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王都への旅に向けての買い出し 2
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本当に『魔法使い』が回復魔法を使えないのか気になった俺は、ギルアスさんから冒険者になった時にプレゼントとして貰ったナイフを取り出して、自分の指を少し切ってみた。
「はあ!?」
「ちょっ!?」
ギルアスさんとエレンさんが驚いてるけど、今はスルーだ。
……イメージは細胞の活性化。怪我が治るメカニズムとしては、出血擬固期、炎症期、増殖期、再構築期の4つに別れている。その過程を一気に、魔法で終わらせる。
「……よし、成功。」
「すごーい!さすがヒビキだね!ボクもつかいたい!」
「……やっちゃったよ…出来ちゃったよ……回復術士の存在意義が……」
「……お前、後で要相談な。」
……ギルアスさんと要相談かぁ…なんか、めっちゃ質問攻めにされそう……
で、俺達は薬局?に来た。
店に入ると犬の耳と尻尾がある女性がカウンターにいた。……犬の獣人か?商品が並んでないってことはオーダー式か……コミュ障には結構キツいな……
「下級ポーション30本と中級ポーション10本、よろしく頼む。」
「はいな~」
ギルアスさんが注文すると女性が後ろの棚から小瓶を全部で40本持ってきた。
「代金は全部で銀貨4枚やで~」
おっ!関西弁だ!
「ほい、銀貨4枚だ。」
「おおきに~。いつもありがとうなぁ。その子らは新人さん?」
「エレンは少し前からだが……ヒビキは一応新人だ。」
「一応なんや?」
「……仕方ないだろ…コイツ、魔法の天才でな。ヘタな魔法使いよりできるぞ?今日も朝からギルドの訓練所の耐えれるギリギリの爆発魔法を二発も撃ってるんだぞ?しかも、初めて魔法を使ったのは3、4日前だぞ?」
「うわあ…すごい人見つけたやん……ヒビキはん、スゴイ魔法使いやねんなぁ。魔力回復薬いるんやったら是非ウチで~ヒビキはん達やったら普通より安くするで。あぁ…そうそう。アタシはリンファ。見ての通り犬獣人やねん。よろしゅうなぁ~」
そう言って女性…リンファさんは手を差し出した。俺はつい、一歩下がってギルアスさんの後ろに隠れてしまった。何もしないのも失礼だから軽く頭を下げた。
「ありゃ…人見知りなんやな……エレンはんもよろしゅうなぁ。」
「ひゃ、ひゃい!?」
エレンさんもビクリと肩を震わせて返事をした。
「あー…コイツら、両方共かなりの人見知りでな……」
「アハハッ!そうみたいやな!じゃあ、そこのお嬢ちゃんはどないや?よろしゅうなぁ~」
……多分スイのことだよな?
「ボクはスイだよ!!よろしくね!あとね!ボクはおとこのこってことになってるよ!」
「……ギルアスはん…『男の子ってことになってる』ってどうゆう意味なん?」
リンファさんは眉間にシワを寄せながらギルアスさんに問いかけた。
「ん?あー……スイ、お前は『男』と『女』…どっちなんだ?」
「どっちもないよ!」
「なら、ギルドカードには『男』って書いてるから、次からは『男ってことになってる』って言ったらダメだぞ。」
「わかったー!!」
ニコニコと手を上げて返事をするスイ……可愛い!!
「いやいや……ますます意味分からんねんけど……性別どっちもないって…意味分からん……」
「……スイはスライムなんだよ。よく分からんが……ヒビキに会いに来たらしい。」
……ギルアスさんがこの事を話すってことは信用出来る人…か?……………いやいや!なんでそんな神経質になってるんだよ!……やっぱり、どこかで他人と距離をとろうとしてるのか…?ああっ!!もう!!俺も意味分からん!!
「……よう分からんけど、あまり首突っ込むと面倒なことに巻き込まれるのは理解したわ……」
「ねぇねぇ!はやくおうちかえってごはんたべよ!」
……確かに、もう昼食の時間か………スイのセリフ…なんか年代によっては聞いたことあるようなセリフだな……手を前に出して、ピョンピョン跳び跳ねたら完璧じゃないか?
「ん?…そうだな。帰り際になんか買って帰るか。」
「うん!」
「おおきに~また来てな~」
……ギルアスさんとなら…また来ます……
昼食はサンドイッチを買って、ギルアスさんの家に戻って食べた。ギルドでも良かったけど……人がめちゃくちゃいるんだよ……
で、今は武器屋に向かってる。
「武器屋では何を買うんですか?」
「お前の剣とエレンの杖、それから…投げナイフ……煙玉なんかも一式だな。」
俺の問いかけにそんな返事が返ってきた。
「えっと……つ、杖ってなんですか?」
杖って……RPGとかで魔法使いが持ってるやつか?
「ああ。別に杖がなくても魔法の発動は出来るが……あった方が魔力の変換効率がいいんだ。言っておくが……ヒビキは杖を使って魔力を発動させるなよ?杖を使わずにあの威力なんだ。杖を使えば村一つ簡単に滅ぼせるからな。」
こわっ!
