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第二章 藍と学校
144. エルサレムのエレクトラ A Report on the Banality of Evil
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「じゃあエレクトラ辺境伯がアイと私を危険が迫っていると知りながら林間学校へ送り出したのは……。」
「……ええ。あのお方の思惑として……。
理想はラアルさまが真っ先に逃げ出して、わたくしだけ死ぬ。そして……ミルヒシュトラーセ家の者が殺されたという、新生ロイヤル帝国との戦争の大義名分を得て……戦争反対派……反戦論者を黙らせる。
最悪ラアルさまも亡くなっても、確かに辺境伯派の運営するマンソンジュ軍士官学校が王女を死なせたと責任を追及されるでしょうが……それを勘案してももっと大きな恩恵がある。
……つまり、王女を新生ロイヤル帝国に殺されたからには、公王派黙って入られません。
――そうして、好戦的な辺境伯派とは反対に、保守的な反戦論者の多い公王派の世論を……戦争賛成へと導くことができます。それみたことかと。」
◇◆◇
「……。自分の子を殺してまで、自国の王女を殺してまで……そんなに権力を確かなものにすることが……権力を得ることが大事なの?
……子の命より?
……私には理解できないわ。」
「……ええ、理解できないほうがいいですよ……こんな地球人的な考えは。
……それこそがまだ地獄の瘴気に思想を支配されていない“証左”です。ラアルさまはそのままでいてください。
……哀しいことに、わたくしはこんな推論ができるほど……地球人的ですが……。」
「アイ!私は貴女を地球人的なんて思ったことはないわ!!
……地球の地球人共なんかと自分を同一視しないで……!
あんな外道共なんて貴女と比べるのも烏滸がましいぐらいよ、貴女はもっとずっと素敵で……うつくしいわ……!!」
「……。」
今までずっとアイは母への愛に苦しめられてきた。幼少期に親に一度言われた非道い言葉は、大人になって友が……愛する人が何十回否定してくれても、決してこころから抜けはしないと。その棘は決して……。
――しかし、ラアルと共に過ごしてきて思った。
「ふふっ……ラアルさまは、わたしくが一回自己嫌悪したら……一度親に言われたら、百回……それに『ちがうわっ!』って言ってくださりそうですね……。
……そのことにどれほどわたくしが救われているか、知っていますか?」
ラアルが自分の心に手を当てて神に宣誓するように叫ぶ。
「百回どころじゃないわ!何百回でも何千回でも!!貴女の親が一生貴女を苦しめるなら、貴女がこの先の人生ずっと自己嫌悪をするなら、その百倍は大き声で言ってあげるわ!
“貴女はうつくしい”、
“貴女には生きる価値がある”って!!
貴女が一生死にたいと思いながら生きるなら、私が一生貴女の隣で叫んであげるわ!この生涯をかけて!!」
サファイアから一筋の何かが出でて、それはアイの頬を伝い、シーツを濡らした。
「……あぁ、泣いたらまたお父様に殴られちゃうのに……ラアルさまの前ではわたくし、泣いてばかりですね。これまで人前で泣いたことなんてニ回ぐらいしかなかったのに……。」
男性体でもそれでもラアルよりずっと華奢でちいさなアイの身体をラアルが抱きしめる。
「私の前ではいつでも泣いてもいいのよ。
……私は決して貴女の涙をぬぐったりなんてしない。いつだって貴女を泣かせてあげるわ……。だから、安心して、気が済むまで泣けばいいのよ。」
病室には静かな……しかし確かに音を持った……慟哭が響いた。
◇◆◇
「……むぅ~。ラアルさまには恥ずかしいところばかり見られている気がします。」
アイが唇をとがらせながら言う。
「ふふっ!も~っと恥ずかしいところを見せてもいいのよ?」
ラアルがからかう。
「もう見せませんっ!」
枕に顔を埋めたアイが聞こえるか聞こえないかわからない声量で言った。
「……わたくしの、新しい番が……ラアルさまでよかった……。」
その言葉は確かにラアルに届き、寝込みを襲い無理矢理番にしたという罪悪感を溶かしていった。
「……。
……ええ、……私も……。
……貴女とおんなじ気持ちよ。
私が番であるうちは!絶対に貴女を護りきってみせるわ!!」
その大きな声は病室に響いた。
◇◆◇
病室の扉の前で、左手に花を持ち、右手でノックの姿勢を取っていたはるひは動きを止める。
……そうして、暫く二人のじゃれ合う声を聞いたあとに、静かにその場を立ち去った。
――オシロイバナを一輪だけその場に残して。
◇◆◇
アイは約二週間ほど眠り続けていた。
アイが目覚めたとの報を聞いて、一番に駆けつけたのはシュベスターだった。教練も風紀委員の仕事もほっぽりだして駆けつけたらしい。
勢いよく扉を開けて病室に入った彼女はとても息を切らしていた。
「……アイ!!」
そしてアイをその瞳に捉えると、なりふり構わず近づいて抱きしめる。そしてアイの頭頂部の匂いを嗅いで、身体の全てでアイが生きているということを確かめようとする。その体温で、匂いで、やわらかさで。
「わわっ!おねえさま……!」
アイはあまりの力の強さに目を白黒させる。獣神体の膂力に人間体排斥主義者の身体が耐えられるわけがない。
「アイ……!!」
「……あっ!あの!……おねえさま……少し力を緩めていただけると……!」
その言葉に慌ててバッと離れるシュベスター。
「……すまない、アイ。痛かったか?痛かったよな。すまない。
ただお前がまだこの世界に居てくれているということを確認したくて、お前の存在を確かめたくて――」
平謝りする姉。
「――わわ!だいじょうぶですよ!
確かに少し痛かったですが、それ以上におねえさまの身体から愛情が伝わってきました。」
シュベスターはおずおずとサファイアの瞳を見つめる。
◇◆◇
――あぁ、またこの瞳が見られるなんて。
もう目を覚まさないかもしれない。
もう弟は愛らしい笑顔で、可愛らしいまんまるなサファイアの瞳で私をみあげてくれることはないのだろうかと……そう、思っていた。
日が経つごとにその不安は増していった。
最初は無事に戻ってきてくれたことが何より嬉しかった。
しかし胸の中になにか暗い塊のようなものがこびりついていた。そうして、日が経つごとにこころに暗い影が射した。
もう弟は目覚めないのではないかと。
しかしアイは目を覚ましてくれた。
もう弟以外の何もいらないと思っていた。
……しかし私はふと、林間学校に送り出す前にエレクトラとした会話を思い出していた。
◆◆◆
「お母様!本気ですか!?アイを危険が潜んでいるかもしれない林間学校に送り出すなんて!!」
「……シュベスター。落ち着いて……大丈夫だよ。あの林間学校には学園最強の“ナウチチェルカ”をつけている。それに、もしことが起こったならば“パンドラ最強”の“ゲアーター”だっている。何を心配することがあるの?」
エレクトラは自分の子供と話すときだけのやさしい口調と声音だ。
「……ですが、アイに少しでも危険が及ぶなら――」
「――シュベスター。少しは貴女のきょうだいたちを信用したら?それともあの子たちはそんなに頼りにならない?」
「……わかり、ました。ではせめて私もアイに付き添って、林間学校に――」
「――言ったはずだよ。ミルヒシュトラーセ家の人間は、このパンドラ公国で最強だとね。
ふふっ……貴女ももう少し、自分の家族を信頼してみたら?
ほら、アイに迫る危険よりこのお茶菓子でも食べて落ち着いて、久しぶりに母と娘で他愛のない話でもしようよ。母親ってのは何時でも“自分の”子供たちと話したい生き物なんだよ?ほら、こっちにきてとなりに座ってよ、ね?
ほら!久しぶりだからシュベスターの大好きな種類のコーヒーと、お菓子ばっかり用意したんだよ?抱きしめさせてよ~、もうシュベスター不足で死んじゃいそうなの、ね?お菓子も食べさせてあげる。ほらほら、ひざに座ってよ!」
エレクトラの瞳は、声は、ほんとうにやさしい、母の慈愛を宿していた――。
「……ええ。あのお方の思惑として……。
理想はラアルさまが真っ先に逃げ出して、わたくしだけ死ぬ。そして……ミルヒシュトラーセ家の者が殺されたという、新生ロイヤル帝国との戦争の大義名分を得て……戦争反対派……反戦論者を黙らせる。
最悪ラアルさまも亡くなっても、確かに辺境伯派の運営するマンソンジュ軍士官学校が王女を死なせたと責任を追及されるでしょうが……それを勘案してももっと大きな恩恵がある。
……つまり、王女を新生ロイヤル帝国に殺されたからには、公王派黙って入られません。
――そうして、好戦的な辺境伯派とは反対に、保守的な反戦論者の多い公王派の世論を……戦争賛成へと導くことができます。それみたことかと。」
◇◆◇
「……。自分の子を殺してまで、自国の王女を殺してまで……そんなに権力を確かなものにすることが……権力を得ることが大事なの?
……子の命より?
……私には理解できないわ。」
「……ええ、理解できないほうがいいですよ……こんな地球人的な考えは。
……それこそがまだ地獄の瘴気に思想を支配されていない“証左”です。ラアルさまはそのままでいてください。
……哀しいことに、わたくしはこんな推論ができるほど……地球人的ですが……。」
「アイ!私は貴女を地球人的なんて思ったことはないわ!!
……地球の地球人共なんかと自分を同一視しないで……!
あんな外道共なんて貴女と比べるのも烏滸がましいぐらいよ、貴女はもっとずっと素敵で……うつくしいわ……!!」
「……。」
今までずっとアイは母への愛に苦しめられてきた。幼少期に親に一度言われた非道い言葉は、大人になって友が……愛する人が何十回否定してくれても、決してこころから抜けはしないと。その棘は決して……。
――しかし、ラアルと共に過ごしてきて思った。
「ふふっ……ラアルさまは、わたしくが一回自己嫌悪したら……一度親に言われたら、百回……それに『ちがうわっ!』って言ってくださりそうですね……。
……そのことにどれほどわたくしが救われているか、知っていますか?」
ラアルが自分の心に手を当てて神に宣誓するように叫ぶ。
「百回どころじゃないわ!何百回でも何千回でも!!貴女の親が一生貴女を苦しめるなら、貴女がこの先の人生ずっと自己嫌悪をするなら、その百倍は大き声で言ってあげるわ!
“貴女はうつくしい”、
“貴女には生きる価値がある”って!!
貴女が一生死にたいと思いながら生きるなら、私が一生貴女の隣で叫んであげるわ!この生涯をかけて!!」
サファイアから一筋の何かが出でて、それはアイの頬を伝い、シーツを濡らした。
「……あぁ、泣いたらまたお父様に殴られちゃうのに……ラアルさまの前ではわたくし、泣いてばかりですね。これまで人前で泣いたことなんてニ回ぐらいしかなかったのに……。」
男性体でもそれでもラアルよりずっと華奢でちいさなアイの身体をラアルが抱きしめる。
「私の前ではいつでも泣いてもいいのよ。
……私は決して貴女の涙をぬぐったりなんてしない。いつだって貴女を泣かせてあげるわ……。だから、安心して、気が済むまで泣けばいいのよ。」
病室には静かな……しかし確かに音を持った……慟哭が響いた。
◇◆◇
「……むぅ~。ラアルさまには恥ずかしいところばかり見られている気がします。」
アイが唇をとがらせながら言う。
「ふふっ!も~っと恥ずかしいところを見せてもいいのよ?」
ラアルがからかう。
「もう見せませんっ!」
枕に顔を埋めたアイが聞こえるか聞こえないかわからない声量で言った。
「……わたくしの、新しい番が……ラアルさまでよかった……。」
その言葉は確かにラアルに届き、寝込みを襲い無理矢理番にしたという罪悪感を溶かしていった。
「……。
……ええ、……私も……。
……貴女とおんなじ気持ちよ。
私が番であるうちは!絶対に貴女を護りきってみせるわ!!」
その大きな声は病室に響いた。
◇◆◇
病室の扉の前で、左手に花を持ち、右手でノックの姿勢を取っていたはるひは動きを止める。
……そうして、暫く二人のじゃれ合う声を聞いたあとに、静かにその場を立ち去った。
――オシロイバナを一輪だけその場に残して。
◇◆◇
アイは約二週間ほど眠り続けていた。
アイが目覚めたとの報を聞いて、一番に駆けつけたのはシュベスターだった。教練も風紀委員の仕事もほっぽりだして駆けつけたらしい。
勢いよく扉を開けて病室に入った彼女はとても息を切らしていた。
「……アイ!!」
そしてアイをその瞳に捉えると、なりふり構わず近づいて抱きしめる。そしてアイの頭頂部の匂いを嗅いで、身体の全てでアイが生きているということを確かめようとする。その体温で、匂いで、やわらかさで。
「わわっ!おねえさま……!」
アイはあまりの力の強さに目を白黒させる。獣神体の膂力に人間体排斥主義者の身体が耐えられるわけがない。
「アイ……!!」
「……あっ!あの!……おねえさま……少し力を緩めていただけると……!」
その言葉に慌ててバッと離れるシュベスター。
「……すまない、アイ。痛かったか?痛かったよな。すまない。
ただお前がまだこの世界に居てくれているということを確認したくて、お前の存在を確かめたくて――」
平謝りする姉。
「――わわ!だいじょうぶですよ!
確かに少し痛かったですが、それ以上におねえさまの身体から愛情が伝わってきました。」
シュベスターはおずおずとサファイアの瞳を見つめる。
◇◆◇
――あぁ、またこの瞳が見られるなんて。
もう目を覚まさないかもしれない。
もう弟は愛らしい笑顔で、可愛らしいまんまるなサファイアの瞳で私をみあげてくれることはないのだろうかと……そう、思っていた。
日が経つごとにその不安は増していった。
最初は無事に戻ってきてくれたことが何より嬉しかった。
しかし胸の中になにか暗い塊のようなものがこびりついていた。そうして、日が経つごとにこころに暗い影が射した。
もう弟は目覚めないのではないかと。
しかしアイは目を覚ましてくれた。
もう弟以外の何もいらないと思っていた。
……しかし私はふと、林間学校に送り出す前にエレクトラとした会話を思い出していた。
◆◆◆
「お母様!本気ですか!?アイを危険が潜んでいるかもしれない林間学校に送り出すなんて!!」
「……シュベスター。落ち着いて……大丈夫だよ。あの林間学校には学園最強の“ナウチチェルカ”をつけている。それに、もしことが起こったならば“パンドラ最強”の“ゲアーター”だっている。何を心配することがあるの?」
エレクトラは自分の子供と話すときだけのやさしい口調と声音だ。
「……ですが、アイに少しでも危険が及ぶなら――」
「――シュベスター。少しは貴女のきょうだいたちを信用したら?それともあの子たちはそんなに頼りにならない?」
「……わかり、ました。ではせめて私もアイに付き添って、林間学校に――」
「――言ったはずだよ。ミルヒシュトラーセ家の人間は、このパンドラ公国で最強だとね。
ふふっ……貴女ももう少し、自分の家族を信頼してみたら?
ほら、アイに迫る危険よりこのお茶菓子でも食べて落ち着いて、久しぶりに母と娘で他愛のない話でもしようよ。母親ってのは何時でも“自分の”子供たちと話したい生き物なんだよ?ほら、こっちにきてとなりに座ってよ、ね?
ほら!久しぶりだからシュベスターの大好きな種類のコーヒーと、お菓子ばっかり用意したんだよ?抱きしめさせてよ~、もうシュベスター不足で死んじゃいそうなの、ね?お菓子も食べさせてあげる。ほらほら、ひざに座ってよ!」
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