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第二章 藍と学校
61. 部下を背負う者 A man who loves his men.
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「アンタは此処で……!死ねぇ……!!」
女が勢いよく鞭の心を振り被る。そしてそれを目の前の部下に振り下ろそうとするが、鞭にかかった何者かの力により、後ろに転げそうになる。
「……あ……あ……。」
女の顔が血色を失い真っ白になる。
「……ザミール……様。」
◇◆◇
ザミールと呼ばれた男はとても大柄で、筋骨隆々としていた。そして、女が部下を見るときのような目で――つまり塵屑をみるような目で――女を見ていた。
その目で自分が部下にしたことが、今から自分にも起こると悟り慌てて弁明しようとする。
「ザ、ザミール様!これは違うんです!全部此奴が!此奴が悪いんです!ウチは何も――」
ザミールの太い腕が振りかぶられる。
「――まって!待ってください!ウチは!悪うないんです!此奴らが!使えない部下――」
喚き立て懇願する女の顔面に、拳が突き刺さりあまりの腕力に身体ごと地面を転がる。
「ごぎぁあ!!」
「――五月蝿いぞ……ハナシュ……喚き立てるな。耳障りだ。」
そして今度は壁にもたれ掛かり座り込んでいる、息も絶え絶えなローブの男の方の前に屈み込んだ。
◇◆◇
「ようジョンウ……。」
「ザミール様……。」
「聞いたぜぇ?“軽く足止めだけしろ”って命令を無視して、鉄の女と本気で戦り合ったんだってなぁ?」
「……はい。」
ジョンウと呼ばれたローブの男は恐怖で下を向いているので、ザミールの表情は分からない。きっとハナシュの様に塵屑を見る目をしているのだろう……。
「……楽しかったかよ?」
「……!申し訳ありません!俺は――」
「――あーいい、いい、やめろ……“楽しかったか”って、聞いてんだよ。正直に答えろ。」
ジョンウはもう隠し立てはできないと“自分の有りの儘のこころ”を話した。
「はい。……はい……!とても!噂に違わぬ強さで……!闘っていて気分が高揚してしまいました。強者との闘いに、心躍ってしまったのです……!!」
こんな事を言っては自分にも死の制裁が訪れると分かっていたが、言ってしまった。なぜかザミールには嘘を吐きたくなかったのだ。
死を覚悟して目を瞑るが、訪れたのは予想だにしなかった言葉だった。
「……ならいい。」
「……えっ……?」
◇◆◇
思わず顔を上げると、ザミールがニカッと笑っていた。ハナシュの様に部下を蔑む嗤いではなかった。
「楽しかったんだろ?ならいいって言ってんだよ。命令無視してまでヤッた闘いを
『つまんねぇ』
っつったらぶっ飛ばしてたかも知れねが……。
お前が楽しかったんならそれでいい。
……いい顔すんじゃねぇか。本気でよかったみてぇだなぁ?ケケケ。」
ジョンウの頭を大きな手で乱暴にグリグリと撫でながら、今度は少し悪戯っぽく笑う。
「……強かったかよ?鉄の女は?」
ジョンウはつい、親に友達の凄いところを自慢するように目を輝かせながら言ってしまう。
「はい……!はい!それはもう!あの防御と攻撃を一体化させた鉄の姿!ほんとうに手強かったです……!」
「おーぅ、そうかぁ……俺も戦り合ってみてぇもんだなぁ……そいつぁ……。今から楽しみだぜぇ……!
