「ひっ!!」
まさかドアを切り破られるとは思って無かったのか、タウロンが短い悲鳴をあげる
そしてそのまま自慢のロン毛をニーアにひっつかまれ、引きずり出された。飲むと五月蠅いニーア、飲んでなくても五月蠅いが、今までニーアが怒った場面は見たことが無い。
どちらかと言えば温厚な性格だったと思っていたが、怒るとかなり荒い性格になるらしい。
「痛い痛い!」
と地面に這いつくばり、悲鳴をあげるタウロンをお構いなしにトイレから引きずり出し
「ほら! 早くハヤトに返せ!」
とそのままロン毛を掴んだまま無理やり立ち上げさせる、片方女だし、片方ロン毛だからなんだか女子プロレスを思い出させる
一見可哀そうに見えるが、それもこれも自業自得。
俺が『探知』の範囲拡大の為に渡した天然の魔石、それを返したくなくてトイレに立てこもっていたからだ
「ほら観念しろ!」
そのままグッと俺の前に突き出して来た」
「ちっ、違うんですハヤト! 返したくないとかそう言うのじゃなくて!」
うん、みんなそう言うよね犯罪者とかさ、「違うんです」とか
「いいから早く!」
容赦のないニーアの言葉に
「ぐっ‥‥」
堪えるような声を出し、そろそろと魔石を渡そうとする」
差し出されたから魔石を受け取ろうと手を掛けると、少しだけタウロンは手を引っこめるが、周りの皆のジトっとした目に当てられたのか、戻した手をまた差し出して来た。
だから魔石を取ろうとしたが、タウロンは魔石から手を離さなかった。力を入れ取られるのを阻止している
魔石を引っ張る俺と、取られまいと力を入れるタウロン。両方の手を境に魔石がプルプルと震えていた
「タウロン‥‥」
「‥‥タウロン」
俺とニーアの冷たい声が彼に当てられると、思い出したかのようにパッと手を離した
「そ、そうじゃないんです」
そして言い訳が続く
「こ、この、この手が! この手が悪いんです! 私の意思に反してこの手が。くっっ! 何か私の腕に取り憑いてっっ! し、静まれ我が右手っ!!」
「じゃあ切り落としてやろうか?」
ニーアが武器を振り構えるが
「あっ、大丈夫です治りました」
何かに取りつかれた腕はどうやら元に戻ったらしい、良かったね。多分腕ではなく頭に何かが憑いていると思うよ
それでようやく魔石を取り戻した
「ごめんねハヤト」
謝るニーアと
「すみませんでした‥‥」
まだ未練があるようなタウロン
そんな不思議な男の子、タウロンを始めて見たウチの部隊員であるケンタ君は
『あ~』
と何かを察し
コトンは
『‥‥』
目を閉じ、こちらも何かを察している様だった
さて、取る物も取ったし
「じゃあうちらは先に前線に行っているからね」
そして二人と別れる事になった
軍用車に乗り込み、これから最前線であるブレドリアの奪還に向かう
さてこの軍用車、一応車であり戦車の副砲が入ったならこの軍用車も入るのでは? そう思いラグナの『収納』に入れてみようとしたが
「無理でした旦那様」
ラグナに入らないと言われてしまった
戦車の副砲は車のパーツとして入ったが、どうも『軍用』というのが弾かれたらしい。ならば俺の愛車のバギーは乗るのだろうか? 帰ったら試してみたい。
ちなみにこの軍用車両は、前にハヤト隊として貰い、速攻で俺がぶつけた車でもある。あれからどの部隊にも渡らず取って置かれたらしい
そして乗り込む際にケンタ君がレンダルと何かを話していたのだが、何を話していたのだろう? ちょっと遠くで話をしていたが、レンダルが『なるほど』みたいな顔をして乗り込んできたけど
そしてケンタ君がまた運転をし、レンダルがその助手席に、俺は後ろの席に乗りコトンが左側に座ってきた。
12人乗りの車なので別に広く使えばいいのだけれど‥‥。隣に座ったコトンは少し機嫌がよかった
「所でグース隊長」
後ろを振り向きレンダルが訪ねて来る
「なんでしょう」
「先ほどの方は大丈夫なのですか? 何かに取り憑かれたと言っていましたが?」
どうやらレンダルはタウロンの言葉を本気で受け取った様だ。本当に真面目で素直な子でだと思う
「そうねぇ‥‥彼は、大丈夫じゃないよ」
頭が
「最初に会った時からそうだったし、もう治らないと思うよ」
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