114 / 189
第二章 藍と学校
110. 哀しい哉、差別主義者ではなかった。 Tragically, She is Not a Racist.
しおりを挟む
「……貴女……そこまで堕ちたのね……!
いい?……地獄の深淵に近づくということは、自分自身もその深さに飲み込まれる危険を常に孕んでいるのよ!!
しかも、“原罪”は一度知ってしまったらさ二度と文学界の……“無垢”な存在には戻れない……!!」
「あーあーあー、羽虫がブンブンとうるせぇなぁ……イライラしてくるぜぇ……この人間的な強さを手に入れたおれにもう敵はねぇ……!!
だってこんなクソみてぇな気持ち、ゴミみてぇな心は……地球人にしか生み出せねぇ……。
地球人は便器にこびりついた糞と同じだ。
生まれたときから、親の同情を得るために泣き、きょうだいがいれば親の愛情独り占めする為に蹴落とし、気に入らねぇやつがいれば徒党を組んで虐める。
こんな心があるかぁ?
……こんなに強いこころがよぉ……!!」
◇◆◇
「それは決して強さじゃないわ!!
そんなものが強さであっていいはずがない!!
ほんとうに強い人間は!
ほんとうに満たされたこころは!!
決して他者を蹴落としてちっぽけな自尊心を満たそうなんて思わないわ!!
ほんとうに強い人間は、文学界の人間のように、弱者にやさしく手を差し伸べられる人間よ!!
地球人みたいに弱者とあらば、石を投げるような人間たちとは違う!!!
文学界のやさしい人間は、私たちは決して、地球にいるような醜い人間にはなってはいけないの!!
まだ間に合う!!自分から地球人のような下劣な人間に堕ちるなんて、この清廉な文学界を地獄と同じように……地球と同じように変える気!!?
貴女、気は確かなの!?
一度知ってしまったら、世界が“原罪”を知ってしまったら、もう二度と元の文学界には戻せないのよ!?」
エレクトラは文学界の天球へ顔を向けたまま、その瞳だけをギョロリとアデライーダの方へ向ける。
――まるで地球人でもみるように。
◇◆◇
「あぁ……世界がどうとか知ったこっちゃねぇんだよ……こんなにクソみてぇに強い心を得られるんなら、地球人みてぇにクソみてぇなこころを持ってもいいぜぇ……。
アデライーダ……オマエ、地獄人が……地球人がどれだけ糞か知らねぇだろ?
体感してねぇんだからなぁ……彼奴らは……クククッ……やべぇぜ?
まじで終わってる塵しかいねぇ……しかも、地球人のガキ共もそうだってんだから終わってる。文字通り地獄の“餓鬼”……だぜ彼奴らぁよぉ……。」
アデライーダが砂塵の竜巻を起こしながら問う。
「……私よりずっと、彼らの醜悪さを知っていても……それでも自ら地球人に身を堕とすというの……?
何が貴女を、貴女のこころをそこまで――」
エレクトラが掌の中で爆炎を起こしながら言う。
「――あぁ、おれぁ“妻”だ。妻っていうのは、命をかけても、どんなに身を削っても“夫”を愛し護るもんだ。お前だって結婚した時にそう誓っただろう?地球人どもの薄っぺらい誓いじゃねぇ、命をかけた本物の誓いだ。
やつらの塵糞さときたらぁ、“婚姻の誓い”すら破るやつがいるんだぜ?
文学界じゃあありえねぇ……それも一人二人じゃねぇ沢山いる、奴らは《生涯ただ一人の伴侶を愛する》という誓いをたてといてホイホイそれを破りやがる……誓いの意味がわかっちゃいねぇみてぇだ。」
◇◆◇
「そうよ。私も誓った。貴女も見ていたでしょう?私たちの結婚式で、獣神体の私が人間体の夫を生涯を賭けて護ると誓ったあの日を――。
――だから、私はここに居る。ここに立っている。貴女に立ち向かっている。
どうして?エレクトラ……。以前白い森で戦った貴女には信念があった。だから、負けたら軍門に下ってもいいと思えたの。
でも今の貴女は、まるで何かに取り憑かれたよう。前の貴女とは別人だわ。
やさしく強い貴女は何処に行ったの?
……貴女は……ほんとうに、私の知る“エレクトラちゃん”なの?」
「……たりめぇだろ?何処に目ぇついてやがる?