……まぁ、取り敢えず今は帰ぇるぞ。ほら。」
そう言って背中をジョンウに向けて屈み込む。ジョンウは状況が飲み込めなくて、目を白黒させてしまう。
「?……えっと……?あの……?」
◇◆◇
「あぁ?乗れっつってんだよ。そのケガじゃあ立ってるのもやっとだろ?歩いて帰るなんてムリだ。ほら、さっさと乗れ。
しっかし……お前ほどつえぇヤツをここ迄ボロクソにするとはなぁ……鉄の女、ほんとうに楽しみになってきたぜぇ……!」
「で、ですが……!」
「あぁ?ほら、乗れよ。じゃあ命令だ。黙って俺に運ばれとけ。
……それとも“命令無視がお得意の”ジョンウ君は、俺の命令も無視するかぁ……?」
ニタニタと意地悪な笑みを浮かべる。
「わっ!分かりましたよ。では、失礼して……。」
「おう、ん!?……軽っりぃなぁ?もっとメシ食って筋肉つけろよぉ?そんなんじゃあ勝てる戦も勝てねぇぞぉ?」
「……そりゃザミール様の力で持ったら何でも軽いでしょうよ……。」
「おう?そうかぁ?確かに俺は無敵の筋肉を持ってるが……ホメるなホメるな!」
「ハァ……。」
「おれぁ……煽てられると無限に調子に乗るタイプだぜぇ?……おっと。」
殴られて顔面がボロボロになった、ハナシュが倒れている横で立ち止まる。
◇◆◇
「おい……ハナシュ。前にも言ったよなぁ?
『部下に当たり散らすな。』
『部下は守ってやれ。』
部下を心で傷つけるなんて以ての外だ。お前を昇進させた時に言ったよなぁ?俺言ったよな?言った。
『これからお前も部下を率いる立場になるが、必ず覚えとけ。』
『上司ってのぁ……自分の命をかけてでも部下を守り抜くもんだ。』
『部下ってのは、何もお前が偉いからついてくるんじゃあねぇ……お前がそいつ等にとって信頼に値する人間だからついてくるんだ。』
『自分から「この人についていきたい!」って思わせるような行動をしろ。』
『俺らは部下をついてこさせてるんじゃあねぇ……ついてきてもらってる立場だ。その事を努々忘れるなよ。』
そう、言ったよなぁ?……それに、部下を爆弾にして殺すなんざぁ……上司の、いや人間のやることじゃねぇ。
……二度とすんな……分かったか?さもないと――」
ザミールの全身から心が放出される。
「――次はさっきみてぇな腕力だけのやさしい拳じゃなく……“心を込めた拳”でお前をぶっ飛ばす。……覚えとけ。」
そこまで言うと、背中にいる怪我だらけの部下に余計な振動を与えないように、ゆっくりと歩いていく。
◇◆◇
「……つーか“ミルヒシュトラーセの鉄の女”ってよ……。」
「……はい?」
「カッコよくね?」
「はい?」
「んだよ……“二つ名”だよ“二つ名”、男の浪漫だろぉ?“異名”はよぉ。お前も男なら分かんだろ?この浪漫がよぉ?なぁ、ジョンウ?」
「まぁ……カッコいいとは思いますが……。」
「んだよ……ノリわりーなぁ……おっ!そうだ俺にもなんか二つ名つけてくれよ。部下につけてもらえるなんて、これ以上上司冥利に尽きることがあるかぁ?ねぇよなぁ?」
「いや、ザミール様あるじゃないですか……“ザミール・カマラード”といえば、“砂――」
「――違う違う。俺は何処ぞの他人につけられたやつじゃあなくて、かわいい部下にもらった異名を自慢してぇのよ。」
「はぁ……。じゃあ……そうですねぇ……。」
「おっ!いいの期待してるぜぇ?」
「……うーんと……ふーむ……“誠実な犠牲者”……なんてどうでしょう?」
「んー?ん、んー。まぁちとカッコよさには欠けるが……折角かわいい部下がつけてくれた名だ。採用するとしよう。
でも、“誠実”は……まぁうれしいが、“犠牲者ぁ”?この俺が?どういう由来なんだぁ?」
「地獄の文学を読んだことはありますか?そのなかに一冊の不条理文学の傑作があって――」
◇◆◇
結局シュベスター達を襲った謎の組織の人間は、逃げた者以外全員死亡したことにより、正体が掴めなかった。
しらぬいが倒した者たちを尋問しても、彼らは高位貴族に恨みを持つ者たちであること、利用されていただけで何の情報も与えられてはいないということしか分からなかった。
しかし、何者かにミルヒシュトラーセ家の人間、ひいては辺境伯派の人間全てが狙われている可能性があるのなら、林間学校は中止すべきだとシュベスターはエレクトラに伝えたが、母親のある一言によって不承不承納得するしかなかった。
そしてエレクトラも自らの隠された思惑のために、林間学校を中止する訳にはいかなくなったのだった。
◇◆◇
「お母様!本気ですか!?アイを危険が潜んでいるかもしれない林間学校に送り出すなんて!!」
「……シュベスター。落ち着いて……大丈夫だよ。あの林間学校には学園最強の――をつけている。それに、もしことが起こったならば――の――だっている。何を心配することがあるの?」
エレクトラは自分の子供と話すときだけのやさしい口調と声音だ。
「……ですが、アイに少しでも危険が及ぶなら――」
「――シュベスター。少しは貴女のきょうだいたちを信用したら?それともあの子たちはそんなに頼りにならない?」
「……わかり、ました。ではせめて私もアイに付き添って、林間学校に――」
「――言ったはずだよ。ミルヒシュトラーセ家の人間は、このパンドラ公国で最強だとね。
ふふっ……貴女ももう少し、自分の家族を信頼してみたら?
ほら、アイに迫る危険よりこのお茶菓子でも食べて落ち着いて、久しぶりに母と娘で他愛のない話でもしようよ。母親ってのは何時でも“自分の”子供たちと話したい生き物なんだよ?ほら、こっちにきてとなりに座ってよ、ね?
ほら!久しぶりだからシュベスターの大好きな種類のコーヒーと、お菓子ばっかり用意したんだよ?抱きしめさせてよ~、もうシュベスター不足で死んじゃいそうなの、ね?お菓子も食べさせてあげる。ほらほら、ひざに座ってよ!」
エレクトラの瞳は、声は、ほんとうにやさしい、母の慈愛を宿していた――。
女が勢いよく鞭の心を振り被る。そしてそれを目の前の部下に振り下ろそうとするが、鞭にかかった何者かの力により、後ろに転げそうになる。
「……あ……あ……。」
女の顔が血色を失い真っ白になる。
「……ザミール……様。」
◇◆◇
ザミールと呼ばれた男はとても大柄で、筋骨隆々としていた。そして、女が部下を見るときのような目で――つまり塵屑をみるような目で――女を見ていた。
その目で自分が部下にしたことが、今から自分にも起こると悟り慌てて弁明しようとする。
「ザ、ザミール様!これは違うんです!全部此奴が!此奴が悪いんです!ウチは何も――」
ザミールの太い腕が振りかぶられる。
「――まって!待ってください!ウチは!悪うないんです!此奴らが!使えない部下――」
喚き立て懇願する女の顔面に、拳が突き刺さりあまりの腕力に身体ごと地面を転がる。
「ごぎぁあ!!」
「――五月蝿いぞ……ハナシュ……喚き立てるな。耳障りだ。」
そして今度は壁にもたれ掛かり座り込んでいる、息も絶え絶えなローブの男の方の前に屈み込んだ。
◇◆◇
「ようジョンウ……。」
「ザミール様……。」
「聞いたぜぇ?“軽く足止めだけしろ”って命令を無視して、鉄の女と本気で戦り合ったんだってなぁ?」
「……はい。」
ジョンウと呼ばれたローブの男は恐怖で下を向いているので、ザミールの表情は分からない。きっとハナシュの様に塵屑を見る目をしているのだろう……。
「……楽しかったかよ?」
「……!申し訳ありません!俺は――」
「――あーいい、いい、やめろ……“楽しかったか”って、聞いてんだよ。正直に答えろ。」
ジョンウはもう隠し立てはできないと“自分の有りの儘のこころ”を話した。
「はい。……はい……!とても!噂に違わぬ強さで……!闘っていて気分が高揚してしまいました。強者との闘いに、心躍ってしまったのです……!!」
こんな事を言っては自分にも死の制裁が訪れると分かっていたが、言ってしまった。なぜかザミールには嘘を吐きたくなかったのだ。
死を覚悟して目を瞑るが、訪れたのは予想だにしなかった言葉だった。
「……ならいい。」
「……えっ……?」
◇◆◇
思わず顔を上げると、ザミールがニカッと笑っていた。ハナシュの様に部下を蔑む嗤いではなかった。
「楽しかったんだろ?ならいいって言ってんだよ。命令無視してまでヤッた闘いを
『つまんねぇ』
っつったらぶっ飛ばしてたかも知れねが……。
お前が楽しかったんならそれでいい。
……いい顔すんじゃねぇか。本気でよかったみてぇだなぁ?ケケケ。」
ジョンウの頭を大きな手で乱暴にグリグリと撫でながら、今度は少し悪戯っぽく笑う。
「……強かったかよ?鉄の女は?」
ジョンウはつい、親に友達の凄いところを自慢するように目を輝かせながら言ってしまう。
「はい……!はい!それはもう!あの防御と攻撃を一体化させた鉄の姿!ほんとうに手強かったです……!」
「おーぅ、そうかぁ……俺も戦り合ってみてぇもんだなぁ……そいつぁ……。今から楽しみだぜぇ……!
……まぁ、取り敢えず今は帰ぇるぞ。ほら。」
そう言って背中をジョンウに向けて屈み込む。ジョンウは状況が飲み込めなくて、目を白黒させてしまう。
「?……えっと……?あの……?」
◇◆◇
「あぁ?乗れっつってんだよ。そのケガじゃあ立ってるのもやっとだろ?歩いて帰るなんてムリだ。ほら、さっさと乗れ。
しっかし……お前ほどつえぇヤツをここ迄ボロクソにするとはなぁ……鉄の女、ほんとうに楽しみになってきたぜぇ……!」
「で、ですが……!」
「あぁ?ほら、乗れよ。じゃあ命令だ。黙って俺に運ばれとけ。
……それとも“命令無視がお得意の”ジョンウ君は、俺の命令も無視するかぁ……?」
ニタニタと意地悪な笑みを浮かべる。
「わっ!分かりましたよ。では、失礼して……。」
「おう、ん!?……軽っりぃなぁ?もっとメシ食って筋肉つけろよぉ?そんなんじゃあ勝てる戦も勝てねぇぞぉ?」
「……そりゃザミール様の力で持ったら何でも軽いでしょうよ……。」
「おう?そうかぁ?確かに俺は無敵の筋肉を持ってるが……ホメるなホメるな!」
「ハァ……。」
「おれぁ……煽てられると無限に調子に乗るタイプだぜぇ?……おっと。」
殴られて顔面がボロボロになった、ハナシュが倒れている横で立ち止まる。
◇◆◇
「おい……ハナシュ。前にも言ったよなぁ?
『部下に当たり散らすな。』
『部下は守ってやれ。』
部下を心で傷つけるなんて以ての外だ。お前を昇進させた時に言ったよなぁ?俺言ったよな?言った。
『これからお前も部下を率いる立場になるが、必ず覚えとけ。』
『上司ってのぁ……自分の命をかけてでも部下を守り抜くもんだ。』
『部下ってのは、何もお前が偉いからついてくるんじゃあねぇ……お前がそいつ等にとって信頼に値する人間だからついてくるんだ。』
『自分から「この人についていきたい!」って思わせるような行動をしろ。』
『俺らは部下をついてこさせてるんじゃあねぇ……ついてきてもらってる立場だ。その事を努々忘れるなよ。』
そう、言ったよなぁ?……それに、部下を爆弾にして殺すなんざぁ……上司の、いや人間のやることじゃねぇ。
……二度とすんな……分かったか?さもないと――」
ザミールの全身から心が放出される。
「――次はさっきみてぇな腕力だけのやさしい拳じゃなく……“心を込めた拳”でお前をぶっ飛ばす。……覚えとけ。」
そこまで言うと、背中にいる怪我だらけの部下に余計な振動を与えないように、ゆっくりと歩いていく。
◇◆◇
「……つーか“ミルヒシュトラーセの鉄の女”ってよ……。」
「……はい?」
「カッコよくね?」
「はい?」
「んだよ……“二つ名”だよ“二つ名”、男の浪漫だろぉ?“異名”はよぉ。お前も男なら分かんだろ?この浪漫がよぉ?なぁ、ジョンウ?」
「まぁ……カッコいいとは思いますが……。」
「んだよ……ノリわりーなぁ……おっ!そうだ俺にもなんか二つ名つけてくれよ。部下につけてもらえるなんて、これ以上上司冥利に尽きることがあるかぁ?ねぇよなぁ?」
「いや、ザミール様あるじゃないですか……“ザミール・カマラード”といえば、“砂――」
「――違う違う。俺は何処ぞの他人につけられたやつじゃあなくて、かわいい部下にもらった異名を自慢してぇのよ。」
「はぁ……。じゃあ……そうですねぇ……。」
「おっ!いいの期待してるぜぇ?」
「……うーんと……ふーむ……“誠実な犠牲者”……なんてどうでしょう?」
「んー?ん、んー。まぁちとカッコよさには欠けるが……折角かわいい部下がつけてくれた名だ。採用するとしよう。
でも、“誠実”は……まぁうれしいが、“犠牲者ぁ”?この俺が?どういう由来なんだぁ?」
「地獄の文学を読んだことはありますか?そのなかに一冊の不条理文学の傑作があって――」
◇◆◇
結局シュベスター達を襲った謎の組織の人間は、逃げた者以外全員死亡したことにより、正体が掴めなかった。
しらぬいが倒した者たちを尋問しても、彼らは高位貴族に恨みを持つ者たちであること、利用されていただけで何の情報も与えられてはいないということしか分からなかった。
しかし、何者かにミルヒシュトラーセ家の人間、ひいては辺境伯派の人間全てが狙われている可能性があるのなら、林間学校は中止すべきだとシュベスターはエレクトラに伝えたが、母親のある一言によって不承不承納得するしかなかった。
そしてエレクトラも自らの隠された思惑のために、林間学校を中止する訳にはいかなくなったのだった。
◇◆◇
「お母様!本気ですか!?アイを危険が潜んでいるかもしれない林間学校に送り出すなんて!!」
「……シュベスター。落ち着いて……大丈夫だよ。あの林間学校には学園最強の――をつけている。それに、もしことが起こったならば――の――だっている。何を心配することがあるの?」
エレクトラは自分の子供と話すときだけのやさしい口調と声音だ。
「……ですが、アイに少しでも危険が及ぶなら――」
「――シュベスター。少しは貴女のきょうだいたちを信用したら?それともあの子たちはそんなに頼りにならない?」
「……わかり、ました。ではせめて私もアイに付き添って、林間学校に――」
「――言ったはずだよ。ミルヒシュトラーセ家の人間は、このパンドラ公国で最強だとね。
ふふっ……貴女ももう少し、自分の家族を信頼してみたら?
ほら、アイに迫る危険よりこのお茶菓子でも食べて落ち着いて、久しぶりに母と娘で他愛のない話でもしようよ。母親ってのは何時でも“自分の”子供たちと話したい生き物なんだよ?ほら、こっちにきてとなりに座ってよ、ね?
ほら!久しぶりだからシュベスターの大好きな種類のコーヒーと、お菓子ばっかり用意したんだよ?抱きしめさせてよ~、もうシュベスター不足で死んじゃいそうなの、ね?お菓子も食べさせてあげる。ほらほら、ひざに座ってよ!」
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