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第二章 藍と学校
90. 人間の条件 La Condition humaine
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「そうだね。働きかければ一定の反応はするが能動的には何もせず、ただ……生命維持に必要な活動をする人間になるか。
……一生ベットの上から起き上がれない――
――地獄でいうところの、
……“鬱状態”の人間になる。」
◇◆◇
「つまり、心者同士の戦いでは、基本的に相手を“鬱状態”に陥らせることがお互いの目的……。」
「そうだね……まぁ、
心で直接人間をほんとうの意味で“殺す”……つまり“生命を停止させる”方法もあるんだが……。
これは、1年生には……とくに……やさしいアイたんにはまだ早いから置いておこう。
……さて、“こころを亡った人は人間と呼べるだろうか”?」
◇◆◇
間髪入れずにアイが答える。
「呼べます。」
「ほう……その心は?」
「……すみません。論理的に話さないといけないのに、今のわたくしには演繹的な論理も帰納的な論理もないのです。」
「いや……面白いよ。勿論感情論で議論を進めるのははダメだが……議論ではなく、ただの感想としてなら……他ならぬアイたんの感情論なら聞いてみたいな。」
◇◆◇
「……ありがとうございます。先生は以前おっしゃっていましたよね。諸外国……例えば“新生ロイヤル帝国”では戦争で鬱状態に陥った人間は人とはみなされずに屠殺されると。」
「あぁ……彼らは“人間の条件”はこころだと考えているからね。税金で食えもしない家畜を育てる余裕がないというのが、彼らの言だよ。」
もう夕日が研究室に射し込む時分になり、逆光でアイの顔は闇のなかに隠れ、ナウチチェルカの瞳には影が差す。
「……わたくしは想像したのです。鬱状態の人間を殺すときに、もしわたくしにその役目が、お鉢が回ってきたら……きっと殺せないと。なにか生理的な嫌悪感があると。」
「なるほど……生理的なものか、確かに無視できない。論理的に正しいことでも、道徳的に間違っているということは往々にしてあるものだ。
例えば……将来的に何の益ももたらさず、むしろ支出ばかりかさむ障害者などもそうだ。論理的に言うなら、人間なんぞはDNAの乗り物に過ぎないのだから、子孫を残す可能性の少ない障害児など生まれた時に殺してしまって次にいけばいい。
……現に“新生ロイヤル帝国”はそうしている。だが彼の国でもそれに抗い、自らの子が障害を持っているということを国に隠して、何とか生きながらえさせようとする者も多いと聞く。
まぁ……健常者と同じ高さのハードルを越えていく人生を強要される子を思えば、産まれたときに殺してやるのも1つの優しさかもしれないがね……。」
◇◆◇
「……確かに、虚弱な人間体が強靭な獣神体として生きるのを強いられるようなものですね……きっと、とてもくるしい人生なのでしょう。
……まぁ、くるしくない人生などあるのかはわたくしには分かりませんが。」
アイが“突然障害者と健常者”の話から、“人間体と獣神体”の話に論を敷衍したのを少し疑問に思ったが、ナウチチェルカはそこまで論理の飛躍はしていないかと、その時は気に留めなかった。
「そうだろう……?
……子の人生を思うなら、人間体に、障害者に……社会的弱者に生まれた時点で殺してあげるべきか?死の恐怖を感じない赤子の内にさ……。
これもアイたんが先刻言った。生理的嫌悪感に繋がってくると思うんだ。そこに生理的嫌悪を抱くということは、アイたんが彼らを人間とみなしている何よりの証左だ。」
◇◆◇
「わたくしも……人間の条件は“こころがあるかどうか”だと思います。だけどもうわべの条件を同じゅうしていても、新生ロイヤル帝国とわたくしの条件の本意は違っている。
……これは、もしかしたら、わたくしにとって“こころがある”というのは人間にとっての“十分条件”で、帝国にとっては“必要条件”なのかも知れません。」
ナウチチェルカがベン図を描いて、アイ、帝国と書いた円を2つ板書する。そして円の重なった部分にこころと記した。
「……ふむ。興味深い。
アイたんにとっては……
“こころを待ってさえいれば人間”
で、帝国にとっては、
“こころを持っていて尚且つ、公共の利益になるものが人間”
……ということか。」
今度はアイが帝国の円のなかに公益と書いた。
◇◆◇
……そして自分の円の中に何かを書き出そうとしたが……途中で落胆したように腕を下げた。物寂しそうに……。
「……?
