お願いだから俺に構わないで下さい

大味貞世氏

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第190話 特急案件、紙作り

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身から出た錆。自業自得。

何時も適当では通らない。申し訳ない。
後悔先に立たず。連絡は冒険者ギルドだけでいいやと言った俺を殴りたい。

ソプランに言ったような気もするが。嫁さんと通話した事しか覚えてないんです。

指示は適切にハッキリと!伝えましょう。

責任は取る。そしてブートが紙になってくれと山神様にそっと祈った。

朝一で裏庭に来たプリタを拉致ってハイネへ飛んだ。

歩きながら事情を説明し、エガーを呼んで資材置き場に山積みにされたブートの木を9本ゲット。

「ちょっと特急案件でこのブートの木を使う可能性が出て来た。プリタにはざっと説明したからハイネの皆と一緒に余剰はどれ位出せそうか見積もり出しといて。プリタは夕方前に向えに来る」
「「はい」」


自宅リビングでリゼルの推移を確認。

昨日の夕方の時点で220。10%ずつ減少。
下方加速は止まっていない。

木の実拾いはミランダとアローマ。ロイドにもお願いしてフィーネとソプランを連れて5区南東に走った。

やっと来てくれたと万歳で迎えられたが。こっちが土下座したい気分で心がグッサリ痛んだ。

3つの工房の内ライリー工房は中央。その玄関前の広い場所で皮を剥いた乳白色ブートの木を出して並べた。

3工房の人員たちが群がり木を検分。

「どうかな。軽くてしなやかで程良い硬さ。水溶性は低くて陰干ししたから殆ど水分も無いけど直火に強い」

耳に入れながらも作業に没頭する工夫たちをじっと見守った。

切ったり削ったり切屑を指で掬って擦ったり。舐めちゃう人まで居た。凄え何でもやる。

「凄い…」
「何だこれ…」
「フワフワだ」
「理想的な繊維質…」
「全く新しい味わいだ」食べちゃった人。

マイリーに面影の似た大柄な男性が俺に歩み寄り両手を掴んだ。

「代表のライリーです!これは素晴らしい素材です。これなら柔木よりも更に上の上質紙が作れるかも知れません。
真にスターレン様は我々の救世主様だ!!」
「そんな大袈裟な」
申し訳ない!!

心苦しさを押し隠し苦笑いで対応。

「父さん。早く細断を」
「そ、そうだな。まずは作ってみないと。さあ皆。各工房の厚みで一本で何枚作れるか競争だ!」

工房で厚みを変えて使用用途を分けているのか。

競合せずに協力し合う理想的な形だ。
と感心してる場合じゃない。

作業員が一斉にブートの木を持って走り出した。

マイリーが代わって。
「結合糊も以前よりも少なくて済むかも知れません。調整しながら乾かす時間も含めると大体…四半日程度。
昼過ぎにもう一度来て頂けますでしょうか。それとも作業をご覧になりますか?」
「いや邪魔しちゃ悪いしまた昼過ぎに来るよ。物凄く興味は有るんだけどね」
「私たちの事は落ち着いてからで」

「お言葉に甘えて僕も作業に入ります」

3人並んで心の中で御免なさいと一礼。

背にした工房の各所からは木を細断する乾いた音が聞こえ始めていた。

「俺も人の事とやかく言えねえな。あの時お前から指示された気もするがコロッと忘れてた。商業と城」
「俺も良く覚えてないから同罪」
「自然の摂理を急激に変えたなら。ちゃんと事後確認まで必要よね。私も同じく」
「「おぉ…」」


自宅の書斎に溜め込んだ過去の手紙や書類を読み直し紙材の切り替わりを確認。確かに最近届いた物は若干紙面の指触りが粗くなっていた。

落胆しながら朝の集計結果を拝見。
15%ダウンの150粒。昨日よりも更に加速減少。

「下げ止まるか」
「一気に枯れてしまうか」
「枯らすのは拙いから零付近になったら水は多めに与えてみよう」
「そうね」

自宅に居たメンバーでリゼルオイルを量産。有り余った実と粕と一緒にフィーネがレイルに配達。

帰宅後にお昼を食べにガードナーデ家へ出発。

途中でロイドが。
「ミランダさんもそろそろみたいですよ」
「そろそろって…あ」
「え?後でお腹触らせて貰おっと。…あ、マリーシャさんもだったわ」
「マリーシャもか」
「ラッシュだな。隣の連中も出来たみたいだしよ」
「お仕事の割り振りを見直さないといけませんね。本棟からの救援も含めて」

「だなぁ。年末年始はストック肉を配り歩くか」
「そうしましょー。何時までも取って置いても仕方ないし。カルとレイルの分は別鍋で」
「お願いしますね。まあ自分の分は自分でやりますよ」


