それでも俺の青春とお前の青春は違う。 〜最初で最後のteenに祝福あれ〜

キェァ

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伍話、「後悔というもの」

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「.....小雪はな、死んだ俺の幼馴染みなんだよ。」
「は?何言ってんの?」
「それで少し聞きたいことがあってな、残念だが俺は彼女が見えなかった、だから容姿と現れた概況を教えてくれ」
唐突すぎて状況把握ができなかったが俺は
「....そうだな...背丈は160センチメートルくらいで、肌が異常に白かった。髪は黒のセミロングで、確か服装は黒のブラウスに茶色のスカートを履いていたと思う、それから.....」と思い出せる範囲で出来るだけ変わりやすく哲に伝えた。
「そうか....俺が見た訳じゃ無いから100%断言できるとまでは行かないがほぼほぼ小雪で間違いないだろうな。」
「...は?....な、なんで死んだ人がまた帰ってきてるんだよ、これって相当まずいんじゃないのか?やばいんじゃないのか?何で哲はそんなに冷静でいられるんだよ」と言いふと哲の顔を見ると、哲なのに哲ではないように思えた、目の下には大きな隈があり、肉付きの良かった頬にもどこか疲れの跡が見られる。
「お、おいお前大丈夫?」
「あぁ、これか、まぁ少し最近寝れなくてな...」と疲れ切ったような声で言った。
「恐らく、俺について来たと言うことは何かしら俺に伝える、又は....恨まれる事があったんだろう。」
「頼みは、それを確認してこいって事か?」本当は厄介ごと、ましてこんな非現実的な事態に首を突っ込むのは真っ平御免だったが、哲の思い詰めてやつれた顔を見るとどうしても放っておけなかった。
だが返って来た言葉は違った。
「違う、2度と俺の前で小雪の名前を出さないと約束してくれ。」
「え......わ、わかった...悪かったな」
何故?と聞こうとしたがそれすらも気が引けてしまったので聞かなかった。
「ほら、これ」と言い幾らかのお金を渡して来た....暫く受け取るのを躊躇していると哲が口を開いた。
「受け取って2度と口に出さないでくれ」
それから俺は渋々哲からお金を受け取った。
俺たちは少し話した後、カフェを後にすると、出た先で美麗に会った。
「あ、カイリと哲くん...なの?どうしたの?」どうやら美麗も哲の顔を見て動揺しているようだった。
「えっと、ちょっと哲と話しがあったんで、そこのカフェに行ってました。」となるべく美麗の興味を引かないように言ったが、「2人とも何かあったの?」と心配そうに俺たちの顔を覗き込んできた。
「顔に書いてあるわよ。何かありましたって、私で良ければ力になるから話しなさいよ」
「いや、何も無いですよ」と俺が言うと、美麗が不愉快そうな顔をした。
「話してくれてもいいんだぞ」と隣で哲が言った。
「....そ、そうか....美麗には小雪さん見えてたんですか?」
「小雪さんって、あの哲くんといた人?勿論見えてたわよ」
「それなら話は早いです......」と言い、さっき哲と話したことを美麗に話した。
すると、少し顔を痙攣らせて言った。
「そ、そうだったのね、辛い思いをさせてごめんなさい。」
「あぁ、これからは気を付けてくれ」と無感情に哲は言った。
その後、なんだかんだで俺たち3人は夕食をとって解散にしようと言うことになり、近くのファミレスに入った。
入ったはいいがお互い会話する事もなくまるで通夜のようだった。
暫くすると、美麗が口を開いた。
「辛いこと思い出させてしまうことになるかもしれないけど、何故思い出したく無いのか、だけ教えてくれるかしら?」
と、信じられないことを言い出し、流石にこの人の傷口を広げるような良識を欠く発言はまずいと俺は思い、止めるように厳命しようとしたが、哲はすんなりと答えた。