アイたんの考えるの人間の条件は他にはないのかい?」
アイは人間と題したベン図の円を描き、その中に“みんな”と記して、その外に……“アイ・ミルヒシュトラーセ”と書いた。
「……アイたんは皆と違って人間じゃないのかい?」
「たまにそういう考えに襲われることがあります……いえ、違いますね……頭の何処かで常にそう感じています。
――わたくしには人間の生活というものが見当もつかないのです。
人間じゃないから、母親に親性を剥奪され、人間じゃないから人間にうまく溶け込めない。
……人間のふりをしていてもどこか違和感があって、それをいつ暴き立てられるか……いつもビクビクと怯えている。
チェルせんせーは……地獄文学の『人間そっくり』を読んだことはありますか?
日系地獄人の安部公房が書いた小説です。
そこには、“人間そっくりな火星人”……若しくは“自分を火星人だと思い込んでいる人間”が出てきます。先生どっちが正しいと思いますか……?
――ふふっ……だったらわたくしは自分を“火星人”とでも言いましょうか……。」
「……アイたんは人間だよ……。少なくともボクからはそう観測できる……。こうやって触れて確かめることだってできる……。」
ナウチチェルカはかがみ込んでアイと視線を合わせ、頬を撫でて体温を分ける。
「……せんせい……実は誰にもヒミツにしていることを話してもいいですか……?」
逆光に佇むアイの瞳は……孔が空いたようにみえるほど暗い。
「なんだい……?せんせーはどんなことでも受け入れるよ。」
《……実はわたくし、人間が大嫌いなんです。》
ナウチチェルカの夕焼け色の瞳に……アイの瞳の宵闇が迫る。
「……何故だい?」
「わたくしは彼らと違って“火星人”ですし……。
何よりヤツらは……“人間的”すぎる……。自らの子を虐げ、友達を裏切り、クラスメイトを虐め……他人を妬み引きずり落とす。
パンドラ公国の人間はあまりにも……人間的な……地獄人の影響を受けすぎているように思うんです。
“地獄人は……つまり地球に生息している人類には、塵屑しかいない”
とはよく言われることです。この文学界では常識です。
それは日系地獄人でも英国系地獄人でも関係ありません。彼らの記した書物を繙けば繙くほど、わたくしにもその世論が理解できました。」
ナウチチェルカが頷く。
「まぁ……だからこそ“人間的”なんて言葉が文学界では“最大限の侮蔑”になるわけだしね……。」
◇◆◇
「……ある噂を知ってるかい?
地獄とパンドラ公国にまつわる……もっといえば、ミルヒシュトラーセ家とエレクトラ様に関わる噂をさ……。」
“エレクトラ”という言葉にアイが反応する。
「……どういった噂ですか?」
「我々が地獄と……地獄と呼んでいる場所をパンドラ人たちはなんて呼んでいるか知っているかい?」
「――“地球”……ですよね……?
彼らは自分たちがいる場所が地獄であることことに気がついておらず、地獄は地球とは別の場所にあると勘違いをしてます。
――彼らこそが今まさに罰を受けている地獄の民であるにも関わらずに……。
哀れにも……その生にくるしみが絶えない理由が其処が地獄であるからに他ならないことを認められずに……それこそが“彼らの罪”なのかも知れませんが……。」
「そう。そして……ここは“地獄公国”……地獄からの物資の流入で栄えた国だ。しかし、物資と共に入ってきたものがある。」
「……“思想”、ですか……?
地獄人の記した本によって、地獄の神に回心した者や、地球産の主義に転向した者たちもいます。
公王派はネーデルラント系地獄人のデジデリウス・エラスムスが記した、“チグ神”を礼賛するようになり、
……辺境伯派はイングランド系地獄人であるトマス・モアが描いた“ユートピア”を信奉するようになりました。
わたくしの思想も地獄文学と哲学に形作られたといっても過言ではありません。」
アイは自分頭を左手で指差して答える。
「確かに思想もそうだけど……それだけじゃあないんだよ。
……もっとずっと最悪なものさ……。」
◇◆◇
「では……何が……?」
「地球からこの平和だった文学界にもたらされたのは……地獄人の持つ……地球人特有の――」
……ナウチチェルカはアイの胸に右手の指を置いて、この世界の真理を伝えた――
「――“悪意”……だよ。」
……一生ベットの上から起き上がれない――
――地獄でいうところの、
……“鬱状態”の人間になる。」
◇◆◇
「つまり、心者同士の戦いでは、基本的に相手を“鬱状態”に陥らせることがお互いの目的……。」
「そうだね……まぁ、
心で直接人間をほんとうの意味で“殺す”……つまり“生命を停止させる”方法もあるんだが……。
これは、1年生には……とくに……やさしいアイたんにはまだ早いから置いておこう。
……さて、“こころを亡った人は人間と呼べるだろうか”?」
◇◆◇
間髪入れずにアイが答える。
「呼べます。」
「ほう……その心は?」
「……すみません。論理的に話さないといけないのに、今のわたくしには演繹的な論理も帰納的な論理もないのです。」
「いや……面白いよ。勿論感情論で議論を進めるのははダメだが……議論ではなく、ただの感想としてなら……他ならぬアイたんの感情論なら聞いてみたいな。」
◇◆◇
「……ありがとうございます。先生は以前おっしゃっていましたよね。諸外国……例えば“新生ロイヤル帝国”では戦争で鬱状態に陥った人間は人とはみなされずに屠殺されると。」
「あぁ……彼らは“人間の条件”はこころだと考えているからね。税金で食えもしない家畜を育てる余裕がないというのが、彼らの言だよ。」
もう夕日が研究室に射し込む時分になり、逆光でアイの顔は闇のなかに隠れ、ナウチチェルカの瞳には影が差す。
「……わたくしは想像したのです。鬱状態の人間を殺すときに、もしわたくしにその役目が、お鉢が回ってきたら……きっと殺せないと。なにか生理的な嫌悪感があると。」
「なるほど……生理的なものか、確かに無視できない。論理的に正しいことでも、道徳的に間違っているということは往々にしてあるものだ。
例えば……将来的に何の益ももたらさず、むしろ支出ばかりかさむ障害者などもそうだ。論理的に言うなら、人間なんぞはDNAの乗り物に過ぎないのだから、子孫を残す可能性の少ない障害児など生まれた時に殺してしまって次にいけばいい。
……現に“新生ロイヤル帝国”はそうしている。だが彼の国でもそれに抗い、自らの子が障害を持っているということを国に隠して、何とか生きながらえさせようとする者も多いと聞く。
まぁ……健常者と同じ高さのハードルを越えていく人生を強要される子を思えば、産まれたときに殺してやるのも1つの優しさかもしれないがね……。」
◇◆◇
「……確かに、虚弱な人間体が強靭な獣神体として生きるのを強いられるようなものですね……きっと、とてもくるしい人生なのでしょう。
……まぁ、くるしくない人生などあるのかはわたくしには分かりませんが。」
アイが“突然障害者と健常者”の話から、“人間体と獣神体”の話に論を敷衍したのを少し疑問に思ったが、ナウチチェルカはそこまで論理の飛躍はしていないかと、その時は気に留めなかった。
「そうだろう……?
……子の人生を思うなら、人間体に、障害者に……社会的弱者に生まれた時点で殺してあげるべきか?死の恐怖を感じない赤子の内にさ……。
これもアイたんが先刻言った。生理的嫌悪感に繋がってくると思うんだ。そこに生理的嫌悪を抱くということは、アイたんが彼らを人間とみなしている何よりの証左だ。」
◇◆◇
「わたくしも……人間の条件は“こころがあるかどうか”だと思います。だけどもうわべの条件を同じゅうしていても、新生ロイヤル帝国とわたくしの条件の本意は違っている。
……これは、もしかしたら、わたくしにとって“こころがある”というのは人間にとっての“十分条件”で、帝国にとっては“必要条件”なのかも知れません。」
ナウチチェルカがベン図を描いて、アイ、帝国と書いた円を2つ板書する。そして円の重なった部分にこころと記した。
「……ふむ。興味深い。
アイたんにとっては……
“こころを待ってさえいれば人間”
で、帝国にとっては、
“こころを持っていて尚且つ、公共の利益になるものが人間”
……ということか。」
今度はアイが帝国の円のなかに公益と書いた。
◇◆◇
……そして自分の円の中に何かを書き出そうとしたが……途中で落胆したように腕を下げた。物寂しそうに……。
「……?
