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二部
迷宮亭に辿り着く
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リコは、ノルドを背負い、シダ通りの迷宮亭に帰ってきた。途中何度も休憩をしていたため、到着した頃にはすっかり夕方になっていた。
「大丈夫?」ノゾミとネラは、ノルドの様子を確認すると、ほっとしたように安心の表情を浮かべた。
「ごめんね、これから夕食の支度と給仕があるから、部屋で休んでて。食事も持っていくわ」
リコは、ヴァルに手紙を持たせて、セラとマルカスの元に向かわせた。
ヴァルは、名残惜しそうにノルドを眺めていたが、リコに「ノルドの一番の薬は、セラ母さんだよ」と言われ、全速力で走り去っていった。
※
「ここはどこ?」ヴァルが去った後、少ししてから、ノルドは目を覚ました。
「傷はないようだが、どこか痛いところはあるかい? 消化に良いものを持ってきたよ!」
ノゾミとネラが立って、彼を覗き込んでいた。
「ありがとうございます。リコは? ヴァルは?」
「ここにいるよ! ヴァルはお使いに出ているわ。元気だから心配しないで」
リコは、ノルドの手を握りながら座り、柔らかく微笑んだ。
「ごめんなさい、モリユ茸を駄目にして。でも生息地は覚えているから、大丈夫です」
「そんなことはどうでもいいわ。何があったの?」
リコから事情は少し聞いているが、それは途中と結末だけ。彼女はノルドが何を抱えているのか、まだ完全には理解していなかった。
「えっと、ビュアン、どこ? ビュアンが……」ノルドは、がくりと肩を落とし、涙をこぼし始めた。
ノゾミとネラはその言葉に戸惑い、何も理解できなかった。リコもまた、ビュアンのことを秘密にしているため、沈黙を守った。
「食べたくなくても、食事をしましょう!」
リコが明るく言うが、ノルドは黙って目を閉じたまま、食べることはなかった。
※
ノルドが泣き疲れて眠った後、ノゾミ達とリコは食堂に向かった。
「地震が止みましたね!」
ネラが話題を作ると、ノゾミが心配そうに顔をしかめた。
「でも、シシルナ岳は、火山。活動が盛んだと、いつか火を噴くかもしれませんね」
この島が火山であることは、ダンジョンに生息する魔物の種類や、下層の地形からも伺い知ることができるらしい。
「でも大丈夫、貴重品とお金は地下倉庫と銀行にありますから、安心して。生きてさえいれば、なんとかなりますわ。それに、火山の絵も描きたいんです」ネラは目を輝かせながら言った。
「赤く燃える溶岩の流れ、噴煙に霞む空、焦げた大地……私、自然の力が作り出す壮大な風景を描くのがずっと夢だったんです」
「そうね、その絵、ぜひ見てみたいわ」ノゾミは、心から興味を持って答えた。
ノゾミとネラは、どちらも芸術家肌で楽天的な性格だった。こだわるところは徹底的にこだわるが、基本的には楽観的でおおらかだった。出会ったときから意気投合し、やがて一緒に暮らすようになった。
もともとノゾミは孤児院仲間のノシロをリーダーに、リジェ、メグミとともにパーティを組み、ダンジョンに潜っていた。冒険者として最低限の力をつけるよう、ニコラに指導を受けていたという。
一方のネラは、旅する画家で、画材のインクを手に入れるために、別のパーティでダンジョンに潜っていた。
「私の命の恩人なの」ネラはそう言って、ノゾミに抱きついた。
「痛いよ、ネラったら」
「それで、他のパーティメンバーは?」リコが恐る恐る尋ねた。
「星になってしまった。私の場合は、材料集めだけの急造のパーティだったから、他の人のことをよく知らなかったの。それが悪いことだとは思わないけれど、最後は命を預け合うものだからね」
「そうですね。いつもの森の延長で考えていました。姉ちゃんである私が止めないといけなかった。セラ母さんにも頼まれていたのに……」
リコは、大声をあげて泣き出した。
※
夜遅く、シダ通りの迷宮亭に、一台の馬車が到着した。
馬車から降り立ったのは、メイド服の女性。
「姉ちゃんも来たの?」ノゾミが声をかけて、後ろに隠れているネラ。
