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第二章 藍と学校
91. もたらされた文明 Civilisation brought about by
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「――わたくしの思想も地獄文学と哲学に形作られたといっても過言ではありません。」
アイは自分頭を指差して答える。
「確かに思想もそうだけど……それだけじゃあないんだよ。
……もっとずっと最悪なものさ……。」
「では……何が……?」
「地球からこの平和だった文学界にもたらされたのは……地獄人の持つ……地球人特有の――」
……ナウチチェルカはアイの胸に指を置いて、この世界の真理を伝えた――
「――“悪意”……だよ。」
◇◆◇
「……“悪意”……?
……はっ……そういえばエレクトラ様が――」
アイはエレクトラがまだ自分の母だった時に聞いた言葉を思い出した。
あの時のことは、手ずから食べさせてくれたマドレーヌの味と一緒に……一生忘れることはないだろう。
アイのちいさな鼻にあの時のマドレーヌが香った。
……勿論、お母様の言葉だって一言一句覚えている。
◇◆◇
「たしか……
『元々文学界には、
年齢・性別・差別・盗み・奴隷・強姦・戦争・殺人・姦淫・売春・嘘・酒・神、
……そして、偶像崇拝は存在しなかった。』
……と。
つまり……それらが……“悪意”……?」
ナウチチェルカの瞳がギラリと光る。
「ほう……あのミルヒシュトラーセ辺境伯爵様がそんなことを……これはいよいよ噂では済まなくなったできたな……。」
ナウチチェルカが顎に手をやって独りごちる。
そうして、さらにアイに近づく。
「アイたん。他には?他にはあの辺境伯は何か言っていなかったかい?なんでもいいどんな些細なことでも――」
いつもと様子の違うナウチチェルカにアイが不安を覚えながら……問う。
「……チェルせんせい、すこし、こわいです。」
「あっ!……あぁ!……すまない。
……今のは……“研究者の悪い癖”だ。」
ナウチチェルカは嘘をついた。今のはいつもの研究者の悪い癖などではなかった。
アイには明かしていない“別の目的”があったのだ。
◇◆◇
「……だいじょうぶだよ、こわくないこわくない……ほら、ぎゅ~……。」
アイはナウチチェルカに抱き包められていると、彼女の慈しみと同時に今にも倒れそうな老木のような齡さをみた。
「チェルせんせい。あいはここにいます。
……何か不安なことがあれば、せんせーも遠慮なくおっしゃってくださいね……。」
ナウチチェルカはアイに抱きつかれていると、彼の哀しみと同時に、木々を育てる春の日の力強さをみた。
「アイたん……アイ……ボクは……わたしは――」
何かを伝えようとして……思いとどまった。そして、また話し始める。
「おばあちゃんのことを……思い出していたんだ。」
セピアの声色だった。
◇◆◇
「チェルせんせいのお祖母様……ですか?」
「……うん、まぁ、血がつながってるかは知んないけどね……。
――アイたんみたいに……やさしい人だったよ。
……この国でもエルフを人と呼ぶなら……だけどね。」
抱きすくめたアイが悲しい顔をしたので、慌てて付け足す。
「あぁ、ごめんね。ミルヒシュトラーセ家のことを当てこすっているわけじゃあないんだ。“差別政策を進めるミルヒシュトラーセ家”と“アイたん個人の人格”は関係ないことだからさ。
少し、長い話になる……。そこのベッドで話そうか。」
◇◆◇
そう言うと、アイを横抱きにして研究室の端のベッドに連れて行く。研究に没頭して部屋に戻って寝る間も惜しい時によく使うのだった。今ではアイとナウチチェルカのお昼寝スポットでもある。
横になったナウチチェルカはアイと向かい合って抱きしめながら話す。ポツリと……それは記憶の雲をたぐり、ポツリ、ポツリと……雨を降らせるようだった。
「ボクはねぇ。エルフの中でも変わり者なんだ。エルフってのぁ……プライドが高くて、仲間意識が強くて……その分はみ出し物には厳しいんだ。」
「どう変わっていたのですか……?」
◇◆◇
「他のエルフと違ってエルフ族の森の神や精霊への信仰に興味を持たなかったし……世界の全てが知りたかった。