おれはアガメムノーンが娘、
エレクトラ・アガメムノーンナ・フォン・ミルヒシュトラーセだ。
信念ならある。
《生涯を賭けて夫を護る》という信念がな。」
アデライーダの歯がギリギリと音を立てる。
「そこまで夫を愛していて、どうして私の気持ちがわからない!?
貴女がノーマルの夫を護りたいと願うのと同じように、私だって人間体の夫を護りたいの!!
だから主君に反旗まで翻して、革命軍なんてものも作った!!
全ては愛する夫を守るためよ!!」
エレクトラはほんとうの阿呆を見る瞳で、眼の前の害虫を見下す。
「だから、最初に言ったよなぁ?何回も言ったよなぁ?お前がこっちにつくなら、革命軍の馬鹿共を見捨てて此方の陣営に与するのなら、お前の夫とお前の家族は“例外的に”獣神体のように特権的地位を与えようと……それを蹴っといてなんだ?
今度はお涙頂戴か?あ゙ぁ゙……!?
おれがお前を手に入れる為にどれだけ手を回したと思ってる!?どれだけ譲歩してやったと思ってる!?
かけてやった恩も忘れて、仇で返すなんて、それがお前のいう忠実かぁ!?あ゙ぁ゙!?」
アデライーダはほとほと呆れ果てた、疲れた老人のような瞳でかつての戦友を見ていた。
「それで?私がその条件をのんで、貴女と手を組んだら、残された革命軍はどうなる?
……見捨てられた人間体たちは?……国が見捨てた棄民を!!
……さらに苦しめる為に与するのが私の忠実だと思うのか!?
……国が民を見捨てるのなら……民にだって国を見限る権利があるだろう!?
えぇ!?どうなんだ!?……エレクトラぁ!!」
◇◆◇
エレクトラが吐き捨てる。
「あぁ、もう話し終わったか?“人間体野郎ども”に脳を焼かれちまった馬鹿と“対話”をするほど暇じゃあねぇんだよ……辺境伯爵ってのはなぁ……。」
「――!……こちらこそ、“地球人野郎”どもに洗脳された阿呆と話しても無駄ね……。」
アデライーダの砂塵とエレクトラの爆炎が勢いを増す。
「……黙れ。この――」
「……黙りなさい。この――」
“砂神”と“雷神”が激突し、一瞬……音が止む――
――しかし、その静寂はほんの刹那だった――
「「――“ニンゲン”野郎がぁ!!」」
◇◆◇
結果だけ見れば、“砂神アデライーダ”と“雷神エレクトラ”の決闘はエレクトラの圧勝だった。
アデライーダは全身焼け焦げて、斃れ、息も絶え絶えになっていた。地獄産の醜く強い心に対応できなかったのだ。
「……エレクトラ……貴女……貴女が、“ミルヒシュトラーセの剣”を手放してまで、手に入れたのは……諸刃の剣よ。
いつか必ず貴女自身の、貴女の大切な人の身を焼き尽くすわ……。」
「負け犬は黙ってろ……。おれはこの地球人の悪意を飼いならしてみせる。その証拠に、おれは差別思想に支配されていない。」
「何を……貴女はもう生粋の――」
アデライーダはみた、エレクトラの瞳のなかに、エレクトラの心を……エレクトラの“こころ”を。そこには差別思想など一欠片もなかった。
「どう……いうこと……!?なんで、じゃあなんで貴女は……!?」
エレクトラが民衆をみるような瞳で、地面に這う蟻をみる。それは蝉の死体に群がっていた。
「……どいつもこいつも勘違いしてるが、おれは“差別主義者”じゃない、性別なんぞで相手を下に見るのは馬鹿らしいとさえ思っている。
だって性別は自分じゃあ選べねぇし、それぞれの性別に……男も女も、人間体も獣神体もそれぞれいいとこもありゃあ……悪いところもある。
ただ違うだけだ……そこに上下はねぇ……。」
「……!?……じゃあなんで貴女は……。」
「差別主義を民衆に広めたかって?
差別発言を繰り返すかって……?
そうだなぁ……オマエには秘密を教えてやろう。実のところおれは差別主義者じゃない。
それを利用しているだけだ。おれは心底性差別なんざどうでもいい――」
蟻が馬鹿みたいに我先にと蝉の死体に群がっている。
「――その方が、“差別”あるほうが、ただ便利だからだ。
馬鹿な民草を治めるにはな――。」
――哀しいかなエレクトはその実、全く差別主義者ではなかった。
いい?……地獄の深淵に近づくということは、自分自身もその深さに飲み込まれる危険を常に孕んでいるのよ!!
