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プレゼント
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僕はあれからどんなプレゼントをあげようか考えていた。
でも悩めば悩むほど分からなくなったそんな時
「海斗、明日商談があるから久しぶりにネクタイピン付けようと思うけどどれがいい?ネクタイと合わせてよ」と声をかけられた。
僕はストライプのネクタイとシンプルなネクタイピンを選んだ。
「いいセンスだな。明日はこれで頑張れそうだ」
そういえば透さんは願掛けなのか大きな商談の時にはネクタイピンを付ける。普段は付けないことが多いのに…これから副社長になればそういう場所に行くことも多いのかもしれない。
よし!プレゼントはネクタイピンにしようと思ったが…僕はネクタイピンを付けたことがないので、どれがいいのかよく分からない。そこでこの前オーダーメイドスーツをお願いした林さんに連絡した。
「あれ?海斗さん、どうなさいました?」
「林さんすみません。実はネクタイピンを探してて」
「ネクタイピン?」
「あっはい。透さんの誕生日プレゼントなんです」
「そうなんですね。それなら…」と林さんの知り合いのお店を教えてくれた。
「ありがとうございます」
「素敵な誕生日をお祝いしてあげてくださいね」
林さんに教えてもらったお店は隠れ家みたいな感じがいいお店だった。
「いらっしゃいませ」
細身のスーツを纏ってメガネをかけた男性に声をかけられた。
「林さんから聞いて来ました。小沢です」
「あぁ君が…ようこそ」
そこにはネクタイピンの他にもたくさんのネクタイや小物などが置いてあった。
「ネクタイピンを探してるって聞いたけど、好みとか好きなデザインとかある?」
「特になくて…でもネクタイピンをプレゼントしたいんです」
そう答えると、ネクタイピンを贈る意味は「あなたを支えたい」というんです。上司の方に贈るのには失礼がなくていいと思いますよ。と教えたのに、僕は思わず上司じゃなくて恋人なんです。と言ってしまった。
言ったあと気まずい空気になるかと思ったが、それならば一緒にカフスボタンはいかがですか?と
「カフス?ボタン?」
「はい。こちらの商品なんですが、正式にはカフリンクスといってワイシャの袖口を留めるアクセサリーなんです。ネクタイピンとお揃いでプレゼントするのもいいと思います。それに、このプレゼントする意味は…」
「私を抱きしめて」という意味も含まれてるんですよ。なので好きな男性へのプレゼントにおすすめです。と教えてもらった時にはちょっと…というかかなり恥ずかしくなってしまった…
僕は色々な商品から、シルバーのネクタイピンとお揃いのデザインのカフスボタンを選んだ。それぞれに誕生石のサファイアが埋め込まれている。
「名入れもできますが、いかがですか?」
と言われて思わず入れてもらった。
「T.K」と…名入れのプレゼントなんてしたことなんてなかったけど…僕からの初めてのプレゼントだからきっと使ってもらえるかな?
箱に入れて綺麗にラッピングしてもらって、僕はそのまま学さんのお店に向かった。
今日は透さんが接待で遅くなるから学さんのお店に行って待っててと言われてたので助かった。
「こんばんは」
「いらっしゃい。待ってたよ」
「海斗、元気だった?」
学さんと悠人に迎えられた。
「学さん、これ預かっておいてもらえますか?」
「やっと買ってきたか」
「なかなか買えなくて…でもいいのが見つかったんです」
「何にしたんだ?」
「ネクタイピンとカフスボタンです」
「喜んでもらえるといいな。まぁ浅井だったら海斗からのプレゼントならなんだって喜びそうだけどな。とりあえずこれは当日まで保管しとくから」
「お願いします」
普通なら家にプレゼントを隠しておくんだろうけど、掃除とか片付けをしてくれる透さんにすぐにバレてしまうと考えて学さんの店に置いてもらうことにしたのだ。
「学さん、みんなは大丈夫ですか?」
「あぁ…みんな楽しみにしてるって言ってたぞ。こんな歳になって誕生日パーティーなんてやるなんて思ってなかったけどな」
「海斗、僕と学さんもプレゼント買ったんだよーね?」
「あぁ…悠人のセンスを楽しみにしてろよ」
「学さんも悠人もありがとう。誕生日楽しみだね。学さんの料理も楽しみにしてます。ちゃんと請求してくださいね」
「何言ってんだお前は、これは残りの4人に請求するから心配するな。あぁ…デルもくるんだったか。じゃあ5人で割り勘してもらうから心配するな」
「いいんですか?でもなんかみんなにも悪いし…」
「こんな機会でもないと会わないし、海斗が浅井と付き合わなければ俺たちだってこんなに頻繁に会わなかっただろうし…また友情っていう絆ができたからな」
「いいなぁー友達いっぱいで…ねぇ悠人」
「海斗、お前も俺もその仲間に入れてもらってるんだぞ。ねぇ学さん」
「そうだ。俺たちの友情は悠人と海斗が俺と浅井の恋人だから、もっと強くなったんだ。浅井だってそう思ってると思うぞ」
「ありがとう。学さん。それにしてもお腹すいた。透さんまだかな?」
「先、食べるか?今日は生姜焼きだ」
「食べる。その前にビール」
「わかった。学さん、僕が持っていくね」
透さんの誕生日パーティーはもうすぐだ。
でも悩めば悩むほど分からなくなったそんな時
「海斗、明日商談があるから久しぶりにネクタイピン付けようと思うけどどれがいい?ネクタイと合わせてよ」と声をかけられた。
僕はストライプのネクタイとシンプルなネクタイピンを選んだ。
「いいセンスだな。明日はこれで頑張れそうだ」
そういえば透さんは願掛けなのか大きな商談の時にはネクタイピンを付ける。普段は付けないことが多いのに…これから副社長になればそういう場所に行くことも多いのかもしれない。
よし!プレゼントはネクタイピンにしようと思ったが…僕はネクタイピンを付けたことがないので、どれがいいのかよく分からない。そこでこの前オーダーメイドスーツをお願いした林さんに連絡した。
「あれ?海斗さん、どうなさいました?」
「林さんすみません。実はネクタイピンを探してて」
「ネクタイピン?」
「あっはい。透さんの誕生日プレゼントなんです」
「そうなんですね。それなら…」と林さんの知り合いのお店を教えてくれた。
「ありがとうございます」
「素敵な誕生日をお祝いしてあげてくださいね」
林さんに教えてもらったお店は隠れ家みたいな感じがいいお店だった。
「いらっしゃいませ」
細身のスーツを纏ってメガネをかけた男性に声をかけられた。
「林さんから聞いて来ました。小沢です」
「あぁ君が…ようこそ」
そこにはネクタイピンの他にもたくさんのネクタイや小物などが置いてあった。
「ネクタイピンを探してるって聞いたけど、好みとか好きなデザインとかある?」
「特になくて…でもネクタイピンをプレゼントしたいんです」
そう答えると、ネクタイピンを贈る意味は「あなたを支えたい」というんです。上司の方に贈るのには失礼がなくていいと思いますよ。と教えたのに、僕は思わず上司じゃなくて恋人なんです。と言ってしまった。
言ったあと気まずい空気になるかと思ったが、それならば一緒にカフスボタンはいかがですか?と
「カフス?ボタン?」
「はい。こちらの商品なんですが、正式にはカフリンクスといってワイシャの袖口を留めるアクセサリーなんです。ネクタイピンとお揃いでプレゼントするのもいいと思います。それに、このプレゼントする意味は…」
「私を抱きしめて」という意味も含まれてるんですよ。なので好きな男性へのプレゼントにおすすめです。と教えてもらった時にはちょっと…というかかなり恥ずかしくなってしまった…
僕は色々な商品から、シルバーのネクタイピンとお揃いのデザインのカフスボタンを選んだ。それぞれに誕生石のサファイアが埋め込まれている。
「名入れもできますが、いかがですか?」
と言われて思わず入れてもらった。
「T.K」と…名入れのプレゼントなんてしたことなんてなかったけど…僕からの初めてのプレゼントだからきっと使ってもらえるかな?
箱に入れて綺麗にラッピングしてもらって、僕はそのまま学さんのお店に向かった。
今日は透さんが接待で遅くなるから学さんのお店に行って待っててと言われてたので助かった。
「こんばんは」
「いらっしゃい。待ってたよ」
「海斗、元気だった?」
学さんと悠人に迎えられた。
「学さん、これ預かっておいてもらえますか?」
「やっと買ってきたか」
「なかなか買えなくて…でもいいのが見つかったんです」
「何にしたんだ?」
「ネクタイピンとカフスボタンです」
「喜んでもらえるといいな。まぁ浅井だったら海斗からのプレゼントならなんだって喜びそうだけどな。とりあえずこれは当日まで保管しとくから」
「お願いします」
普通なら家にプレゼントを隠しておくんだろうけど、掃除とか片付けをしてくれる透さんにすぐにバレてしまうと考えて学さんの店に置いてもらうことにしたのだ。
「学さん、みんなは大丈夫ですか?」
「あぁ…みんな楽しみにしてるって言ってたぞ。こんな歳になって誕生日パーティーなんてやるなんて思ってなかったけどな」
「海斗、僕と学さんもプレゼント買ったんだよーね?」
「あぁ…悠人のセンスを楽しみにしてろよ」
「学さんも悠人もありがとう。誕生日楽しみだね。学さんの料理も楽しみにしてます。ちゃんと請求してくださいね」
「何言ってんだお前は、これは残りの4人に請求するから心配するな。あぁ…デルもくるんだったか。じゃあ5人で割り勘してもらうから心配するな」
「いいんですか?でもなんかみんなにも悪いし…」
「こんな機会でもないと会わないし、海斗が浅井と付き合わなければ俺たちだってこんなに頻繁に会わなかっただろうし…また友情っていう絆ができたからな」
「いいなぁー友達いっぱいで…ねぇ悠人」
「海斗、お前も俺もその仲間に入れてもらってるんだぞ。ねぇ学さん」
「そうだ。俺たちの友情は悠人と海斗が俺と浅井の恋人だから、もっと強くなったんだ。浅井だってそう思ってると思うぞ」
「ありがとう。学さん。それにしてもお腹すいた。透さんまだかな?」
「先、食べるか?今日は生姜焼きだ」
「食べる。その前にビール」
「わかった。学さん、僕が持っていくね」
透さんの誕生日パーティーはもうすぐだ。
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