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7章 これが魔法遣いたちの望みです
24話 ウケとセメのぽてんしゃる③
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その一方で、はじめての行為にしてどこまで快楽を教え込まれるのかわからず、おそろしくもある。ふと逃げ出したくなるものの、両手をがっちり縫い留められていて叶わない。
(ソーマ、わたしもあなたも、ここにいますが……どこへいこうとしているのでしょう?)
声も出せず、姿勢も変えられず、口づけすらまだだったのが上の口も下の口もめいっぱい開いてソーマを受け入れ、身体も心も無防備なほどソーマに見せている。
気持ちいい。怖い。いきたい。戻りたい。相反する感情で、瞼の裏が明滅した。
「ユーリィ、イきっぱなしになってる? 魔力が、こぼれてる」
ソーマの余裕なさげな声で、ぼんやり目を開ける。
わたしの全身が淡く発光していた。その光に触れたソーマが、悩ましい息を吐く。
「いつの、間に……」
「結構、前から。ほら、明滅に合わせて、奥が引き絞られる」
「ぁ、あっ、奥に何か熱いものが……っ」
自分の体液とは違うもので、じゅわん、と濡れた。感じたまま口にすれば、ソーマが黒髪を掻き上げる。
「さすが、わかるんだ。ただし先走りだけど」
「それも、気持ちいいと出る体液、ですか?」
「うん。はじめてでこんなに気持ちよくなれる僕たち、特別だよ。一緒に、イこう」
ソーマが耳もとで囁く。彼と一緒なら、怖くない。
「……はい。共に」
わたしが悦楽の涙と笑みを同時に浮かべれば、ソーマが手を握り直してくれた。
「ひゃ、ぅん、っよ、いっ、ぁ、あっ、その、まま、っ」
わたしのつま先が天を向く。明滅が早まる。他の誰も辿り着けないところまで来たソーマが、ぶるりと腰を震わせる。
「ユーリィ……ッ!」
「ソー、まっ、あぁああっ――」
ひときわ高く啼く。どぷどぷっと最奥で射精された。濃い白濁が沁み込んでいく。
唾液を混ぜ合う感覚に似ているも、その百倍気持ちいい。今までの積み重ねはすべてこの一瞬のためだったと言っても過言ではない。
(こんなに悦いものを、知らずに生きて、いたなんて)
もう達せないと思ったのに、今夜いちばん深く長く、快楽に包まれる。ついソーマの手の甲に爪を立ててしまった。その間にも、内壁が白濁を一滴残らず啜りあげんとする。我ながら抜け目なく欲張りでいやらしい身体だ。
ソーマも雄々しく眉を寄せ、溜めに溜めた末の絶頂を味わっている。
まるで十三回と二周ぶんの愛をわたしに書きつけるかのようだ。真っさらな身体の最後の一頁まで、ソーマに埋めてほしい。
「ソーマ……幸せ、です」
「僕も、幸せ」
深くつながり合ったまま、余韻に浸る。
ソーマが汗だくのわたしの巻き毛を撫でて労ってくれた。わたしもソーマの熱い背中に手を回す。
どちらからともなく、舌先を吸う。もう一回、あと一回と食み合ううち、却って口づけが止まらなくなった。もう夜中で、限界まで愛し合った直後なのに。したことのない姿勢としたことのない動きの連続で、下衣を着直す体力すら残っていない。
「……ねえ、可愛いユーリィ」
「なんですか、優しいソーマ」
眠りに移るための、戯れのおしゃべりだと思った。
だが、のそりと起き上がったソーマの紅眼は、なお蠱惑的にきらめいている。
「人生でいちばん気持ちよくて幸せだったけど、攻めの身体、賢者タイムもないし、一回の中出しじゃぜんぜん収まらないみたい」
「セメ」とは? と訊きたかったが、ソーマのものが抜けていくのにも快楽を拾ってしまい、小さく喘ぐ。
「ぁん……、え?」
その、半透明の糸を引くソーマの性器は。
ずいぶん前に口で愛撫したときと変わらず、大きく硬くふくらみ、上向いていた。
治癒魔法を使ったわけでもないのに!
「絶倫過ぎて申し訳ない。もう一回、しよう。次は立ってする?」
「待ってください、無理です、はじめてでこれ以上は……っ」
「そう言って、こっちの口ははくはく動いて僕を欲しがってるけど」
「ひゃぅ!? 指で拡げないで、あぁ、っ――」
結局明け方まで、甘い嬌声といやらしい水音が私室に響き渡った。
【ユーリィ死亡ふらぐ】~手記より
①すろうらいふえんどを望む
→王太子成り代わりえんどで回避
②テンセイ直後の選択
→ペトルをやり過ごして回避
③居場所→王宮に留まり回避
④シメオン→ソーマが味方につけ回避
⑤ペトル→わたしが味方につけ回避
⑥兄を庇う事故→婚約破棄で回避
⑦風土病→他の令嬢と結婚せず回避
⑧ステヴァン殿下
→攻め込む以外の使命を持たせ回避
⑨兄→和解して回避
⑩ソーマが一人で背負う
→手を取り合い回避
⓫ニコの死→ニコの中の誰かを退け回避
⑫公爵を庇う→魔力解放して回避
⑬「悪役」と「カクシきゃら」
→「主人公」になって回避
――おーるくりあ!――
(ソーマ、わたしもあなたも、ここにいますが……どこへいこうとしているのでしょう?)
声も出せず、姿勢も変えられず、口づけすらまだだったのが上の口も下の口もめいっぱい開いてソーマを受け入れ、身体も心も無防備なほどソーマに見せている。
気持ちいい。怖い。いきたい。戻りたい。相反する感情で、瞼の裏が明滅した。
「ユーリィ、イきっぱなしになってる? 魔力が、こぼれてる」
ソーマの余裕なさげな声で、ぼんやり目を開ける。
わたしの全身が淡く発光していた。その光に触れたソーマが、悩ましい息を吐く。
「いつの、間に……」
「結構、前から。ほら、明滅に合わせて、奥が引き絞られる」
「ぁ、あっ、奥に何か熱いものが……っ」
自分の体液とは違うもので、じゅわん、と濡れた。感じたまま口にすれば、ソーマが黒髪を掻き上げる。
「さすが、わかるんだ。ただし先走りだけど」
「それも、気持ちいいと出る体液、ですか?」
「うん。はじめてでこんなに気持ちよくなれる僕たち、特別だよ。一緒に、イこう」
ソーマが耳もとで囁く。彼と一緒なら、怖くない。
「……はい。共に」
わたしが悦楽の涙と笑みを同時に浮かべれば、ソーマが手を握り直してくれた。
「ひゃ、ぅん、っよ、いっ、ぁ、あっ、その、まま、っ」
わたしのつま先が天を向く。明滅が早まる。他の誰も辿り着けないところまで来たソーマが、ぶるりと腰を震わせる。
「ユーリィ……ッ!」
「ソー、まっ、あぁああっ――」
ひときわ高く啼く。どぷどぷっと最奥で射精された。濃い白濁が沁み込んでいく。
唾液を混ぜ合う感覚に似ているも、その百倍気持ちいい。今までの積み重ねはすべてこの一瞬のためだったと言っても過言ではない。
(こんなに悦いものを、知らずに生きて、いたなんて)
もう達せないと思ったのに、今夜いちばん深く長く、快楽に包まれる。ついソーマの手の甲に爪を立ててしまった。その間にも、内壁が白濁を一滴残らず啜りあげんとする。我ながら抜け目なく欲張りでいやらしい身体だ。
ソーマも雄々しく眉を寄せ、溜めに溜めた末の絶頂を味わっている。
まるで十三回と二周ぶんの愛をわたしに書きつけるかのようだ。真っさらな身体の最後の一頁まで、ソーマに埋めてほしい。
「ソーマ……幸せ、です」
「僕も、幸せ」
深くつながり合ったまま、余韻に浸る。
ソーマが汗だくのわたしの巻き毛を撫でて労ってくれた。わたしもソーマの熱い背中に手を回す。
どちらからともなく、舌先を吸う。もう一回、あと一回と食み合ううち、却って口づけが止まらなくなった。もう夜中で、限界まで愛し合った直後なのに。したことのない姿勢としたことのない動きの連続で、下衣を着直す体力すら残っていない。
「……ねえ、可愛いユーリィ」
「なんですか、優しいソーマ」
眠りに移るための、戯れのおしゃべりだと思った。
だが、のそりと起き上がったソーマの紅眼は、なお蠱惑的にきらめいている。
「人生でいちばん気持ちよくて幸せだったけど、攻めの身体、賢者タイムもないし、一回の中出しじゃぜんぜん収まらないみたい」
「セメ」とは? と訊きたかったが、ソーマのものが抜けていくのにも快楽を拾ってしまい、小さく喘ぐ。
「ぁん……、え?」
その、半透明の糸を引くソーマの性器は。
ずいぶん前に口で愛撫したときと変わらず、大きく硬くふくらみ、上向いていた。
治癒魔法を使ったわけでもないのに!
「絶倫過ぎて申し訳ない。もう一回、しよう。次は立ってする?」
「待ってください、無理です、はじめてでこれ以上は……っ」
「そう言って、こっちの口ははくはく動いて僕を欲しがってるけど」
「ひゃぅ!? 指で拡げないで、あぁ、っ――」
結局明け方まで、甘い嬌声といやらしい水音が私室に響き渡った。
【ユーリィ死亡ふらぐ】~手記より
①すろうらいふえんどを望む
→王太子成り代わりえんどで回避
②テンセイ直後の選択
→ペトルをやり過ごして回避
③居場所→王宮に留まり回避
④シメオン→ソーマが味方につけ回避
⑤ペトル→わたしが味方につけ回避
⑥兄を庇う事故→婚約破棄で回避
⑦風土病→他の令嬢と結婚せず回避
⑧ステヴァン殿下
→攻め込む以外の使命を持たせ回避
⑨兄→和解して回避
⑩ソーマが一人で背負う
→手を取り合い回避
⓫ニコの死→ニコの中の誰かを退け回避
⑫公爵を庇う→魔力解放して回避
⑬「悪役」と「カクシきゃら」
→「主人公」になって回避
――おーるくりあ!――
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