しかも、“原罪”は一度知ってしまったらさ二度と文学界の……“無垢”な存在には戻れない……!!」
「あーあーあー、羽虫がブンブンとうるせぇなぁ……イライラしてくるぜぇ……この人間的な強さを手に入れたおれにもう敵はねぇ……!!
だってこんなクソみてぇな気持ち、ゴミみてぇな心は……地球人にしか生み出せねぇ……。
地球人は便器にこびりついた糞と同じだ。
生まれたときから、親の同情を得るために泣き、きょうだいがいれば親の愛情独り占めする為に蹴落とし、気に入らねぇやつがいれば徒党を組んで虐める。
こんな心があるかぁ?
……こんなに強いこころがよぉ……!!」
◇◆◇
「それは決して強さじゃないわ!!
そんなものが強さであっていいはずがない!!
ほんとうに強い人間は!
ほんとうに満たされたこころは!!
決して他者を蹴落としてちっぽけな自尊心を満たそうなんて思わないわ!!
ほんとうに強い人間は、文学界の人間のように、弱者にやさしく手を差し伸べられる人間よ!!
地球人みたいに弱者とあらば、石を投げるような人間たちとは違う!!!
文学界のやさしい人間は、私たちは決して、地球にいるような醜い人間にはなってはいけないの!!
まだ間に合う!!自分から地球人のような下劣な人間に堕ちるなんて、この清廉な文学界を地獄と同じように……地球と同じように変える気!!?
貴女、気は確かなの!?
一度知ってしまったら、世界が“原罪”を知ってしまったら、もう二度と元の文学界には戻せないのよ!?」
エレクトラは文学界の天球へ顔を向けたまま、その瞳だけをギョロリとアデライーダの方へ向ける。
――まるで地球人でもみるように。
◇◆◇
「あぁ……世界がどうとか知ったこっちゃねぇんだよ……こんなにクソみてぇに強い心を得られるんなら、地球人みてぇにクソみてぇなこころを持ってもいいぜぇ……。
アデライーダ……オマエ、地獄人が……地球人がどれだけ糞か知らねぇだろ?
体感してねぇんだからなぁ……彼奴らは……クククッ……やべぇぜ?
まじで終わってる塵しかいねぇ……しかも、地球人のガキ共もそうだってんだから終わってる。文字通り地獄の“餓鬼”……だぜ彼奴らぁよぉ……。」
アデライーダが砂塵の竜巻を起こしながら問う。
「……私よりずっと、彼らの醜悪さを知っていても……それでも自ら地球人に身を堕とすというの……?
何が貴女を、貴女のこころをそこまで――」
エレクトラが掌の中で爆炎を起こしながら言う。
「――あぁ、おれぁ“妻”だ。妻っていうのは、命をかけても、どんなに身を削っても“夫”を愛し護るもんだ。お前だって結婚した時にそう誓っただろう?地球人どもの薄っぺらい誓いじゃねぇ、命をかけた本物の誓いだ。
やつらの塵糞さときたらぁ、“婚姻の誓い”すら破るやつがいるんだぜ?
文学界じゃあありえねぇ……それも一人二人じゃねぇ沢山いる、奴らは《生涯ただ一人の伴侶を愛する》という誓いをたてといてホイホイそれを破りやがる……誓いの意味がわかっちゃいねぇみてぇだ。」
◇◆◇
「そうよ。私も誓った。貴女も見ていたでしょう?私たちの結婚式で、獣神体の私が人間体の夫を生涯を賭けて護ると誓ったあの日を――。
――だから、私はここに居る。ここに立っている。貴女に立ち向かっている。
どうして?エレクトラ……。以前白い森で戦った貴女には信念があった。だから、負けたら軍門に下ってもいいと思えたの。
でも今の貴女は、まるで何かに取り憑かれたよう。前の貴女とは別人だわ。
やさしく強い貴女は何処に行ったの?
……貴女は……ほんとうに、私の知る“エレクトラちゃん”なの?」
「……たりめぇだろ?何処に目ぇついてやがる?
