【完結】貴方の後悔など、聞きたくありません。

なか

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プロローグ

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「––––様、明日には本邸へ帰る事となります」

「あぁ、ありがとう……」

 執事から言われた言葉に胸が躍る。
 ようやく帰れる。
 見聞を広めるための留学はようやく終わって、祖国に帰って君に会えるんだ。

「本当に良かったのですか? 数々の婚約を断って」

「うん、後悔はないよ」

「ですが、とても良い縁談も数多くありましたよ。この留学で大きく名を広めて……この国では貴方は有名人になったのですから」

「それは、父上に認めてもらうためだよ。そうすれば、留学を早く終われる」

「その通りですが……どうして、そこまで?」

「会いたい人がいるんだ、ずっと……ずっと彼女に会いたくて仕方がなかった」


 窓から、祖国への方角を見つめる。
 明日には帰れる。


 ようやく、君に会えるんだ。
 待っていて、


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