アイたんの考えるの人間の条件は他にはないのかい?」
アイは人間と題したベン図の円を描き、その中に“みんな”と記して、その外に……“アイ・ミルヒシュトラーセ”と書いた。
「……アイたんは皆と違って人間じゃないのかい?」
「たまにそういう考えに襲われることがあります……いえ、違いますね……頭の何処かで常にそう感じています。
――わたくしには人間の生活というものが見当もつかないのです。
人間じゃないから、母親に親性を剥奪され、人間じゃないから人間にうまく溶け込めない。
……人間のふりをしていてもどこか違和感があって、それをいつ暴き立てられるか……いつもビクビクと怯えている。
チェルせんせーは……地獄文学の『人間そっくり』を読んだことはありますか?
日系地獄人の安部公房が書いた小説です。
そこには、“人間そっくりな火星人”……若しくは“自分を火星人だと思い込んでいる人間”が出てきます。先生どっちが正しいと思いますか……?
――ふふっ……だったらわたくしは自分を“火星人”とでも言いましょうか……。」
「……アイたんは人間だよ……。少なくともボクからはそう観測できる……。こうやって触れて確かめることだってできる……。」
ナウチチェルカはかがみ込んでアイと視線を合わせ、頬を撫でて体温を分ける。
「……せんせい……実は誰にもヒミツにしていることを話してもいいですか……?」
逆光に佇むアイの瞳は……孔が空いたようにみえるほど暗い。
「なんだい……?せんせーはどんなことでも受け入れるよ。」
《……実はわたくし、人間が大嫌いなんです。》
ナウチチェルカの夕焼け色の瞳に……アイの瞳の宵闇が迫る。
「……何故だい?」
「わたくしは彼らと違って“火星人”ですし……。
何よりヤツらは……“人間的”すぎる……。自らの子を虐げ、友達を裏切り、クラスメイトを虐め……他人を妬み引きずり落とす。
パンドラ公国の人間はあまりにも……人間的な……地獄人の影響を受けすぎているように思うんです。
“地獄人は……つまり地球に生息している人類には、塵屑しかいない”
とはよく言われることです。この文学界では常識です。
それは日系地獄人でも英国系地獄人でも関係ありません。彼らの記した書物を繙けば繙くほど、わたくしにもその世論が理解できました。」
ナウチチェルカが頷く。
「まぁ……だからこそ“人間的”なんて言葉が文学界では“最大限の侮蔑”になるわけだしね……。」
◇◆◇
「……ある噂を知ってるかい?
地獄とパンドラ公国にまつわる……もっといえば、ミルヒシュトラーセ家とエレクトラ様に関わる噂をさ……。」
“エレクトラ”という言葉にアイが反応する。
「……どういった噂ですか?」
「我々が地獄と……地獄と呼んでいる場所をパンドラ人たちはなんて呼んでいるか知っているかい?」
「――“地球”……ですよね……?
彼らは自分たちがいる場所が地獄であることことに気がついておらず、地獄は地球とは別の場所にあると勘違いをしてます。
――彼らこそが今まさに罰を受けている地獄の民であるにも関わらずに……。
哀れにも……その生にくるしみが絶えない理由が其処が地獄であるからに他ならないことを認められずに……それこそが“彼らの罪”なのかも知れませんが……。」
「そう。そして……ここは“地獄公国”……地獄からの物資の流入で栄えた国だ。しかし、物資と共に入ってきたものがある。」
「……“思想”、ですか……?
地獄人の記した本によって、地獄の神に回心した者や、地球産の主義に転向した者たちもいます。
公王派はネーデルラント系地獄人のデジデリウス・エラスムスが記した、“チグ神”を礼賛するようになり、
……辺境伯派はイングランド系地獄人であるトマス・モアが描いた“ユートピア”を信奉するようになりました。
わたくしの思想も地獄文学と哲学に形作られたといっても過言ではありません。」
アイは自分頭を左手で指差して答える。
「確かに思想もそうだけど……それだけじゃあないんだよ。
……もっとずっと最悪なものさ……。」
◇◆◇
「では……何が……?」
「地球からこの平和だった文学界にもたらされたのは……地獄人の持つ……地球人特有の――」
……ナウチチェルカはアイの胸に右手の指を置いて、この世界の真理を伝えた――
「――“悪意”……だよ。」
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