3 / 6
3
しおりを挟む
屋上の風が、張りつめた空気を切り裂いて吹き抜けた。
沈黙の中で、三人の視線がぶつかる。
蒼真の瞳は、嫉妬と怒りに揺れていた。
カイルは私の前に立ち、かすかに肩を広げる。まるで私を守るように。
「……別の男に抱かれるのか、だと?」
カイルが静かに言い返す。
「その言葉、王国の第一王子として恥ずかしくないんですか?」
「口の利き方に気をつけろ」
「俺はただ、主任――リーナを侮辱する言葉を聞きたくないだけです」
私の胸が痛んだ。
止めなきゃ、と思っても、足が動かない。
「蒼真……やめて」
「やめられるか。お前が、あんな奴と――」
「“あんな奴”って言わないで!」
声が震えた。
蒼真が驚いたように目を見開く。
「カイルさんは、ずっと私を支えてくれたの。
あなたがいない間、私が立ち上がるきっかけをくれた人。
……だから、侮辱するようなこと言わないで」
彼の表情が、一瞬にして苦しげに歪んだ。
「……俺がいなかった間、そんなに頼れる男がいたのか」
「ええ。あなたなんかいなくても、私はちゃんとやっていけた」
その言葉が、自分でも驚くほど冷たく響いた。
でも、それが本心だった。
蒼真はしばらく黙っていたが、次の瞬間、表情をぐっと引き締めた。
「……そうか。けど、それでも俺は諦めない」
「勝手にすれば?」
「お前は、俺のものだ」
低い声でそう言い捨てて、彼は屋上を去っていった。
風が止まる。
月光の下、私は小さく息を吐いた。
「……最低」
ぽつりとつぶやくと、隣のカイルがそっと私の肩に手を置いた。
「主任。今日はもう休んだほうがいい」
「……うん」
その夜、私は眠れなかった。
脳裏に浮かぶのは、あの日の言葉。
“お前のことなんて好きじゃない”――そして、今日の“お前は俺のものだ”。
――どちらも、勝手すぎる。
翌日。
研究院の会議室に入ると、空気が少しざわついていた。
どうやら昨日の騒動が、あっという間に噂になっていたらしい。
「リーナ主任、王国側の代表……少し様子がおかしいです」
「様子?」
「夜通し、誰かと揉めていたみたいで」
胸がざわつく。
――まさか、アリシア?
会議が始まると、その予感は的中した。
蒼真の隣には、ドレス姿のアリシアが座っていた。
「……今日は公的な立場で同行いたしますわ」
その声は柔らかいが、瞳は笑っていない。
周囲の人たちがざわめく中、私は平然を装って資料を開いた。
視線を合わせない。関わらない。
それが、いちばんの防衛策だ。
だが会議が終わると、アリシアはすぐに私のもとへ歩み寄ってきた。
「リーナ主任。少し、お話が」
「……なんでしょうか」
微笑みを浮かべる彼女の唇からは、毒が滲んでいた。
「あなた、蒼真様にまだ未練があるんでしょう?
