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5浮気相手 キャサリン視点
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ふふふっ、どうかしら、私の第二の策の効き目は。
ようやくメリーの顔が絶望に変わりました。
(身分に相応しいその顔。とっても、素敵よ?)
「出て行けっ!!」
「そうよ、そうよ、出て行きなさいよっ!!」
好機と見た私の派閥のみなさん。ちらちら私の顔色を窺ってきますが、大丈夫ですよ。ちゃーんと、見返りは差し上げますから。
(あぁ、素晴らしい・・・これが、「力」なのね)
か・い・か・んっ。
私の指示通り多くの貴族が私にとって邪魔なメリーに罵声をぶつけてくれます。
(そう、私が白と言えば、黒も白に変わるのよ。残念だったわね、メリー)
私の派閥でなかった貴族の皆さんの中には私の策略だって気づいている方もちらほらいるけれど、そんな怯えなくてもいいのよ? だって、私の怖さをわかって、従ったとしてもちゃーんと、それなりに可愛がって差し上げますから。
まぁ、私が可愛いから言うことを聞いて欲しいですけれど、恐怖による支配もちょっと楽しそうかしら。メリーさんは私が何してもめげないから、ストレスばかり溜まりましたけれど、イジメたらちゃんと悲しい顔をしてくれるイジメがいがある子はイジメてあげようかしら・・・。例えば・・・ナンシーさん。あなたとか。
睨むようにメリーを見ていたナンシーがもう後ろめたい顔をしている。形勢は私に傾いたから大勢には影響ないのだろうけど、いけませんねぇ。そんな顔をしていれば、私がつかせた嘘がバレる可能性があるじゃない。あなたも優秀だと思っていたけれど、どうやら、イジメるサンドバッグとしてしか、役に立たないかしら?
(まっ、良い顔しているから、楽しめそうね。ふふふっ)
ナンシーもメリーもとてもいい顔をしている。仲がいい二人が片方の一言で傷つき合うなんて愉快なのでしょう。
「随分と、盛り上がっているみたいだね」
この声は・・・
「ルーカスっ!?」
兄であるエドワードがいち早く気が付きました。そう、あの男は第二王子ルーカス様。第一王子であるエドワード様よりも賢く、正義感が強い男。王とエドワード様がメリーを選んだから、私は彼に近づいた。まぁ、顔も悪くないし、彼となら、もっとスマートにこの国を乗っ取れると思った。
(なのに・・・)
ルーカス様には致命的な欠陥があった。
『へぇ・・・、メリー様はそんなにすごいんだ』
私が要領の悪い女だと言えば言うほど、メリーに興味を持った。女性選びのセンスが壊滅的なのだ。理想を言えば、女性選びのセンスはエドワード様を真似してほしいと何度思ったことか・・・。
私は危険だと思ったから、エドワード様にルーカス様を呼ばないように言った。それなのに、なぜ、この方がここへ来たんだ?
私は嫌な予感がした。
ようやくメリーの顔が絶望に変わりました。
(身分に相応しいその顔。とっても、素敵よ?)
「出て行けっ!!」
「そうよ、そうよ、出て行きなさいよっ!!」
好機と見た私の派閥のみなさん。ちらちら私の顔色を窺ってきますが、大丈夫ですよ。ちゃーんと、見返りは差し上げますから。
(あぁ、素晴らしい・・・これが、「力」なのね)
か・い・か・んっ。
私の指示通り多くの貴族が私にとって邪魔なメリーに罵声をぶつけてくれます。
(そう、私が白と言えば、黒も白に変わるのよ。残念だったわね、メリー)
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まぁ、私が可愛いから言うことを聞いて欲しいですけれど、恐怖による支配もちょっと楽しそうかしら。メリーさんは私が何してもめげないから、ストレスばかり溜まりましたけれど、イジメたらちゃんと悲しい顔をしてくれるイジメがいがある子はイジメてあげようかしら・・・。例えば・・・ナンシーさん。あなたとか。
睨むようにメリーを見ていたナンシーがもう後ろめたい顔をしている。形勢は私に傾いたから大勢には影響ないのだろうけど、いけませんねぇ。そんな顔をしていれば、私がつかせた嘘がバレる可能性があるじゃない。あなたも優秀だと思っていたけれど、どうやら、イジメるサンドバッグとしてしか、役に立たないかしら?
(まっ、良い顔しているから、楽しめそうね。ふふふっ)
ナンシーもメリーもとてもいい顔をしている。仲がいい二人が片方の一言で傷つき合うなんて愉快なのでしょう。
「随分と、盛り上がっているみたいだね」
この声は・・・
「ルーカスっ!?」
兄であるエドワードがいち早く気が付きました。そう、あの男は第二王子ルーカス様。第一王子であるエドワード様よりも賢く、正義感が強い男。王とエドワード様がメリーを選んだから、私は彼に近づいた。まぁ、顔も悪くないし、彼となら、もっとスマートにこの国を乗っ取れると思った。
(なのに・・・)
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私は危険だと思ったから、エドワード様にルーカス様を呼ばないように言った。それなのに、なぜ、この方がここへ来たんだ?
私は嫌な予感がした。
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