「わ、分かりました……」
俺も間違いで村を滅ぼしたくないしな……
「はあ!?」
「ちょっ!?」
ギルアスさんとエレンさんが驚いてるけど、今はスルーだ。
……イメージは細胞の活性化。怪我が治るメカニズムとしては、出血擬固期、炎症期、増殖期、再構築期の4つに別れている。その過程を一気に、魔法で終わらせる。
「……よし、成功。」
「すごーい!さすがヒビキだね!ボクもつかいたい!」
「……やっちゃったよ…出来ちゃったよ……回復術士の存在意義が……」
「……お前、後で要相談な。」
……ギルアスさんと要相談かぁ…なんか、めっちゃ質問攻めにされそう……
で、俺達は薬局?に来た。
店に入ると犬の耳と尻尾がある女性がカウンターにいた。……犬の獣人か?商品が並んでないってことはオーダー式か……コミュ障には結構キツいな……
「下級ポーション30本と中級ポーション10本、よろしく頼む。」
「はいな~」
ギルアスさんが注文すると女性が後ろの棚から小瓶を全部で40本持ってきた。
「代金は全部で銀貨4枚やで~」
おっ!関西弁だ!
「ほい、銀貨4枚だ。」
「おおきに~。いつもありがとうなぁ。その子らは新人さん?」
「エレンは少し前からだが……ヒビキは一応新人だ。」
「一応なんや?」
「……仕方ないだろ…コイツ、魔法の天才でな。ヘタな魔法使いよりできるぞ?今日も朝からギルドの訓練所の耐えれるギリギリの爆発魔法を二発も撃ってるんだぞ?しかも、初めて魔法を使ったのは3、4日前だぞ?」
「うわあ…すごい人見つけたやん……ヒビキはん、スゴイ魔法使いやねんなぁ。魔力回復薬いるんやったら是非ウチで~ヒビキはん達やったら普通より安くするで。あぁ…そうそう。アタシはリンファ。見ての通り犬獣人やねん。よろしゅうなぁ~」
そう言って女性…リンファさんは手を差し出した。俺はつい、一歩下がってギルアスさんの後ろに隠れてしまった。何もしないのも失礼だから軽く頭を下げた。
「ありゃ…人見知りなんやな……エレンはんもよろしゅうなぁ。」
「ひゃ、ひゃい!?」
エレンさんもビクリと肩を震わせて返事をした。
「あー…コイツら、両方共かなりの人見知りでな……」
「アハハッ!そうみたいやな!じゃあ、そこのお嬢ちゃんはどないや?よろしゅうなぁ~」
……多分スイのことだよな?
「ボクはスイだよ!!よろしくね!あとね!ボクはおとこのこってことになってるよ!」
「……ギルアスはん…『男の子ってことになってる』ってどうゆう意味なん?」
リンファさんは眉間にシワを寄せながらギルアスさんに問いかけた。
「ん?あー……スイ、お前は『男』と『女』…どっちなんだ?」
「どっちもないよ!」
「なら、ギルドカードには『男』って書いてるから、次からは『男ってことになってる』って言ったらダメだぞ。」
「わかったー!!」
ニコニコと手を上げて返事をするスイ……可愛い!!
「いやいや……ますます意味分からんねんけど……性別どっちもないって…意味分からん……」
「……スイはスライムなんだよ。よく分からんが……ヒビキに会いに来たらしい。」
……ギルアスさんがこの事を話すってことは信用出来る人…か?……………いやいや!なんでそんな神経質になってるんだよ!……やっぱり、どこかで他人と距離をとろうとしてるのか…?ああっ!!もう!!俺も意味分からん!!
「……よう分からんけど、あまり首突っ込むと面倒なことに巻き込まれるのは理解したわ……」
「ねぇねぇ!はやくおうちかえってごはんたべよ!」
……確かに、もう昼食の時間か………スイのセリフ…なんか年代によっては聞いたことあるようなセリフだな……手を前に出して、ピョンピョン跳び跳ねたら完璧じゃないか?
「ん?…そうだな。帰り際になんか買って帰るか。」
「うん!」
「おおきに~また来てな~」
……ギルアスさんとなら…また来ます……
昼食はサンドイッチを買って、ギルアスさんの家に戻って食べた。ギルドでも良かったけど……人がめちゃくちゃいるんだよ……
で、今は武器屋に向かってる。
「武器屋では何を買うんですか?」
「お前の剣とエレンの杖、それから…投げナイフ……煙玉なんかも一式だな。」
俺の問いかけにそんな返事が返ってきた。
「えっと……つ、杖ってなんですか?」
杖って……RPGとかで魔法使いが持ってるやつか?
「ああ。別に杖がなくても魔法の発動は出来るが……あった方が魔力の変換効率がいいんだ。言っておくが……ヒビキは杖を使って魔力を発動させるなよ?杖を使わずにあの威力なんだ。杖を使えば村一つ簡単に滅ぼせるからな。」
こわっ!
「わ、分かりました……」
俺も間違いで村を滅ぼしたくないしな……
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