見苦しいですわ。立場を弁えたほうがいい」
周囲には他の研究員たちがいる。
彼女の声は、わざとだ。
――私を貶めるための。
私は静かに笑った。
「未練? そんなもの、もうありませんよ。
それに……今さら“庶民の女”に嫉妬なんて、あなたらしくありませんね」
アリシアの笑みがぴたりと止まる。
「……嫉妬?」
「そうじゃないんですか? 昨日のあの態度、見ればわかります」
彼女の瞳が怒りに燃える。
でも、ここで引くつもりはない。
「あなたが王子の婚約者になった時、私は確かに泣きました。
でも今は――あなたが私を羨んでる。
“あの人の心が、まだ私にある”ってことを、あなた自身が証明してる」
「……っ!」
アリシアが息を呑んだ。
周囲の視線を感じながら、私は微笑んで会釈する。
「失礼します」
それだけ言って、会議室を出た。
――胸の奥が少しだけ、軽くなった気がした。
その日の夜。
研究院の裏庭で、私はひとり静かに夜風にあたっていた。
満月の光が芝生を照らし、どこか現実味がなかった。
「主任」
声をかけてきたのは、カイルだった。
手に持っていたコートをそっと私の肩にかけてくれる。
「寒いのに、また外で考え事ですか」
「……ごめんなさい。癖みたいなものです」
ふっと笑うと、彼も優しく笑った。
「アリシア殿の件、見てました。よく言い返しましたね」
「もう、誰にも見下されたくないんです」
「その強さ、俺は尊敬してます」
真っ直ぐな目。
その視線を受け止めるのが、少し怖かった。
「主任、もし――」
カイルが言いかけた瞬間。
「……そんなに彼女に取り入って、楽しいか?」
低い声が風を裂いた。
蒼真が木陰から現れる。
また――。
どうしていつも、彼はこうして現れるのだろう。
「またあなたですか」
「お前の傍に、あんな男がいるのが我慢できない」
「我慢って……あなたの我儘ですよ」
「俺は後悔してるんだ。
お前を失ってから、毎晩後悔して、何度も夢に見た。
でも、もう一度やり直したいんだ」
その声は本気だった。
けれど、胸の奥にある痛みが、簡単に消えるわけじゃない。
「今さら、そんなこと言われても困ります」
「リーナ――」
彼が一歩近づいた瞬間、カイルが私の腕を引いた。
「やめてください。主任を困らせないで」
「お前に言われる筋合いはない!」
二人の間に、緊張が走る。
蒼真が手を伸ばし、カイルがその手を払った。
「彼女が泣いてた間、あなたはどこにいた?」
「……っ」
「王族だから何だ。立場のために彼女を捨てたくせに、今さら“俺のもの”なんて――滑稽ですよ」
「黙れ!」
蒼真が拳を握りしめる。
私は慌てて二人の間に割って入った。
「やめて! もう、やめてください!」
叫ぶように言うと、蒼真が動きを止めた。
カイルも静かに息を吐く。
「……二人とも、もうやめて。
私は誰のものでもないし、誰かに守られなきゃいけないほど弱くない」
沈黙。
その言葉を聞いた二人の表情が、ゆっくりと変わっていく。
――けれど、私の胸の中では、何かが確実に揺れていた。
蒼真の苦しげな瞳。
カイルのまっすぐな想い。
どちらを見ても、心がざわつく。
数日後。
研究院では、大規模な実験が行われることになった。
王国と隣国が共同で作る“魔力循環装置”――。
私が中心となって設計したこの装置が、成功すれば国際的にも大きな意味を持つ。
「主任、魔力制御、準備完了しました!」
「ありがとう。安全装置を確認して」
蒼真も現場にいた。
緊張した面持ちで装置を見つめている。
「……リーナ」
「今は仕事中です」
私は視線を合わせず、魔石の出力を上げた。
光が一気に強くなる。
――が、その瞬間。
「主任! 魔力流が暴走してます!」
「なに……!?」
計器が赤く点滅する。
魔石の中心部から、制御不能な魔力があふれ出す。
私は即座に結界を展開しようとしたが、出力が強すぎる。
「危ない!」
カイルが私を突き飛ばす。
次の瞬間、光が爆ぜた。
轟音とともに、視界が白く染まる。
「リーナ!」
遠くで誰かが叫んでいる。
けれど、もう耳に届かない。
――ああ、また失うのかな。
やっと手に入れた居場所を。