「ああ、うちの子が世話になってるからね。ノルド君はどこ?」メイド服の女、メグミは、不機嫌で厳しい表情で尋ねた。まるで、ノゾミ達に責任があるみたいに。
「少し、お邪魔しますね! マルカスです」馬車の御者をしていた気の良さそうな青年は、変わって優しく微笑んだ。
それから、馬車からもう一人の女性がヴァルに連れられて降り立った。黒衣の、顔にスカーフを被った女性。
彼の笑顔で一瞬緩んだ空気が、張り詰めた空気になった。
ありえない程強い、怖い。普段は抑えているだろう魔力が、感情に支配されている。
メグミは顔面蒼白。ネラは、メグミに爪を立ててしがみついた。
「セラ母さん、ごめんなさい。ノルドは部屋だよ!」リコが彼女に抱きつくと、その魔力は霧散した。
※
「問題ない。ポーションではなく、自然回復を促す魔法がかけられている。かなり高度な技術だ。生命への負担を軽減するための処置だろう」マルカスが診察結果を伝える。
リコはセラの顔を見つめる。
「全部、話して大丈夫よ」メグミ姉妹とネラには席を外してもらった。
リコは、知っている限りのことを詳細に説明する。
「ありがとうね、リコ、ヴァル」
セラは礼を言い、ノルドをそっと抱きしめた。彼が生き延びたことは、奇跡に近い。
「異常種のバインドカズラの生息地に、グリムエイプの大集団……あの状況で、ノルドは最後まで戦ったんだ」
セラは自分の見通しの甘さに、強い怒りを覚えた。
「……だが、契約の破棄か」マルカスが低く重々しく言う。
「ノルドへの負担は大きい」
「マルカス様、ノルドは大丈夫でしょうか?」
「命に別状はない。ただ、契約の影響で生命力が削られている。具体的には……十のうち三ほど、永久に失われた状態だ」
リコが息を呑んだ。
「サナトリウムへ一度入院させよう。契約の影響には姉さんの専門的な診察が必要だ」
「……わかりました。リコ、着替えて食事をしてきなさい。あとは私が見ているわ」
セラがノルドと二人になりたいと察し、リコは静かに席を立った。
「それでは、私は森の岩窪を見てきますよ!」
「私は……」
「セラさんほどではありませんが、私もそれなりの冒険者です。特に夜の森は慣れていますので」
そう言い残し、マルカスも部屋を出て行った。
セラは、眠るノルドをじっと見つめる。
愛しい息子。
そして、静かに呟いた。
「立派よ、ノルド。あなたは誇るべき男よ」
「大丈夫?」ノゾミとネラは、ノルドの様子を確認すると、ほっとしたように安心の表情を浮かべた。
「ごめんね、これから夕食の支度と給仕があるから、部屋で休んでて。食事も持っていくわ」
リコは、ヴァルに手紙を持たせて、セラとマルカスの元に向かわせた。
ヴァルは、名残惜しそうにノルドを眺めていたが、リコに「ノルドの一番の薬は、セラ母さんだよ」と言われ、全速力で走り去っていった。
※
「ここはどこ?」ヴァルが去った後、少ししてから、ノルドは目を覚ました。
「傷はないようだが、どこか痛いところはあるかい? 消化に良いものを持ってきたよ!」
ノゾミとネラが立って、彼を覗き込んでいた。
「ありがとうございます。リコは? ヴァルは?」
「ここにいるよ! ヴァルはお使いに出ているわ。元気だから心配しないで」
リコは、ノルドの手を握りながら座り、柔らかく微笑んだ。
「ごめんなさい、モリユ茸を駄目にして。でも生息地は覚えているから、大丈夫です」
「そんなことはどうでもいいわ。何があったの?」
リコから事情は少し聞いているが、それは途中と結末だけ。彼女はノルドが何を抱えているのか、まだ完全には理解していなかった。
「えっと、ビュアン、どこ? ビュアンが……」ノルドは、がくりと肩を落とし、涙をこぼし始めた。
ノゾミとネラはその言葉に戸惑い、何も理解できなかった。リコもまた、ビュアンのことを秘密にしているため、沈黙を守った。
「食べたくなくても、食事をしましょう!」
リコが明るく言うが、ノルドは黙って目を閉じたまま、食べることはなかった。
※
ノルドが泣き疲れて眠った後、ノゾミ達とリコは食堂に向かった。
「地震が止みましたね!」
ネラが話題を作ると、ノゾミが心配そうに顔をしかめた。
「でも、シシルナ岳は、火山。活動が盛んだと、いつか火を噴くかもしれませんね」
この島が火山であることは、ダンジョンに生息する魔物の種類や、下層の地形からも伺い知ることができるらしい。
「でも大丈夫、貴重品とお金は地下倉庫と銀行にありますから、安心して。生きてさえいれば、なんとかなりますわ。それに、火山の絵も描きたいんです」ネラは目を輝かせながら言った。
「赤く燃える溶岩の流れ、噴煙に霞む空、焦げた大地……私、自然の力が作り出す壮大な風景を描くのがずっと夢だったんです」
「そうね、その絵、ぜひ見てみたいわ」ノゾミは、心から興味を持って答えた。
ノゾミとネラは、どちらも芸術家肌で楽天的な性格だった。こだわるところは徹底的にこだわるが、基本的には楽観的でおおらかだった。出会ったときから意気投合し、やがて一緒に暮らすようになった。
もともとノゾミは孤児院仲間のノシロをリーダーに、リジェ、メグミとともにパーティを組み、ダンジョンに潜っていた。冒険者として最低限の力をつけるよう、ニコラに指導を受けていたという。
一方のネラは、旅する画家で、画材のインクを手に入れるために、別のパーティでダンジョンに潜っていた。
「私の命の恩人なの」ネラはそう言って、ノゾミに抱きついた。
「痛いよ、ネラったら」
「それで、他のパーティメンバーは?」リコが恐る恐る尋ねた。
「星になってしまった。私の場合は、材料集めだけの急造のパーティだったから、他の人のことをよく知らなかったの。それが悪いことだとは思わないけれど、最後は命を預け合うものだからね」
「そうですね。いつもの森の延長で考えていました。姉ちゃんである私が止めないといけなかった。セラ母さんにも頼まれていたのに……」
リコは、大声をあげて泣き出した。
※
夜遅く、シダ通りの迷宮亭に、一台の馬車が到着した。
馬車から降り立ったのは、メイド服の女性。
「姉ちゃんも来たの?」ノゾミが声をかけて、後ろに隠れているネラ。
「ああ、うちの子が世話になってるからね。ノルド君はどこ?」メイド服の女、メグミは、不機嫌で厳しい表情で尋ねた。まるで、ノゾミ達に責任があるみたいに。
「少し、お邪魔しますね! マルカスです」馬車の御者をしていた気の良さそうな青年は、変わって優しく微笑んだ。
それから、馬車からもう一人の女性がヴァルに連れられて降り立った。黒衣の、顔にスカーフを被った女性。
彼の笑顔で一瞬緩んだ空気が、張り詰めた空気になった。
ありえない程強い、怖い。普段は抑えているだろう魔力が、感情に支配されている。
メグミは顔面蒼白。ネラは、メグミに爪を立ててしがみついた。
「セラ母さん、ごめんなさい。ノルドは部屋だよ!」リコが彼女に抱きつくと、その魔力は霧散した。
※
「問題ない。ポーションではなく、自然回復を促す魔法がかけられている。かなり高度な技術だ。生命への負担を軽減するための処置だろう」マルカスが診察結果を伝える。
リコはセラの顔を見つめる。
「全部、話して大丈夫よ」メグミ姉妹とネラには席を外してもらった。
リコは、知っている限りのことを詳細に説明する。
「ありがとうね、リコ、ヴァル」
セラは礼を言い、ノルドをそっと抱きしめた。彼が生き延びたことは、奇跡に近い。
「異常種のバインドカズラの生息地に、グリムエイプの大集団……あの状況で、ノルドは最後まで戦ったんだ」
セラは自分の見通しの甘さに、強い怒りを覚えた。
「……だが、契約の破棄か」マルカスが低く重々しく言う。
「ノルドへの負担は大きい」
「マルカス様、ノルドは大丈夫でしょうか?」
「命に別状はない。ただ、契約の影響で生命力が削られている。具体的には……十のうち三ほど、永久に失われた状態だ」
リコが息を呑んだ。
「サナトリウムへ一度入院させよう。契約の影響には姉さんの専門的な診察が必要だ」
「……わかりました。リコ、着替えて食事をしてきなさい。あとは私が見ているわ」
セラがノルドと二人になりたいと察し、リコは静かに席を立った。
「それでは、私は森の岩窪を見てきますよ!」
「私は……」
「セラさんほどではありませんが、私もそれなりの冒険者です。特に夜の森は慣れていますので」
そう言い残し、マルカスも部屋を出て行った。
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