「.......話すから2度と口に出さないでくれ.....小雪とは、幼少期からの友達だったんだ...いつも俺たちは一緒にいた....ずっと一緒にいようね、なんて言い合ってた仲でもあったもんだ。けど、お互いこの関係はずっと終わらないから急ぐ必要は無い、と思い込んで安心し切っていたのか付き合うまでは中々発展しなかったんだ。俺はいつかは言い出さなくてはならないとは思っていた。だが終わりは突然にやって来たんだ。
中3の時の夏祭りの日、俺は今日という日を特別なものにしたかった。そう、今日こそは彼女に気持ちを伝えようと考えていたんだ。
だが、いくら待てど来ない....いい加減痺れを切らし小雪の家に直接迎えに行くことにしたんだ。少し苛立ちながら、大通りまで走っていくと、路肩にフロントガラスがバリバリに割れた車が止まっていた。
「若いのにねぇ.....」「そうねぇ、かわいそうに....」って声が周りから聞こえたよ...野次馬達に詳しく話を聞くと、信号無視してきた車に女の子が跳ねられて、すぐに病院に搬送されたらしかった。ふと下を見ると俺は頭が真っ白になった。小雪の巾着袋が落ちていたんだ。
すぐに俺は搬送されたであろう病院を聞き向かった。病室に着いた頃には既に小雪の両親がいたので軽く会釈をし、小雪に声をかけようとした。だが、出かかった言葉は出てこなかった。そこには皮膚が所々裂けていて、血の滲んだ包帯を顔に巻かれている彼女がいた。俺はガキながらに気づいた「小雪が死ぬ」ってな。
そう思うと、俺は耐えられなくなってその場から飛び出して病室の外で泣いちまったんだ。結局俺がそうしている間に小雪は死んだ。そう、俺は......俺は、人として逃げちゃいけないところで逃げるただのヘタレクソ野郎って訳だ。一緒にいようって約束を守れなかったこと、まして、俺が彼女の所へ行って最後のお別れをしてやらなかった事をきっと彼女は恨んでるだろうな....せっかく今まで忘れかけていたんだけどな」と哲は俯き、涙目になり、膝の上で手を握り締めていた。
「哲......」
すると、突然美麗は口を開き、
「ごめんなさい.....」と美麗が言うと哲は「別に...」と言いかけたが美麗の言葉に打ち消された。
「貴方、馬鹿じゃないのかしら?」
これには流石に哲も驚いた顔をした。
「え?、美麗....やめてやってください....」
「いいえ、やめないわ、忘れるですって?そんなことしていいと思ってるのかしら?」と言った。
暫く、俺たちの間に沈黙が流れた。
「.....だって、どう足掻いたってもう小雪は帰ってこないし、あの過ちを取り消せない....」と哲が言うと、美麗は手元にあるメニューを手に取った。「それは....まずい」と思い美麗の方を向くと俺が思い切り叩かれた。
「痛ッッ、え...なんで俺...」
「あら、ごめんなさいね、手が滑ったのよ。」と言うと続けた。
「類は友を呼ぶって本当だったのね、何故、貴方たちは人の気持ちを考えられないのかしら、少しは小雪さんの立場になって考えなさいよ」となぜか俺も含めた口調になっていた。
「え、俺も.....」
「小雪さんは貴方に向かって恨み顔を向けていたわけではなかったわ、むしろ、麗しい顔をしていたわ、私は専門家ではないから詳しいことはわからないけど、表情1つをとってもそうだし、快晴かつ事故現場に現れていないと言うことは地縛霊や不浄霊の類ではないと思うのよ。即ち、きっと貴方のことを恨みに来たわけではないと思うわ」
「.....なら...どうしたらいいんだよ...」と哲は声を振るわせながら言った。
「上手くかも知れない考えが私にあるの、試してみないかしら?」
「.....嫌だ...」と哲が言うと、また美麗はメニューを手に取り俺のことを叩いた。
「痛ッ...」
「貴方これからもそうやってずっと逃げる気?ダメよ、私がそんなことさせないわ、男ならけじめつけて来なさい。」と言うと哲はハッとした顔をした。
俺は流石に持たないと思ったので先程鉄から受け取ったお金を哲の前に出し言った。
「哲、俺も美麗に同感、けじめをつけるべきだと思う。」

「.....けじめ....か....確かにそうだよな...ずっと止まっていたらダメだもんな....でも、」
「きっと上手くいくから、私たちを信じなさいよ。」と足を組みながら美麗は言った。
「全く...頼もしい限りだな...ありがとうお前ら、」と言って頭を下げた。
「あの、で、これからどうすんですか?」と俺が聞くと、
「今からあの場所に行くに決まっているでしょう?」と当然のように言った。
それから俺は長期戦になると予想したため、夕食をガッツリ食べようとしたが美麗に止められた。
「ここで食べてる時間はないわよ。食べたいならコンビニでおにぎりでも買いなさい。」と言う美麗は何処か急いでいるようだったので俺たちは足早にファミレスを出た。
出るとすでに少し日は傾き、黄色い斜陽が樹々の葉を照らし、葉も枝も黄色に輝いていた。

コンビニに着くと、おにぎりや、パンなどを手当たり次第を手に取りレジに向かった。 
すると、
「あれ?哲くん?」と女性が哲に話しかけていた。
その女性は背丈が高く顔立ちも整っている。髪はポニーテールで年端は20代前半といったところか、外見は真面目と言う字が最も似合う人だった。
「お、おう久しぶりだな」どうやら哲の顔見知りのようだった。
「その顔どうしたの?寝不足?」とレジ業務をしながら言った。
「まぁ、そんな所だ」
「そ、そう、しっかり寝なよ、全部で3530円ね」
「わかってる」と言いお金を出した。
「君たちは哲くんのお友達ね、君たちからも言っておいてね、それじゃあね」と言い手を振っていた。
神社で食べるとゴミの始末に困るため、コンビニの駐車場で食べた
「哲、あの人誰だったの?」
「小雪の姉だ」とおにぎりにがっつきながら言った。
「そ、そうだったんだ」

暫くすると、

「おーい、君たち、まだ居たんだ~」と髪を下ろし、白いワンピース姿の小雪さんの姉が歩いて来た、先程の真面目さとは打って変わって少し、チャラさが目立つ外見になっていた。
俺たちが会釈すると、
「なに?今からどこか行くの?よかったら私も連れて行ってよ。」とニコニコしながら言ってきた。
俺と美麗が返答に困っていると、哲が口を開いた。
「実はこの前の花火大会の日、この2人の前に小雪が現れたらしいんだ....本当だったら、きっと何かわけがあるんじゃ無いかと思って今から確かめに行くんだ。」と言うと、突然、小雪の姉は怒気を帯びた顔付きになった。
「あのさ...やって良いことと悪いことくらい君たちも分かんない?」
哲の顔を見ると申し訳なさそうな顔をしていた。
「え....本当なんです。本当に俺たちの前に現れたんです。」と俺は言った。
「良い加減にしてくれないかな、そんなことある訳ないじゃん。何か証拠でもあるの?」と言われた俺は言葉に詰まってしまっていると、美麗が口を開いた。
「信じられないなら、着いてきたらどうですか?」
「.....行かないわよ、どうせ私が行っても何もない....」と突然卑屈なことを言い出したので、彼女を見るとあの時の美麗と同じ目をしていた。
俺は聞いた。
「何かあったんですか?」
「何もないよ.....」と言う小雪の姉を見て美麗が言った。
「全く....貴方も逃げ続けるつもりですか?自分に正直になった方が後々楽だと思いますよ。」と言うと、小雪の姉さんは驚いた顔をした。
「.....今まで誰にも言ってこなかった...辛かったよ...小雪の死は私のせいなの...あの日は私が待ち合わせ場所の神社まで送って行ってあげてたんだ。
怒るなんて思ってもいなくて、冗談のつもりで待ち合わせている男の子との関係を嘲笑ったら、怒って車から出て行ってしまったのよ...だから、私のせいなんだよ...」と言うと、少し哲が困った顔をした。
「出来る事なら、あの頃に戻りたい...それでちゃんとやり直したい...」と言っていたので俺は言った。
「後悔最小化理論って知ってますか?」
「知らない.....」
「そうですね...簡単に言うと、80歳になって人生を振り返ったとき、自分の後悔した数を最小化しようってのです。
俗に、死ぬ間際に思うことは「やってきたこと」ではなく、「やらなかったこと」だと言われているんです、たった一度の人生で、後悔が全くない人生は難しいかも知れ無いですけど、それでも、後悔を最小化するために、未来の自分を想像して、どう行動すべきかを判断していくことが大事ではないでしょうかってのです。」
と言うと小雪の姉は不思議そうな顔をし
「それで、何が言いたいの?」と言った。
「俺は貴方に慰めなんて言うつもりはないです。人は万能じゃないんです。数え切れないほど失敗して、後悔して、足の裏をボロボロにして生きていく生き物なんです。やってしまった事はしょうがない、失敗をバネに、なんて甘い事は俺は言いません。一生その傷を背負って生きていかなければいけないんだと思います、それが失敗した人の宿命であり、運命でもあるんだと俺は言いたいんです。でも後のケアをするか否かでその後の運命とやらが良い方向に倒れたりもするし、悪い方向にも倒れたりするってことです。」と言うと、小雪の姉は「でも、目を背いて逃げ続けてた私にはもう.....」と言った。
「人は考え方ひとつでどうにでも変われると思います。」と言うと
「そう.....そうよね、私、私のことも連れて行って」と俺たち3人にお願いした。
「勿論良いですよ、ですが、時間がかなり押しているので急いで行きます。」と美麗が言った。
それから俺たち4人は小走りで神社に向かった。俺たちが神社に着く頃には日が沈み始め、鳥居が朱に金を混ぜたような色になり輝いていた。
「間に合ったようね」と美麗が息を荒げながら言った。
「なんでそんなにさっきから急いでるんですか?」と俺が聞くと美麗は呆れた顔をし「黄昏時がもうすぐそこまで迫っているよ」と言った。
「それってまさか、君の名はのやつか?」と哲が聞いた。
「そうよ、別名、逢魔が時とも言って現世と常世との境界とされていて、古くからこの時間帯はこの世に未練のある怪異と出会うとされていたのよ」
「そ、そんな迷信みたいなので本当に会えるのかよ」と哲が呆れた顔をしながら言った。
「やってみないとわからないでしょ」
「そうね、その通りよ。」と小雪の姉が言った。
そんな話をしていると、あたりが段々と紫色になり始め、鳥居の影が神社の奥へ奥へと伸びて行った。
それを俺たち4人が目で追っていると、
「あれは!?!?!?」
間違いない、あの時と同じ服装の小雪さんが立っている。
「小雪!」
「雪ちゃん!」と言い哲と小雪の姉は小雪さんの元へ走って行った。
「私たちはあっちに行ってましょうか、あとはあの2人に任せてもいいんじゃないかしら」と言いながらベンチの方を指差し俺の袖を引っ張っていた。
「そうですね」
俺たちはベンチに座り、3人の姿を見ていた。
「上手くいくと良いわね」
「きっとあの2人たちなら上手くやれますよ。」
それから暫く3人の姿を見守った。
すると3人を見たまま徐に美麗が口を開いた。
「さっきの話、すごい臭かったわよ。」
「....え、本当ですか...上手いこと言ったと思ったのにな」と少し恥ずかしくなり頭を掻きながら言うと、「私は嫌いじゃないわよ。」と言われた。
「そ、そうですか」と言うと、
「私またカイリの事好きになっちゃうかもね」と言い手を握られたので少し焦ったが、
「え?ま、まぁ、見てて下さいよ根は腐ってても良い男ってのを教えてあげますから、気付いた頃には美麗は俺に魅せられていますよ。」と言っておいた。
「フフッきっと腐ってるカイリの事、私は好きにならないわよ」と言いながらクスクス笑っていたので、
俺も「まぁボチボチ治して行きますよ」と言い笑い返した。
暫くすると、夕闇がだんだんと夜の暗さに変わり始めていた。
「黄昏時が終わる.....」と突然小さな声で美麗が呟いた。
3人の方を見ると哲は薄らと足元が透けている小雪さんに抱きついていて、小雪さんの姉は顔を手で覆い声を出さず肩を小刻みに振るわせていた。
「きっと上手く言ってるわね」
「ですね」と言うと小雪さんは消えはじめていた。
すると、後ろから声がした。
「ありがとうございます、お幸せに」
俺はビクッとし咄嗟に後ろを振り返るが誰もいなかった。
「きっと小雪さんね」と冷静に言った。
「そ、そうですか脅かさないで欲しいものです...」と言い3人の方を向くと小雪さんはもうそこには居なかった。
暫くし、2人が俺たちの元へ歩いてきた。
顔を見ると目が赤くなって少し腫れてる、だが、満足そうに顔を綻ば(ほころば)せていた。
2人はゆっくりと言った。


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