意識が遠のく瞬間、誰かの腕が私を抱き上げた。
熱い手。懐かしい香り。
「もう、二度と離さない」
その声が、かすかに聞こえた。
蒼真の声。
――だけど、その温もりが救いなのか、また新たな痛みになるのか、私にはまだわからなかった。
沈黙の中で、三人の視線がぶつかる。
蒼真の瞳は、嫉妬と怒りに揺れていた。
カイルは私の前に立ち、かすかに肩を広げる。まるで私を守るように。
「……別の男に抱かれるのか、だと?」
カイルが静かに言い返す。
「その言葉、王国の第一王子として恥ずかしくないんですか?」
「口の利き方に気をつけろ」
「俺はただ、主任――リーナを侮辱する言葉を聞きたくないだけです」
私の胸が痛んだ。
止めなきゃ、と思っても、足が動かない。
「蒼真……やめて」
「やめられるか。お前が、あんな奴と――」
「“あんな奴”って言わないで!」
声が震えた。
蒼真が驚いたように目を見開く。
「カイルさんは、ずっと私を支えてくれたの。
あなたがいない間、私が立ち上がるきっかけをくれた人。
……だから、侮辱するようなこと言わないで」
彼の表情が、一瞬にして苦しげに歪んだ。
「……俺がいなかった間、そんなに頼れる男がいたのか」
「ええ。あなたなんかいなくても、私はちゃんとやっていけた」
その言葉が、自分でも驚くほど冷たく響いた。
でも、それが本心だった。
蒼真はしばらく黙っていたが、次の瞬間、表情をぐっと引き締めた。
「……そうか。けど、それでも俺は諦めない」
「勝手にすれば?」
「お前は、俺のものだ」
低い声でそう言い捨てて、彼は屋上を去っていった。
風が止まる。
月光の下、私は小さく息を吐いた。
「……最低」
ぽつりとつぶやくと、隣のカイルがそっと私の肩に手を置いた。
「主任。今日はもう休んだほうがいい」
「……うん」
その夜、私は眠れなかった。
脳裏に浮かぶのは、あの日の言葉。
“お前のことなんて好きじゃない”――そして、今日の“お前は俺のものだ”。
――どちらも、勝手すぎる。
翌日。
研究院の会議室に入ると、空気が少しざわついていた。
どうやら昨日の騒動が、あっという間に噂になっていたらしい。
「リーナ主任、王国側の代表……少し様子がおかしいです」
「様子?」
「夜通し、誰かと揉めていたみたいで」
胸がざわつく。
――まさか、アリシア?
会議が始まると、その予感は的中した。
蒼真の隣には、ドレス姿のアリシアが座っていた。
「……今日は公的な立場で同行いたしますわ」
その声は柔らかいが、瞳は笑っていない。
周囲の人たちがざわめく中、私は平然を装って資料を開いた。
視線を合わせない。関わらない。
それが、いちばんの防衛策だ。
だが会議が終わると、アリシアはすぐに私のもとへ歩み寄ってきた。
「リーナ主任。少し、お話が」
「……なんでしょうか」
微笑みを浮かべる彼女の唇からは、毒が滲んでいた。
「あなた、蒼真様にまだ未練があるんでしょう?
見苦しいですわ。立場を弁えたほうがいい」
周囲には他の研究員たちがいる。
彼女の声は、わざとだ。
――私を貶めるための。
私は静かに笑った。
「未練? そんなもの、もうありませんよ。
それに……今さら“庶民の女”に嫉妬なんて、あなたらしくありませんね」
アリシアの笑みがぴたりと止まる。
「……嫉妬?」
「そうじゃないんですか? 昨日のあの態度、見ればわかります」
彼女の瞳が怒りに燃える。
でも、ここで引くつもりはない。
「あなたが王子の婚約者になった時、私は確かに泣きました。
でも今は――あなたが私を羨んでる。
“あの人の心が、まだ私にある”ってことを、あなた自身が証明してる」
「……っ!」
アリシアが息を呑んだ。
周囲の視線を感じながら、私は微笑んで会釈する。
「失礼します」
それだけ言って、会議室を出た。
――胸の奥が少しだけ、軽くなった気がした。
その日の夜。
研究院の裏庭で、私はひとり静かに夜風にあたっていた。
満月の光が芝生を照らし、どこか現実味がなかった。
「主任」
声をかけてきたのは、カイルだった。
手に持っていたコートをそっと私の肩にかけてくれる。
「寒いのに、また外で考え事ですか」
「……ごめんなさい。癖みたいなものです」
ふっと笑うと、彼も優しく笑った。
「アリシア殿の件、見てました。よく言い返しましたね」
「もう、誰にも見下されたくないんです」
「その強さ、俺は尊敬してます」
真っ直ぐな目。
その視線を受け止めるのが、少し怖かった。
「主任、もし――」
カイルが言いかけた瞬間。
「……そんなに彼女に取り入って、楽しいか?」
低い声が風を裂いた。
蒼真が木陰から現れる。
また――。
どうしていつも、彼はこうして現れるのだろう。
「またあなたですか」
「お前の傍に、あんな男がいるのが我慢できない」
「我慢って……あなたの我儘ですよ」
「俺は後悔してるんだ。
お前を失ってから、毎晩後悔して、何度も夢に見た。
でも、もう一度やり直したいんだ」
その声は本気だった。
けれど、胸の奥にある痛みが、簡単に消えるわけじゃない。
「今さら、そんなこと言われても困ります」
「リーナ――」
彼が一歩近づいた瞬間、カイルが私の腕を引いた。
「やめてください。主任を困らせないで」
「お前に言われる筋合いはない!」
二人の間に、緊張が走る。
蒼真が手を伸ばし、カイルがその手を払った。
「彼女が泣いてた間、あなたはどこにいた?」
「……っ」
「王族だから何だ。立場のために彼女を捨てたくせに、今さら“俺のもの”なんて――滑稽ですよ」
「黙れ!」
蒼真が拳を握りしめる。
私は慌てて二人の間に割って入った。
「やめて! もう、やめてください!」
叫ぶように言うと、蒼真が動きを止めた。
カイルも静かに息を吐く。
「……二人とも、もうやめて。
私は誰のものでもないし、誰かに守られなきゃいけないほど弱くない」
沈黙。
その言葉を聞いた二人の表情が、ゆっくりと変わっていく。
――けれど、私の胸の中では、何かが確実に揺れていた。
蒼真の苦しげな瞳。
カイルのまっすぐな想い。
どちらを見ても、心がざわつく。
数日後。
研究院では、大規模な実験が行われることになった。
王国と隣国が共同で作る“魔力循環装置”――。
私が中心となって設計したこの装置が、成功すれば国際的にも大きな意味を持つ。
「主任、魔力制御、準備完了しました!」
「ありがとう。安全装置を確認して」
蒼真も現場にいた。
緊張した面持ちで装置を見つめている。
「……リーナ」
「今は仕事中です」
私は視線を合わせず、魔石の出力を上げた。
光が一気に強くなる。
――が、その瞬間。
「主任! 魔力流が暴走してます!」
「なに……!?」
計器が赤く点滅する。
魔石の中心部から、制御不能な魔力があふれ出す。
私は即座に結界を展開しようとしたが、出力が強すぎる。
「危ない!」
カイルが私を突き飛ばす。
次の瞬間、光が爆ぜた。
轟音とともに、視界が白く染まる。
「リーナ!」
遠くで誰かが叫んでいる。
けれど、もう耳に届かない。
――ああ、また失うのかな。
やっと手に入れた居場所を。
意識が遠のく瞬間、誰かの腕が私を抱き上げた。
熱い手。懐かしい香り。
「もう、二度と離さない」
その声が、かすかに聞こえた。
蒼真の声。
――だけど、その温もりが救いなのか、また新たな痛みになるのか、私にはまだわからなかった。
23
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたので公爵令嬢やめます〜私を見下した殿下と元婚約者が膝をつく頃、愛を囁くのは冷酷公爵でした〜
nacat
恋愛
婚約者に裏切られ、蔑まれ、全てを失った公爵令嬢リリアナ。
「あなたのような女、誰が愛すると?」そう言い放った王太子と元友人に嘲られても、彼女は涙を見せなかった。
だが、冷たく美しい隣国の公爵セドリックと出会った瞬間、運命は静かに動き出す。
冷酷と噂された男の腕のなかで、彼女は再び自分を取り戻していく。
そして――彼女を捨てた者たちは、彼女の眩い幸福の前に膝をつく。
「これは、ざまぁを通り越して愛された令嬢の物語。」
◆◆◆浪費家呼ばわりされた宮廷調香師ですが、私の香りを理解してくれる方と歩みます◆◆◆
ささい
恋愛
婚約者のジュリアンは、私の仕事を一度も認めてくれなかった。