おれはアガメムノーンが娘、
エレクトラ・アガメムノーンナ・フォン・ミルヒシュトラーセだ。
信念ならある。
《生涯を賭けて夫を護る》という信念がな。」
アデライーダの歯がギリギリと音を立てる。
「そこまで夫を愛していて、どうして私の気持ちがわからない!?
貴女がノーマルの夫を護りたいと願うのと同じように、私だって人間体の夫を護りたいの!!
だから主君に反旗まで翻して、革命軍なんてものも作った!!
全ては愛する夫を守るためよ!!」
エレクトラはほんとうの阿呆を見る瞳で、眼の前の害虫を見下す。
「だから、最初に言ったよなぁ?何回も言ったよなぁ?お前がこっちにつくなら、革命軍の馬鹿共を見捨てて此方の陣営に与するのなら、お前の夫とお前の家族は“例外的に”獣神体のように特権的地位を与えようと……それを蹴っといてなんだ?
今度はお涙頂戴か?あ゙ぁ゙……!?
おれがお前を手に入れる為にどれだけ手を回したと思ってる!?どれだけ譲歩してやったと思ってる!?
かけてやった恩も忘れて、仇で返すなんて、それがお前のいう忠実かぁ!?あ゙ぁ゙!?」
アデライーダはほとほと呆れ果てた、疲れた老人のような瞳でかつての戦友を見ていた。
「それで?私がその条件をのんで、貴女と手を組んだら、残された革命軍はどうなる?
……見捨てられた人間体たちは?……国が見捨てた棄民を!!
……さらに苦しめる為に与するのが私の忠実だと思うのか!?
……国が民を見捨てるのなら……民にだって国を見限る権利があるだろう!?
えぇ!?どうなんだ!?……エレクトラぁ!!」
◇◆◇
エレクトラが吐き捨てる。
「あぁ、もう話し終わったか?“人間体野郎ども”に脳を焼かれちまった馬鹿と“対話”をするほど暇じゃあねぇんだよ……辺境伯爵ってのはなぁ……。」
「――!……こちらこそ、“地球人野郎”どもに洗脳された阿呆と話しても無駄ね……。」
アデライーダの砂塵とエレクトラの爆炎が勢いを増す。
「……黙れ。この――」
「……黙りなさい。この――」
“砂神”と“雷神”が激突し、一瞬……音が止む――
――しかし、その静寂はほんの刹那だった――
「「――“ニンゲン”野郎がぁ!!」」
◇◆◇
結果だけ見れば、“砂神アデライーダ”と“雷神エレクトラ”の決闘はエレクトラの圧勝だった。
アデライーダは全身焼け焦げて、斃れ、息も絶え絶えになっていた。地獄産の醜く強い心に対応できなかったのだ。
「……エレクトラ……貴女……貴女が、“ミルヒシュトラーセの剣”を手放してまで、手に入れたのは……諸刃の剣よ。
いつか必ず貴女自身の、貴女の大切な人の身を焼き尽くすわ……。」
「負け犬は黙ってろ……。おれはこの地球人の悪意を飼いならしてみせる。その証拠に、おれは差別思想に支配されていない。」
「何を……貴女はもう生粋の――」
アデライーダはみた、エレクトラの瞳のなかに、エレクトラの心を……エレクトラの“こころ”を。そこには差別思想など一欠片もなかった。
「どう……いうこと……!?なんで、じゃあなんで貴女は……!?」
エレクトラが民衆をみるような瞳で、地面に這う蟻をみる。それは蝉の死体に群がっていた。
「……どいつもこいつも勘違いしてるが、おれは“差別主義者”じゃない、性別なんぞで相手を下に見るのは馬鹿らしいとさえ思っている。
だって性別は自分じゃあ選べねぇし、それぞれの性別に……男も女も、人間体も獣神体もそれぞれいいとこもありゃあ……悪いところもある。
ただ違うだけだ……そこに上下はねぇ……。」
「……!?……じゃあなんで貴女は……。」
「差別主義を民衆に広めたかって?
差別発言を繰り返すかって……?
そうだなぁ……オマエには秘密を教えてやろう。実のところおれは差別主義者じゃない。
それを利用しているだけだ。おれは心底性差別なんざどうでもいい――」
蟻が馬鹿みたいに我先にと蝉の死体に群がっている。
「――その方が、“差別”あるほうが、ただ便利だからだ。
馬鹿な民草を治めるにはな――。」
――哀しいかなエレクトはその実、全く差別主義者ではなかった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる