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十四話
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ソフィアは可愛らしい花柄の簡素なワンピースを身に纏い、レスリーと手を繋いで海沿いの街にいた。
「遠くまで来たわねぇ。」
「ええ。そうですね。」
「あら、レスリー。言葉使いに気をつけなくてはダメよ。私達は夫婦を装っているのだから。」
可愛らしくそう言ったソフィアは、楽しげに笑みを浮かべている。
レスリーはそれにうなずくと、肩をすくめて言った。
「分かったよ。ソフィア。ほら、行こう。」
「ええ!」
海沿いを歩いていると、潮の香りが胸いっぱいに広がっていく。
「ねぇレスリー・・本当に良かったの?ウソとはいえ、私と駆け落ちなんて・・・」
本当の所、駆け落ちではなくしばらくの間旅行に行ってくると伝えてある。ダレスにも許可を得ているし、しばらくしたら帰る予定ではある。
「もちろん。だって僕はソフィアの事が昔から大好きだからね。」
「え?」
ソフィアはその言葉に顔を真っ赤に染め上げた。
レスリーはにっこりと笑う。これは嘘ではない。
ただ、ソフィアは勘違いしているようだが、今、ソフィアとレスリーは偽物の夫婦ではない。教会に申請をだし、すでに、本当の夫婦となっている。
必要な書類だからと言うと、ソフィアは疑う事無く婚姻の署名をした。
こうも自分を信用しきって大丈夫かなとレスリーはたまに心配になるが、自分が誰かに騙されなければ大丈夫だろうと苦笑を浮かべる。
「ソフィア。大好きだよ。可愛い僕の奥さん。」
「え?えええ??・・それは、本当に?冗談?どっちなの!?」
ぷるぷると震える可愛らしいウサギさん。
レスリーは会社を立ち上げ、商人として町には男爵家よりも立派な屋敷を購入している。旅行が終わった後にはそちらへと住む予定である。
顧客は学園で培った人脈を生かしてどんどんと広がりを見せ、最近では王城からの取引で大儲けしている。
すでに屋敷にソフィアの荷物は入れ込んでおり、部屋も可愛らしく整えてある。
結婚式は、ソフィアを驚かせようと、ソフィアの事が大好きな八名と協力して準備も着々と進められている。
レスリーはにこにこと嬉しそうにソフィアに言った。
「大切にするからね。ソフィア。」
「ふえぇぇぇぇ?れ・・れれれレスリー?冗談なの!?本気なの!?・・もう!」
「僕はいつでも本気だよ?」
「ええええええ!!!!で・・・でも・・・・・・うん・・・そうね・・・うん。」
ソフィアは顔を真っ赤にするとレスリーを潤んだ瞳で見つめながら言った。
「私も大好きよ。」
「え?」
レスリーはその言葉に、顔を真っ赤にした。
ソフィアはふふふっと笑い声を漏らすと言った。
「レスリー!顔真っ赤!ふふふ。もう、貴方って本当に昔からすぐに顔に出るんだから。そんな所も、大好きよ!」
翻弄されているのはどっちなのか。
騙しているのは誰なのか。
それでも結局、八名よりもさらに癖の強いレスリーに、ソフィアは捕まる事になるだろう。
★★★★
これにて、このお話は完結となります。
読んで下さった皆様、ありがとうございました!
作者 かのん
「遠くまで来たわねぇ。」
「ええ。そうですね。」
「あら、レスリー。言葉使いに気をつけなくてはダメよ。私達は夫婦を装っているのだから。」
可愛らしくそう言ったソフィアは、楽しげに笑みを浮かべている。
レスリーはそれにうなずくと、肩をすくめて言った。
「分かったよ。ソフィア。ほら、行こう。」
「ええ!」
海沿いを歩いていると、潮の香りが胸いっぱいに広がっていく。
「ねぇレスリー・・本当に良かったの?ウソとはいえ、私と駆け落ちなんて・・・」
本当の所、駆け落ちではなくしばらくの間旅行に行ってくると伝えてある。ダレスにも許可を得ているし、しばらくしたら帰る予定ではある。
「もちろん。だって僕はソフィアの事が昔から大好きだからね。」
「え?」
ソフィアはその言葉に顔を真っ赤に染め上げた。
レスリーはにっこりと笑う。これは嘘ではない。
ただ、ソフィアは勘違いしているようだが、今、ソフィアとレスリーは偽物の夫婦ではない。教会に申請をだし、すでに、本当の夫婦となっている。
必要な書類だからと言うと、ソフィアは疑う事無く婚姻の署名をした。
こうも自分を信用しきって大丈夫かなとレスリーはたまに心配になるが、自分が誰かに騙されなければ大丈夫だろうと苦笑を浮かべる。
「ソフィア。大好きだよ。可愛い僕の奥さん。」
「え?えええ??・・それは、本当に?冗談?どっちなの!?」
ぷるぷると震える可愛らしいウサギさん。
レスリーは会社を立ち上げ、商人として町には男爵家よりも立派な屋敷を購入している。旅行が終わった後にはそちらへと住む予定である。
顧客は学園で培った人脈を生かしてどんどんと広がりを見せ、最近では王城からの取引で大儲けしている。
すでに屋敷にソフィアの荷物は入れ込んでおり、部屋も可愛らしく整えてある。
結婚式は、ソフィアを驚かせようと、ソフィアの事が大好きな八名と協力して準備も着々と進められている。
レスリーはにこにこと嬉しそうにソフィアに言った。
「大切にするからね。ソフィア。」
「ふえぇぇぇぇ?れ・・れれれレスリー?冗談なの!?本気なの!?・・もう!」
「僕はいつでも本気だよ?」
「ええええええ!!!!で・・・でも・・・・・・うん・・・そうね・・・うん。」
ソフィアは顔を真っ赤にするとレスリーを潤んだ瞳で見つめながら言った。
「私も大好きよ。」
「え?」
レスリーはその言葉に、顔を真っ赤にした。
ソフィアはふふふっと笑い声を漏らすと言った。
「レスリー!顔真っ赤!ふふふ。もう、貴方って本当に昔からすぐに顔に出るんだから。そんな所も、大好きよ!」
翻弄されているのはどっちなのか。
騙しているのは誰なのか。
それでも結局、八名よりもさらに癖の強いレスリーに、ソフィアは捕まる事になるだろう。
★★★★
これにて、このお話は完結となります。
読んで下さった皆様、ありがとうございました!
作者 かのん
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