大抵のエルフは……特に森の中にある……前時代的で閉鎖的なエルフコミュニティにいる者たちは……何か凶事が起こると、全てを森の神の怒りに結びつけるんだ。
人間族共が森に敬意を払うことを忘れたからだとか、エルフの中にいる不信心者のせいだとか。」
アイのサラサラの緑の黒髪に手を伸ばし、自分の緑髪と三つ編みを編んで結びつけていく。
「……でも、そうなると……チェルせんせいは……。」
「おっ……やっぱり鋭いねぇ……アイたんは。そう、ある時不老不死で死ぬはずのないエルフが死んだということで、大騒ぎになったんだ。
事故で死ぬエルフは本当に珍しいんだ。だって基本的にどんな傷でも太陽を浴びて光合成をして、欠けた部分に接ぎ木をし、水を吸い上げて……時間が経てば元通りだからね。
その時の槍玉に挙げられたのはボクだった。だって普段から不信心な態度だったからね。ボクはただこの世界の自然法則の裏にある、“不変の真理”を見つけ出したかっただけなんだけどさ……。
他のエルフからすれば、それは森の神を疑うことに他ならない。だって彼らがいうには全ての自然法則は森の神が司っているんだからね。それを暴き立てようとするボクは酷く目障りだっただろうね。」
徐々にアイの綺麗な黒髪とナウチチェルカの緑髪が混ざって綺麗な螺旋ができていく。
「チェルせんせいの気持ちがわかる気がします。まだエレクトラ様に使えると思われていないとき、わたくしを地獄学問に打ち込ませたものはそれでした。
つまり――」
「「――“なぜなのか、わたしは知りたい”。」」
2人で顔を寄せて笑い合う。
◇◆◇
「やっぱりアイたんもあの地獄本を読んでいたんだねぇ。」
「えぇ……題名がまさにわたくしが思っていることだと思って。
……それで、どうなったんですか?チェルせんせい。」
「一族からは勘当されてね。殺されなかっただけマシさ……不老不死のエルフを殺す方法はいくつかはあるからね。だから不老長寿といったほうが正確かもしれない。
……まぁ、殺されなかったのは、皆自分の手を汚すのを嫌がったからなんだけどね。
……それにあばあちゃんが庇ってくれたのもある。」
「私の顔にはタトゥーがあるだろう?」
「はい……でも地獄本で読んだタトゥーは先生のみたいに日によって位置や形が変わったりしません。」
「そりゃあそうさこれは心のタトゥーだからね。これを入れられたらもうどこのエルフコミュニティにも属せない。そういう分かりやすい象徴さ。
地獄にも罪人に入れ墨を入れる文化がある国があるだろう?
……たとえば日本とか。」
◇◆◇
「確かに……。
でもこんな事を言っては失礼かもしれませんが、前からお似合いだと思っていたんです。
……かっこいいなぁ……ってそのタトゥーが。」
アイが木洩れ日に手を伸ばすように、ナウチチェルカの顔に手を伸ばした。
そして陽だまりに触れるように、柔らかにそれに触れる。
「かっこいい……この“異端者への罰”が……?」
アイは母が愛し子に触れるように、愛おしそうにそれをなぞる。
「かっこいいですよ……これは“異端者への罰”ではなく……“探究者の証”です。」
「探究者の……証。」
◇◆◇
ナウチチェルカは撫でられるがままに、ただ同じ言葉を繰り返した。今までそんな事を考えたことはなかったからだ。ただの忌々しく一生ついて回る疵だと思っていた。
――同種であるはずのエルフに追放され、人間族に差別され……何処にも居場所のない自分へのみじめな罰だと。
「……だから、同じく“真理を求める者”として……この探究者の証が、“彼方へ渡らいける人”の、彼岸へ向かう意志のある者のこころが……わたくしの瞳にはとても――」
ナウチチェルカはアイのうつくしい蒼空色の瞳に写った自分の“顔の証”をみていた――。
「――“うつくしく”、映ります。」
アイは自分頭を指差して答える。
「確かに思想もそうだけど……それだけじゃあないんだよ。
……もっとずっと最悪なものさ……。」
「では……何が……?」
「地球からこの平和だった文学界にもたらされたのは……地獄人の持つ……地球人特有の――」
……ナウチチェルカはアイの胸に指を置いて、この世界の真理を伝えた――
「――“悪意”……だよ。」
◇◆◇
「……“悪意”……?
