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蠱惑の魔剣
仮面の祝祭
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だが、祭りの喧騒は、そんな内面の葛藤を押し流すように、色と音であふれていた。
露店からは香ばしい匂いが漂い、踊り手たちは笑顔で舞い、観客の歓声が波のように広がっていく。
夜風が熱を含み、光と影、笑い声と足音が混ざり合い、世界そのものが祝祭の鼓動を刻んでいるかのようだった。
「……しかし、いつまでステージや出店を続けるつもりなんだ?」
ドラガンは眉をひそめた。
普通の祝祭なら、午後には片付けが始まる。だが、いっこうに終わる気配がない。
警備兵が慌ただしく会場を駆け抜け、ノシロへ確認に走る。
「ああ、奴らの小細工かもしれないな。……無駄な時間稼ぎを」
拳を握る。鈍い痛みがこめかみを突いた。
頭痛をこらえながらも、祭りの熱気に紛れた“異物”を探すように、神経を研ぎ澄ませる。
――何かが、違う。
ふと、視線の先にラゼル王子の姿を見つけた。
いつものように澄んだ瞳。理想と覚悟に満ちた、あのまっすぐな光。
――なのに、胸の奥がざわつく。
微かな違和感。笑みの角度か、呼吸のリズムか。ほんの僅かに、何かが違っていた。
※
夕刻。
露店の商品は売り切れ、片付けが始まる。ステージも休憩に入り、祭りは小さな静けさを取り戻していた。
ドラガンは冒険者たちを観客に紛れ込ませ、王子に危害を与える者がいないか監視を続けていた。
潮風が頬を撫で、遠くから焚き火の匂いが流れてくる。
「ねえねえ、次はあのお菓子食べよう! 早くしないとお店が閉まっちゃうよ!」
「えー、もう腹いっぱいだって」
「じゃあ、一個だけ。……あ、陶器も見たい。夫婦茶碗がいいな」
「ははっ、それなら俺たちがプレゼントしてやるよ!」
ラゼル探索隊の採掘班、ロッカ隊。地元出身の妹分・ヒカリを案内していた。
「何をやってる……緊張感が無いぞ。シシルナ島に毒されてるな」
叱責しようと足を踏み出したドラガンは、立ち止まる。
他の冒険者たちも同じように、どこか浮かれていたのだ。
この祭りには、誰の心も弛ませる力がある。
空気そのものが甘く、光が柔らかい。誰もが安心し、忘れる――この島の夜が、そんな魔力を持っていた。
陽が落ちれば、祝祭の本番――島が一つになる夜が始まる。
それを知ってか、島民たちがさらに会場に押し寄せていた。群れが波のように増え、ざわめきが潮騒に溶けていく。
「島庁に戻るぞ!」
ラゼルが警備兵を伴い、ドラガンとともに島主のもとへ向かう。庁舎はもう目の前だ。
「報告します! ローカンたちの手で、共和国大使と聖王国の司祭が脱走しました! 眠らされてました!」
刑務室長が駆け寄り、息を荒げて報告する。
「お前たちが無事で何よりだ。この島からは脱出できない。慌てることはない」
「追跡を?」
「いや、祝祭が終わってからでいい」
ラゼルの声は落ち着いていた。その静けさに、ドラガンは再び胸のざわめきを覚えた。
ローカンの妻ヒカリをロッカたちに捕らえさせ、罪を償わせよう。
そう決意し、島主の部屋に入る。
監査室長とサガンが待っていた。
「鼠がうろついてましたが、餌に食いつきましたよ。さすがラゼル様です」
島主の血と匂いのついた服を積んだ馬車が、数台、ばらばらな方向に走らせると敵は追って行ったという報告だった。
王子は島主のいる隠し部屋の扉を叩いた。
「ラゼルです。島民がお待ちです。島主殿」
やがて、小さな扉の奥から声がした。
「ああ……少し寝れたよ」
無精髭を生やし、目の窪んだ男が姿を現した。
その表情には、死者の香りが漂っていた。
※
ステージは全ての演目が終わっていた。祝祭を行う広場では全ての屋台の片付けが終わり、多くの島民たちが今や遅しと待っている。
「こんなに島民が集まることはもう無いだろうな」
