15 / 37
3 密会計画とヒールオメガ
1 開かれた扉
しおりを挟む
三月になっても、王城付近の風雪が和らぐ兆候はない。
外套や靴に付いた雪が融けて廊下に足跡を残してしまうことのないよう、念入りに拭いてから地下へ降りていく。
階段は建物正面と端のほか、裏庭につながる使用人用と思しきものもあるが、今は出入口に雪がみっしり載っていて使用できない。
足取りは早くも遅くもない。
(父の小屋で芽生えた疑問はひとつも解けなかったが、いつもどおりに)
平常心を保つべく、頬の雀斑をぽんと叩く。
「『勝利を収められるなら』」
「王位は要らん要らん、それよりこれを見てくれ」
合言葉もそこそこに、書庫からエリセイが飛び出してきた。なぜ中へ入らないのかと訝しむと、数日前預けた厨子を突きつけられる。
元の持ち主はこちらなのに何を今さら……?
「この像、扉の彫刻の真ん中のやつにそっくりじゃないか?」
目を瞠った。
厨子と扉を見比べる。今まで出入り時に周囲を警戒はすれど、彫刻をまじまじ鑑賞したことはない。
確か真ん中には人型の精霊が彫ってあり――木に寄り掛かって木の実を摘まむ彼と、また目が合う。
「本当だ。では扉の人型の精霊は、精霊王だったのか」
「おっ、厨子の像も精霊王ってことならますます納得だ」
何がだ? と訊くより早く、扉の内側に移動する。
まったく、忙しない。
「こいつは扉の割に、やたら重くてやたら厚いよな」
エリセイがすぐ振り返って言う。
これには首肯できない。重いと感じるのは、自分が非力ゆえかもしれないから。
「どうしてかなと思って、ちょっと検分してみた。そしたら、」
だがエリセイは共通認識という体で話を進める。ずいぶん上擦った声だ。
「扉の中にも本があったんだ」
角灯を点し、扉の上部を示した。
暗闇に小さな丸い穴が浮かび上がる。そこから扉の内側を覗き、「ほら」とこちらにも見せようとする。
(前回小屋で興奮まじりに言及した史料とは、これのことか)
得意げなエリセイを、黙って睨み上げた。
「……ああ、すまん」
たっぷり五拍は見つめ合ったのち、エリセイはやっと思い至ったようだ。
こちらの背丈では、踵を上げても目線が穴の高さまで届かないことを。
別に、扉板を外して、いかにも重要史料とばかりに守られている本を取り出せば問題ないが――エリセイはあろうことか、こちらの腹に腕を回し、ひょいっと抱え上げた。
「なっ、何をする」
「見えたか?」
足先をばたつかせても、びくともしない。背後から呑気に問い掛けてくる。
まるで子どもに良い景色を見せてやろうとする父親だ。
(離せ……、離すな。いや離すなとは何だ)
おせっかいによって扉内部を確認できたが、それどころではない。
小屋で話して以来、エリセイに対する自分の感情が理解不能なのだ。
彼の体温を意識したせいか、顔に血が上って熱い。平常心がほどけてしまう。
無性に、触れていたい。
(もしや――この男に抱くのは敬意ではなく、恋だというのか?)
敬愛するレクスに運命の相手が見つかり、「アナトリエの人間」という彼への偏見を取り払うやいなや。
「スフェン」
エリセイもエリセイで、こちらを床に下ろした後も抱き込んだままでいる。
「三度続けて勘違いってことはないよな。おまえさんが腕の中にいるとしっくりくるし、癒される。待て待て剣を下ろせ……、あれ?」
ぎこちなくエリセイに剣を突きつけた。
下ろせと言われてからの後出しだ。
巧まずして抱擁したとき、エリセイも自分と同じように感じていたらしい。
すなわち、暖かくて、安心する。
(この心地よさはやはり――)
いったん考えるのをやめた。頭がぼうっとしてきて、正常な判断ができそうにない。これでは史料調査も覚束ない。
頬の雀斑をいつもより強めに叩く。
「これは遊びではないぞ」
こういうとき、どう振る舞えばよいのかわからない。だから唯一知っている、自分を律することに努めた。
折しも密令続行中で、まだ近衛騎士として務め上げられていない。恋の芽生えめいたものに浮かれている場合ではない。
「おまえさんの使命はわかってる。今はこれ以上何もせん」
エリセイも改めてと両手を挙げる。
こちらに向けた緑眼も口もともゆるんでいるが、見逃してやることにする。
(主人たる公子のために、こうして何度も書庫に足を運んでいるのだ)
自らに言い聞かせた。
刻は限られている。この扉内の史料が状況を打開してくれるものかどうか、調べなければ。
「それはそうと、扉板を剣で壊すのか? せっかく隠されているのをもとに戻せなくなるが」
「前回はそれもやむなしと思った。そこに、この厨子だ」
エリセイは再度、母作の厨子を眼前に翳した。
「これをこうして、こう」
扉上方の穴へと持っていく。
ちょうど同じくらいの径だ。嵌め込み、厨子の底を摘まんだまま手首を回す。
かちりと、鍵の開くような音がした。
(まさか)
驚愕する間に厨子を抜き取り、代わりに指を穴に掛けて手前に引けば――二重扉のごとく扉板が動く。
六段の棚と、ひっそり収められた書とが現れた。
「これ、丸屋根に鷹が留まってるだろ。その出っ張りが鍵穴に嵌まると、二重扉が開く仕掛けだ」
説明するエリセイは、わくわくすらしているのが伝わってくる。
扉の穴に嵌めてみようなどという彼の発想がなければ、厨子は一生個人のお守りでしかなかった。ただ。
「母は、王城に関係がある素振りは何も……」
母が何者だったのか、急に心許なくなる。
小動物を狩って衣食をしのぎ、木彫りで日用品をつくり、氷雪地で命を削るように生活していたのは、他の村人と変わらない。
父を亡くして以降生活に精一杯で、命の灯を燃やしきる間際くらいは安らかでいてほしいと、その頃判明した体質も床の母には教えなかった。
もし息子がオメガとわかったら、伝えたいことでもあっただろうか。
「精霊王つながりの聖堂の意匠を倣ったものなら、他の木彫りでも、木彫りでなくとも鍵になるさ」
エリセイはこちらの微少な動揺を感じ取ってか、そう補足してくれた。
でも、数少ないオメガを生んだ母が聖堂の意匠を使ったのは、何らかの意味がある気がする。
「……そういうことにしておこう」
それを解き明かすためにも、と自分たちを待っていたかのような本に手を伸ばした。
「こっちは歴史書だ。ただ戦いの記録が主だな。各戦役での戦術とか」
「こちらは――告悔?」
黒く染めた革表紙の一冊。綴じられているのは、貴族の私書らしい。以前王の愚痴を読まされたのを思い出し、次の本へ移ろうとした。
何せ扉の中には数十冊ある。
だが、エリセイの大きな手に止められた。指先が触れて無駄に心臓が跳ねる。
「読もう。『イスの分裂を止められなかった後悔と次世代への謝罪に代え、真実を書き残す』とあるぞ」
自律、と口の中で唱えてから、改めて前書きを見た。
九十年前の日付が入っている。
王が居た時代も、ソコロフ家とアナトリエ家の戦いの始まりも、その後の空位の混乱も自身の目で見てきた者による記録ということになる。
二大家の争いの本当の理由がわかれば、手を取り合う糸口になるかもしれない。
貴重かつ知りたかった情報に辿り着けた予感に、エリセイと頷き合う。
頁をめくり出してほどなく、「ソコロフ」と「アナトリエ」の文字を発見した。
外套や靴に付いた雪が融けて廊下に足跡を残してしまうことのないよう、念入りに拭いてから地下へ降りていく。
階段は建物正面と端のほか、裏庭につながる使用人用と思しきものもあるが、今は出入口に雪がみっしり載っていて使用できない。
足取りは早くも遅くもない。
(父の小屋で芽生えた疑問はひとつも解けなかったが、いつもどおりに)
平常心を保つべく、頬の雀斑をぽんと叩く。
「『勝利を収められるなら』」
「王位は要らん要らん、それよりこれを見てくれ」
合言葉もそこそこに、書庫からエリセイが飛び出してきた。なぜ中へ入らないのかと訝しむと、数日前預けた厨子を突きつけられる。
元の持ち主はこちらなのに何を今さら……?
「この像、扉の彫刻の真ん中のやつにそっくりじゃないか?」
目を瞠った。
厨子と扉を見比べる。今まで出入り時に周囲を警戒はすれど、彫刻をまじまじ鑑賞したことはない。
確か真ん中には人型の精霊が彫ってあり――木に寄り掛かって木の実を摘まむ彼と、また目が合う。
「本当だ。では扉の人型の精霊は、精霊王だったのか」
「おっ、厨子の像も精霊王ってことならますます納得だ」
何がだ? と訊くより早く、扉の内側に移動する。
まったく、忙しない。
「こいつは扉の割に、やたら重くてやたら厚いよな」
エリセイがすぐ振り返って言う。
これには首肯できない。重いと感じるのは、自分が非力ゆえかもしれないから。
「どうしてかなと思って、ちょっと検分してみた。そしたら、」
だがエリセイは共通認識という体で話を進める。ずいぶん上擦った声だ。
「扉の中にも本があったんだ」
角灯を点し、扉の上部を示した。
暗闇に小さな丸い穴が浮かび上がる。そこから扉の内側を覗き、「ほら」とこちらにも見せようとする。
(前回小屋で興奮まじりに言及した史料とは、これのことか)
得意げなエリセイを、黙って睨み上げた。
「……ああ、すまん」
たっぷり五拍は見つめ合ったのち、エリセイはやっと思い至ったようだ。
こちらの背丈では、踵を上げても目線が穴の高さまで届かないことを。
別に、扉板を外して、いかにも重要史料とばかりに守られている本を取り出せば問題ないが――エリセイはあろうことか、こちらの腹に腕を回し、ひょいっと抱え上げた。
「なっ、何をする」
「見えたか?」
足先をばたつかせても、びくともしない。背後から呑気に問い掛けてくる。
まるで子どもに良い景色を見せてやろうとする父親だ。
(離せ……、離すな。いや離すなとは何だ)
おせっかいによって扉内部を確認できたが、それどころではない。
小屋で話して以来、エリセイに対する自分の感情が理解不能なのだ。
彼の体温を意識したせいか、顔に血が上って熱い。平常心がほどけてしまう。
無性に、触れていたい。
(もしや――この男に抱くのは敬意ではなく、恋だというのか?)
敬愛するレクスに運命の相手が見つかり、「アナトリエの人間」という彼への偏見を取り払うやいなや。
「スフェン」
エリセイもエリセイで、こちらを床に下ろした後も抱き込んだままでいる。
「三度続けて勘違いってことはないよな。おまえさんが腕の中にいるとしっくりくるし、癒される。待て待て剣を下ろせ……、あれ?」
ぎこちなくエリセイに剣を突きつけた。
下ろせと言われてからの後出しだ。
巧まずして抱擁したとき、エリセイも自分と同じように感じていたらしい。
すなわち、暖かくて、安心する。
(この心地よさはやはり――)
いったん考えるのをやめた。頭がぼうっとしてきて、正常な判断ができそうにない。これでは史料調査も覚束ない。
頬の雀斑をいつもより強めに叩く。
「これは遊びではないぞ」
こういうとき、どう振る舞えばよいのかわからない。だから唯一知っている、自分を律することに努めた。
折しも密令続行中で、まだ近衛騎士として務め上げられていない。恋の芽生えめいたものに浮かれている場合ではない。
「おまえさんの使命はわかってる。今はこれ以上何もせん」
エリセイも改めてと両手を挙げる。
こちらに向けた緑眼も口もともゆるんでいるが、見逃してやることにする。
(主人たる公子のために、こうして何度も書庫に足を運んでいるのだ)
自らに言い聞かせた。
刻は限られている。この扉内の史料が状況を打開してくれるものかどうか、調べなければ。
「それはそうと、扉板を剣で壊すのか? せっかく隠されているのをもとに戻せなくなるが」
「前回はそれもやむなしと思った。そこに、この厨子だ」
エリセイは再度、母作の厨子を眼前に翳した。
「これをこうして、こう」
扉上方の穴へと持っていく。
ちょうど同じくらいの径だ。嵌め込み、厨子の底を摘まんだまま手首を回す。
かちりと、鍵の開くような音がした。
(まさか)
驚愕する間に厨子を抜き取り、代わりに指を穴に掛けて手前に引けば――二重扉のごとく扉板が動く。
六段の棚と、ひっそり収められた書とが現れた。
「これ、丸屋根に鷹が留まってるだろ。その出っ張りが鍵穴に嵌まると、二重扉が開く仕掛けだ」
説明するエリセイは、わくわくすらしているのが伝わってくる。
扉の穴に嵌めてみようなどという彼の発想がなければ、厨子は一生個人のお守りでしかなかった。ただ。
「母は、王城に関係がある素振りは何も……」
母が何者だったのか、急に心許なくなる。
小動物を狩って衣食をしのぎ、木彫りで日用品をつくり、氷雪地で命を削るように生活していたのは、他の村人と変わらない。
父を亡くして以降生活に精一杯で、命の灯を燃やしきる間際くらいは安らかでいてほしいと、その頃判明した体質も床の母には教えなかった。
もし息子がオメガとわかったら、伝えたいことでもあっただろうか。
「精霊王つながりの聖堂の意匠を倣ったものなら、他の木彫りでも、木彫りでなくとも鍵になるさ」
エリセイはこちらの微少な動揺を感じ取ってか、そう補足してくれた。
でも、数少ないオメガを生んだ母が聖堂の意匠を使ったのは、何らかの意味がある気がする。
「……そういうことにしておこう」
それを解き明かすためにも、と自分たちを待っていたかのような本に手を伸ばした。
「こっちは歴史書だ。ただ戦いの記録が主だな。各戦役での戦術とか」
「こちらは――告悔?」
黒く染めた革表紙の一冊。綴じられているのは、貴族の私書らしい。以前王の愚痴を読まされたのを思い出し、次の本へ移ろうとした。
何せ扉の中には数十冊ある。
だが、エリセイの大きな手に止められた。指先が触れて無駄に心臓が跳ねる。
「読もう。『イスの分裂を止められなかった後悔と次世代への謝罪に代え、真実を書き残す』とあるぞ」
自律、と口の中で唱えてから、改めて前書きを見た。
九十年前の日付が入っている。
王が居た時代も、ソコロフ家とアナトリエ家の戦いの始まりも、その後の空位の混乱も自身の目で見てきた者による記録ということになる。
二大家の争いの本当の理由がわかれば、手を取り合う糸口になるかもしれない。
貴重かつ知りたかった情報に辿り着けた予感に、エリセイと頷き合う。
頁をめくり出してほどなく、「ソコロフ」と「アナトリエ」の文字を発見した。
16
あなたにおすすめの小説
恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています
水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」
王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。
一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……?
勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
抑制剤の効かない薬師オメガは森に隠れる。最強騎士団長に見つかり、聖なるフェロモンで理性を溶かされ、国を捨てた逃避行の果てに番となる
水凪しおん
BL
「この香りを嗅いだ瞬間、俺の本能は二つに引き裂かれた」
人里離れた森で暮らす薬師のエリアルは、抑制剤が効かない特異体質のオメガ。彼から放たれるフェロモンは万病を癒やす聖なる力を持つが、同時に理性を失わせる劇薬でもあった。
ある日、流行り病の特効薬を求めて森を訪れた最強の騎士団長・ジークフリートに見つかってしまう。エリアルの香りに強烈に反応しながらも、鋼の理性で耐え抜くジークフリート。
「俺が、貴方の剣となり盾となる」
国を救うための道具として狙われるエリアルを守るため、最強の騎士は地位も名誉も投げ捨て、国を敵に回す逃避行へと旅立つ。
シリアスから始まり、最後は辺境での幸せなスローライフへ。一途な騎士と健気な薬師の、運命のBLファンタジー。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる