異世界亜人熟女ハーレム製作者

†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†

文字の大きさ
4 / 35

必死時間 1 hour of despair

しおりを挟む
「うぉあああああああああっ!!!」
俺は空中を落下していた。
「がっ!」
高い木の枝に引っ掛かり何とか助かったと思ったら
ベキッと折れ
「うああああああ」
木々の間をズガガガッと枝葉の中を突き抜けるようにして落下する。
ドゴッ 俺の体がようやく地面に落ちた。
全身が痛い。
あの門め、人を何だと思っているんだ。

辺りを見回すと空が見えないほどのうっそうとした森林が広がっていた。
植生は見たことがない。少なくとも日本ではないのは確かだな。
まずは安全な場所を探さないといけないな。
ひとまず身近にあった木陰に身を隠していると
「No.1 前進」
「No.2 辺りを警戒せよ
対象の落下地点はこの辺りだ。
帝国軍の新手の可能性が高い。確実に抹殺せよ。」
生気のない声が複数人聞こえる。
足音は4人ぐらいか。明らかに会っていいことにはならなさそうだ。
銃に似た見たこともない武器を構えている
――軍人だろう。鳥の紋章が胸に入ったフルアーマーの防具を着ている。
俺を探しているらしく銃を構えたまま辺りを見回している。
ここにいたら見つかるのは時間の問題だ。
地面の足跡を辿られないように木の根の上を移動する。
非暴力、不戦はアマ姉に学んだ大事な教えだからな。                                                      
戦わないのが一番だ。

しばらく歩くと平原が見えてきた。
旗が見える。
三つの手を鳥の下で交差したような不思議な国旗だ。
ドッ!!!という激しい爆音が耳を揺らす。
大砲の音 だな。それも空砲じゃない。
着弾の衝撃で地面が揺れている感じもある。
うっすら予想していたが、ここは戦地だ。
それもあの門の言うことを考え直すと異世界の戦地。
考えうる限りは最悪の最悪の場所だ。あの門め、今度あったら壊してやる。
恐らく兵士に見つかれば殺されるだろう。
ヒュンッ!!!
俺の肩に熱い感覚が走る。
「!!!」
とっさにしゃがむ。
肩から出血しているのが分かった。一瞬遅れて鋭い痛みが走る。
遠くに兵士が見える。
さっきの旗と同じ紋章だ、追いつかれたか!
靴をぐっと握りしめて全力で走る。
平原に逃げればいい的になる。
そのまま平原沿いに森に逃げ込むしかない。
ダダダッ!!!
俺の真後ろの木に銃弾が突き刺さる。
木に隠れながら走るが徐々に近づかれているような感覚がある。
くそっ このままじゃ殺されるのは時間の問題だ。
こっちは丸腰の上に相手の位置が分からない。
完全に詰んだぞ。これは。
タタッ!!!
「がっ」
銃声と同時に足から力が抜けた。
見ると足の大腿部から血がふきだしている。
「くそっ」
這って木の裏側まで移動する。
ザンッ!!!
「ぐあああっ!!!」
這っていた手に飛んできたナイフ突き刺さる。
大型の軍用ナイフだろう。
「包囲しろ!距離を詰めすぎるな!」
異世界語なのに言葉が分かるな。これがあの門の言っていた知ってやつか。
だが戦場じゃ、役に立ちそうもないが
一応
「俺は敵じゃない!! 助けてくれ!」
大声で叫ぶが、兵士達は殺気を放ってくる。

「こちら第13部隊 標的を捉えた。
司令部 応答を」
1人だけ頭の防具に赤い布を巻いている兵士が通信機を取り出す。
ザザッ ザー!
「どうした 応答せよ」
「無理よ」
「!?」
ヒュッ! ドゴゴゴゴゴッ!!!
そよ風が吹いた後に俺が倒れている箇所以外の地面がえぐれる。
何かが当たったのか4人いた兵士のうち2人が地面に倒れていた。
「何者だ!!」
タタタッ!!!
残った兵士のうち3人が風の吹いてきた方に銃を乱射する。
「その者は我らが領土に入っている。
身柄はエルリーフが預かる。」
木々のどこかから女性の声が響き渡る。
「くっ 既に死の森だったか
撤退だ!!」
兵士2人が倒れている2人を担いで走り去っていく。
「もう遅いわ」
だがゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!と木々が動き始め
パシュンッ!!!!
枝が見えないほどのスピードで兵士達の体を上下に切り裂く。
ピチャッと俺の腕に兵士達の血が掛かる。
「…死の森」
――とんでもない所に来たみたいだな。
「はい これ噛んで」
茶色のローブを頭から膝先までまとった女性がいた。
いつの間にか俺の横に金髪の女性はしゃがみこんでおり棒切れを俺の口に押し込んでくる。
「え むぐっ」
「ナイフを抜きながら止血するから」
ぐっと女性が俺の手を地面に縫い付けているナイフを引き抜く。
「っ~~~~~~~~ああああ!!!」
「延髄より滴り落ちるは懺悔の雫 廻れ 換われ 汝はネクト」
女性が俺の手を包み込むとぼんわりと暖かくなり
「止血は終わり しばらくは動かさないでね
って足もか」
女性はちょっとめんどそうな顔をしつつ俺の足の方へ行き
似たような呪文をぼそぼそ唱える。
今度は冷たくなり俺の足の流血が止まる。
「ありがとう 俺は沼鹿 悟士
本当に助かった」
「私は… いえ今は名乗るのはやめておく
ごめんなさい」
「え」
女性は俺の額に手をかざす。
「眠れ 白絹に抱かれて」
意識が
消えて




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺

マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。 その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。 彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。 そして....彼の身体は大丈夫なのか!?

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜

タナん
ファンタジー
 オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。  その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。  モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。  温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。 それでも戦わなければならない。  それがこの世界における男だからだ。  湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。  そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。 挿絵:夢路ぽに様 https://www.pixiv.net/users/14840570 ※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない

仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。 トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。 しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。 先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。

処理中です...