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第二章 藍と学校
64. まんそんじゅさいきょ〜のチェルせんせ〜! Dr Nauczycielka, The Invincible
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「食材共め……包丁のサビにしてくれるわ……!」
包丁をブンブンと振り回しながら、目をギラギラと光らせてお野菜に迫るラアルさま。
「わー!ラアルさまっ!いけませんっ!めっ!ですよ!刃物をそんなふうに振り回しちゃあダメですっ!」
「うっ……アイ……ごめんなさい。」
「わかってくれればいいんです、いい子いい子。」
ションボリして低くなってしまった頭を背伸びして撫でてみる。
◇◆◇
「じゃあ、わたくしと一緒にやりますよー。まずはコレっ!ネコの手です!こうやって、にゃ~んとネコちゃんみたいに手をまるめて――」
「――クッ……写真機を持ってきていないのが悔やまれるわ……!」
鼻を抑えて顔をそらすラアルさま。
……?
「……こほん。こ、こうかしら……?」
「そうです!よくできましたっ!……じゃあ実際にニンジンを切ってみましょうか。」
ラアルさまが包丁をニンジンにあてがい、ネコの手でそれをおさえる。ちょっと危なっかしいな……。
「後ろから失礼しますね~。」
「――!?」
後からラアルさまの手を握ってたすけようと思ったけど、身長差がありすぎて前が見えない。
「んん~、ふぅっ……これで見える。」
「――!?!?」
ラアルさまの左のワキからきゅぽんっと顔を出してなんとか視界を確保する。
「はい、左手の位置はココで、はい、とんとん、とんとんとん……わぁ~!すごいすごいっ!上手ですよ~ラアルさま!」
「――!?!?!?……まま……。」
――?何か言ったかな?
「ラアルさま?だいじょうぶです?」
「――ハッ!だいじょうぶよ!私の高貴なる自制心でなんとかね!」
「は、はぁ?」
◇◆◇
「次は火を使います!火も刃物とおんなじくらい危ないのでしっかりとちゅういしましょうね~!」
「わかったわっ!」
「切った食材を使って……お肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを入れて、肉に焼き目がついて、玉ねぎがしんなりするまで炒めますよ~。」
「火元にはしっかりと注意して、炒めていきます……!はいっ!おたまをにぎってみてください。」
「こ……こう?」
「はいっ!じゃあいっしょにまぜまぜしましょうねぇ~!」
おたまを握ったラアルさまの手を握る。
「おっふ……。」
「は~い、まぜまぜ、まぜまぜ、とっても上手ですよ~!ラアルさま!はじめてのお料理とは思えませんっ!」
「……ままぁ……。」
◇◆◇
「よしっ!じゃあそろそろ水を入れて煮込みましょーか!ラアルさま?この水をおなべに入れてもらってもいいですか」
「……!大役ね……私にできるかしら……?」
……?めずらしく弱気だなぁ?やっぱりラアルさまでもはじめてのことには緊張するんでしょうか?
「だいじょうぶですよっ!ラアルさまならできますっ!それに!わたくしがそばにおりますのでっ!」
「アッ……アイ……これが結婚……?……よしっ!やるわ、おりゃああぁぁあぁっ!」
すごい掛け声と共にとてもゆっくりと水を入れるラアルさま……がんばって……!
「はっ!どう!?アイ!できたのかしら?私できたのかしらっ?」
不安そうな顔をしているので、背伸びをして頭を撫でてあげる。
「はいっ!大成功ですっ!ラアルさまはすごいですね~!」
「そ、そう……!やったわ!!……いや、まぁこれくらい私にとっては piece of cake《朝飯前》よ! 」
「すごいですっ!すごいですっ!」
そばで作業していたアルちゃんが何か呟いてたが、聞こえなかった。
「……全肯定ママアイちゃん……おそろしい子っ!」
◇◆◇
「では沸騰してアクも取ったことですし……煮込んでいきましょうねぇー。」
「“煮込む”……?」
腰に手をついて考え込んでいるラアルさま。
「どうされましたか?ラアルさま?」
「アイ……さっきは“炒めた”わよね?」
「……?……はい。」
「どっちも火で焼くんだから、“炒める”も“煮込むも、おんなじ”“焼く”じゃないの?」
「ブフォ!!……ゲホゲホ……アハハっ!王女様本気で言ってるんですか??アハハっ!!さっすがオウジョサマはちげぇや!」
「えっ、えっ……私……そんなに変なこと言ったのかしら……?」
お腹を抱えて笑い出すアルちゃん。不安そうなラアルさま。
「こらっ!アルちゃん!めっ!“知らないことがある”っていうだけで人を馬鹿にしちゃいけません!アルちゃんだって、まだ知らないこといっぱいあるでしょう……?」
アルちゃんの両手握って精一杯伝える。
「うっ!……うん。ごめん、王女様がアイちゃん様とイチャイチャしてるからヤキモチ妬いてたの……ごめんね……?」
「謝る相手はわたくしじゃないでしょう……?