……はっ……そういえばエレクトラ様が――」
アイはエレクトラがまだ自分の母だった時に聞いた言葉を思い出した。
あの時のことは、手ずから食べさせてくれたマドレーヌの味と一緒に……一生忘れることはないだろう。
アイのちいさな鼻にあの時のマドレーヌが香った。
……勿論、お母様の言葉だって一言一句覚えている。
◇◆◇
「たしか……
『元々文学界には、
年齢・性別・差別・盗み・奴隷・強姦・戦争・殺人・姦淫・売春・嘘・酒・神、
……そして、偶像崇拝は存在しなかった。』
……と。
つまり……それらが……“悪意”……?」
ナウチチェルカの瞳がギラリと光る。
「ほう……あのミルヒシュトラーセ辺境伯爵様がそんなことを……これはいよいよ噂では済まなくなったできたな……。」
ナウチチェルカが顎に手をやって独りごちる。
そうして、さらにアイに近づく。
「アイたん。他には?他にはあの辺境伯は何か言っていなかったかい?なんでもいいどんな些細なことでも――」
いつもと様子の違うナウチチェルカにアイが不安を覚えながら……問う。
「……チェルせんせい、すこし、こわいです。」
「あっ!……あぁ!……すまない。
……今のは……“研究者の悪い癖”だ。」
ナウチチェルカは嘘をついた。今のはいつもの研究者の悪い癖などではなかった。
アイには明かしていない“別の目的”があったのだ。
◇◆◇
「……だいじょうぶだよ、こわくないこわくない……ほら、ぎゅ~……。」
アイはナウチチェルカに抱き包められていると、彼女の慈しみと同時に今にも倒れそうな老木のような齡さをみた。
「チェルせんせい。あいはここにいます。
……何か不安なことがあれば、せんせーも遠慮なくおっしゃってくださいね……。」
ナウチチェルカはアイに抱きつかれていると、彼の哀しみと同時に、木々を育てる春の日の力強さをみた。
「アイたん……アイ……ボクは……わたしは――」
何かを伝えようとして……思いとどまった。そして、また話し始める。
「おばあちゃんのことを……思い出していたんだ。」
セピアの声色だった。
◇◆◇
「チェルせんせいのお祖母様……ですか?」
「……うん、まぁ、血がつながってるかは知んないけどね……。
――アイたんみたいに……やさしい人だったよ。
……この国でもエルフを人と呼ぶなら……だけどね。」
抱きすくめたアイが悲しい顔をしたので、慌てて付け足す。
「あぁ、ごめんね。ミルヒシュトラーセ家のことを当てこすっているわけじゃあないんだ。“差別政策を進めるミルヒシュトラーセ家”と“アイたん個人の人格”は関係ないことだからさ。
少し、長い話になる……。そこのベッドで話そうか。」
◇◆◇
そう言うと、アイを横抱きにして研究室の端のベッドに連れて行く。研究に没頭して部屋に戻って寝る間も惜しい時によく使うのだった。今ではアイとナウチチェルカのお昼寝スポットでもある。
横になったナウチチェルカはアイと向かい合って抱きしめながら話す。ポツリと……それは記憶の雲をたぐり、ポツリ、ポツリと……雨を降らせるようだった。
「ボクはねぇ。エルフの中でも変わり者なんだ。エルフってのぁ……プライドが高くて、仲間意識が強くて……その分はみ出し物には厳しいんだ。」
「どう変わっていたのですか……?」
◇◆◇
「他のエルフと違ってエルフ族の森の神や精霊への信仰に興味を持たなかったし……世界の全てが知りたかった。
大抵のエルフは……特に森の中にある……前時代的で閉鎖的なエルフコミュニティにいる者たちは……何か凶事が起こると、全てを森の神の怒りに結びつけるんだ。
人間族共が森に敬意を払うことを忘れたからだとか、エルフの中にいる不信心者のせいだとか。」