ガレアとラゼルは、警備されながら裏道からステージに向かう。
「たった一言だ。そうすればこの島の歴史が変わる」
島民たちの手に持った小さな灯籠と、広場の周りの赤々と燃える灯火台。
太陽の最後の光が、シシルナの海に沈むと灯りは少ない。
その代わりに、ステージを照らす魔道具の光がつくはずだ。
誰ともなく、シシルナ島の讃美歌を歌い出す。
美しい少年の声。それはガブリエルの声だった。
観客席は聞き入るように静まり、やがて島民も後をついて歌い出す。
やがて大合唱になり、その声は天に登った。
「ステージの裏を守れ! しっかり守れよ!」
ラゼルが警備隊長に指示を出す。
ドラガンとサルサだけが同行し、彼ら二人をステージに上げた。
「今です」
「ああ」
ガレアは力無く答え、よたよたと高いステージに向けて階段をゆっくりと登っていく。
ステージの手前には、攻撃に備えて柵があり、冒険者が警備をしている。
「おい! 光をつけろ! くそっ、少し様子を見てくる」
予定では、ステージに登ると同時に光の魔術具が使われるはずだ。
「いや、待てば良い」
暗闇の中、主役の二人と、警備の二人。
「やれ!」
小さな声で、ラゼルが言うと、ドラガンとサガンの意識は自分の物では無かった。
その瞬間、突風が吹き、その地にある全ての灯りを吹き消した。登りつつある月も、雲に隠れていた。
※
「裏をかかれた」
ディスピオーネたち、祝祭の現場に急いで戻っていた。怪しいと思いながらも、島主の手掛かりのある血の匂いのついた馬車を手分けして追跡したことが裏目になった。
「たとえ、ガレアが島主をラゼルに譲ると言っても無効にすれば良いだけだ」
「たった、それだけなら良いんだけど……」
メグミは心配げに呟いた。
祝祭の現場に着くと、讃美歌が繰り返し繰り返し謳われている。
「間に合ったのか?」
「いいえ」
その大音響の歌声は全てを掻き消していた。海の漣も、人の悪意も、ステージの戦いも。
ただ、その会場を静かに見守るように、一匹の小さなグリフィンが遥か上空で、旋回していた。
露店からは香ばしい匂いが漂い、踊り手たちは笑顔で舞い、観客の歓声が波のように広がっていく。
夜風が熱を含み、光と影、笑い声と足音が混ざり合い、世界そのものが祝祭の鼓動を刻んでいるかのようだった。
「……しかし、いつまでステージや出店を続けるつもりなんだ?」
ドラガンは眉をひそめた。
普通の祝祭なら、午後には片付けが始まる。だが、いっこうに終わる気配がない。
警備兵が慌ただしく会場を駆け抜け、ノシロへ確認に走る。
「ああ、奴らの小細工かもしれないな。……無駄な時間稼ぎを」
拳を握る。鈍い痛みがこめかみを突いた。
頭痛をこらえながらも、祭りの熱気に紛れた“異物”を探すように、神経を研ぎ澄ませる。
――何かが、違う。
ふと、視線の先にラゼル王子の姿を見つけた。
いつものように澄んだ瞳。理想と覚悟に満ちた、あのまっすぐな光。
――なのに、胸の奥がざわつく。
微かな違和感。笑みの角度か、呼吸のリズムか。ほんの僅かに、何かが違っていた。
※
夕刻。
露店の商品は売り切れ、片付けが始まる。ステージも休憩に入り、祭りは小さな静けさを取り戻していた。
ドラガンは冒険者たちを観客に紛れ込ませ、王子に危害を与える者がいないか監視を続けていた。
潮風が頬を撫で、遠くから焚き火の匂いが流れてくる。
「ねえねえ、次はあのお菓子食べよう! 早くしないとお店が閉まっちゃうよ!」
「えー、もう腹いっぱいだって」
「じゃあ、一個だけ。……あ、陶器も見たい。夫婦茶碗がいいな」
「ははっ、それなら俺たちがプレゼントしてやるよ!」
ラゼル探索隊の採掘班、ロッカ隊。地元出身の妹分・ヒカリを案内していた。
「何をやってる……緊張感が無いぞ。シシルナ島に毒されてるな」
叱責しようと足を踏み出したドラガンは、立ち止まる。
他の冒険者たちも同じように、どこか浮かれていたのだ。
この祭りには、誰の心も弛ませる力がある。
空気そのものが甘く、光が柔らかい。誰もが安心し、忘れる――この島の夜が、そんな魔力を持っていた。
陽が落ちれば、祝祭の本番――島が一つになる夜が始まる。
それを知ってか、島民たちがさらに会場に押し寄せていた。群れが波のように増え、ざわめきが潮騒に溶けていく。
「島庁に戻るぞ!」
ラゼルが警備兵を伴い、ドラガンとともに島主のもとへ向かう。庁舎はもう目の前だ。
「報告します! ローカンたちの手で、共和国大使と聖王国の司祭が脱走しました! 眠らされてました!」
刑務室長が駆け寄り、息を荒げて報告する。
「お前たちが無事で何よりだ。この島からは脱出できない。慌てることはない」
「追跡を?」
「いや、祝祭が終わってからでいい」
ラゼルの声は落ち着いていた。その静けさに、ドラガンは再び胸のざわめきを覚えた。
ローカンの妻ヒカリをロッカたちに捕らえさせ、罪を償わせよう。
そう決意し、島主の部屋に入る。
監査室長とサガンが待っていた。
「鼠がうろついてましたが、餌に食いつきましたよ。さすがラゼル様です」
島主の血と匂いのついた服を積んだ馬車が、数台、ばらばらな方向に走らせると敵は追って行ったという報告だった。
王子は島主のいる隠し部屋の扉を叩いた。
「ラゼルです。島民がお待ちです。島主殿」
やがて、小さな扉の奥から声がした。
「ああ……少し寝れたよ」
無精髭を生やし、目の窪んだ男が姿を現した。
その表情には、死者の香りが漂っていた。
※
ステージは全ての演目が終わっていた。祝祭を行う広場では全ての屋台の片付けが終わり、多くの島民たちが今や遅しと待っている。
「こんなに島民が集まることはもう無いだろうな」
ガレアとラゼルは、警備されながら裏道からステージに向かう。
「たった一言だ。そうすればこの島の歴史が変わる」
島民たちの手に持った小さな灯籠と、広場の周りの赤々と燃える灯火台。
太陽の最後の光が、シシルナの海に沈むと灯りは少ない。
その代わりに、ステージを照らす魔道具の光がつくはずだ。
誰ともなく、シシルナ島の讃美歌を歌い出す。
美しい少年の声。それはガブリエルの声だった。
観客席は聞き入るように静まり、やがて島民も後をついて歌い出す。
やがて大合唱になり、その声は天に登った。
「ステージの裏を守れ! しっかり守れよ!」
ラゼルが警備隊長に指示を出す。
ドラガンとサルサだけが同行し、彼ら二人をステージに上げた。
「今です」
「ああ」
ガレアは力無く答え、よたよたと高いステージに向けて階段をゆっくりと登っていく。
ステージの手前には、攻撃に備えて柵があり、冒険者が警備をしている。
「おい! 光をつけろ! くそっ、少し様子を見てくる」
予定では、ステージに登ると同時に光の魔術具が使われるはずだ。
「いや、待てば良い」
暗闇の中、主役の二人と、警備の二人。
「やれ!」
小さな声で、ラゼルが言うと、ドラガンとサガンの意識は自分の物では無かった。
その瞬間、突風が吹き、その地にある全ての灯りを吹き消した。登りつつある月も、雲に隠れていた。
※
「裏をかかれた」
ディスピオーネたち、祝祭の現場に急いで戻っていた。怪しいと思いながらも、島主の手掛かりのある血の匂いのついた馬車を手分けして追跡したことが裏目になった。
「たとえ、ガレアが島主をラゼルに譲ると言っても無効にすれば良いだけだ」
「たった、それだけなら良いんだけど……」
メグミは心配げに呟いた。
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「間に合ったのか?」
「いいえ」
その大音響の歌声は全てを掻き消していた。海の漣も、人の悪意も、ステージの戦いも。
ただ、その会場を静かに見守るように、一匹の小さなグリフィンが遥か上空で、旋回していた。
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