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chapter.4 / 外見と中身は一致しないとは言うけれど
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「皆様、本日はよく来てくださったわ」
デルフィーネはテーブルを囲む面々の顔を一つずつ軽く頷いて確認しながら、悠然とほほ笑んだ。先ほどの身軽そうな男装風の衣装から着替え、現在は貴族令嬢に相応しい上品な緋色のドレスを身に纏っている。
シャムローが令嬢たちを案内したのは、色とりどりの薔薇が咲き誇る黒薔薇館の庭園を一望できる庭に面するサロンだった。淡い薄桃色に金や銀の細やかな模様が美しく描かれている絨毯が敷かれた部屋で、薄い絹のようなカーテンが開け放たれた窓から入り込む風により少し膨らんだり、しぼんだりしている。
飴色の調度品には部屋の風景が鏡のように映り込み、中央の席に腰を掛ける令嬢たちの姿を幻のように浮かび上がらせている。その中央で、最も華やかな漆黒の髪の美女がゆるりと動き出した。
「まずはこのお茶会に来てくださった方をご紹介するわ。私の左にいらっしゃるのが、本件の渦中にある友人の一人、アンテリーゼ・フォン・マトヴァイユ伯爵令嬢」
友人、という呼び方に驚きつつ恐縮しながらアンテリーゼはどうぞよろしく、と会釈をする。
「本件の連絡係にしてわたくしの頭脳。親愛なるエヴァンゼリン・エル・デ・ロックフェルト伯爵令嬢。彼女のことは皆さんご存じでしょう?」
「急なお茶会に及び立てして申し訳ありません。来てくださって、本当にありがとう。リエリーナ、そしてフィオナ」
エヴァンゼリンは自分の向かい側に座る茶色の髪の少女を最初に、次にその隣に座る白銀の髪の美少女ににこりと笑いかけた。
「そんなっ。とんでもないことでございますっ」
恐縮した風に肩をすぼめた少女はこげ茶色の瞳をきゅっと彷徨わせた。
「アンテリーゼ。この方は、特例で魔術学院に編入されたことのあるリエリーナ・エシェ嬢よ。あなたも名前くらいなら存じているのではなくて?」
一定以上の優れた魔力を持つ名門貴族が通う王立魔術院で、平民出身で子爵家の養子になった少女がいると聞いていたが、彼女のことだとはわからなかった。アンテリーゼは改めてまじまじと茶色の髪の少女を見つめた。
どこか幼い印象を持つ顔立ちで、美人というよりはかわいらしい印象だ。自分より正直二歳くらい若いのではないかとちらりと思っていたのだが、実はデルフィーネと同じ年と知って微かに驚く。
「リエリーナはわたくしの趣味の友のひとりでもあり、ご生家が宝石商で、色々なことを教えてくださるのよ」
「殿下におかれましては、いつも私にとてもよくしてくださって、本当に申し訳ないほどです」
「何を言っているのリエリーナ。あなたがいないと、価値観や特別の趣味を共有できなくてとても悲しくてよ。特に乙女ゲームの推しキャラについての談義や二次創作の話をできるのはあなたしかいないのに、そんな風に自分の価値を下げるだなんて、このわたくしが許しません事よ」
妃殿下がどんな内容の趣味について語っているのかは、聞きなれない単語が乱立するためアンテリーゼには理解が及ばないが、まるで自分のことのように鼻高々に友人自慢をする彼女が少しかわいらしくて、口に手を当てて頬を緩めてしまった。
それにしても耳慣れない不思議な単語をご存じの殿下は、なんて博学なのだろう。それに、頬を染めながら恐縮している様子のリエリーナもデルフィーネの話の内容が理解できているという点で素晴らしく、アンテリーゼは自分の不勉強を少し恥じた。
この騒動がもし無事に終息したならば、「オトメゲーム」や「オシキャラ」「ニジソウサク」について是非学んでみたい。アンテリーゼはきゅっと緩みがちだった自分の心を叱咤し、気を引き締めた。
そんなアンテリーゼの心中を察することもなく、デルフィーネは話を本題に戻して続ける。
「そして、コレがフィオナですわ」
「コレってのはひどい」
リエリーナを紹介する時とは打って変わり、非常にぞんざいな口ぶりでデルフィーネが指さしたのがアンテリーゼの隣に座っている白銀の髪の美少女だ。
まるで氷の聖霊か女神が現れたのかと錯覚するほどに美しく整いすぎた顔立ちをしており、満月をそっくりそのまま閉じ込めたような金色の瞳が人を惹きつける不思議な魅力を持っている。
だが。
「あなたなんて、コレ、で結構ですよわ。入室してマナーを無視して自分勝手に座るなり、挨拶もそこそこにお茶やお菓子を問答無用で食べあさるなんて。貴族令嬢としての自覚が足りませんわ。無作法ですわ。それに比べてリエリーナの作法の美しさと言ったら!ほらほらほら、まったく!ボロボロボロボロ落として。幼子でももう少し作法が整っていてよ!」
サロンに通された時、すでに椅子に鎮座していて、用意されたばかりの茶菓子を容赦なくほおばっていた女性である。頬にパンパンにお菓子を詰め込んで、砂糖と氷をたっぷり入れた紅茶を作法もまるきり無視して片手であおっていく様は、何というか、男性らしい?
