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「子どもさえ・・・子どもさえできてしまえば!!」
血眼になって、わたくし近寄ってくるネロ。わたくしの方が部屋に先に入って奥側にいたので、出入り口側にネロがいるので、逃げるにしても、かわして行かなければなりません。
(誰か・・・っ、助けてっ!!)
「いやっ!!!離してっ!!」
わたくしはうまくかわそうとしましたが、ドレスを着ていたので、俊敏に動くことができず、ドレスを掴まれてしまいました。
「これで、貴様も、終わりだっ!!!」
すでに婚約者ではありませんが、絶対に人生の伴侶になるべき相手に使わない言葉をわたくしに向けてくるネロ。
(もう、だめ・・・っ)
わたくしが諦めかけた次の瞬間ーーー
「姫っ!!!」
勢いよく扉が開いて、執事のアルファードが入ってきた。
「なんだっ、貴様はっうぐぅ」
アルファードは入った瞬間に、状況を察してくれたようで、わたくしの身の危険を察知し、一瞬でネロまで間合いを詰めて、ネロの腕を捻り、わたくしを解放してくれました。
「あがあががががああああっ」
ネロはあっという間に、床に押さえつけられました。
「大丈夫でしたか?お嬢様」
さっきのアルファードは流石に慌てていたらしい。姫なんて呼んでくれましたが、今は涼しげな言い方でお嬢様と呼んできました。まるで、下に押さえつけているネロなんて、ザコでしかないといった余裕すら感じてしまいました。
「ええ、でも貴方のおかげよアルファード。本当にありがとうございました」
わたくしは高まった鼓動と息を落ち着かせようとしながら、アルファードにお礼を言いました。
「気をつけてくださいませ、ヴィクトリアお嬢様。こんな短絡的な男と二人・・・。貴女様が聡明で機転のきく素晴らしいお方であることは私も知ってますし、それは自身でも自覚が終わりでしょう。しかしながら、世の男性なら誰しもが心を奪われるであろうその美貌も、どうか自覚なさいませ」
「それは・・・貴方にも言えるのかしら? アルファード」
冗談を言って余裕を取り戻したいところです。
「・・・お戯れを」
アルファードの気高く綺麗な肌に少し朱色が差しました。
その後、衛兵が彼を取り押さえ、連れて行った。
国王の危篤に名家のネロとこのような形になってしまうことは、内紛の恐れがあるので避けたかったですが、あのような卑劣な行為を行おうとしてきたネロを穏便に対処することはもうできません。
私とアルファードはお父様の体調が落ち着くのを待って、報告に行きました。
血眼になって、わたくし近寄ってくるネロ。わたくしの方が部屋に先に入って奥側にいたので、出入り口側にネロがいるので、逃げるにしても、かわして行かなければなりません。
(誰か・・・っ、助けてっ!!)
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わたくしはうまくかわそうとしましたが、ドレスを着ていたので、俊敏に動くことができず、ドレスを掴まれてしまいました。
「これで、貴様も、終わりだっ!!!」
すでに婚約者ではありませんが、絶対に人生の伴侶になるべき相手に使わない言葉をわたくしに向けてくるネロ。
(もう、だめ・・・っ)
わたくしが諦めかけた次の瞬間ーーー
「姫っ!!!」
勢いよく扉が開いて、執事のアルファードが入ってきた。
「なんだっ、貴様はっうぐぅ」
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「あがあががががああああっ」
ネロはあっという間に、床に押さえつけられました。
「大丈夫でしたか?お嬢様」
さっきのアルファードは流石に慌てていたらしい。姫なんて呼んでくれましたが、今は涼しげな言い方でお嬢様と呼んできました。まるで、下に押さえつけているネロなんて、ザコでしかないといった余裕すら感じてしまいました。
「ええ、でも貴方のおかげよアルファード。本当にありがとうございました」
わたくしは高まった鼓動と息を落ち着かせようとしながら、アルファードにお礼を言いました。
「気をつけてくださいませ、ヴィクトリアお嬢様。こんな短絡的な男と二人・・・。貴女様が聡明で機転のきく素晴らしいお方であることは私も知ってますし、それは自身でも自覚が終わりでしょう。しかしながら、世の男性なら誰しもが心を奪われるであろうその美貌も、どうか自覚なさいませ」
「それは・・・貴方にも言えるのかしら? アルファード」
冗談を言って余裕を取り戻したいところです。
「・・・お戯れを」
アルファードの気高く綺麗な肌に少し朱色が差しました。
その後、衛兵が彼を取り押さえ、連れて行った。
国王の危篤に名家のネロとこのような形になってしまうことは、内紛の恐れがあるので避けたかったですが、あのような卑劣な行為を行おうとしてきたネロを穏便に対処することはもうできません。
私とアルファードはお父様の体調が落ち着くのを待って、報告に行きました。
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