ガードナーデ家でちょっとリッチな会食。

楽しみにしてましたと言うライラにリゼルオイルと実を渡して使い方などを侍女たちも集めて披露。

揺り籠の中で眠るアンネちゃんに癒されつつ楽しい昼食会になった。

「そう言えばクラリアは?」
「昨日からラッハマに短期赴任したポレイスに付いて行きましたよ。年末には帰って来ますが。その間はオリオンへの街道設営の管理の仕事を手伝ってます」
「行動力有るね。相変わらず」

「その流れだとマリカの後任ってやっぱり」
「正解です。ポレイスに内定しました。仕入れ担当のマルカルが候補に挙がってたんですが…。誰かさんたちが純粋な一般の方をくっ付けてくれたので。急遽」
「「「「…」」」」
4人沈黙。

「冗談ですよ。私も現場復帰が遠退きましたし。役人が早めに所帯を持つのは善い事です。仕事への活力にもなりますからね」

「ごめん。悪気は無かったんだ。ライラに聞くのもあれだけど。クラリアと縁の無かった後の2人がどうなったか知ってる?」
「あの二人なら近衛の女性騎士とあっさり成立しましたね。ラフドッグのメドーニャさんやお二人のお眼鏡を通過したとあって。城内でも熾烈な争いが繰り広げられた、とか有るとか無いとか」
「「へ、へぇ」」

成婚率100%の夫婦の看板が中々下りてくれない。

幸運の指輪を手にしてしまった今。もう諦めるしか無いのだろうか。無理なのかぁ…。

失敗して欲しいだなんて微塵も思わないけど。ペア不成立が起きる方が自然。今の俺たちは不自然。

何時か死んだら縁結びの神様として祭られてしまう未来が見えます。

2人で思わず失笑。

「まあ縁結びに関してはやりたいようにやってやるさ」
「その内に不成立案件も出て来るわよ。じゃないと変」
そう願いましょう。


そのままライラ親子とお喋りに興じるロイドとペッツたちを残して4人で製紙工房へ。

ライリー工房内の一番広い会議室に3工房の代表者たちが対面にズラリと並び。

「スターレン様。御品評を」
宛ら審査されているのは俺たちのよう。
「では」
固唾を飲み込み検分。

代表のライリーが説明。
「製造量の結果は同量の柔木に比べて二.五倍の量が作れました。向かい左手が従来品。右が今回の物。
種別で濾紙や手紙等の一般紙はテッチ工房製。大判の白紙や証文書類は当ライリー工房製。美術用品の画板や着色料を加える壁紙等はタタント工房製です」
知らずに雑貨屋で買っていた油絵画板はタタント製の物だった。

「何時もお世話になってます」
木屑を食べてた人がタタント本人。
「王都で美術画板を好んで購入されるのはスターレン様だけでしたが。人気が出て来た所での今回の枯渇問題。何時お伝えすれば良いものかと恐々として居りました」
どうしよ泣きそうです。

ライリーに戻り。
「ささ。濾紙や画板はこの場では無理ですが。書類の方の書き味や滲みのお確かめをお願いします。
インクは水墨、黒の顔料、油脂料をご用意致しました」

若干手が震えてしまいます。

しかし短文や名前を書き始めるとその差は歴然。

筆の走り。紙の滑らかさ。文字の滲み具合。何れも新作は旧品を軽々と凌駕した。

「軽い。書き易い。滲まない。これなら長文を何で書いても手首が疲れない」
「紙の表面と同じでサラサラ書けちゃう」
「自分の姿勢も正されるようで気持ちが良いですね」
「逆に俺は自分の字の下手さが際だって悲しくなるぜ」

対面席と後ろに並ぶ工房の方々が安堵と喜びに沸いた。

更に説明は続く。
「本来一度で使い捨て濾紙も当方で数回試しましたが水洗いで再利用可能でした。柔木では絶対に有り得ない性能です。スターレン様…」
「言いたい事は解ってます。柔木1本の仕入れ値を教えて下さい」

「は、はい。一本換算ですと…銀貨で十枚。季節で多少変動はしますが基本はその値です」
1本2万か。道理で手間もコストも掛かる上質紙が高い訳だよ。
「では同量の基本値はそれで確定しましょう。急な価格変動を起こすと俺が上に怒られます。安定供給の目処と契約締結後。段階的に商品価格を引き下げるよう城と掛け合って下さい。調整は向こうがします」

「あ、有り難う御座います!」
一同頭を下げた。頭を下げるのはこっちです!

