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透さんの家族
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「いらっしゃい!海斗くん」
お袋のニコニコした顔が飛び込んできた。
「…っはじっめまして…小沢海斗です」まだハスキーの声で答えると「いやぁーハスキーなのね。かわいい声」と言われてしまい。顔を赤くして俯いてしまった。
「いいからもう…上がっていい?」
「もちろん、どうぞ」
通された部屋には大きなソファーとテーブルが置いてあって、社長が真ん中に座っていた。
「初めまして、小沢海斗ですっ。今日は…お時間を作っていただきありがとうございます」緊張で声が震える中、深く深くお辞儀をしていると
「小沢くん、そんな緊張しないで座りなさい」と声をかけてくれた。
「海斗、これちょっと離して……」
「あっ………」
親父、お袋これ買ってきたから食べて」俺が握りしめてた紙袋を透さんがそっと外して渡してくれた…せっかく手土産の渡し方とか動画で勉強したのに…何やってるんだ僕は…
透さんに促されて浅く腰掛けたら思ったよりも柔らかいソファーに身体が沈んだ「…っ」震える脚をなんとか踏ん張り腰掛けた。
透さんが「海斗、身体ガチガチ」そう言って背中を摩ってくれた。
「わざわざ来てくれてありがとう。会いたかったの…海斗くんに…しかも私の大好きな三谷の大福なんて嬉しいわ」お母さんから喜んでもらって嬉しかった。
「所で…海斗とのことなんだけど、この前、話した通り海斗をいずれ俺の秘書にすること、俺達の関係を公にしたいと思うけどいい?」
緊張でお父さんの顔もお母さんの顔も見れず俯いてると
「小沢くんは透でいいのかい?」優しく問いかけられた。
「あっはい。こんな僕にいつも優しくしてくれて…これからもずっと一緒にいたいと思っています」
透さんの顔を見ると微笑んでくれた。
「あらあら。羨ましいわ。ねぇ誠さん。しかもペアリングまで付けてるのね。透、ちゃんと海斗くんのこと泣かせたりしないって約束できる?これからちゃんと守ってあげられるの?」
「それは…」
「だって…やっぱり色々と言う人もいると思うの…男同士だとか、社長の息子だからとか…でもね、大事な人1人守れないのに会社なんて守れるわけがない。社長になるって、たくさんの人の人生も守らなきゃいけないのよ」
「分かっています。海斗のことはちゃんと守ります。海斗が1番大事なんです。大切に幸せにしてあげたい。もちろん会社のことも…必ず守って見せます」
透さんの言葉が嬉しくて涙ぐんてしまっていたら。ドアが開いて
「透…よく言った。ちゃんと約束守れよ!」
「里中の叔父さん…、しかも佐伯の叔父さん、智子叔母さんまで?」
「えっ…常務?えっ…」
「初めましてかな?佐伯です。こっちは家内の智子、透の母親と智子が姉妹なんだ。」
「海斗くん久しぶりだね」
佐伯常務に、この前会ったマスター兼弁護士の里中さんがいた。
「初めまして小沢っ海斗です。よろしくお願いします。里中さん、お久しぶりです。この前はありがとうっございましたっ」
「あれ?海斗くん、その声…っておい透!お前本当に…まぁいい。仲良くやってるんだな」
あぁ…声でバレてしまった…めちゃくちゃ恥ずかしい…
「叔父さん、詮索するのはやめてください。悪い癖ですよっ」
「あぁ…悪い。それで兄さんと姉さんは2人のこと認めたって受け取っていいの?」
里中さんが透さんの両親に視線を向けた。何を言われるかドキドキしていると…透さんのお父さんが口を開いた。
「あぁ…2人が想い合っているなら別に俺は…まぁ優太を見てきたから拒否感とかは感じてないから。それに…こんなに透が海斗くんを大事に思ってるんだ。それに反対する事はないだろう?なぁ幸子?」
「海斗くんはいいの?本当に…これから大変なことがあるかもしれない。それに…海斗くんのご両親にはちゃんと話しているの?」
「………」
両親のことを聞かれて答えられなかった。親がいないことをどういう風に言えばいいのか…膝の上に置いてた手を握りしめていると、その上から透さんの大きくて温かい手が乗せられた。宥めるようにポンポンと叩きながら
「海斗の両親は亡くなってて、親戚とも疎遠だそうだ。だから俺が海斗の家族になりたい。親父やお袋にも海斗の親になって欲しい。お願いします」
そう頭を下げてくれたので僕も一緒に頭を下げた。
「海斗くん、辛いこと思い出させちゃったのね。ごめんなさいね」
透さんのお母さんが横に来て抱きしめれた。お母さんの温もりを感じて僕は少し泣いてしまった…「グスッ」と鼻を啜ったら「もういいだろ」と透さんに腕を引っ張られ胸に顔を埋めてしまった。
「おいおい。透、そんな独占欲丸出しで嫌われるぞ」と里中さんの声が聞こえた。
「海斗が泣く場所は俺のところって決まってんだよ、叔父さん」と言われたら、ますます顔を上げられなくなり顔が熱く感じた。
「はいはい、わかったわ。海斗くんこんな息子でごめんね」
両親のことはそのあと誰からも聞かれることはなかった…今はそれでいい。いつか両親のことを言えるようになればいい…
「夕飯、食べていかない?」お母さんから声をかけてもらったが正直、社長と常務とご飯を食べるなんて絶対に喉を通らないと思っていたら「この後、予定あるから…なっ海斗」…予定?そんなの聞いてないなぁーと思いながら帰ろうと席を立った。すると…
「小沢くん、これから色んなことがあると思う。良いことも、悪いことも…でも2人で助け合って頑張ってほしい。今はまだ2人のことを公にするのは待とう。時期をみてちゃんとそういう場を持つから、もう少し待っていてくれないか?」
「親父、反対なのか?」
「反対はしていない。むしろ賛成してる。ただやはり…カミングアウトは慎重にすべきだろう」
「すみませんっ」
咄嗟に謝ってしまった。男同士じゃなければ…堂々と発表できたのに…なんで、僕たちは男同士なんだろう…
お袋のニコニコした顔が飛び込んできた。
「…っはじっめまして…小沢海斗です」まだハスキーの声で答えると「いやぁーハスキーなのね。かわいい声」と言われてしまい。顔を赤くして俯いてしまった。
「いいからもう…上がっていい?」
「もちろん、どうぞ」
通された部屋には大きなソファーとテーブルが置いてあって、社長が真ん中に座っていた。
「初めまして、小沢海斗ですっ。今日は…お時間を作っていただきありがとうございます」緊張で声が震える中、深く深くお辞儀をしていると
「小沢くん、そんな緊張しないで座りなさい」と声をかけてくれた。
「海斗、これちょっと離して……」
「あっ………」
親父、お袋これ買ってきたから食べて」俺が握りしめてた紙袋を透さんがそっと外して渡してくれた…せっかく手土産の渡し方とか動画で勉強したのに…何やってるんだ僕は…
透さんに促されて浅く腰掛けたら思ったよりも柔らかいソファーに身体が沈んだ「…っ」震える脚をなんとか踏ん張り腰掛けた。
透さんが「海斗、身体ガチガチ」そう言って背中を摩ってくれた。
「わざわざ来てくれてありがとう。会いたかったの…海斗くんに…しかも私の大好きな三谷の大福なんて嬉しいわ」お母さんから喜んでもらって嬉しかった。
「所で…海斗とのことなんだけど、この前、話した通り海斗をいずれ俺の秘書にすること、俺達の関係を公にしたいと思うけどいい?」
緊張でお父さんの顔もお母さんの顔も見れず俯いてると
「小沢くんは透でいいのかい?」優しく問いかけられた。
「あっはい。こんな僕にいつも優しくしてくれて…これからもずっと一緒にいたいと思っています」
透さんの顔を見ると微笑んでくれた。
「あらあら。羨ましいわ。ねぇ誠さん。しかもペアリングまで付けてるのね。透、ちゃんと海斗くんのこと泣かせたりしないって約束できる?これからちゃんと守ってあげられるの?」
「それは…」
「だって…やっぱり色々と言う人もいると思うの…男同士だとか、社長の息子だからとか…でもね、大事な人1人守れないのに会社なんて守れるわけがない。社長になるって、たくさんの人の人生も守らなきゃいけないのよ」
「分かっています。海斗のことはちゃんと守ります。海斗が1番大事なんです。大切に幸せにしてあげたい。もちろん会社のことも…必ず守って見せます」
透さんの言葉が嬉しくて涙ぐんてしまっていたら。ドアが開いて
「透…よく言った。ちゃんと約束守れよ!」
「里中の叔父さん…、しかも佐伯の叔父さん、智子叔母さんまで?」
「えっ…常務?えっ…」
「初めましてかな?佐伯です。こっちは家内の智子、透の母親と智子が姉妹なんだ。」
「海斗くん久しぶりだね」
佐伯常務に、この前会ったマスター兼弁護士の里中さんがいた。
「初めまして小沢っ海斗です。よろしくお願いします。里中さん、お久しぶりです。この前はありがとうっございましたっ」
「あれ?海斗くん、その声…っておい透!お前本当に…まぁいい。仲良くやってるんだな」
あぁ…声でバレてしまった…めちゃくちゃ恥ずかしい…
「叔父さん、詮索するのはやめてください。悪い癖ですよっ」
「あぁ…悪い。それで兄さんと姉さんは2人のこと認めたって受け取っていいの?」
里中さんが透さんの両親に視線を向けた。何を言われるかドキドキしていると…透さんのお父さんが口を開いた。
「あぁ…2人が想い合っているなら別に俺は…まぁ優太を見てきたから拒否感とかは感じてないから。それに…こんなに透が海斗くんを大事に思ってるんだ。それに反対する事はないだろう?なぁ幸子?」
「海斗くんはいいの?本当に…これから大変なことがあるかもしれない。それに…海斗くんのご両親にはちゃんと話しているの?」
「………」
両親のことを聞かれて答えられなかった。親がいないことをどういう風に言えばいいのか…膝の上に置いてた手を握りしめていると、その上から透さんの大きくて温かい手が乗せられた。宥めるようにポンポンと叩きながら
「海斗の両親は亡くなってて、親戚とも疎遠だそうだ。だから俺が海斗の家族になりたい。親父やお袋にも海斗の親になって欲しい。お願いします」
そう頭を下げてくれたので僕も一緒に頭を下げた。
「海斗くん、辛いこと思い出させちゃったのね。ごめんなさいね」
透さんのお母さんが横に来て抱きしめれた。お母さんの温もりを感じて僕は少し泣いてしまった…「グスッ」と鼻を啜ったら「もういいだろ」と透さんに腕を引っ張られ胸に顔を埋めてしまった。
「おいおい。透、そんな独占欲丸出しで嫌われるぞ」と里中さんの声が聞こえた。
「海斗が泣く場所は俺のところって決まってんだよ、叔父さん」と言われたら、ますます顔を上げられなくなり顔が熱く感じた。
「はいはい、わかったわ。海斗くんこんな息子でごめんね」
両親のことはそのあと誰からも聞かれることはなかった…今はそれでいい。いつか両親のことを言えるようになればいい…
「夕飯、食べていかない?」お母さんから声をかけてもらったが正直、社長と常務とご飯を食べるなんて絶対に喉を通らないと思っていたら「この後、予定あるから…なっ海斗」…予定?そんなの聞いてないなぁーと思いながら帰ろうと席を立った。すると…
「小沢くん、これから色んなことがあると思う。良いことも、悪いことも…でも2人で助け合って頑張ってほしい。今はまだ2人のことを公にするのは待とう。時期をみてちゃんとそういう場を持つから、もう少し待っていてくれないか?」
「親父、反対なのか?」
「反対はしていない。むしろ賛成してる。ただやはり…カミングアウトは慎重にすべきだろう」
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