アンテリーゼは愛玩動物として広く貴族の令嬢に愛されている「ネズミリス」という、モフモフして小さくてきゅるっとつぶらな瞳が何ともかわいらしい魔獣を思い出して、こてんと小首を傾げた。
「徹夜明けで死んで仮眠してるところに急に押しかけられて、問答無用で窮屈なドレスを着せられたんだから、せめて朝食と昼食と、昨日の夕食ぐらいの栄養をまとめて補給しないと死ぬ」
言いながら、新しく用意されたタルトを片手でつまんで一口で食べきった黙っていれば美少女のフィオナはもごもごと言いながら、片手をアンテリーゼに差し出した。
「ごめんね。4時間前まで事務所に缶詰めだったです。私はフィオナ・ヴァンダーベルト。どうぞよろしく」
「え、ええ…え? フィオナ・ヴァンダーベルト!?」
握手を返しながらアンテリーゼは息を吞んだ。
危うく驚きすぎてカトラリーを落としそうになりながら、エヴァンゼリンを見やれば、彼女はうふふとほほ笑むだけだ。
彼女の様子にまんざらでもない表情で頷いて、デルフィーネはにやりと猫の目のように瞼の形を変える。
「そう、だからコレなんてコレで十分ですわ。わたくしだって何かの間違いか、大きな詐欺だと思いますもの。外見詐欺だけならいざ知らず、この王国はじまっての詐欺」
「ひどすぎる」
ぷく、と両頬を膨らませて口を酸っぱくとがらせるフィオナの姿に目を白黒させながら、アンテリーゼはやや前のめりになりながらデルフィーネに向き直る。
「デルフィーネ様、この方が、あの。国史以来の天才との誉れ高い、星の称号を持つ魔術師様ですか?」
「わたくしも王宮に抗議したい気持ちでいっぱいだけれど、間違いなく、そうなのでしょうね。忌々しいことに、史上最年少にして最高の栄誉を持つのが王太子殿下でもわたくしでもなく、彼女だなんて」
「わたしはただ、魔石の研究が好きなだけだよ」
「えーえーそうでしょうとも、そうでしょうとも!首席入学で年下のくせに飛び級でわたくしたちの華々しい学年に乱入してきた挙句、さっさと追い越して首席卒業のくせに、卒業式には出席しないだなんて!わたくし、在校生徒代表として卒業式に出席した折、主席の席が最後まで空席で眩暈がしましたわよ!!」
相当根に持っているのか、席から立ち上がって牙をむく様にフィオナを睨みつけるが、当の白銀の君はどこ吹く風である。
炎のような誰もが近寄りがたく遠巻きに崇敬の念を以て眺めてしまいそうな美がデルフィーネであるなら、フィオナはその対極にある印象を持つ女性だ。どこか冴え冴えとしていて、人から距離をとっている風であるのに、親しみが持てるような、それでいて近寄りがたい天空の月のような印象を受ける。
アンテリーゼはデルフィーネを落ち着けようと席で慌てている様子のリエリーナを見つめながら、フィオナの方がよほど庶民のようだと目をぱちくりさせた。元平民というが、リエリーナのテーブルマナーは完璧で生まれながらの令嬢のようである。むしろ、デルフィーネが指摘したようにボロボロと焼き菓子のクズをドレスの上にこぼし、のらりくらりと左右に体を揺らしてデルフィーネの口撃を聞き流している少女の方がよほど平民らしい。
「ごめんなさいね、リーゼ。びっくりさせてしまって。妃殿下のおっしゃる通り、フィオナは正真正銘確かな腕前の魔術師であり、この国随一の頭脳と研究胆力をもつ魔石の研究者なの。あなたの身に起きた蘇りの出来事も、きっと彼女が原因を見つけてくれるわ。絶対に大丈夫よ」
えっへん、と両腰に手を当てるデルフィーネの傍らで、エヴァンゼリンが説明の補足をする。
アンテリーゼは何故エヴァンセリンが「大丈夫」だと太鼓判を押したのか分かった。
なるほど、これで解決しなければ、どんな英雄でも、どんな魔術師でも解決することはできないだろう。
エヴァンゼリンの人材選びはまさしく、神がかるほどに完璧だったのだ。
デルフィーネはテーブルを囲む面々の顔を一つずつ軽く頷いて確認しながら、悠然とほほ笑んだ。先ほどの身軽そうな男装風の衣装から着替え、現在は貴族令嬢に相応しい上品な緋色のドレスを身に纏っている。
シャムローが令嬢たちを案内したのは、色とりどりの薔薇が咲き誇る黒薔薇館の庭園を一望できる庭に面するサロンだった。淡い薄桃色に金や銀の細やかな模様が美しく描かれている絨毯が敷かれた部屋で、薄い絹のようなカーテンが開け放たれた窓から入り込む風により少し膨らんだり、しぼんだりしている。
飴色の調度品には部屋の風景が鏡のように映り込み、中央の席に腰を掛ける令嬢たちの姿を幻のように浮かび上がらせている。その中央で、最も華やかな漆黒の髪の美女がゆるりと動き出した。
「まずはこのお茶会に来てくださった方をご紹介するわ。私の左にいらっしゃるのが、本件の渦中にある友人の一人、アンテリーゼ・フォン・マトヴァイユ伯爵令嬢」
友人、という呼び方に驚きつつ恐縮しながらアンテリーゼはどうぞよろしく、と会釈をする。
「本件の連絡係にしてわたくしの頭脳。親愛なるエヴァンゼリン・エル・デ・ロックフェルト伯爵令嬢。彼女のことは皆さんご存じでしょう?」
「急なお茶会に及び立てして申し訳ありません。来てくださって、本当にありがとう。リエリーナ、そしてフィオナ」
エヴァンゼリンは自分の向かい側に座る茶色の髪の少女を最初に、次にその隣に座る白銀の髪の美少女ににこりと笑いかけた。
「そんなっ。とんでもないことでございますっ」
恐縮した風に肩をすぼめた少女はこげ茶色の瞳をきゅっと彷徨わせた。
「アンテリーゼ。この方は、特例で魔術学院に編入されたことのあるリエリーナ・エシェ嬢よ。あなたも名前くらいなら存じているのではなくて?」
一定以上の優れた魔力を持つ名門貴族が通う王立魔術院で、平民出身で子爵家の養子になった少女がいると聞いていたが、彼女のことだとはわからなかった。アンテリーゼは改めてまじまじと茶色の髪の少女を見つめた。
どこか幼い印象を持つ顔立ちで、美人というよりはかわいらしい印象だ。自分より正直二歳くらい若いのではないかとちらりと思っていたのだが、実はデルフィーネと同じ年と知って微かに驚く。
「リエリーナはわたくしの趣味の友のひとりでもあり、ご生家が宝石商で、色々なことを教えてくださるのよ」
「殿下におかれましては、いつも私にとてもよくしてくださって、本当に申し訳ないほどです」
「何を言っているのリエリーナ。あなたがいないと、価値観や特別の趣味を共有できなくてとても悲しくてよ。特に乙女ゲームの推しキャラについての談義や二次創作の話をできるのはあなたしかいないのに、そんな風に自分の価値を下げるだなんて、このわたくしが許しません事よ」
妃殿下がどんな内容の趣味について語っているのかは、聞きなれない単語が乱立するためアンテリーゼには理解が及ばないが、まるで自分のことのように鼻高々に友人自慢をする彼女が少しかわいらしくて、口に手を当てて頬を緩めてしまった。
それにしても耳慣れない不思議な単語をご存じの殿下は、なんて博学なのだろう。それに、頬を染めながら恐縮している様子のリエリーナもデルフィーネの話の内容が理解できているという点で素晴らしく、アンテリーゼは自分の不勉強を少し恥じた。
この騒動がもし無事に終息したならば、「オトメゲーム」や「オシキャラ」「ニジソウサク」について是非学んでみたい。アンテリーゼはきゅっと緩みがちだった自分の心を叱咤し、気を引き締めた。
そんなアンテリーゼの心中を察することもなく、デルフィーネは話を本題に戻して続ける。
「そして、コレがフィオナですわ」
「コレってのはひどい」
リエリーナを紹介する時とは打って変わり、非常にぞんざいな口ぶりでデルフィーネが指さしたのがアンテリーゼの隣に座っている白銀の髪の美少女だ。
まるで氷の聖霊か女神が現れたのかと錯覚するほどに美しく整いすぎた顔立ちをしており、満月をそっくりそのまま閉じ込めたような金色の瞳が人を惹きつける不思議な魅力を持っている。
だが。
「あなたなんて、コレ、で結構ですよわ。入室してマナーを無視して自分勝手に座るなり、挨拶もそこそこにお茶やお菓子を問答無用で食べあさるなんて。貴族令嬢としての自覚が足りませんわ。無作法ですわ。それに比べてリエリーナの作法の美しさと言ったら!ほらほらほら、まったく!ボロボロボロボロ落として。幼子でももう少し作法が整っていてよ!」
サロンに通された時、すでに椅子に鎮座していて、用意されたばかりの茶菓子を容赦なくほおばっていた女性である。頬にパンパンにお菓子を詰め込んで、砂糖と氷をたっぷり入れた紅茶を作法もまるきり無視して片手であおっていく様は、何というか、男性らしい?
アンテリーゼは愛玩動物として広く貴族の令嬢に愛されている「ネズミリス」という、モフモフして小さくてきゅるっとつぶらな瞳が何ともかわいらしい魔獣を思い出して、こてんと小首を傾げた。
「徹夜明けで死んで仮眠してるところに急に押しかけられて、問答無用で窮屈なドレスを着せられたんだから、せめて朝食と昼食と、昨日の夕食ぐらいの栄養をまとめて補給しないと死ぬ」
言いながら、新しく用意されたタルトを片手でつまんで一口で食べきった黙っていれば美少女のフィオナはもごもごと言いながら、片手をアンテリーゼに差し出した。
「ごめんね。4時間前まで事務所に缶詰めだったです。私はフィオナ・ヴァンダーベルト。どうぞよろしく」
「え、ええ…え? フィオナ・ヴァンダーベルト!?」
握手を返しながらアンテリーゼは息を吞んだ。
危うく驚きすぎてカトラリーを落としそうになりながら、エヴァンゼリンを見やれば、彼女はうふふとほほ笑むだけだ。
彼女の様子にまんざらでもない表情で頷いて、デルフィーネはにやりと猫の目のように瞼の形を変える。
「そう、だからコレなんてコレで十分ですわ。わたくしだって何かの間違いか、大きな詐欺だと思いますもの。外見詐欺だけならいざ知らず、この王国はじまっての詐欺」
「ひどすぎる」
ぷく、と両頬を膨らませて口を酸っぱくとがらせるフィオナの姿に目を白黒させながら、アンテリーゼはやや前のめりになりながらデルフィーネに向き直る。
「デルフィーネ様、この方が、あの。国史以来の天才との誉れ高い、星の称号を持つ魔術師様ですか?」
「わたくしも王宮に抗議したい気持ちでいっぱいだけれど、間違いなく、そうなのでしょうね。忌々しいことに、史上最年少にして最高の栄誉を持つのが王太子殿下でもわたくしでもなく、彼女だなんて」
「わたしはただ、魔石の研究が好きなだけだよ」
「えーえーそうでしょうとも、そうでしょうとも!首席入学で年下のくせに飛び級でわたくしたちの華々しい学年に乱入してきた挙句、さっさと追い越して首席卒業のくせに、卒業式には出席しないだなんて!わたくし、在校生徒代表として卒業式に出席した折、主席の席が最後まで空席で眩暈がしましたわよ!!」
相当根に持っているのか、席から立ち上がって牙をむく様にフィオナを睨みつけるが、当の白銀の君はどこ吹く風である。
炎のような誰もが近寄りがたく遠巻きに崇敬の念を以て眺めてしまいそうな美がデルフィーネであるなら、フィオナはその対極にある印象を持つ女性だ。どこか冴え冴えとしていて、人から距離をとっている風であるのに、親しみが持てるような、それでいて近寄りがたい天空の月のような印象を受ける。
アンテリーゼはデルフィーネを落ち着けようと席で慌てている様子のリエリーナを見つめながら、フィオナの方がよほど庶民のようだと目をぱちくりさせた。元平民というが、リエリーナのテーブルマナーは完璧で生まれながらの令嬢のようである。むしろ、デルフィーネが指摘したようにボロボロと焼き菓子のクズをドレスの上にこぼし、のらりくらりと左右に体を揺らしてデルフィーネの口撃を聞き流している少女の方がよほど平民らしい。
「ごめんなさいね、リーゼ。びっくりさせてしまって。妃殿下のおっしゃる通り、フィオナは正真正銘確かな腕前の魔術師であり、この国随一の頭脳と研究胆力をもつ魔石の研究者なの。あなたの身に起きた蘇りの出来事も、きっと彼女が原因を見つけてくれるわ。絶対に大丈夫よ」
えっへん、と両腰に手を当てるデルフィーネの傍らで、エヴァンゼリンが説明の補足をする。
アンテリーゼは何故エヴァンセリンが「大丈夫」だと太鼓判を押したのか分かった。
なるほど、これで解決しなければ、どんな英雄でも、どんな魔術師でも解決することはできないだろう。
エヴァンゼリンの人材選びはまさしく、神がかるほどに完璧だったのだ。
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