アイのサラサラの緑の黒髪に手を伸ばし、自分の緑髪と三つ編みを編んで結びつけていく。
「……でも、そうなると……チェルせんせいは……。」
「おっ……やっぱり鋭いねぇ……アイたんは。そう、ある時不老不死で死ぬはずのないエルフが死んだということで、大騒ぎになったんだ。
事故で死ぬエルフは本当に珍しいんだ。だって基本的にどんな傷でも太陽を浴びて光合成をして、欠けた部分に接ぎ木をし、水を吸い上げて……時間が経てば元通りだからね。
その時の槍玉に挙げられたのはボクだった。だって普段から不信心な態度だったからね。ボクはただこの世界の自然法則の裏にある、“不変の真理”を見つけ出したかっただけなんだけどさ……。
他のエルフからすれば、それは森の神を疑うことに他ならない。だって彼らがいうには全ての自然法則は森の神が司っているんだからね。それを暴き立てようとするボクは酷く目障りだっただろうね。」
徐々にアイの綺麗な黒髪とナウチチェルカの緑髪が混ざって綺麗な螺旋ができていく。
「チェルせんせいの気持ちがわかる気がします。まだエレクトラ様に使えると思われていないとき、わたくしを地獄学問に打ち込ませたものはそれでした。
つまり――」
「「――“なぜなのか、わたしは知りたい”。」」
2人で顔を寄せて笑い合う。
◇◆◇
「やっぱりアイたんもあの地獄本を読んでいたんだねぇ。」
「えぇ……題名がまさにわたくしが思っていることだと思って。
……それで、どうなったんですか?チェルせんせい。」
「一族からは勘当されてね。殺されなかっただけマシさ……不老不死のエルフを殺す方法はいくつかはあるからね。だから不老長寿といったほうが正確かもしれない。
……まぁ、殺されなかったのは、皆自分の手を汚すのを嫌がったからなんだけどね。
……それにあばあちゃんが庇ってくれたのもある。」
「私の顔にはタトゥーがあるだろう?」
「はい……でも地獄本で読んだタトゥーは先生のみたいに日によって位置や形が変わったりしません。」
「そりゃあそうさこれは心のタトゥーだからね。これを入れられたらもうどこのエルフコミュニティにも属せない。そういう分かりやすい象徴さ。
地獄にも罪人に入れ墨を入れる文化がある国があるだろう?
……たとえば日本とか。」
◇◆◇
「確かに……。
でもこんな事を言っては失礼かもしれませんが、前からお似合いだと思っていたんです。
……かっこいいなぁ……ってそのタトゥーが。」
アイが木洩れ日に手を伸ばすように、ナウチチェルカの顔に手を伸ばした。
そして陽だまりに触れるように、柔らかにそれに触れる。
「かっこいい……この“異端者への罰”が……?」
アイは母が愛し子に触れるように、愛おしそうにそれをなぞる。
「かっこいいですよ……これは“異端者への罰”ではなく……“探究者の証”です。」
「探究者の……証。」
◇◆◇
ナウチチェルカは撫でられるがままに、ただ同じ言葉を繰り返した。今までそんな事を考えたことはなかったからだ。ただの忌々しく一生ついて回る疵だと思っていた。
――同種であるはずのエルフに追放され、人間族に差別され……何処にも居場所のない自分へのみじめな罰だと。
「……だから、同じく“真理を求める者”として……この探究者の証が、“彼方へ渡らいける人”の、彼岸へ向かう意志のある者のこころが……わたくしの瞳にはとても――」
ナウチチェルカはアイのうつくしい蒼空色の瞳に写った自分の“顔の証”をみていた――。
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