鬼上司と秘密の同居

なの

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誕生日パーティー

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「透さんおはよう。お誕生日おめでとう」
今日はとうとう透さんの誕生日だ。今日は早くに起きて朝ごはんも作ってみた。

「海斗おはよう。早いな」
そう言った透さんの手を引いてリビングに連れていった。

「海斗これは?」
僕が作ったホットサンドとサラダ、ヨーグルトが並んでいる。

「透さんの誕生日だから今日は僕がやるから。顔洗って来て」僕はキッチンでスープを温めてる間にコーヒーを淹れる。
僕はコーヒーが飲めないけれど、透さんは毎朝飲むのでコーヒーメーカーの使い方は覚えた。

「透さん今日は休みで誕生日なのにごめんね」

どうした?なんで謝る?朝から海斗の手料理食べられるの嬉しいのに」

「だって今日、スクールあるんだもん。休みだったら良かったのに」

「そのスクールだって俺の為だろ。本当にありがとうな」

「そんな事ないよ。自分で決めたんだし。それより覚えてる?今日は学さんのお店に18時だからね」

「あぁ…でもなんで学ぶの店?海斗なら他の店を予約してると思ったけど」

「だって、僕たちの出会った場所でしょ。楽しみにしててね」

「わかったよ。楽しみにしてる」

透さんに送ってもらってスクールに行ったけど、パーティのことが楽しみで、勉強に身が入らなかったことは透さんには内緒だ。





「海斗、支度できたか?」

「もうちょっと待ってて。すぐ行きます」
僕たちはこれから学さんのお店に行く。透さんには内緒だけど、学さんの店にはみんな集合してくれてるはずだから。楽しみだな。
学さんのお店に着く頃、悠人に連絡を入れた。

「透さん、今日は楽しみましょうね」

「そうだな」
透さんがドアを開けると

『浅井、お誕生日おめでとう』
派手なクラッカーの音と同時にみんなの声が響いた。

「海斗?」

「びっくりした?学さんにお願いして、みんなに集まってもらったの」
そこには、学さんと悠人、小倉さんと優太さん、四ノ宮さんと西原さん、デルと何故か平井も一緒にいた。

「みんなありがとう。まぁお祝いしてもらえる歳じゃないけどな」

「まぁ海斗から声がかかったからな、みんな集まれたよ」と小倉さんが言うと

「そうそう海斗くんのお誘いなら来るよね~」と優太さん

「浅井の誕生日なんて忘れてたよ」
四ノ宮さんらしい。

「じゃあ乾杯の音頭はデルでいいよね」西原さんがそう言って、学さんと悠人が注いでくれたシャンパンを持った。

「透、これから一生、海斗を泣かすなよ。幸せになれカンパーイ」

『カンパーイ』
みんなでグラスを合わせ一口飲むと柑橘系の爽やかな味が広がった。

学さんと悠人が頑張ってくれた料理もたくさん乗っていた。
ローストビーフやピンチョス、ピザやパエリア、カルパッチョなどどれもこれも見た目も美味しそう。

「透さん、何食べます?」

「いや海斗、とってあげるから、どれがいい?」

「今日は透さんが主役なんですから。僕が取ります」

「海斗を甘やかすのが、俺の楽しみなんだから」そう言いながら、お皿にどんどん乗せて渡してくれた。結局、やってもらってしまった。

「そういえば、どうして平井もいるんだ?海斗が呼んだのか?」

「ううん。デルは誘ったけど…あ!平井、どうしているの?デルに誘われたの?」

「部長、お誕生日おめでとうございます。俺は部外者だから…と言ったんですが、デルが一緒に行こうって言われて。すみません。便乗させてもらって…」

「いや、別にいいよ。楽しんでくれ」

「ありがとうございます。部長、小沢と仲良さそうですね。羨ましいです」

「だろ?」急に肩を抱かれてびっくりすると

「ご馳走様です。じゃあ俺あっちで飲んできます」平井はデルの所に行ってしまった。

「アイツら仲良さそうだな」

「そうなんだよね。この前も一緒にいるし、なんか気が合うみたいだよ」

「そうか…最近、よく仕事を一緒にしてるのを目にするが…そうか」

「ねぇ~浅井…聞いてよ。四ノ宮がしつこい」

「またか…西原も大変だな」

「涼太、寂しいじゃん。エスカルゴ食べよう」

僕はエスカルゴが苦手なんだってば!食べれないの。あの見た目が」

「見た目は目をつぶればなんとかなる。バターとニンニクの味付け、マジ最高なんだって。1回食べれば病みつきになるから」

「四ノ宮、しつこいよ」

「四ノ宮さん、僕…食べたことないです。エスカルゴ?ってかたつむり?」

「えっ食べたことないの?」

「はい…」

「じゃあ海斗くん行こう」

四ノ宮さんに取り分けてもらってはじめてエスカルゴを食べてみた。
「おいしい」

「だろ?ワインに合うんだ」

「本当です。このスパークリングワインによく合います。でも…僕も見た目、好きじゃないです」

「見た目も大事だけど、俺はやっぱり味だな」

「海斗、エスカルゴ初めてだったんだな」

「はい。美味しくて2個も食べちゃいました」

「それならよかった。他にも食べたがことがない料理あるかもな」

「ほんと学さんって料理上手ですよね…」
みんなでワイワイと食べて飲んだ。いよいよ透さんへのプレゼントを渡すときがきた。
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