ほら……。」
「ごめんなさい……ファンタジア王女殿下。」
「別にいいわよッ……平民にとやかく言われるのなんてなれてるしねっ!ふんっ!」
よかったよかった。でもとやかく言われるのになれてる……か。
「はいっ!2人ともよくできましたっ!」
「はいっ!アイちゃんさままぁ!」
「だれがママですかだれが。
……それでラアルさま。炒めると煮るの違いでしたね。
……よしっ!このアイちゃんせんせーが教えてしんぜましょうっ!カチャリ」
持ってもないメガネをエアーでかける。
「おねがいするわっ!」
「いい返事ですっ!」
◇◆◇
「まずは《焼く~!》アイさんは~……油を引いたり~直接火にかけたりしてぇ~!食材の中まで~《じっくりと》火を通す調理法だって思うな~。
……これはぁ~《肉や魚を焼くとき》に使うよ~。えへんえへん。
そして《え~炒める……ですね、まぁ炒める、ですわ。》
こちらは……えっー、ちょっとの油を使い、ですね……ええ、そして、あー、食材をかき混ぜながらですね、加熱、加熱をしまして、《全体を均一に》熱する調理法……というわけですな。
これはですねぇ……野菜や肉などを《短時間で加熱し、香ばしさ》を出すのによいですね……ええ……。
まぁ、ボクの責任じゃなければね、ええ、煮るなり焼くなり……ええ好きにしてしてもらって、ええ、いいですけどもね、ええ。
最後に……《煮る……だな。》
まぁこれは、水やだしに食材を入れ、長時間かけて加熱する調理法だ。
食材の水分を逃がし、食材を柔らかくしたり、煮汁に旨味を浸透させたりするために使われることが多いな。うん。
3つとも難しい概念だが……まぁ、より食材のいいところを引き出すものだと、そう考えてくれれば理解しやすいと思う。
……どーですかっ!わたくしの“大好きな好きな人たち”のマネをしてみましたっ!どれがだれだか分かりますか~?」
ふふーんっ!と得意になって言ってみる。
「アイの好きな人!?……てことは私!私!私!ね。」
「何いってんですか王女殿下、アイちゃん様の好きな人ですよ……?……“アルちゃん”、“アルタークさん”、“アルターク・デイリーライフ”、に決まってじゃないっすか。」
ラアルさまが自信満々に、アルちゃんが使い終わった調理器具を洗いながら答える。でも。
「ぶぶー、違います。確かに2人のことも大好きですが!……正解は~?」
◇◆◇
「ふむ……最初が、“不知火不知火《ふちかしらぬい》生徒会長”
……最後が、アイたんの姉君であられる“シュベスター風紀委員長”。
……そして、2番目は……このボク、“ナウチチェルカ先生”……というわけかな……?うん。」
予想していなかった声がしてたいそう驚いてしまう。
「チェ……チェルせんせいぃ……。」
頬があつくリンゴみたいになっているのが自分でもわかる。
「いや~、面倒ごとを起こしている生徒がいないかと見回りに来てみれば……意図せず面白いものを見ることができた……。
しかし、ボクがアイたんの“好きな人”とは……いやはや、生徒に好かれるというのは……教師冥利に尽きるじゃあないか……なんだか面映いが、うれしいねぇ……そうは思わないかい?アイたん……?」
いつもの半分閉じたような目だけどわかる……ぜったいに楽しんでる……!
恥ずかしから叫んで逃げ出してしまう。
「わ~ん!ご容赦くださ~い!」
「おやおや、アイたん。“マンソンジュさいきょ~”と名高いこのチェル先生から逃げられると思うのかい……!」
◇◆◇
「デイリーライフ、聞いたことある?ナウチチェルカ先生が学校で最強なんて。」
「ないない、あるわけないですよ。てかあの人いつも眠そーだし、絶対他の先生たちどころか、“氷壁女王”か“女神女王”にもよゆーで負けるんじゃないですか?」
「よねぇ?」
包丁をブンブンと振り回しながら、目をギラギラと光らせてお野菜に迫るラアルさま。
「わー!ラアルさまっ!いけませんっ!めっ!ですよ!刃物をそんなふうに振り回しちゃあダメですっ!」
「うっ……アイ……ごめんなさい。」
「わかってくれればいいんです、いい子いい子。」
ションボリして低くなってしまった頭を背伸びして撫でてみる。
◇◆◇
「じゃあ、わたくしと一緒にやりますよー。まずはコレっ!ネコの手です!こうやって、にゃ~んとネコちゃんみたいに手をまるめて――」
「――クッ……写真機を持ってきていないのが悔やまれるわ……!」
鼻を抑えて顔をそらすラアルさま。
……?
「……こほん。こ、こうかしら……?」
「そうです!よくできましたっ!……じゃあ実際にニンジンを切ってみましょうか。」
ラアルさまが包丁をニンジンにあてがい、ネコの手でそれをおさえる。ちょっと危なっかしいな……。
「後ろから失礼しますね~。」
「――!?」
後からラアルさまの手を握ってたすけようと思ったけど、身長差がありすぎて前が見えない。
「んん~、ふぅっ……これで見える。」
「――!?!?」
ラアルさまの左のワキからきゅぽんっと顔を出してなんとか視界を確保する。
「はい、左手の位置はココで、はい、とんとん、とんとんとん……わぁ~!すごいすごいっ!上手ですよ~ラアルさま!」
「――!?!?!?……まま……。」
――?何か言ったかな?
「ラアルさま?だいじょうぶです?」
「――ハッ!だいじょうぶよ!私の高貴なる自制心でなんとかね!」
「は、はぁ?」
◇◆◇
「次は火を使います!火も刃物とおんなじくらい危ないのでしっかりとちゅういしましょうね~!」
「わかったわっ!」
「切った食材を使って……お肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを入れて、肉に焼き目がついて、玉ねぎがしんなりするまで炒めますよ~。」
「火元にはしっかりと注意して、炒めていきます……!はいっ!おたまをにぎってみてください。」
「こ……こう?」
「はいっ!じゃあいっしょにまぜまぜしましょうねぇ~!」
おたまを握ったラアルさまの手を握る。
「おっふ……。」
「は~い、まぜまぜ、まぜまぜ、とっても上手ですよ~!ラアルさま!はじめてのお料理とは思えませんっ!」
「……ままぁ……。」
◇◆◇
「よしっ!じゃあそろそろ水を入れて煮込みましょーか!ラアルさま?この水をおなべに入れてもらってもいいですか」
「……!大役ね……私にできるかしら……?」
……?めずらしく弱気だなぁ?やっぱりラアルさまでもはじめてのことには緊張するんでしょうか?
「だいじょうぶですよっ!ラアルさまならできますっ!それに!わたくしがそばにおりますのでっ!」
「アッ……アイ……これが結婚……?……よしっ!やるわ、おりゃああぁぁあぁっ!」
すごい掛け声と共にとてもゆっくりと水を入れるラアルさま……がんばって……!
「はっ!どう!?アイ!できたのかしら?私できたのかしらっ?」
不安そうな顔をしているので、背伸びをして頭を撫でてあげる。
「はいっ!大成功ですっ!ラアルさまはすごいですね~!」
「そ、そう……!やったわ!!……いや、まぁこれくらい私にとっては piece of cake《朝飯前》よ! 」
「すごいですっ!すごいですっ!」
そばで作業していたアルちゃんが何か呟いてたが、聞こえなかった。
「……全肯定ママアイちゃん……おそろしい子っ!」
◇◆◇
「では沸騰してアクも取ったことですし……煮込んでいきましょうねぇー。」
「“煮込む”……?」
腰に手をついて考え込んでいるラアルさま。
「どうされましたか?ラアルさま?」
「アイ……さっきは“炒めた”わよね?」
「……?……はい。」
「どっちも火で焼くんだから、“炒める”も“煮込むも、おんなじ”“焼く”じゃないの?」
「ブフォ!!……ゲホゲホ……アハハっ!王女様本気で言ってるんですか??アハハっ!!さっすがオウジョサマはちげぇや!」
「えっ、えっ……私……そんなに変なこと言ったのかしら……?」
お腹を抱えて笑い出すアルちゃん。不安そうなラアルさま。
「こらっ!アルちゃん!めっ!“知らないことがある”っていうだけで人を馬鹿にしちゃいけません!アルちゃんだって、まだ知らないこといっぱいあるでしょう……?」
アルちゃんの両手握って精一杯伝える。
「うっ!……うん。ごめん、王女様がアイちゃん様とイチャイチャしてるからヤキモチ妬いてたの……ごめんね……?」
「謝る相手はわたくしじゃないでしょう……?
ほら……。」
「ごめんなさい……ファンタジア王女殿下。」
「別にいいわよッ……平民にとやかく言われるのなんてなれてるしねっ!ふんっ!」
よかったよかった。でもとやかく言われるのになれてる……か。
「はいっ!2人ともよくできましたっ!」
「はいっ!アイちゃんさままぁ!」
「だれがママですかだれが。
……それでラアルさま。炒めると煮るの違いでしたね。
……よしっ!このアイちゃんせんせーが教えてしんぜましょうっ!カチャリ」
持ってもないメガネをエアーでかける。
「おねがいするわっ!」
「いい返事ですっ!」
◇◆◇
「まずは《焼く~!》アイさんは~……油を引いたり~直接火にかけたりしてぇ~!食材の中まで~《じっくりと》火を通す調理法だって思うな~。
……これはぁ~《肉や魚を焼くとき》に使うよ~。えへんえへん。
そして《え~炒める……ですね、まぁ炒める、ですわ。》
こちらは……えっー、ちょっとの油を使い、ですね……ええ、そして、あー、食材をかき混ぜながらですね、加熱、加熱をしまして、《全体を均一に》熱する調理法……というわけですな。
これはですねぇ……野菜や肉などを《短時間で加熱し、香ばしさ》を出すのによいですね……ええ……。
まぁ、ボクの責任じゃなければね、ええ、煮るなり焼くなり……ええ好きにしてしてもらって、ええ、いいですけどもね、ええ。
最後に……《煮る……だな。》
まぁこれは、水やだしに食材を入れ、長時間かけて加熱する調理法だ。
食材の水分を逃がし、食材を柔らかくしたり、煮汁に旨味を浸透させたりするために使われることが多いな。うん。
3つとも難しい概念だが……まぁ、より食材のいいところを引き出すものだと、そう考えてくれれば理解しやすいと思う。
……どーですかっ!わたくしの“大好きな好きな人たち”のマネをしてみましたっ!どれがだれだか分かりますか~?」
ふふーんっ!と得意になって言ってみる。
「アイの好きな人!?……てことは私!私!私!ね。」
「何いってんですか王女殿下、アイちゃん様の好きな人ですよ……?……“アルちゃん”、“アルタークさん”、“アルターク・デイリーライフ”、に決まってじゃないっすか。」
ラアルさまが自信満々に、アルちゃんが使い終わった調理器具を洗いながら答える。でも。
「ぶぶー、違います。確かに2人のことも大好きですが!……正解は~?」
◇◆◇
「ふむ……最初が、“不知火不知火《ふちかしらぬい》生徒会長”
……最後が、アイたんの姉君であられる“シュベスター風紀委員長”。
……そして、2番目は……このボク、“ナウチチェルカ先生”……というわけかな……?うん。」
予想していなかった声がしてたいそう驚いてしまう。
「チェ……チェルせんせいぃ……。」
頬があつくリンゴみたいになっているのが自分でもわかる。
「いや~、面倒ごとを起こしている生徒がいないかと見回りに来てみれば……意図せず面白いものを見ることができた……。
しかし、ボクがアイたんの“好きな人”とは……いやはや、生徒に好かれるというのは……教師冥利に尽きるじゃあないか……なんだか面映いが、うれしいねぇ……そうは思わないかい?アイたん……?」
いつもの半分閉じたような目だけどわかる……ぜったいに楽しんでる……!
恥ずかしから叫んで逃げ出してしまう。
「わ~ん!ご容赦くださ~い!」
「おやおや、アイたん。“マンソンジュさいきょ~”と名高いこのチェル先生から逃げられると思うのかい……!」
◇◆◇
「デイリーライフ、聞いたことある?ナウチチェルカ先生が学校で最強なんて。」
「ないない、あるわけないですよ。てかあの人いつも眠そーだし、絶対他の先生たちどころか、“氷壁女王”か“女神女王”にもよゆーで負けるんじゃないですか?」
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