「高価な香料ばかり使う浪費家」「誰にでも代わりが務まる仕事」――四年間、蔑まれ続けた。
でも、私の作る香りは王妃陛下や兵士たち、貧しい人々の心を癒してきた。
夜会で「香料の匂いが染みついた女」と罵られた時、私は決めた。
この場で婚約を解消しようと。
すると彼は修道院送り。一方、私は首席調香師に任命された。
そして、私の仕事を心から尊敬してくれる優しい薬師と出会う。
「俺、これからもあなたの仕事、一番近くで応援したいです」
私は今、自分の価値を理解してくれる人と、新しい道を歩み始める。
ざまあしっかり目に書きました。修道院行きです( ^^) _旦~~
※小説家になろうにも投稿しております
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
婚約者が最凶すぎて困っています
白雲八鈴
恋愛
今日は婚約者のところに連行されていました。そう、二か月は不在だと言っていましたのに、一ヶ月しか無かった私の平穏。
そして現在進行系で私は誘拐されています。嫌な予感しかしませんわ。
最凶すぎる第一皇子の婚約者と、その婚約者に振り回される子爵令嬢の私の話。
*幼少期の主人公の言葉はキツイところがあります。
*不快におもわれましたら、そのまま閉じてください。
*作者の目は節穴ですので、誤字脱字があります。
*カクヨム。小説家になろうにも投稿。
遊び人の令嬢が目を付けたのは、私の真面目な婚約者でした
おいどん
恋愛
子爵家の令嬢エリーネと伯爵家の次男のノルトが婚約を結んだのは、半年前だった。
真面目で優秀なノルトに相応しい婚約者であろうとするものの、エリーネには自信がなかった。
ある日、遊び人と噂の令嬢べルティーナとノルトが共にいるところを見てしまう。
「真面目クンは壁さえ破っちゃえばこっちのもんだからね〜」
「きっと、彼女の美しさに嫉妬しているのだわ…」
「…今度は、ちゃんと言葉にするから」
可哀想な令嬢?いいえ、私が選ぶ側です 〜悪役令嬢で上等よ〜
恋せよ恋
恋愛
化粧品研究員の中田ひより(29歳)は、女神の願いを聞き入れ
不慮の事故で公爵令嬢ルクレツィアに転生する。
目覚めた瞬間、待っていたのは冤罪による断罪。
そして、側近に突き飛ばされ肌を傷つけられるという屈辱だった。
「この至宝の肌に傷をつけた罪、高くつきますわよ?」
義弟や王子・側近たちによる理不尽な仕打ちを踏み台に
この世界に存在しない究極の美容液を自作し、自分を磨き上げる。
ひと月後の夜会。ルクレツィアが、発光するほどの美貌で現れたとき、
色ボケ男たちの後悔が始まる――。
彼女を軽んじた男を美貌で絶望させる、美容令嬢の華麗なる逆襲劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
婚約破棄された令嬢は、ざまぁの先で国を動かす ――元王太子の後悔が届かないほど、私は前へ進みます』
ふわふわ
恋愛
名門アーデン公爵家の令嬢ロザリーは、
王太子エドワードの婚約者として完璧に役目を果たしてきた――はずだった。
しかし彼女に返ってきたのは、
「聖女」と名乗る平民の少女に心酔した王太子からの一方的な婚約破棄。
感情論と神託に振り回され、
これまでロザリーが支えてきた国政はたちまち混乱していく。
けれど、ロザリーは泣かない。縋らない。復讐に溺れもしない。
「では、私は“必要な場所”へ行きますわ」
冷静に、淡々と、
彼女は“正しい判断”と“責任の取り方”だけで評価を積み上げ、
やがて王太子すら手を出せない国政の中枢へ――。
感情で選んだ王太子は静かに失墜し、
理性で積み上げた令嬢は、誰にも代替できない存在になる。
これは、
怒鳴らない、晒さない、断罪しない。
それでも確実に差がついていく、**強くて静かな「ざまぁ」**の物語。
婚約破棄の先に待っていたのは、
恋愛の勝利ではなく、
「私がいなくても国が回る」ほどの完成された未来だった。
――ざまぁの、そのさらに先へ進む令嬢の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる