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捕囚 In prison
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「うっ」
手と足が痛くて気が付いた。
むき出しの岩肌と鉄ごしらえの柵 牢獄なのか。
「ここは」
「おう 少年
ここは村の独居房だ。
って言葉通じんのか
転生者はバケモノって話だが」
柵越しに背の高い男性がじーっと俺の方を見ていた。
オールバックの金髪にかなり鍛えているらしい筋肉
その上に麻のような薄着を着ている。
いやそれより耳が少し大きく尖っている、
それに鼻も欧米人にしても高い。
目には瞳が2つあるように見える。
「は はぁ。言葉は分かりますが。」
見るからに歓迎はされてないな。
「いやぁ そうか
名前は?
俺はセリオだ」
「沼鹿 悟士」
「東洋言葉か
なんて呼べばいい?」
「サトーだ」
「サトーか
まぁ そうふてなさんな。
何も取って食おうってんじゃない。
エルヴィナ様と長がいいようにしてくれるさ。」
「はぁ」
「ちなみにサトーは体鍛えてんのか
分かるぜ ちょっとやってるだろ」
セリオと名乗った男が力こぶを作って見せる。
「セリオ!!しゃべりすぎだ!」
ドンッと鉄扉を開けて入ってきた男が怒鳴りつける。
この人も金髪で耳や鼻、耳が少し変わった形状になっている。
全員がそうなのか。エルリーフ。
「はいはい 悪かったよ
サトー つーわけだ
しーで頼む」
「...」
俺が頷くとセリオがにやりと笑う。
悪い人じゃなさそうだな。
「少し来い!」
「見張りはどうするんだよ」
「どうせ見張ってないだろ
帝国のエロ本ばかり読み漁って」
「ち ちげぇよ
これは高貴な冒険譚で
ちょっとエッチな魔女が出てくるかもしれんが」
セリオが膝の上においていた本をそっと隠す。
「いいから来い!」
「いてて フィディス!放せって」
男がセリオの耳を引っ張って外に出ていく。
そして鉄扉に鍵がかけられた。
「…」
本当に異世界なんだな ここは。
帝国に、魔女か――ようやく異世界っぽい単語が聞こえたな。
この世界に知っている人間は1人もいないんだろう。
「――――」
俺は一体どうすれば。
「エルヴィナ様! どうしてこちらに?」
「通して」
鉄扉を開けて金髪の女性が入ってくる
さっき俺を助けた茶色のローブの女性だな。
今度は顔だけ見せている。
中年の女性だったのか、なのにあの身動きは流石は異世界人だよ。
「長と話す機会を与えます。」
「なっ!?」
「それは余りにも危険では」
「私がいても?」
「――そ それは」
「エルヴィナ様がいればそれ以上の安全はありません。」
「一応、手錠をつけておくけれど。」
エルヴィナと呼ばれた女性が独居房に入って俺の足枷と手の鎖を外す。
代わりに手錠をつける。
「俺は敵対する気はありません。」
「知ってる。それに敵対したとしてもいつでも倒せる。」
ゴウッと俺の背筋に寒気が走る。
「今のは」
「何も知らないのね。」
「ひぃっ」
男2人が縮みあがってしゃがみこむ。
「それじゃあ行きましょう。」
手と足が痛くて気が付いた。
むき出しの岩肌と鉄ごしらえの柵 牢獄なのか。
「ここは」
「おう 少年
ここは村の独居房だ。
って言葉通じんのか
転生者はバケモノって話だが」
柵越しに背の高い男性がじーっと俺の方を見ていた。
オールバックの金髪にかなり鍛えているらしい筋肉
その上に麻のような薄着を着ている。
いやそれより耳が少し大きく尖っている、
それに鼻も欧米人にしても高い。
目には瞳が2つあるように見える。
「は はぁ。言葉は分かりますが。」
見るからに歓迎はされてないな。
「いやぁ そうか
名前は?
俺はセリオだ」
「沼鹿 悟士」
「東洋言葉か
なんて呼べばいい?」
「サトーだ」
「サトーか
まぁ そうふてなさんな。
何も取って食おうってんじゃない。
エルヴィナ様と長がいいようにしてくれるさ。」
「はぁ」
「ちなみにサトーは体鍛えてんのか
分かるぜ ちょっとやってるだろ」
セリオと名乗った男が力こぶを作って見せる。
「セリオ!!しゃべりすぎだ!」
ドンッと鉄扉を開けて入ってきた男が怒鳴りつける。
この人も金髪で耳や鼻、耳が少し変わった形状になっている。
全員がそうなのか。エルリーフ。
「はいはい 悪かったよ
サトー つーわけだ
しーで頼む」
「...」
俺が頷くとセリオがにやりと笑う。
悪い人じゃなさそうだな。
「少し来い!」
「見張りはどうするんだよ」
「どうせ見張ってないだろ
帝国のエロ本ばかり読み漁って」
「ち ちげぇよ
これは高貴な冒険譚で
ちょっとエッチな魔女が出てくるかもしれんが」
セリオが膝の上においていた本をそっと隠す。
「いいから来い!」
「いてて フィディス!放せって」
男がセリオの耳を引っ張って外に出ていく。
そして鉄扉に鍵がかけられた。
「…」
本当に異世界なんだな ここは。
帝国に、魔女か――ようやく異世界っぽい単語が聞こえたな。
この世界に知っている人間は1人もいないんだろう。
「――――」
俺は一体どうすれば。
「エルヴィナ様! どうしてこちらに?」
「通して」
鉄扉を開けて金髪の女性が入ってくる
さっき俺を助けた茶色のローブの女性だな。
今度は顔だけ見せている。
中年の女性だったのか、なのにあの身動きは流石は異世界人だよ。
「長と話す機会を与えます。」
「なっ!?」
「それは余りにも危険では」
「私がいても?」
「――そ それは」
「エルヴィナ様がいればそれ以上の安全はありません。」
「一応、手錠をつけておくけれど。」
エルヴィナと呼ばれた女性が独居房に入って俺の足枷と手の鎖を外す。
代わりに手錠をつける。
「俺は敵対する気はありません。」
「知ってる。それに敵対したとしてもいつでも倒せる。」
ゴウッと俺の背筋に寒気が走る。
「今のは」
「何も知らないのね。」
「ひぃっ」
男2人が縮みあがってしゃがみこむ。
「それじゃあ行きましょう。」
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