不幸を呼ぶ令嬢なので婚約破棄だと言われましたが、それは私のせいではありません。

coco

文字の大きさ
2 / 2

不幸を呼ぶ令嬢なので婚約破棄だと言われましたが、それは私のせいではありません。<後>

しおりを挟む
 それからだった、彼に不幸な出来事できごとが起き始めたのは─。

「あなたの身の回りで起きる出来事は、彼女が関係かんけいしているのではないかと思い、私は調べる事にしました。そしたらあんじょう、あれらは全て彼女の仕業しわざでした。彼女が人をやとって、あなたを襲わせていたのです。あなたを私から引きはなし、自分のものにする為に。」

「そ、そんな馬鹿ばかな…。」

「不幸を呼ぶ令嬢…これは、彼女があなたに言った言葉ことばでは?あの女と居ると不幸になる、婚約破棄して私を選んだ方が幸せになれる…そんな事も言われたんじゃありませんか?」

「…っ!」

「全て彼女の仕業、彼女の作戦さくせんなのです。気づかないあなたは、おろものです。」

「あ、あいつ…俺を心配する振りしてうらでそんな事をしていたとは、何て女だ!お前は俺を心配しんぱいして、調べてくれたと言うのに。」

「…心配?そんなんじゃありません。私はただ、あなたたちの浮気の証拠しょうこ確実かくじつつかみたかっただけ。あなたたちをうったえ、慰謝料いしゃりょうもらう為にね。」

「そ、そんな─!」

※※※

 あれから私は、彼と無事ぶじに婚約破棄し慰謝料も貰う事ができた。
 あんな浮気癖があって私を侮辱ぶじょくしてくる愚かな男、別れられて清々せいせいしているわ。

 そして私には、彼とは全く真逆まぎゃく誠実せいじつ真面目まじめで優しい恋人ができた。

 彼は私の事を、しあわせを呼ぶ令嬢だと言ってとても大切にしてくれている。 
 
 僕と出会い僕を愛し、僕を幸せにしてくれた女の子だと、そう言ってね─。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…

ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。 一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。 そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。 読んでいただけると嬉しいです。

平手打ちされたので、婚約破棄宣言に拳でお答えしました

Megumi
恋愛
婚約破棄を告げられ、婚約者に平手打ちされた——その瞬間。 伯爵令嬢イヴの拳が炸裂した。 理不尽に耐える淑女の時代は、もう終わり。 これは“我慢しない令嬢”が、これまでの常識を覆す話。

婚約破棄を伝えられて居るのは帝国の皇女様ですが…国は大丈夫でしょうか【完結】

恋愛
卒業式の最中、王子が隣国皇帝陛下の娘で有る皇女に婚約破棄を突き付けると言う、前代未聞の所業が行われ阿鼻叫喚の事態に陥り、卒業式どころでは無くなる事から物語は始まる。 果たして王子の国は無事に国を維持できるのか?

どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」 「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」  私は思わずそう言った。  だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。  ***  私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。  お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。  だから父からも煙たがられているのは自覚があった。  しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。  「必ず仕返ししてやろう」って。  そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。

今さら遅いと言われる側になったのは、あなたです

有賀冬馬
恋愛
夜会で婚約破棄された私は、すべてを失った――はずだった。 けれど、人生は思いもよらない方向へ転がる。 助けた騎士は、王の右腕。 見下されてきた私の中にある価値を、彼だけが見抜いた。 王城で評価され、居場所を得ていく私。 その頃、私を捨てた元婚約者は、転落の一途をたどる。 「間違いだった」と言われても、もう心は揺れない。 選ばれるのを待つ時代は、終わった。

運命の番より真実の愛が欲しい

サトウミ
恋愛
田舎娘のゾーイは龍族の王子・シャウロンの『運命の番』だった。 ロマンチックな恋を夢見るゾーイは『運命の番』であるシャウロンと会えるのを楽しみにしていた。 しかし、シャウロンはゾーイに対して素っ気ない。 運命の番だからといって、必ずしも愛し合う関係だとは限らないらしい。 それを悟ったゾーイは、シャウロンのもとから去ることを決意した。

【完結】悪役令嬢はヒロイン(義妹)に溺愛される

ariya
恋愛
前世日本の大学生だったコレットは継子いじめをモチーフにした乙女ゲームの悪役令嬢?に生まれ変わってしまった。 ヒロインの継母の連れ子としてヒロイン・マリーを使用人のように扱いいじめ、最終的には嫉妬に狂い危害を加えようとして追放されてしまう。 何としてもヒロインをいじめずに自分の悲惨な最期を迎えないようにしようと思ったが、ヒロインの待遇の悪さに我慢できずに物語とは違う方向へ動いていく。 (注意)百合、ガールズラブ要素があります。 ※昔書いた小説を少し行間調整したものです。

地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに

有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。 選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。 地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。 失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。 「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」 彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。 そして、私は彼の正妃として王都へ……

処理中です...