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1 密令と敵騎士
3 公子が託したもの
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(発情発作ではなかったのだろうか?)
オメガの発作は、五日ほど続く。だがエリセイに手紙を託して以降、つつがなく過ごせた。
密令を果たせて気力が漲り、発作を抑え込めたか。もしくは本当に発熱だったか。
(発作と発熱を取り違えたことは一度もないが……)
それより、レクスへの報告だ。
ソコロフ城に入り、王城に劣らず長い赤絨毯の廊下を進む。自然と早足になった。
傍らの壁には、歴代のソコロフ公の肖像画が並んでいる。
みな端整で威厳があるが、新しい数枚は眼差しに未練も感じられた。
就くべき玉座に就けなかった――という未練。
(イスはもう百年近く空位だ)
王は世襲でなく、合議にて貴族から選ぶ方式だが、ソコロフ家とアナトリエ家がほぼ交替で寡占してきた。
その両家の公子が百年前、どうしてか決闘し、相討ちになった。
それを発端に弔い戦が繰り広げられ、血で血を洗い、現在に至る。中小貴族五十家は半数ずつどちらかに与し、両派の力は拮抗している。
(ゆえに、王城に入って既成事実もつくれなかったが)
レクスは、この長引く戦いに終止符を打ってくれるのではないかと目されている。
まだ二十二歳ながら、上級学校時代から指導力があり、剣技に長け、人柄もよい。そして、ソコロフ家のきょうだいでただひとり[アルファ]なのだ。
古い肖像画の面々のみならず、伝承の善王は決まってアルファだったという。
(わたしも、殿下には王の資質を感じる)
レクスの私室に到着した。
ソコロフ公の期待の表れか、城でいちばん見晴らしのよい――今は月に照らされた雪一色だが――二階中央に位置する。
「失礼します」
「入れ」
金糸の飾りのついた騎士服の裾を伸ばし、両頬の雀斑をぽんと叩いてから入室した。
「ただいま戻りました」
「待ちわびていたよ、スフェン」
窓際の執務机に向かっていたレクスが、たちまち身を乗り出してくる。
……彼が待ちわびていたのは、自分でなく密令の結果だ。
しっかりわきまえ、謙虚に続ける。
「無事、先方の近衛騎士に渡しました。御返事も後日受け取る手筈です」
私室にふたりきりだが、念のため具体的な名詞は避けておく。
「おお、返事まで。個人的な依頼なのに、身の危険を顧みず動いてくれてありがたい。貴公なら支障はないと見込んでいたよ」
輝くような笑顔で労われ、少し複雑な思いがこみ上げた。
密令に当たり、「オメガでも大丈夫か」という心配をせず、他の騎士と同等に扱ってくれるのは嬉しい。
だが無事に手紙が届くとはすなわち、彼の瞳がますます敵方のニキータのみを映すようになるということ。
個人的な手紙とは、恋文である。
(ただし御二人の立場上、国全体を巻き込み兼ねない、命懸けの恋だ)
合議での出会いから、二か月。
「『彼に運命を感じた』のでしょう? ならば事はうまく運ぶはずです」
私室に呼び出された夜、レクスが思い詰めたような声で発した一言をなぞり、請け合ってみせる。
オメガとアルファには[運命の番]が存在し、出会うや互いにそう感じるのだという。
(この体質は、男でも孕めることと男を孕ませられることの他にも、不思議な特徴が多い)
たとえば、運命の番。
たとえば、アルファはアルファとオメガの組み合わせから生まれやすい。
たとえば、アルファはみな貴族である。
オメガは自分のように平民にもいるが、少ない。貴族でもアルファの半数程度しかいない。
伝承の善王にあやかりアルファの子を生そうと、アルファ-オメガ間の政略結婚がよくある。とはいえ――。
「いいや。彼がオメガと決まったわけではない」
レクスは浮かれもせず、小さく首を振った。
ニキータを別室へ連れ出す際、甘く癒される芳香を嗅いだ気がしたそうだ。だが、彼は何ごともなかったようにすぐ合議に復帰した。発作ならそうはいかない。
オメガ同士は芳香を嗅ぎ取れず、役立てない。
跡継ぎの男子をオメガと断じるのは失礼でもある――王の資質がないと取れる――ため、直截に「運命を感じなかったか」とも訊けない。
そこで手紙に、「互いを知っていかないか」としたためたというわけだ。
(何をもって、運命なのか)
オメガである自分にもわからない。運命を感じたことは……ない。
史料を頼ろうにも、戦闘で散逸しがちだ。
(もしもレクス殿下の思い込みに過ぎなかったら)
末代まで笑い者だ。よりによってアナトリエの男に骨抜きにされて、と。
手紙を篭絡と取られ、文でなく剣を返されるおそれもある。
「もっとも、私はどちらでも構わないのだけれどね」
いや。レクスの真心が伝わらないはずがない。アルファを生めるオメガでなくとも特別に想っているという。
彼のように立派な人間に好意を寄せられて、ニキータも悪い気はしないだろう。
「先方がオメガかどうか、わたしのほうでもできる限り探ってみます」
たとえニキータがオメガであっても、結ばれるまでに障壁はまだある。
何せソコロフとアナトリエなのだから。
(それでも近衛騎士として忠義を尽くしたい)
決断力のあるレクスが、ひと月半も熟慮したのだ。
自身と相手の出自を考慮してもなお諦められないのならと、胸の鷹の紋章に手を当てる。
「頼む。貴公に甘えてしまうが、引き続き手を貸してくれ。彼と心を通わせられたら、両家の雪融けにもつながると思うのだ」
「……御意」
鷹と同じ金色の、ひとたび言葉にしたことはすべて実現してみせそうな瞳が眩しい。
跪礼するので精一杯で退出した。
(私情は挟まなかった、よな?)
廊下に出て、胸を押さえる。はじめてレクスと話した二年前と同じように。
騎士団の一員として、山間で馴鹿から下りて戦っていた折。背後の白樺林に潜んでレクスを狙う弓兵に、自分だけが気づいた。
すぐさま滑雪板を駆り、射線に身を投げ出した。
射手は動揺したのか、矢じりは淡茶髪を掠め、レクスの足下の雪に埋もれた。
『きみ、平気か』
『わたしには弓も槍も当たりませんので』
と退がった(本当に当たったことがないのだ)が、後日、私室に呼ばれた。
『先日は勇気ある行動、ありがとう』
平民相手に感謝を示した上、近衛騎士に取り立ててくれた。騎士団は出自を問わないとはいえ、この体質を知る当時の上長は固辞したが、レクスは『関係ない。忠義を買ったんだ』と短く、だが重々しく微笑んだ。
そのときから抱いているレクスへの想いは――恋ではない。
(と、思っていた)
貴族のオメガはアルファを生むという使命を持つが、平民の自分には分不相応だ。それより騎士として務め上げることで、レクスの信頼に応えたいと思った。
もともと、戦死した父の仇を取りたい、オメガの宿命をはね返したいと騎士団に入ったのだ。
今よりさらに小柄だった少年時代の自分を思い返す。
『オメガでも務め上げてみせる』
オメガは発情発作中、隔離されてやり過ごすほかない。貴族の妾をもくろむ者もいるものの、媚を売るのは自分の柄ではない。
『だいたいアルファだからといって、何が違うんだ』
そうそう心奪われまいと高を括っていた。
それが一度話したのみで、レクスに忠誠と敬愛を捧げていた。
(やはり初恋も含まれていたかもしれないな)
私情を挟まない、つまりレクスとニキータの仲が進展しないでほしいと思ったりせず全力で密令を果たすこと、と自戒する時点で。
レクスは他に運命を見つけた。
この初恋にして敬愛は、運命とは違うものだった――と噛み締めていたところ。
「おい、オメガ」
オメガの発作は、五日ほど続く。だがエリセイに手紙を託して以降、つつがなく過ごせた。
密令を果たせて気力が漲り、発作を抑え込めたか。もしくは本当に発熱だったか。
(発作と発熱を取り違えたことは一度もないが……)
それより、レクスへの報告だ。
ソコロフ城に入り、王城に劣らず長い赤絨毯の廊下を進む。自然と早足になった。
傍らの壁には、歴代のソコロフ公の肖像画が並んでいる。
みな端整で威厳があるが、新しい数枚は眼差しに未練も感じられた。
就くべき玉座に就けなかった――という未練。
(イスはもう百年近く空位だ)
王は世襲でなく、合議にて貴族から選ぶ方式だが、ソコロフ家とアナトリエ家がほぼ交替で寡占してきた。
その両家の公子が百年前、どうしてか決闘し、相討ちになった。
それを発端に弔い戦が繰り広げられ、血で血を洗い、現在に至る。中小貴族五十家は半数ずつどちらかに与し、両派の力は拮抗している。
(ゆえに、王城に入って既成事実もつくれなかったが)
レクスは、この長引く戦いに終止符を打ってくれるのではないかと目されている。
まだ二十二歳ながら、上級学校時代から指導力があり、剣技に長け、人柄もよい。そして、ソコロフ家のきょうだいでただひとり[アルファ]なのだ。
古い肖像画の面々のみならず、伝承の善王は決まってアルファだったという。
(わたしも、殿下には王の資質を感じる)
レクスの私室に到着した。
ソコロフ公の期待の表れか、城でいちばん見晴らしのよい――今は月に照らされた雪一色だが――二階中央に位置する。
「失礼します」
「入れ」
金糸の飾りのついた騎士服の裾を伸ばし、両頬の雀斑をぽんと叩いてから入室した。
「ただいま戻りました」
「待ちわびていたよ、スフェン」
窓際の執務机に向かっていたレクスが、たちまち身を乗り出してくる。
……彼が待ちわびていたのは、自分でなく密令の結果だ。
しっかりわきまえ、謙虚に続ける。
「無事、先方の近衛騎士に渡しました。御返事も後日受け取る手筈です」
私室にふたりきりだが、念のため具体的な名詞は避けておく。
「おお、返事まで。個人的な依頼なのに、身の危険を顧みず動いてくれてありがたい。貴公なら支障はないと見込んでいたよ」
輝くような笑顔で労われ、少し複雑な思いがこみ上げた。
密令に当たり、「オメガでも大丈夫か」という心配をせず、他の騎士と同等に扱ってくれるのは嬉しい。
だが無事に手紙が届くとはすなわち、彼の瞳がますます敵方のニキータのみを映すようになるということ。
個人的な手紙とは、恋文である。
(ただし御二人の立場上、国全体を巻き込み兼ねない、命懸けの恋だ)
合議での出会いから、二か月。
「『彼に運命を感じた』のでしょう? ならば事はうまく運ぶはずです」
私室に呼び出された夜、レクスが思い詰めたような声で発した一言をなぞり、請け合ってみせる。
オメガとアルファには[運命の番]が存在し、出会うや互いにそう感じるのだという。
(この体質は、男でも孕めることと男を孕ませられることの他にも、不思議な特徴が多い)
たとえば、運命の番。
たとえば、アルファはアルファとオメガの組み合わせから生まれやすい。
たとえば、アルファはみな貴族である。
オメガは自分のように平民にもいるが、少ない。貴族でもアルファの半数程度しかいない。
伝承の善王にあやかりアルファの子を生そうと、アルファ-オメガ間の政略結婚がよくある。とはいえ――。
「いいや。彼がオメガと決まったわけではない」
レクスは浮かれもせず、小さく首を振った。
ニキータを別室へ連れ出す際、甘く癒される芳香を嗅いだ気がしたそうだ。だが、彼は何ごともなかったようにすぐ合議に復帰した。発作ならそうはいかない。
オメガ同士は芳香を嗅ぎ取れず、役立てない。
跡継ぎの男子をオメガと断じるのは失礼でもある――王の資質がないと取れる――ため、直截に「運命を感じなかったか」とも訊けない。
そこで手紙に、「互いを知っていかないか」としたためたというわけだ。
(何をもって、運命なのか)
オメガである自分にもわからない。運命を感じたことは……ない。
史料を頼ろうにも、戦闘で散逸しがちだ。
(もしもレクス殿下の思い込みに過ぎなかったら)
末代まで笑い者だ。よりによってアナトリエの男に骨抜きにされて、と。
手紙を篭絡と取られ、文でなく剣を返されるおそれもある。
「もっとも、私はどちらでも構わないのだけれどね」
いや。レクスの真心が伝わらないはずがない。アルファを生めるオメガでなくとも特別に想っているという。
彼のように立派な人間に好意を寄せられて、ニキータも悪い気はしないだろう。
「先方がオメガかどうか、わたしのほうでもできる限り探ってみます」
たとえニキータがオメガであっても、結ばれるまでに障壁はまだある。
何せソコロフとアナトリエなのだから。
(それでも近衛騎士として忠義を尽くしたい)
決断力のあるレクスが、ひと月半も熟慮したのだ。
自身と相手の出自を考慮してもなお諦められないのならと、胸の鷹の紋章に手を当てる。
「頼む。貴公に甘えてしまうが、引き続き手を貸してくれ。彼と心を通わせられたら、両家の雪融けにもつながると思うのだ」
「……御意」
鷹と同じ金色の、ひとたび言葉にしたことはすべて実現してみせそうな瞳が眩しい。
跪礼するので精一杯で退出した。
(私情は挟まなかった、よな?)
廊下に出て、胸を押さえる。はじめてレクスと話した二年前と同じように。
騎士団の一員として、山間で馴鹿から下りて戦っていた折。背後の白樺林に潜んでレクスを狙う弓兵に、自分だけが気づいた。
すぐさま滑雪板を駆り、射線に身を投げ出した。
射手は動揺したのか、矢じりは淡茶髪を掠め、レクスの足下の雪に埋もれた。
『きみ、平気か』
『わたしには弓も槍も当たりませんので』
と退がった(本当に当たったことがないのだ)が、後日、私室に呼ばれた。
『先日は勇気ある行動、ありがとう』
平民相手に感謝を示した上、近衛騎士に取り立ててくれた。騎士団は出自を問わないとはいえ、この体質を知る当時の上長は固辞したが、レクスは『関係ない。忠義を買ったんだ』と短く、だが重々しく微笑んだ。
そのときから抱いているレクスへの想いは――恋ではない。
(と、思っていた)
貴族のオメガはアルファを生むという使命を持つが、平民の自分には分不相応だ。それより騎士として務め上げることで、レクスの信頼に応えたいと思った。
もともと、戦死した父の仇を取りたい、オメガの宿命をはね返したいと騎士団に入ったのだ。
今よりさらに小柄だった少年時代の自分を思い返す。
『オメガでも務め上げてみせる』
オメガは発情発作中、隔離されてやり過ごすほかない。貴族の妾をもくろむ者もいるものの、媚を売るのは自分の柄ではない。
『だいたいアルファだからといって、何が違うんだ』
そうそう心奪われまいと高を括っていた。
それが一度話したのみで、レクスに忠誠と敬愛を捧げていた。
(やはり初恋も含まれていたかもしれないな)
私情を挟まない、つまりレクスとニキータの仲が進展しないでほしいと思ったりせず全力で密令を果たすこと、と自戒する時点で。
レクスは他に運命を見つけた。
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「おい、オメガ」
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