「フィーネ。アローマと一緒にハイネのプリタとエガーと交渉役をここに連れて来て。供給量の話をしてからロロシュ邸に行く。
ソプランはペルシェさんとカメノス氏に声掛けてロロシュ邸に何方か引っ張って。最悪ロロシュさん不在でもシュルツを挟んで事後報告するから」
「解った」
「はい」
「はいよ。ったく忙しいなぁ」

引き金引いたのは俺たちだもん。

「俺はちょっと画板に絵を描いて待ってる」

3人が退出した後で絵の具とパレットを並べ。大勢の観客が見守る中で絵を描いた。

「俺の特殊技能で魔力を使って通常有り得ない早さで描き上げます。何を見ても口外厳禁です」
「承知しました。直ぐに解き水とお茶のご用意を」

水が運ばれる迄の間。さて何を描こうか思案…。

人物や動物ではまた変なのが出てしまう。風景画一択。
風景画でも城に持ち込まれる事を考慮すると…中央大陸内の風景では余り宜しくない。

この際割り切って俺が描いたと陛下に伝えてしまおう。

何処の風景が相応しいか。…サンタギーナの展望台からの景色が無難かな。

席を立ち。2枚の画板を手前に寄せて。届いた水で絵の具を解いていざ。

油絵の具でも筆の乗りが桁違い。旧品と比べ体感で半分以下の所要時間だった。

色彩度も向上。新作はコントラストがより鮮明に。同じ視点の景色の筈なのに丸で別物。

岸壁の岩肌には深緑が加わり。海には反射と陰影が強く入った。

「おぉ…」見守る一同が言葉を失った。描いた本人も。

「夢でも見ているかのような早さで。スターレン様の腕が消えて見えました。これは、何処の景色なのですか」
「南西大陸のサンタギーナの町の展望台からの景色です。風景画は余り得意じゃなかったんですが。この画板なら楽しく描けますね」
素直に。

「こ、これらを頂けたりは…」
「どうぞ。契約成立後に城の認可を貰いに行く時使って下さい。陛下には俺が異常な絵を描いてるのはバレバレなんで素直に俺が描いた物だと。他の書類とご一緒に」
「重ね重ねのご配慮。誠に有り難う御座います」

「割合交渉が先ですよ。それから…書籍や冊子の装丁や中身の厚紙もタタント工房でしたか」
「はい。その通りに御座います」

「これから本が売れる時代が来るんで。そっちの準備もお願いします」
「は、はい!」
劇団の台本とか童話とか教科書とかね。



ロロシュ邸の本棟会議室にて。

城から戻っていたロロシュ氏とサルベイン。在邸中だったシュルツに加え。カメノス邸からはカメノス氏本人とペルシェも顔を揃えた。

一通り経緯と諸事情と契約内容を聞き終えたロロシュ氏がリゼルオイル入りの茶を啜り裁量を下した。

「済まなかったなマイリー」
行き成り謝罪!?何故だ。
「は?な、何がでしょう。ロロシュ様」

「二度訪ねて来ていたのは知っていた。しかし二度目の時は城の残務が滞って居留守を使ってしまった。重要な案件なら又来るだろうとな」
あぁ、成程。
「いえ別にそれは!お忙しいのは百も万も承知でしたしお構いなく。結果スターレン様にお助け願えましたので何もお気に為さらず。足を重ねなかった僕が悪いのです」

「それでは私の気が晴れぬ。これ程の大事を見逃したとあっては財団総師の名折れだ。謝罪の意を込めて契約に色を付けて丸吞みしよう。良いかカメノス」
「卿がそう仰るなら仕方有りませんな。と言うよりも期限未定の建設とは比べ物に成らない大問題です。紙が消え木板帳時代に戻るなぞ他国にも笑われる。こちらの方を最優先で回すべきだ」

「うむ。私も同意見だ。このブートストライトは寒い地方原産の植物だ。ここの温い冬なら平気で育つ。補充は後から幾らでも出来る。
エガー。コマネとポム工房に回す分を除き、必要数量を三工房に運べる様手配をしろ」
「承知しました」

「サルベイン。明日中に三工房の代表者に同行し。城にこれを押し通せ。この性能差で文句を垂れる阿呆は居らんと願うが。例えヘルメンだろうと私が土下座させてやる。
もし話が通じなかったら戻れ」
「ハッ!」

ロロシュ氏が手を挙げ続けた。
「しかし…。この絵は拙い。本気でこれを進呈してしまうのかスターレン君」

「まあ上に伝わるのも時間の問題ですし。そろそろいいかなぁと」
「むぅ…本人が良いと言うなら良いのか」

そこでシュルツがピシャリと遮断。
「いけませんわお兄様。これでは城だけに留まりません。必ず他国まで知れ渡ります。人の口に戸を立てるにも限度が有ります。絵なら私が今夜中に適当なお花の絵でも描きましょう。
新しい画板と絵の具を貸して下さい」
何時になくお怒りだ。
「いや、でもさ」

「でもじゃ有りません!偶には私の言う事も聞いて下さいお兄様!」
怖い!何時も聞いてる気がするんだけど。
「スタン。ここは折れよう。私も反対。これじゃ趣味が仕事にされちゃうよ。また行った先々で描いて描いてって言われちゃうんだよ」
それは嫌だな。
「解ったよ。後でシュルツに渡す」
「当然です!」
まだ怒ってるよ。ロロシュ氏の血を色濃く継いだ孫娘。

絵画の件は却下を喰らって差し戻された。


必要書類にサインが入れられ契約成立。

総括に入ったロロシュ氏が変な事を言い出した。
「三工房には独身男性は多いか。マイリー」
は?と言う顔のマイリーが答える前にカメノス氏が割り込んだ。
「抜駆けはいけませんぞロロシュ卿!当家にも話を振ってくれませんと」
何の話や。
「まだ居るかと聞いただけではないか!で、居るのかマイリー」

「は、はぁ…。私も含めて…確か七名位。皆口下手で彼女も居ない筈ですが。それが何か」
「それは僥倖だ。後日仕事の区切りで行き遅れた若い侍女たちを紹介してやろう。興味は有るかね」

「…大変に興味を持ち合わせて居ります!」
何か語呂が可笑しいが。

「成立だな。場はカメノス邸で。当家は四人だ。折れろカメノス!」
「ぐぬぬ…。またしても先手を取られてしまったか…。
仕方有りませんな。当家は三人で」

「今回は二人の手は借りぬ。こっちで勝手にやるから手出しはするな」
これは俺たちが取り持った範疇に、はい…らんな。
「ど、どうぞ」
「お好きな様に」

「マイリー。これは仕事とは無関係だ。気軽に私とカメノスに連絡を入れろ。多少多くなっても構わん」
「はい!宜しくお願い致しますです!」
緊張が振り切れると言動が面白くなる人だ。


話は脱線してしまったが。無事に紙類枯渇問題対策緊急会議は終わった。




---------------

瀬を早見。流れる時は幾ばくか。別れようとも又繋がる。

何時か届くなら。届よこの想い。繋がるその日まで。

暗い夜へと流れる夕刻の空は、切なく儚い。

フィーネが獄炎竜の血を調合した水をリゼルモンドの種を植えた場所に振り撒いた。

興味を示したロロシュ氏やカメノス氏の目の前で。

自宅裏にはでは直ぐに場を離れ見届けなかった芽出し。

3分後にはズボッと丈夫な芽が生えた。

集まった皆の口々から感嘆が漏れる。

ロロシュ氏が続けて言葉を漏らした。
「これが古竜の血の力か」

「自然の法則さえ無視をする。人の身には余る力です。生命力の源と言ってもいいです」
「それでも欲しいと思ってしまうな」

これまで獄炎竜の血は他の人には飲ませなかった。

「寿命が延びて。只では死ねない身体に成りますよ。少なくとも俺は…。あれの血を浴びて。能力値が1割も上がってしまった。外側から。飲んだらどうなるか」

シュルツの頭を撫でて。
「それでもだ。シュルツのあの姿を見せられてはな。どうしてもこの目で見たいと思ってしまう。まだ。
まだ死ねぬと思ってしまった。死にたくないと」
5年後の予想絵を見てしまったから。

「恨みっこ無しですよ」
「良い。但し偶には愚痴を聞いてくれ」

「それは私の役目ですよ、御爺様。幾らでもお聞きします。
猛反発は覚悟して下さい」
「覚悟するとも。シュルツは本に。テラサの若い頃にそっくりだ。益々似て来寄る」
亡くなった奥さんの名前。
昔を懐かしむようにシュルツを見下ろし目を細めた。

「スタンさん。脅しすぎ。あなたの場合は獄炎竜の血を大量に浴びたからでしょ。1本首を首元で切断したんだから当たり前。1滴飲んだってちょっと元気になって、ちょっと寿命が延びた気がするだけよ」
「バレたか」

背後ではスクスクと新芽が苗木に。

「ちょーっと後ろを見ると説得力無くなるけど。希望者は」

ロイド以外全員。俺とフィーネは責任持って共有。

「私は今寿命を延ばされても困るだけなので」
百害あって一利なし。

「じゃあカル以外のマーテリヌと林檎ジュースに混ぜて試飲しちゃいましょー」


熟成中のマーテリヌ数本と未成年者とペッツはフレッシュ林檎ジュースに混ぜて試飲会。

1滴如きじゃ味は変わらず。

しかし全員その夜は眠れぬ夜を、それぞれの方法で過ごしたそうな。

詳しく言えるかそんなもん。
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